わたしはかもめ2012年鴎の便り(3月)

便

3月10日

東北楽天3−1千葉ロッテ(倉敷)

楽天は主軸での活躍を期待される牧田が0−1の6回、左前へ逆転の2点適時打を放った。下柳は3回無失点。ロッテの新人藤岡はオープン戦初先発で、5回1安打無失点と好投。緩急を巧みに使って6三振を奪った。

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千葉ロッテ1000000001
東北楽天00000300x3
根元
「まだオープン戦ですし。これから攻められ方も違ってくると思うんで。」(3安打でオープン戦打率7割3分7厘)
西村監督
「投げる度に良くなってきている。スピードが出ているし、切れもあった。」(藤岡について)

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藤岡「ズバッとろ〜ん投法」でローテ当確[ニッカン]

ロッテのドラフト1位、藤岡貴裕投手(22=東洋大)が「緩急差増」で開幕ローテ入りを勝ち取った。10日の楽天戦(倉敷)で先発し、先発投手の責務である5回を1安打6奪三振で無失点。最速146キロ、最も遅い球で101キロと45キロの緩急差で質の高い投球を披露し、西村監督も開幕ローテ当確を認めた。今日11日で東日本大震災から1年。ルーキー左腕も復興への思いを背負い、活躍を誓った。

4回から藤岡は投げる喜びを感じようとした。3回までは別人。「今日の試合は自分の中で重要だった」。開幕ローテを懸けた一戦と自ら位置付けていた。思いが強い分、力んだ。球が引っ掛かり、ワンバウンドが続出。並のルーキーなら修正できない。だが、4回からは「楽に投げよう」と切り替えた。

牧田には今季最速の146キロ直球で見逃し三振。フェルナンデスは外角低めのフォークで二飛に打ち取った。フォークで凡退させたのはプロ入り後初めて。岩村には最も遅い101キロのカーブを投じた。対外試合初戦の2月28日西武戦は最速145キロ、最も遅いカーブが111キロ。無駄な力感を取り除いたことで、緩急差が34キロから45キロにアップ。能力が全開した。

「とろ〜んと抜けるカーブが理想」。ヒントはあった。キャンプ中、球界屈指の左腕だった工藤公康氏(本紙評論家)と対談。「聞きたいことある?」と聞かれてカーブについて質問した。「工藤さんが取材した広島の前田健太さんは、親指でスピンを効かせて投げるということを聞けた」。その助言を頭に入れつつ、遠投でカーブも取り入れた。微調整を続け「今日はしっかり抜けた」と理想通りの遅いカーブを投じた。

自他ともに認める内容だった。西村監督は「今までで1番よかった。6回以降も見たいと言うかもしれないが、シーズンに入ってローテで投げてもらえれば」と当確ランプをともした。

11日で、あの日から1年。藤岡も大学で体幹トレをしている時に激しい揺れに襲われた。その後、大学の活動で被災地を訪れた時に目にした、畑の中に船が浮かんでいる光景は忘れられない。「1年たっても復旧できていない面もある。プレーで勇気を与えたり、募金活動など自分のできることをやりたい」。11日はヤフードームで募金活動を行う。あとはこの日勝ち取った先発切符を死守し、投球を通して復興への思いを伝えていくつもりだ。

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ロッテ・藤岡5回0封「アピールできた」[サンスポ]

ロッテのドラフト1位、藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が10日、楽天とのオープン戦(倉敷)でプロ初先発。5回1安打無失点、6奪三振の快投で開幕ローテ入りが決定的となった。東日本大震災の被災地へ向けて、改めて「復興に貢献したい」と誓いを立てた。

開幕ローテ入りがかかったマウンドで、藤岡が一発回答だ。2回、岩村のバットが空を切る。自慢のスライダーが冴え、空振り三振に仕留めると堂々と胸を張った。「前回は直球でしか三振を取れなかったけど、今日は変化球で取れた。無失点だし、しっかりアピールできた」。

直球はプロで自己最速となる146キロを計測。許した安打は3回2死からの聖沢の左前打のみ。四球も1回、鉄平に許した1個のみ。計75球で5回“ゼロ封”。先発としての仕事をきっちり果たした。

試合前のブルペンで、制球が乱れた武器のカットボールを封印。その代役に大きな弧を描くカーブで対応した。さらに四回には握りを浅く変えたフォークで、フェルナンデスを二飛に仕留めるなど、適応力の高さも印象づけた。

結果を出した新人左腕に西村監督も満足げ。「ローテ入りに大きく前進?そういうことでしょう。安打以外は文句の付けどころがありませんね」と、故障さえなければ開幕ローテ入りさせる方針だ。

未曾有の大震災から1年。3・11の前日のマウンドで期する思いがあった。昨年の震災後には、東洋大野球部の一員として、宮城県内での野球教室に参加。陸地に打ち上げられた大型船を見て、ショックを受けた。地元高校生にフォームなどを教え、積極的に募金活動にも取り組んだ。「まだ復興しきれていない。これからも被災地に勇気を与え、自分なりに貢献していきたい」。11日のソフトバンク戦(ヤフードーム)の前にも募金活動を行う。黄金左腕は3・11をしっかり胸に刻み、マウンドへ上がり続ける。

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ロッテ・根元3安打!首位打者独走中[サンスポ]

根元が4打数3安打。これで今季オープン戦は19打数14安打で、打率.737と首位を独走中。「甘い球は打とうという意識で、自分の間合いで打てている」。ロッテの遊撃手は昨季、8人が入れ替わり務めるなど固定されなかった。西村監督は「根元は好調を維持しているね」と目を細めていた。

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ドラ1藤岡、開幕ローテ当確!クロスファイアうなった[スポニチ]

文句なしの75球だった。ロッテのドラフト1位左腕・藤岡がオープン戦初先発。自己最長5回を投げ、1安打無失点。6三振を奪って楽天打線を抑え込んだ。堂々たる内容で開幕ローテーション入りを確実にした。

「抑えてやろうと気合が入っていた。しっかり自分の思ったところにいい球を投げられた」。思い描いた軌道に、プロ最速146キロの直球が吸い込まれた。4回先頭の牧田から奪った見逃し三振。2ボール2ストライクからの6球目は、右打者の膝元を襲う内角球だった。生命線のクロスファイア。「自分の持ち味を出せたと思うし、気持ち良かった」。強烈なスピンがかかる一球をピンポイントで制球した。

直球が最速を叩き出せば、変化球の威力も増す。この日、最も遅い球は101キロのカーブ。最大45キロの緩急をつけた。キャンプ中、元西武の工藤公康氏(現野球評論家)と対面して広島・前田健のカーブを研究するよう言われた。小指、親指の順番にリリースする感覚で縦に大きく変化させるイメージ。最速153キロ左腕は「小指から親指」と念じてブルペン、キャッチボールで遅球を磨いた。2月中、110キロ台だったカーブにグッとブレーキがかかった。

試合後、西村監督は笑みを抑えきれない様子で「そういうこと(先発合格)が言えるんじゃないですか。言うことがない、ナイスピッチング」と称えた。開幕までに2度の先発を予定。投げる度に「18」の輝きが増してくる。

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根元、OP戦6試合で3度目の猛打賞、打率は7割超え[スポニチ]

オープン戦首位打者のロッテ・根元がこの日も3安打。初回に左前打すると3回に内野安打、8回には右前打と広角に打球を飛ばした。

オープン戦6試合で3度目の猛打賞。通算19打数14安打で打率.737とし、「しっかり準備して甘い球を打つ意識でやっている。自分の間合いで打てている」とうなずいた。西村監督は「打ち方も去年より良くなっているし、右投手でも左投手でも結果が出ている」と評価。11日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で初の1番に起用する方針だ。

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藤岡、5回1安打0封6K!ローテ確実!!…ロッテ[報知]

藤岡の姿に、自信があふれていた。5回1安打無失点、6奪三振の好投に「今日の試合は重要だと思っていた。アピールできてよかった」。オープン戦初先発で結果を残し、開幕ローテ入りをほぼ確実にした。

立ち上がりは不安定だったが、尻上がりに調子を上げ、4回に牧田をこの日最速の146キロの内角直球で見逃し三振。「あの辺は自分の持ち味。よかったし、気持ちもよかった」と声を弾ませた。

東日本大震災から1年。あの瞬間はトレーニング中だった。激しい揺れに驚き、急いで宮城・名取に住む友人の安否を確認。友人は無事だったが、被害の大きさに言葉を失った。「大変なことだと思った。できることをやって、勇気を与えられたらいいし、募金をしたり貢献していきたい」。11日に帰京せず、ソフトバンク戦がある福岡までチームに帯同。募金活動に参加する予定だ。

西村監督は「ローテ前進?そういうことは言えると思います」と笑顔。残るオープン戦登板予定は2試合。順調なら、この日抑えた楽天との開幕カード先発も視界に入ってくる。

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藤岡ローテ当確!5回6K0封[ニッカン]

ロッテのドラフト1位、藤岡貴裕投手(22=東洋大)が先発し5回1安打6奪三振で無失点に抑え、開幕ローテ入りが当確となった。3回までは力んでワンバウンドするボールも目立ったが、4回からは「楽に投げようと思った」と切り替えた。最速146キロ、スライダーも切れ味鋭く、楽天打線を寄せ付けなかった。「今日、しっかり投げられたのは自信になった」と収穫を感じていた。「今まで1番よかった」と認めた西村監督は開幕ローテ入りに大きく前進かと聞かれ「そういうことは言える」と当確ランプをともした。

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東日本大震災復興支援試合

◇日本代表9−2台湾代表(東京ドーム)

日本は投打がかみ合った。1点を追う1回に中村、中島の適時打でひっくり返し、3回は栗原の2ランで加点。4回以降も犠飛や中田の2点適時打などで追加点を挙げ、計13安打で9点を入れた。先発の田中は先制ソロを浴びたが、2番手の内海や吉見、斎藤ら救援陣が踏ん張り、台湾打線の反撃を7回の1点にとどめた。

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落合氏らが候補…来年WBC3連覇へ監督選び本格化[スポニチ]

侍ジャパンは常設化の第一歩としての台湾代表戦を終え、来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けて本格的な監督選出作業に入る。

秋山幸二監督は今回の1試合だけで、関係者は「5月中までには決めないといけない」と説明。セ、パ3球団ずつの代表者から成る日本代表プロジェクトを中心に人選を進めていく。

代表監督は、2大会とも現役監督(06年・王貞治監督、09年・原辰徳監督)で連覇したが、開幕前に1ヶ月以上もチームを離れる現役監督の負担が問題視された。この点を踏まえてOBを含めて候補を絞り込む。現役は秋山監督、原監督ら、OBでは前中日監督の落合博満氏らが候補に挙がると見られる。また、監督人選と並行し国際試合での強化スケジュールも検討。今秋、アジアシリーズ後に国際試合を行うプランも浮上している。

さらに15年に国際野球連盟(IBAF)主催のW杯が日本で開催される可能性もあり、実現すれば侍ジャパンがWBCと2年置きに国際大会へ出場することになる。

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IBAF会長、代表常設化を歓迎、五輪復帰に「有効」[スポニチ]

国際野球連盟(IBAF)のリカルド・フラッカリ会長が東京ドームで試合を観戦。試合前に取材に応じ、侍ジャパンの常設化を「(五輪復帰に向け)国際的に有効なメッセージになる」と歓迎した。

IBAFは男子の野球、女子のソフトボールを1競技として夏季五輪での復帰を目指すために国際ソフトボール連盟(ISF)と連携を深める方針で、今月末に両連盟による新組織創設の方向性を出す。また、女子野球の普及のため13年にジュニアの女子W杯開催を検討していることも明らかにした。

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