1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
紅組 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
白組 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 2x |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 岡田 | 4 | 1 | 0 |
2 | 二 | 根元 | 4 | 2 | 0 |
3 | 右 | 清田 | 3 | 0 | 0 |
4 | 指 | ホワイトセル | 3 | 1 | 0 |
5 | 遊 | 細谷 | 4 | 1 | 0 |
6 | 一 | 青野 | 3 | 1 | 0 |
7 | 三 | 渡辺正 | 3 | 1 | 0 |
8 | 捕 | 金澤 | 3 | 0 | 0 |
9 | 左 | 工藤 | 3 | 0 | 0 |
計 | 30 | 7 | 0 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 伊志嶺 | 4 | 1 | 0 |
2 | 遊 | 鈴木 | 3 | 0 | 0 |
3 | 三 | 今江 | 4 | 1 | 0 |
4 | 一 | 大松 | 3 | 1 | 1 |
5 | 二 | 塀内 | 3 | 1 | 1 |
6 | 右 | 角中 | 2 | 0 | 0 |
7 | 捕指 | 田中 | 3 | 1 | 0 |
8 | 指捕 | 小池 | 3 | 1 | 0 |
9 | 左 | 早坂 | 3 | 0 | 0 |
計 | 28 | 6 | 2 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
光原 | 2 | 9 | 2 | 0 |
古谷 | 2 | 10 | 2 | 0 |
松本 | 2 | 6 | 1 | 0 |
服部 | 1 2/3 | 6 | 1 | 1 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
吉見 | 2 | 9 | 1 | 0 |
小林 | 3 | 12 | 3 | 0 |
上野 | 3 | 11 | 3 | 0 |
ロッテの「遊撃手総選挙」の最終候補者にドラフト3位鈴木大地(22=東洋大)が生き残った。2点適時二塁打を放った前日11日の紅白戦に続き、12日も2番遊撃で出場。初回無死一塁から送りバントを成功させ、6回の守備では遊撃手争いのライバル、細谷圭内野手(24)の三遊間へのライナーを横っ跳びで好捕した。打撃で3打数無安打に終わったこともあり「打たないと使ってもらえない」と反省。だが、西村徳文監督(52)は「しっかりアピールしていた」と評価した。
西岡のメジャー移籍後、遊撃手が不在となった。昨季開幕スタメンだった荻野貴が右ひざ故障で離脱すると候補者が乱立。8選手が起用される異常事態となった。センターラインを固定できず、最下位に沈む一因となった。
だが今キャンプで2年がかりの「総選挙」も最終候補者が絞られた。西村監督は2日間の紅白戦で鈴木の他、根元、細谷を起用し続けた。指揮官は「去年の8人は多すぎた。今年は3人プラスもう1人ぐらいの争いになるのかな。皆さんも誰だが分かるでしょう?」と“最終投票”が近づいていることを示唆した。
鈴木は自らのセールスポイントに「打撃と守備はもちろんだけど、存在感、元気を出していきたい」と挙げた。AKBで言えば元気印の高橋みなみ。ルーキーだが下克上を起こす可能性は十分だ。
ドラフト1位左腕、藤岡貴裕(22=東洋大)が今キャンプ最多121球の投げ込みを行った。前日11日の紅白戦で50球を投げたが、ブルペンに入ると徐々に熱が高まった。「最初はあまり投げるつもりはなかったけど、バランスがよくなるまで投げようと思った」と汗をぬぐった。
4番候補の大松が会心のサヨナラ本塁打を放った。8回制の紅白戦で8回2死から左腕服部の甘く入ったスライダーを右翼席に叩き込んだ。昨年は2本塁打の大不振だったが「内容が今までと違う」と手応え。長嶋打撃コーチの助言を受け、バットを寝かせ、1本足も早めに始動するなど打撃改造が実を結んでいる。一方で今季から転向した一塁の守備では失策。「たくさん受けるしかない」と試合後も特守を行った。
ロッテ大松尚逸一塁手(29)が12日の紅白戦(8回制)でサヨナラ本塁打を放った。1−1で迎えた8回裏2死走者なし。左腕服部が投げた真ん中のスライダーをライトスタンドへ運んだ。「久々でしたね。前日からすごくいいタイミングでできていた」と笑顔。打撃に期待し、外野から一塁コンバートを決断した西村監督も「最後によく打ってくれた。去年はあの打球がなかった」と認めていた。
ロッテ上野大樹投手(25)が先発ローテを勝ち取ることを誓った。12日早朝の声出しで「先発争いに勝ち残り、1年間投げて、チームの勝利に貢献します」と叫んだ。今年の先発陣は成瀬、唐川、渡辺俊、グライシンガー、ペン、藤岡、中後、大谷と質、量がそろい、競争が激しい。上野も9日に200球の投げ込みを行うなど猛アピールしており、12日午後は紅白戦に登板予定だ。
紅白戦で「4番・一塁」で先発出場したロッテ・大松が、サヨナラ本塁打を放った。8回(特別ルール)2死無走者から132キロのスライダーをとらえ右翼席へ。「バットを寝かせる打法に変えて、タイミングも合った」。西村監督は4番候補に「いいアピールになった」と目を細めていた。
ロッテドラフト3位・鈴木(東洋大)が守備でアピールした。
紅白戦に2番・遊撃で出場すると、6回に細谷の三遊間を襲った強烈なライナーをダイビングキャッチ。「パワーのある細谷さんだったので強い打球が来る準備をしていた。たまたまです」と照れたが、レギュラー不在のポジションで存在感を見せつけた。打撃は3打数無安打だったが、初回無死一塁では犠打を成功。西村監督も「どういう対応をしてくれるかと思ったが、初球で決めてくれた」と及第点を与えていた。
左の大砲が一本足打法で復活のノロシを上げた。同点の8回2死でロッテ・大松は打席に入ると右足を大きく、昨年よりも長く上げた。左腕・服部のスライダーを呼び込み、コンパクトに叩いた。8回打ち切りの特別ルールのため、右越えサヨナラアーチとなった。
「今は自分の間合いが取れている。一本足は体重をボールにぶつけたいから。立ち遅れしないように今は大げさに足を上げている」。08年に24発を放ったパワーヒッターだが昨季は不振で2軍落ちを経験。自慢のアーチもわずか2本だった。
「本当に悔しい思いをした」。そんな屈辱を繰り返さないために、右足の上げ方に加え、バットを寝かして構えて確実性の向上も狙っている。守備は今季から一塁に転向。2戦連続で紅白戦の4番・一塁に起用した西村監督は「あんな打球、昨年はなかった。そこを期待している訳だから…」と喜んだ。ホワイトセル、福浦ら一塁候補はいるが、パワーでは大松が一歩リードする。
「目指すところは長打で走者を還したり、一発で流れを変えること。そんな打順を任される打者にならないと」。まずは一塁レギュラー、その先には4番の座も見えてくる。