ロッテのドラフト1位、藤岡貴裕投手(22=東洋大)が巨人戦で対外試合デビューを果たすことが17日、決まった。腰の張りで前日は投球練習を回避したが、この日はブルペンで51球を投げた。その状態を確認し、西村監督が「19日の紅白戦を経て、順調ならば、26日の巨人戦(沖縄セルラー)に先発させようと思っています」と起用について話した。
注目のルーキーだけに、できるだけ早いうちに大観衆の前に立たせたいという親心でもある。指揮官は「緊張すると思うけど、クリアしなければいけないこと。最初からそういうところで投げられるのはいいこと」と、巨人戦に当てる意図を説明した。藤岡も「すごい強力打線なので楽しみです。色々試してみたい」と、対戦を心待ち。西村監督の後援会から差し入れされたオレンジ色のキンカン「たまたま」をほおばって、打倒巨人を誓っていた。
18日の紅白戦に成瀬、唐川の左右のエースがそろって登板する。
開幕投手を争う2人の投げ合いだが、西村監督は「そこ(開幕投手)はまだ早いですよ」と話すにとどめた。唐川は今季から本格的に導入するチェンジアップの精度をテーマに挙げ、「まだ日によってバラつきがある。安定させるのが課題」と新兵器の完全習得に意欲を見せた。
ロッテのドラフト1位の藤岡(東洋大)が、26日の巨人とのオープン戦(那覇)に先発する。対外試合デビュー戦で強力打線を相手に力試し。藤岡は「頑張ります。凄い強力打線なので楽しみ。色々と試したい」と意気込んだ。
日曜日の巨人戦とあって、多数のファンが球場に詰めかけるのは必至。大観衆の前での登板を決めた西村監督は「緊張すると思うけど、早いうちにそういうものもクリアしてもらいたい」と期待を込めた。
この日はブルペンで直球主体に51球を投じた。16日に腰の張りを訴えて投球練習を回避したが、切れのいい球を投げ込んで不安を一掃。「大丈夫です。今日は感覚を確かめて投げました」と笑顔が戻った。今後は19日の紅白戦登板を経て巨人戦へ。黄金ルーキーが開幕1軍へのレールを力強く進む。
ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=の対外試合初登板が、26日のオープン戦・巨人戦(那覇)に決まった。西村監督が17日、同試合に先発すると明言した。対する巨人は、大学時代にしのぎを削った沢村が先発。打線もベストメンバーを組む予定。昨秋ドラフトで最多3球団の1位指名を集めた大物新人の挑戦に、大きな注目が集まりそうだ。
先輩ドラ1右腕と激突だ。中大出身で1学年上の沢村とは東都大学リーグで2度直接対決し、1勝1敗。大学日本代表でも肩を並べた。昨秋ドラフト前日には、沢村からメールが届いた。「緊張してる?分からないことがあったら、何でも聞いて」。よき兄貴分だが、しかしマウンドとなれば別だ。新人王を目指す左腕は、今季「沢村さんくらいの活躍がしたい」と目標に掲げる。最後に対決した大学3年時(10年10月14日)の中大戦では、完封で沢村に土をつけた。500日ぶりの再戦でも投げ勝つか。
16日には腰の軽い張りのため、ブルペン入りを回避したが、この日は51球を投げ込み状態は万全。19日の紅白戦に登板し、体調に問題がなければ満を持して、沖縄本島に乗り込む。村田、小笠原ら、球界屈指の強打者との対決が決まり「すごい強力打線で楽しみ。色々試したい」と背番号18。「2・26」が待ち切れない。
ロッテの2年目捕手・小池が17日、早出特打からノック、短距離走などをこなした。昨年は1軍出場ゼロで終わり「打撃も守備も自己流で基礎からやり直した。今はブルペン捕手が投手に声をかけるタイミングも参考にしている」と、生き残りに必死だ。
チームは、今年36歳になる里崎に次ぐ捕手が固まっていない。小池は「こんなチャンスは何度も来ない。配球、捕球など守備面を伸ばしたい」と意欲的だった。
ロッテは18日の石垣島キャンプで紅白戦を行う。開幕投手候補の成瀬善久投手(26)と唐川侑己投手(22)が投げ合う予定。また19日の紅白戦には、新人の3投手らが登板する予定。
ロッテのドラフト1位藤岡貴裕投手(22=東洋大)が17日、ブルペンで51球投げた。腰の張りの影響で、前日は投球練習を回避したが、問題ない様子。「感触を確かめたかったので、軽めに投げました。大丈夫でした」と、重症にならず一安心といったところだった。