1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
紅組 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 6 |
白組 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 6 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 右 | 伊志嶺 | 4 | 2 | 2 |
2 | 遊 | 鈴木 | 4 | 1 | 2 |
3 | 三 | 今江 | 3 | 1 | 1 |
4 | 一 | 大松 | 3 | 0 | 0 |
5 | 指捕 | 金澤 | 3 | 1 | 0 |
6 | 左 | 角中 | 3 | 1 | 0 |
7 | 二 | 塀内 | 3 | 2 | 0 |
8 | 捕指 | 田中 | 3 | 1 | 0 |
9 | 中 | 早坂 | 3 | 1 | 1 |
計 | 29 | 10 | 6 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 岡田 | 4 | 2 | 2 |
2 | 遊 | 根元 | 4 | 2 | 0 |
3 | 右 | 清田 | 4 | 1 | 1 |
4 | 指 | ホワイトセル | 2 | 0 | 0 |
5 | 三 | 細谷 | 4 | 2 | 0 |
6 | 一 | 青野 | 2 | 1 | 1 |
7 | 二 | 渡辺正 | 3 | 0 | 0 |
8 | 捕 | 小池 | 3 | 1 | 1 |
9 | 左 | 工藤 | 3 | 3 | 1 |
計 | 29 | 12 | 6 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
中後 | 3 | 14 | 5 | 2 |
益田 | 2 | 8 | 2 | 1 |
木村 | 2 | 10 | 5 | 3 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
藤岡 | 3 | 11 | 2 | 1 |
中郷 | 2 | 12 | 7 | 5 |
山本徹 | 2 | 6 | 1 | 0 |
ロッテのドラフト1位左腕、藤岡貴裕(22=東洋大)が「完成品」ぶりを披露した。11日の紅白戦で先発し、実戦初登板。最速145キロを記録し、1発も浴びたが、3回を2安打2奪三振1失点と上々の内容だった。視察した他球団スコアラーからは完成度の高い素材に絶賛の声が相次いだ。
ベビーフェースに似合わず「ヨシ!」と、うなりながら投じるボールの力は本物だった。2回の金沢にこの日最速となる145キロを連発。3回に早坂から143キロの外角直球で空振り三振を奪った1球は「今日はあまり球が走っていなかった。でも早坂さんへの直球は指にかかっていた」と自らも合格点を与えた。縦スライダーを中心に変化球もキレ、精度がよく、大崩れしないタイプだ。
ネット裏にはソフトバンク、楽天、阪神、ヤクルトの4球団のスコアラーが集結。最高級の言葉を並べたのはヤクルト片岡スコアラーだった。「超完成品。フォームは教科書に載せたいぐらい。制球もいいし、球の出どころの見づらさは成瀬に似ている。ここまで完璧な大卒投手は初めて見た。巨人沢村も球自体は一級品だったけど、バラツキがあった。直球に力が出てきたら2ケタは軽い」と称賛は止まらなかった。
3回2死の伊志嶺の右越え弾は風にも乗った部分はある。だが甘んじず「外のボールが甘く入った」と課題と受け止めた。次回は18、19日のいずれかの紅白戦に登板とみられる。「今日は40点ぐらい。空振りが全然取れなかった。徐々に上げてオープン戦でしっかり投げたい」。藤岡の求める理想は高い。
球数 | 打者 | 球種 | 球速 | 結果 |
---|---|---|---|---|
1 | 伊志嶺 | 直球 | 138 | ボール |
2 | 直球 | 140 | 空振り | |
3 | 直球 | 142 | 見逃し | |
4 | スライダー | 122 | ボール | |
5 | 直球 | 140 | ファウル | |
6 | 直球 | 143 | ファウル | |
7 | スライダー | 120 | ボール | |
8 | 直球 | 139 | ファウル | |
9 | カーブ | 117 | 遊ゴ | |
10 | 鈴木 | カットボール | 129 | ボール |
11 | 直球 | − | 見逃し | |
12 | カーブ | 114 | 見逃し | |
13 | 直球 | 141 | 三邪 | |
14 | 今江 | 直球 | 137 | ボール |
15 | 直球 | 139 | 遊ゴ | |
16 | 大松 | 直球 | 143 | ボール |
17 | カーブ | 118 | ファウル | |
18 | 直球 | 135 | 一ゴ | |
19 | 金澤 | カットボール | 134 | ファウル |
20 | 直球 | 142 | ボール | |
21 | 直球 | 145 | ファウル | |
22 | 直球 | 145 | ファウル | |
23 | スライダー | 124 | 空振り三振 | |
24 | 角中 | カーブ | 113 | ボール |
25 | 直球 | 143 | 見逃し | |
26 | カーブ | 117 | 見逃し | |
27 | スライダー | 122 | 右安 | |
28 | 塀内 | 直球 | 140 | 見逃し |
29 | 直球 | 139 | ファウル | |
30 | カットボール | 133 | ボール | |
31 | カーブ | 116 | ファウル | |
32 | 直球 | 141 | ファウル | |
33 | カーブ | 114 | 三飛 | |
34 | 田中 | カーブ | 111 | ボール |
35 | 直球 | 139 | 見逃し | |
36 | カットボール | 128 | ボール | |
37 | 直球 | 138 | 三飛 | |
38 | 早坂 | 直球 | 143 | 見逃し |
39 | 直球 | 136 | ボール | |
40 | カーブ | 118 | 見逃し | |
41 | 直球 | 143 | 空振り三振 | |
42 | 伊志嶺 | カーブ | 117 | ボール |
43 | カットボール | 129 | ボール | |
44 | 直球 | 142 | ファウル | |
45 | 直球 | 142 | 右本 | |
46 | 鈴木 | 直球 | 141 | ボール |
47 | 直球 | 124 | 見逃し | |
48 | カーブ | 115 | ファウル | |
49 | 直球 | 139 | ファウル | |
50 | スライダー | 121 | 二ゴ |
インフルエンザから復帰直後のドラフト3位鈴木大地内野手(22=東洋大)が適時打デビューした。2番遊撃手で出場。5回無死二、三塁からカーブを引きつけて右越え二塁打を放ち、走者を一掃した。「1本出てホッとしました」と笑顔。遊撃手不在の中で阪神太田スコアラーは「レギュラーを取るのでは」と力を認めていた。
ドラフト2位左腕の中後悠平(22=近大)も先発し、3回5安打2失点。課題の制球は四球から失点するなどバラツキが目立った。だが左打者に対する外角へのスライダーは絶品で3個の見逃し三振。「リリースが課題。でもいい方向に来てると思う」。同4位の益田直也(22=関西国際大)はルーキー組で最速の146キロをマークし、2回2安打2失点。清田に直球で勝負するなど強気だった。
ロッテのドラフト1位左腕・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が石垣島キャンプの11日、紅白戦初戦に先発登板。3回、伊志嶺翔大外野手(23)に右越えソロを浴びたものの、3回を投げて2安打2三振1失点に抑えた。4球団のスコアラーは絶賛。注目のルーキーが実戦デビューで好スタートを切った。
今季最大のルーキー、藤岡が好発進を切った。白組先発で3回を無四球1失点。堂々の実戦デビューを飾った。「納得のいく投球ができなくて50点です。でも、いいもの、悪いものが分かった。投げ込めば戻る」。
自己評価は辛口だったが、初の実戦経験は収穫となった。フォーク、横のスライダーを封印。主軸の3番今江は遊ゴロに、4番大松もきっちり一ゴロに抑えた。
打者11人に対し50球を投げ、MAXは145キロ。3回、伊志嶺に142キロの直球を右翼芝生席に運ばれた以外は、危なげない投球だった。
ネット裏では楽天、阪神など4球団のスコアラーが視察。ヤクルト・片岡スコアラーは「一言で超完成品、非の打ち所がない。沢村(巨人)は球にばらつきがあったけど、狙ったところに球がいく大学生は初めて」と目を見開いた。ソフトバンク・高島スコアラーも「当然先発枠に入る。球威、球のキレは一級品だ」と警戒感を高めた。
それでも、藤岡は目標を高く設定。「プロは甘い球を見逃さない。当てる技術もすごいので、しっかり空振りを取れるようにしたい」。ベールを脱いだ黄金左腕はさらに腕を磨く。
紅組先発のロッテD2位・中後(近大)は、3回5安打2失点。1四球を与え「制球が課題なのに四球を与えたから40点です」と辛口評価。しかし、4番ホワイトセルらから3三振を奪った左腕は「左打者から嫌がられる投手になりたいので、それはよかった」と収穫を口にした。
ロッテ・大谷智久投手(26)が11日、石垣市内の病院でインフルエンザA型と診断され、練習を休んだ。
昨秋ドラフトで3球団が競合した153キロ左腕の実力は本物だった。ロッテのドラフト1位・藤岡(東洋大)が紅白戦に初登板し、3回2安打1失点。伊志嶺に右越えソロを浴びたが、直球は145キロを計測し、カーブ、スライダーの制球力も抜群だった。
スタンドには4球団の偵察隊が陣取った。ヤクルト・片岡大蔵スコアラーが「超完成品。大学生でここまで出来上がっている投手は初めて見た」と驚き、ソフトバンク・高島覚スコアラーは「評判以上。似たタイプの杉内より球種が多い。制球もいいのでダルビッシュのように多彩な組み立てができる」と絶賛した。
それでも藤岡は不満顔だ。「今日は球が走ってなかった。自己採点は40点」。全50球で空振りが5球だったのが理由だ。ただ、たった1球の好感触が指先に残った。3回1死、早坂を空振り三振に仕留めた142キロの外角直球だ。「ある程度投げ込んでいけば自分の球は戻ってくる」。自信の裏返しともいえた。
即戦力と期待する西村監督も「これからもっといいものを見せてくれるはず」と断言する。昨季、最下位に沈んだチームの救世主になる可能性は高い。
地元・沖縄出身のロッテ・伊志嶺が大活躍だ。紅組の1番で出場し4打数2安打。3回には藤岡の直球を右方向へ運ぶと、打球は風にも乗ってスタンドイン。プロの洗礼を浴びせ「藤岡の球は勢いがあった。ただ、開幕スタメンで使ってもらえるようになりたいので、打ててよかった」と笑った。
キャンプ地・石垣島の隣にある宮古島で生まれ育ち、スタンドからの歓声はこの日一番。西村監督は「(伊志嶺のように)どの選手も、首脳陣だけではなく、ファンにもアピールして欲しいね」と話していた。
藤岡と先発で投げ合ったロッテのドラフト2位・中後(近大)は「有利なカウントにしながら安打を打たれてしまった」と、3回5安打2失点に反省しきり。それでも左の変則サイドとあって左のホワイトセルから2三振を奪い、左キラーの片鱗は見せた。
またドラフト4位・益田(関西国際大)は2番手で2回2安打1失点。「自分の力量を知りたかった」と5回2死二塁でスライダーのサインに首を振り、清田に直球を投げて中前適時打を浴びた。それでも最速146キロの力強さでアピールしていた。
ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が11日、沖縄・石垣島キャンプで初の紅白戦に先発。3回を2安打1失点2奪三振の好投を見せた。初実戦で上々のデビューを飾り、視察に訪れた4球団のスコアラーから絶賛の声が相次いだ。
3回2死。大学でもチームメートだった鈴木を二ゴロに打ち取ると、藤岡はホッとしたようにベンチへ駆け出した。唯一の失点は、その前の伊志嶺に投じた「少し甘く入った」という失投による右越え本塁打のみ。「調子は良くなかった」と振り返りながらも、最速は145キロをマーク。プロとの初対決で最少失点に抑える好内容だった。西村監督も「序盤は硬さもあったけど、2回、3回と普段通りのボールを投げてくれた。プロと初めてにしてはよくやった」と高評価を与えた。
指揮官以上に熱視線を送ったのがライバル球団だった。ヤクルト、阪神、ソフトバンク、楽天のスコアラーが集結。ネット裏からチェックしたヤクルト・片岡スコアラーは「一言で言うと超完成品。巨人の沢村には球のバラつきがあったけど、彼は狙ったところに投げられる」とたたえた。阪神・太田スコアラーは「交流戦で対戦もあるけど、上には『打てません』って報告しておきますよ」と、早くもお手上げ状態だった。
周囲の騒がしさをよそに新人左腕は冷静だった。「今日は球が走らなかった。40点くらい。空振りが全然取れなかったし、徐々に上げていかないと」。キャンプ中に再度、紅白戦に登板する予定。大物ルーキーの実力は、こんなものじゃない。
藤岡とは対照的に、ドラフト2位の中後悠平投手(22)=近大=は、3回5安打2失点のホロ苦先発デビューとなった。2回には課題の制球が乱れ、四球からの3連打を浴びて2点を献上。「制球はいつもより悪かった。満足はいきません」。
だが、奪三振は藤岡を上回る3。主砲のホワイトセルは2打席連続K斬り。特に横に鋭く曲がるスライダーで仕留めた第1打席は、圧巻だった。この日の最速は141キロ。「調子が良かろうが悪かろうが、抑えるのが絶対なので」と、次回登板へ向けて気を引き締めた。
“即戦力左腕”が評判通りの実力を見せた。ロッテがドラフト1位指名で3球団競合の末、獲得した藤岡(東洋大)が11日、プロ初の実戦となる紅白戦に先発。直球は最高球速145キロを記録し、3回を2安打1失点にまとめ、完成度の高さで他球団のスコアラーをうならせた。
藤岡は落ち着いた表情で1回を三者凡退。2回も無失点に抑えた。本人が「ベストピッチ」と振り返ったのは3回1死から早坂を空振り三振に仕留めた143キロの直球だ。「あの真っ直ぐは指にかかりました」。
だが、その直後、伊志嶺に外角をねらった142キロの直球を右翼席へ運ばれ、初被弾も体験。「甘い球はしっかり振ってくる」とプロの怖さも思い知った。
「直球が走らず、空振りが取れなかったから40点」と自己採点は辛いが、ネット裏のヤクルト・片岡スコアラーは「ここまで完成された大学生投手は過去いない」。ソフトバンクの高島スコアラーも「ピークじゃない時期にこの制球力と安定感はすばらしい。間違いなくローテーションへ入ってくる」と警戒した。
西村監督は「最初の登板としては十分。これからまだいいものを見せてくれるでしょう」と期待。藤岡は「投げ込めばもっと指にかかったボールが投げられると思う」と次の登板へ向けてさらなるレベルアップを誓う。
ロッテのドラフト1位左腕、藤岡貴裕投手(22=東洋大)が11日の紅白戦で先発し、実戦初登板でベールを脱いだ。直球はコンスタントに140キロ台をマークし、最速は145キロ。スライダーのキレもよく、3回2死から伊志嶺翔太外野手(23)に右越え弾を浴びたが、内容のある投球を見せた。3回2安打2奪三振1失点。それでも「プロは甘い球をしっかり振ってくる。打者の雰囲気も打ちそうと思わせる。打たなくても、相手にそう思わせるだけでも違う」と肌で感じ、気を引き締めていた。
ロッテ小林敦投手(25)が1軍サバイバルに勝ち残ることを誓った。11日早朝の声出しで「開幕1軍に残り、1年を通して1軍のマウンドで活躍します」と声を張り上げた。ルーキーイヤーの昨季は6試合の先発登板を含む9試合で1勝5敗、防御率5.80。今季はドラフト1位左腕、藤岡貴裕(22=東洋大)らルーキー3投手に開幕1軍の可能性があるなど競争は熾烈だが、強い思いで臨む。
ロッテ・サブロー外野手(35)が11日、急性胃炎から3日ぶりに合流した。9日朝に発熱があり、練習を回避していた。前日10日はオフだったため、影響も少なく、この日の朝からアーリーワークでウエートトレをこなし、ランチ特打も敢行。「復活!もう大丈夫です」と力強かった。