わたしはかもめ2012年鴎の便り(2月)

便

2月6日

ロッテ・藤岡、井口から“見逃し三振”奪う[サンスポ]

ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が沖縄・石垣島キャンプの6日、フリー打撃に初登板。井口資仁内野手(37)から“見逃し三振”を奪うなど、55スイングで安打性の当たりは8本と圧倒した。また西武の宮崎・南郷キャンプでも、ドラフト1位の十亀剣投手(24)=JR東日本=がフリー打撃に初登板。日大の先輩、ヤクルト・館山昌平投手(30)直伝の“ロークオーター投法”を披露した。

最後の1球。藤岡は井口の内角低めへ全力で投じた。審判も「ストライク!」とコールする勢いで“見逃し三振”に仕留め、初の実戦を終えた。「審判がいきなり大声を出したので、気持ちが盛り上がった。テレビで見ていた選手と対戦できて嬉しかったです。球の回転と制球を意識して、内角にも投げられました」。

看板選手の井口、プロ15年目の渡辺正に直球ばかり80球を投げ、55スイングで安打性の当たりは8本。中でも井口には39球を投げ、安打性の打球は4本。12ファウルと詰まらせ、見逃しのストライクも5つ奪った。

井口は「球を低めに集めていたし、自分もフリー打撃初日で当てるのに必死だった。変化球も交えて緩急をつけたら面白い」と絶賛だ。

「最初は緊張からか力みがあったがすぐ修正できた。試合でも見せられるはずだ」と西村監督は及第点をつけた。初登板で、黄金左腕が上々のスタートを切った。

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ロッテ・中後、大乱調68球も前向き![サンスポ]

D2位・中後(近大)も打撃投手で清田と伊志嶺に直球を計68球。清田には初球からボール球を8連投する大乱調。安打性の当たりも計14本許したが「球は最初からいっていなかったが、これが全てではない。打撃投手は始めたばかり」と前を向いた。西村監督は「プロの打者を前に緊張したのだろう」とかばった。

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打者より防護ネットに苦戦…変則左腕・中後、大乱調[スポニチ]

ロッテのドラフト2位左腕・中後(なかうしろ=近大)が初めてフリー打撃に登板したが、大荒れの内容となった。清田、伊志嶺に直球のみ計68球投じたが、うち24球がボール。清田には初球から8球連続ボール、伊志嶺に対しては打球を避ける防護ネットに当ててしまう「消える魔球」など、制球に苦しんだ。

腕の振りがいつもよりぎごちなかった。スリークオーターとサイドで投げ分ける変則左腕は「清田さんには全然入らなかった。打撃投手ならストライクを入れなければいけないですよね…」と恐縮しきりだった。リリースポイントが低い中後は、目の前にL字形の防護ネットを置いてのフリー打撃は大学時代もほとんど敬遠してきたという。この日は本来より高い位置で投じたため微妙な感覚が狂ってしまった。

それでも、最速151キロ左腕の片りんは見せた。鋭くえぐる内角球にのけぞった清田は「外角に抜けた後、内角を突いてくる球は本当にエグかった」と表現。西村監督も「差し込む球もあった。オープン戦では相手に恐怖感を与えると思う」と荒れ球も有効との見方を示した。本領発揮は防護ネットのない実戦となりそうだ。

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藤岡、井口から見逃し“三振”奪う、フリー打撃初登板[スポニチ]

ロッテ・ドラフト1位の藤岡(東洋大)もフリー打撃に初登板。井口、渡辺正を相手に直球のみ計80球を投じ、安打性の打球を8本に抑えた。

規定の15分間のラスト。井口と1打席の対戦を想定して投げ込んだ。1ストライクから1球ボールを挟み、見逃し2球で「三振」。最後は内角低めにきっちり制球し、「力まず6、7割で投げた。井口さんは名前がある方で緊張したけど、最後はいい球がいった」とうなずいた。視察したソフトバンクの高島覚スコアラーは「バランスを崩さずフォームに力みがない。近年の杉内(巨人)に似ている」と警戒していた。

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藤岡、圧巻!初フリー登板で井口K斬り!…ロッテ[報知]

ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が6日、沖縄・石垣島キャンプで初めてシート打撃に登板した。井口、渡辺正を相手に、全て直球で80球。安打性の当たりはわずかに8本に抑え込んだ。特に井口からは“三振”も奪うなど、圧巻の投球を披露。西村監督も11日の紅白戦登板を示唆し、開幕ローテ入りへ一歩も二歩も前進した。

その瞬間、18.44メートルの間に流れる空気が変わった。藤岡にとってプロ初のシート打撃登板。最後の打者は井口だった。初球。「ストライク」。試合さながらのコールで投手としての本能にスイッチが入った。「審判が乗せてくれたので」とメジャーも経験した強打者を抑えにかかる。1ボール2ストライクと追い込んだ4球目。「今日の中では一番」という直球が内角低めへ。「緊張したけど、球の回転も良く投げられた」と“奪三振”に納得の表情を見せた。

視察に訪れたライバルも絶賛するしかない。ソフトバンクの高島スコアラーは「球の伸び、回転ともにある。打者も差し込まれる感じ」と、ファウルを打たせた25球を評価。「非常にフォームのバランスがいい。バランスの良さは杉内に似ている」と、通算103勝の左腕を引き合いに、称賛を惜しまなかった。

新人王本命の左腕。指揮官の期待も大きい。ネット裏から視線を送った西村監督は「最初は力みもあったけど、すぐに修正できた」と、先発投手として不可欠な修正能力を評価した。11、12日に行われる紅白戦に向けて「まだ予定の段階」としながら「どちらかで投げさせたい。体調に問題がなければ(11日も)あるんじゃないか」と示唆。以前から「2ケタ勝利、それ以上できる力はある」と公言しており、開幕ローテ奪取へ強烈アピールとなった。

藤岡自身も11日の登板は織り込み済みだ。「行けと言われたら行く。開幕ローテも最低限の目標なので」。ファンのサイン攻めに応じる姿には、すでにローテーション投手の風格が漂っていた。

井口
「低めの球がピッときていたし、球の伸びがよかった。低めにきっちりきていたし。球のきれいさは杉内っぽい感じ。すごくきれいな回転の球を投げますね。」

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鈴木大地、8日合流[ニッカン]

インフルエンザA型に感染し、離脱中のロッテのドラフト3位、鈴木大地内野手(22=東洋大)が8日の練習から別メニュー調整で合流することになった。6日、西村徳文監督(52)が「8日からの2日間の動きを見て、オフの10日もできるようだったらやって、11日から全体に合流できれば」とプランを明かした。

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西村監督「藤岡よくなってる」[ニッカン]

ロッテのドラフト1位藤岡貴裕投手(22=東洋大)が初めて打撃投手を務め、井口、渡辺正を相手に直球ばかり80球を投げ、安打性の当たりを8本に抑えた。即戦力と期待される左腕は「内角を攻められた。球の回転と制球を意識して、コースに投げられた」と満足そうだった。

期待のルーキーに、西村監督は「最初は緊張からか力みがあったが、すぐ修正できた。日に日に良くなっている」と評価した。

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2年目小池、1軍デビュー誓う[ニッカン]

プロ2年目のロッテ小池翔大捕手(23)が今季1軍デビューを誓った。6日早朝の恒例の声出しで「昨年は1試合も1軍の試合に出られませんでした。今年は少しでも上の試合で活躍したいと思います!」と叫んだ。昨季は即戦力として期待されながら1軍出場できなかった悔しさを、今季にぶつける。

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