わたしはかもめ2012年鴎の便り(2月)

便

2月11日

紅白戦:白組6−6紅組(石垣市野球場)

1234567R
紅組00105006
白組02001216

◇打撃成績

打順守備名前
1伊志嶺422
2鈴木412
3今江311
4大松300
5指捕金澤310
6角中310
7塀内320
8捕指田中310
9早坂311
29106
打順守備名前
1岡田422
2根元420
3清田411
4ホワイトセル200
5細谷420
6青野211
7渡辺正300
8小池311
9工藤331
29126

◇投手成績

名前
中後31452
益田2821
木村21053

名前
藤岡31121
中郷21275
山本徹2610

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藤岡上々145キロ[ニッカン]

ロッテのドラフト1位左腕、藤岡貴裕(22=東洋大)が「完成品」ぶりを披露した。11日の紅白戦で先発し、実戦初登板。最速145キロを記録し、1発も浴びたが、3回を2安打2奪三振1失点と上々の内容だった。視察した他球団スコアラーからは完成度の高い素材に絶賛の声が相次いだ。

ベビーフェースに似合わず「ヨシ!」と、うなりながら投じるボールの力は本物だった。2回の金沢にこの日最速となる145キロを連発。3回に早坂から143キロの外角直球で空振り三振を奪った1球は「今日はあまり球が走っていなかった。でも早坂さんへの直球は指にかかっていた」と自らも合格点を与えた。縦スライダーを中心に変化球もキレ、精度がよく、大崩れしないタイプだ。

ネット裏にはソフトバンク、楽天、阪神、ヤクルトの4球団のスコアラーが集結。最高級の言葉を並べたのはヤクルト片岡スコアラーだった。「超完成品。フォームは教科書に載せたいぐらい。制球もいいし、球の出どころの見づらさは成瀬に似ている。ここまで完璧な大卒投手は初めて見た。巨人沢村も球自体は一級品だったけど、バラツキがあった。直球に力が出てきたら2ケタは軽い」と称賛は止まらなかった。

3回2死の伊志嶺の右越え弾は風にも乗った部分はある。だが甘んじず「外のボールが甘く入った」と課題と受け止めた。次回は18、19日のいずれかの紅白戦に登板とみられる。「今日は40点ぐらい。空振りが全然取れなかった。徐々に上げてオープン戦でしっかり投げたい」。藤岡の求める理想は高い。

西村監督
「四球から崩れるタイプじゃない。試合をつくれる力を持っている。でも本塁打のボールは高いし、追い込まれてからも打たれていた。厳しい?それだけ期待しているということですよ。」
阪神太田スコアラー
「直球は速いし、テンポもいいし、キレもある。(被弾の)結果は度外視していい。チームには報告します。『打てません』と(笑)。シーズンに入れば、もっとよくなる。」
ソフトバンク高島スコアラー
「ピークじゃないのに安定感とコントロールが素晴らしい。ダルビッシュじゃないけど球種が多いのも有利。素晴らしい完成度。」
球数打者球種球速結果
1伊志嶺直球138ボール
2直球140空振り
3直球142見逃し
4スライダー122ボール
5直球140ファウル
6直球143ファウル
7スライダー120ボール
8直球139ファウル
9カーブ117遊ゴ
10鈴木カットボール129ボール
11直球見逃し
12カーブ114見逃し
13直球141三邪
14今江直球137ボール
15直球139遊ゴ
16大松直球143ボール
17カーブ118ファウル
18直球135一ゴ
19金澤カットボール134ファウル
20直球142ボール
21直球145ファウル
22直球145ファウル
23スライダー124空振り三振
24角中カーブ113ボール
25直球143見逃し
26カーブ117見逃し
27スライダー122右安
28塀内直球140見逃し
29直球139ファウル
30カットボール133ボール
31カーブ116ファウル
32直球141ファウル
33カーブ114三飛
34田中カーブ111ボール
35直球139見逃し
36カットボール128ボール
37直球138三飛
38早坂直球143見逃し
39直球136ボール
40カーブ118見逃し
41直球143空振り三振
42伊志嶺カーブ117ボール
43カットボール129ボール
44直球142ファウル
45直球142右本
46鈴木直球141ボール
47直球124見逃し
48カーブ115ファウル
49直球139ファウル
50スライダー121二ゴ

◇鈴木、復帰&一掃打

インフルエンザから復帰直後のドラフト3位鈴木大地内野手(22=東洋大)が適時打デビューした。2番遊撃手で出場。5回無死二、三塁からカーブを引きつけて右越え二塁打を放ち、走者を一掃した。「1本出てホッとしました」と笑顔。遊撃手不在の中で阪神太田スコアラーは「レギュラーを取るのでは」と力を認めていた。

◇中後、外スラは絶品

ドラフト2位左腕の中後悠平(22=近大)も先発し、3回5安打2失点。課題の制球は四球から失点するなどバラツキが目立った。だが左打者に対する外角へのスライダーは絶品で3個の見逃し三振。「リリースが課題。でもいい方向に来てると思う」。同4位の益田直也(22=関西国際大)はルーキー組で最速の146キロをマークし、2回2安打2失点。清田に直球で勝負するなど強気だった。

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ロッテ・藤岡は最高!4球団スコアラー絶賛[サンスポ]

ロッテのドラフト1位左腕・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が石垣島キャンプの11日、紅白戦初戦に先発登板。3回、伊志嶺翔大外野手(23)に右越えソロを浴びたものの、3回を投げて2安打2三振1失点に抑えた。4球団のスコアラーは絶賛。注目のルーキーが実戦デビューで好スタートを切った。

今季最大のルーキー、藤岡が好発進を切った。白組先発で3回を無四球1失点。堂々の実戦デビューを飾った。「納得のいく投球ができなくて50点です。でも、いいもの、悪いものが分かった。投げ込めば戻る」。

自己評価は辛口だったが、初の実戦経験は収穫となった。フォーク、横のスライダーを封印。主軸の3番今江は遊ゴロに、4番大松もきっちり一ゴロに抑えた。

打者11人に対し50球を投げ、MAXは145キロ。3回、伊志嶺に142キロの直球を右翼芝生席に運ばれた以外は、危なげない投球だった。

ネット裏では楽天、阪神など4球団のスコアラーが視察。ヤクルト・片岡スコアラーは「一言で超完成品、非の打ち所がない。沢村(巨人)は球にばらつきがあったけど、狙ったところに球がいく大学生は初めて」と目を見開いた。ソフトバンク・高島スコアラーも「当然先発枠に入る。球威、球のキレは一級品だ」と警戒感を高めた。

それでも、藤岡は目標を高く設定。「プロは甘い球を見逃さない。当てる技術もすごいので、しっかり空振りを取れるようにしたい」。ベールを脱いだ黄金左腕はさらに腕を磨く。

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ロッテD2左腕・中後、収穫の3K[サンスポ]

紅組先発のロッテD2位・中後(近大)は、3回5安打2失点。1四球を与え「制球が課題なのに四球を与えたから40点です」と辛口評価。しかし、4番ホワイトセルらから3三振を奪った左腕は「左打者から嫌がられる投手になりたいので、それはよかった」と収穫を口にした。

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ロッテ・大谷がインフルエンザA型[サンスポ]

ロッテ・大谷智久投手(26)が11日、石垣市内の病院でインフルエンザA型と診断され、練習を休んだ。

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偵察スカウトも絶賛の嵐…ロッテ・藤岡やっぱり特A級[スポニチ]

昨秋ドラフトで3球団が競合した153キロ左腕の実力は本物だった。ロッテのドラフト1位・藤岡(東洋大)が紅白戦に初登板し、3回2安打1失点。伊志嶺に右越えソロを浴びたが、直球は145キロを計測し、カーブ、スライダーの制球力も抜群だった。

スタンドには4球団の偵察隊が陣取った。ヤクルト・片岡大蔵スコアラーが「超完成品。大学生でここまで出来上がっている投手は初めて見た」と驚き、ソフトバンク・高島覚スコアラーは「評判以上。似たタイプの杉内より球種が多い。制球もいいのでダルビッシュのように多彩な組み立てができる」と絶賛した。

それでも藤岡は不満顔だ。「今日は球が走ってなかった。自己採点は40点」。全50球で空振りが5球だったのが理由だ。ただ、たった1球の好感触が指先に残った。3回1死、早坂を空振り三振に仕留めた142キロの外角直球だ。「ある程度投げ込んでいけば自分の球は戻ってくる」。自信の裏返しともいえた。

即戦力と期待する西村監督も「これからもっといいものを見せてくれるはず」と断言する。昨季、最下位に沈んだチームの救世主になる可能性は高い。

鈴木
「これまでインフルエンザに感染して練習できなかったので球が速く見えた。藤岡を打てなかったのは少し悔しいが、安打が1本出たことにはホッとしている。」(藤岡との東洋大ルーキー対決は2打数無安打も、5回に右越え2点二塁打)

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地元で燃えた!伊志嶺、藤岡に洗礼弾「打ててよかった」[スポニチ]

地元・沖縄出身のロッテ・伊志嶺が大活躍だ。紅組の1番で出場し4打数2安打。3回には藤岡の直球を右方向へ運ぶと、打球は風にも乗ってスタンドイン。プロの洗礼を浴びせ「藤岡の球は勢いがあった。ただ、開幕スタメンで使ってもらえるようになりたいので、打ててよかった」と笑った。

キャンプ地・石垣島の隣にある宮古島で生まれ育ち、スタンドからの歓声はこの日一番。西村監督は「(伊志嶺のように)どの選手も、首脳陣だけではなく、ファンにもアピールして欲しいね」と話していた。

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中後、3回2失点に反省も…“左キラー”の片鱗[スポニチ]

藤岡と先発で投げ合ったロッテのドラフト2位・中後(近大)は「有利なカウントにしながら安打を打たれてしまった」と、3回5安打2失点に反省しきり。それでも左の変則サイドとあって左のホワイトセルから2三振を奪い、左キラーの片鱗は見せた。

またドラフト4位・益田(関西国際大)は2番手で2回2安打1失点。「自分の力量を知りたかった」と5回2死二塁でスライダーのサインに首を振り、清田に直球を投げて中前適時打を浴びた。それでも最速146キロの力強さでアピールしていた。

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ドラ1・藤岡は「超完成品」4球団007脱帽「打てません」…ロッテ[報知]

ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が11日、沖縄・石垣島キャンプで初の紅白戦に先発。3回を2安打1失点2奪三振の好投を見せた。初実戦で上々のデビューを飾り、視察に訪れた4球団のスコアラーから絶賛の声が相次いだ。

3回2死。大学でもチームメートだった鈴木を二ゴロに打ち取ると、藤岡はホッとしたようにベンチへ駆け出した。唯一の失点は、その前の伊志嶺に投じた「少し甘く入った」という失投による右越え本塁打のみ。「調子は良くなかった」と振り返りながらも、最速は145キロをマーク。プロとの初対決で最少失点に抑える好内容だった。西村監督も「序盤は硬さもあったけど、2回、3回と普段通りのボールを投げてくれた。プロと初めてにしてはよくやった」と高評価を与えた。

指揮官以上に熱視線を送ったのがライバル球団だった。ヤクルト、阪神、ソフトバンク、楽天のスコアラーが集結。ネット裏からチェックしたヤクルト・片岡スコアラーは「一言で言うと超完成品。巨人の沢村には球のバラつきがあったけど、彼は狙ったところに投げられる」とたたえた。阪神・太田スコアラーは「交流戦で対戦もあるけど、上には『打てません』って報告しておきますよ」と、早くもお手上げ状態だった。

周囲の騒がしさをよそに新人左腕は冷静だった。「今日は球が走らなかった。40点くらい。空振りが全然取れなかったし、徐々に上げていかないと」。キャンプ中に再度、紅白戦に登板する予定。大物ルーキーの実力は、こんなものじゃない。

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ドラ2・中後、乱調!3回2失点ホロ苦デビュー…ロッテ[報知]

藤岡とは対照的に、ドラフト2位の中後悠平投手(22)=近大=は、3回5安打2失点のホロ苦先発デビューとなった。2回には課題の制球が乱れ、四球からの3連打を浴びて2点を献上。「制球はいつもより悪かった。満足はいきません」。

だが、奪三振は藤岡を上回る3。主砲のホワイトセルは2打席連続K斬り。特に横に鋭く曲がるスライダーで仕留めた第1打席は、圧巻だった。この日の最速は141キロ。「調子が良かろうが悪かろうが、抑えるのが絶対なので」と、次回登板へ向けて気を引き締めた。

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ロッテ・藤岡、他球団スコアラーから絶賛[サンスポ]

“即戦力左腕”が評判通りの実力を見せた。ロッテがドラフト1位指名で3球団競合の末、獲得した藤岡(東洋大)が11日、プロ初の実戦となる紅白戦に先発。直球は最高球速145キロを記録し、3回を2安打1失点にまとめ、完成度の高さで他球団のスコアラーをうならせた。

藤岡は落ち着いた表情で1回を三者凡退。2回も無失点に抑えた。本人が「ベストピッチ」と振り返ったのは3回1死から早坂を空振り三振に仕留めた143キロの直球だ。「あの真っ直ぐは指にかかりました」。

だが、その直後、伊志嶺に外角をねらった142キロの直球を右翼席へ運ばれ、初被弾も体験。「甘い球はしっかり振ってくる」とプロの怖さも思い知った。

「直球が走らず、空振りが取れなかったから40点」と自己採点は辛いが、ネット裏のヤクルト・片岡スコアラーは「ここまで完成された大学生投手は過去いない」。ソフトバンクの高島スコアラーも「ピークじゃない時期にこの制球力と安定感はすばらしい。間違いなくローテーションへ入ってくる」と警戒した。

西村監督は「最初の登板としては十分。これからまだいいものを見せてくれるでしょう」と期待。藤岡は「投げ込めばもっと指にかかったボールが投げられると思う」と次の登板へ向けてさらなるレベルアップを誓う。

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藤岡145キロ3回2安打2K[ニッカン]

ロッテのドラフト1位左腕、藤岡貴裕投手(22=東洋大)が11日の紅白戦で先発し、実戦初登板でベールを脱いだ。直球はコンスタントに140キロ台をマークし、最速は145キロ。スライダーのキレもよく、3回2死から伊志嶺翔太外野手(23)に右越え弾を浴びたが、内容のある投球を見せた。3回2安打2奪三振1失点。それでも「プロは甘い球をしっかり振ってくる。打者の雰囲気も打ちそうと思わせる。打たなくても、相手にそう思わせるだけでも違う」と肌で感じ、気を引き締めていた。

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小林「開幕1軍に残り活躍を」[ニッカン]

ロッテ小林敦投手(25)が1軍サバイバルに勝ち残ることを誓った。11日早朝の声出しで「開幕1軍に残り、1年を通して1軍のマウンドで活躍します」と声を張り上げた。ルーキーイヤーの昨季は6試合の先発登板を含む9試合で1勝5敗、防御率5.80。今季はドラフト1位左腕、藤岡貴裕(22=東洋大)らルーキー3投手に開幕1軍の可能性があるなど競争は熾烈だが、強い思いで臨む。

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サブロー「復活!」胃炎治った[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(35)が11日、急性胃炎から3日ぶりに合流した。9日朝に発熱があり、練習を回避していた。前日10日はオフだったため、影響も少なく、この日の朝からアーリーワークでウエートトレをこなし、ランチ特打も敢行。「復活!もう大丈夫です」と力強かった。

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