ロッテの開幕投手候補、成瀬は立ち上がりが不安定で、4回4安打2失点だった。唐川は4回を3安打1失点にまとめた。ソフトバンクの帆足は制球にばらつきがあり、3回2安打1失点。明石が2安打2打点2盗塁でアピールした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
福岡ソフトバンク | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 3 |
ロッテのエース成瀬善久投手(26)がチームの開幕戦連敗脱出を託される。初先発し、2失点こそしたが、4回4安打3奪三振と上々の内容。開幕投手候補の唐川も2番手で4回1失点と好投した。だが経験と実績で上回る成瀬が30日の楽天戦で3年連続の開幕投手を務めることが確実な状況になった。
1、2回は速球が高めに浮き、4安打で2失点。だが2月22日の紅白戦以来となる実戦勘を取り戻すと、3回は圧巻だった。明石をスライダーで空振り三振、昨季首位打者の内川のバットをへし折り、ペーニャを直球で3球三振。4回も3者凡退に仕留めた。「最初バタバタしたけど修正できた。いつもの時期よりいい」と好感触が手に残った。
この2週間はチームを離れ、別調整。本拠地でポール間の往復約360メートルダッシュを6本繰り返し、例年以上に走った。ルーキーの力投が燃える要因。「藤岡は刺激になった。ああいう存在は大きい」と認めた。
チームは05年以来、開幕戦で1分けを挟み、6連敗中。球団ワーストの59〜64年に並んでいる。相手は楽天田中で通算5回の対戦で1勝2敗と強敵だ。それでも成瀬は言う。「開幕にしか照準を合わせていない」。強烈な自負とともに大役を果たす。
清田が3回に1号ソロ。東日本大震災の犠牲者へ黙祷をささげた直後に、「黙祷の後に振るのは失礼かなと思ったけど、待っていたカーブがきたので初球を振った」と左中間席へ。オープン戦7試合目での初安打でもあり、西村監督は「打ってくれないといけない清田が打った」とたたえた。
ロッテ・根元俊一内野手(28)の夫人、宣子さん(29)が11日、都内の病院で第1子(長男)3008グラムを出産した。母子ともに健康。
ロッテの成瀬が3年連続開幕投手を務めることが確実になった。
オープン戦初登板で4回を4安打2失点。初の対外試合とあって序盤に失点したが、すぐに本来の姿を取り戻した。圧巻は3回。ペーニャに3球勝負を挑み、直球を3つ続けて全て空振りを奪った。「あそこはイメージ通り。開幕までに徐々に上げていければ」と手応え十分。西村監督は「開幕投手?そういう意気込みでいいんじゃないですか」とエースへの信頼感を口にした。
ロッテ・清田が「2時46分弾」を放った。黙祷後の3回。先頭で帆足の初球、102キロカーブを強振。オープン戦1号を左中間席へ運んだ。
「初球を打つのはどうかと思ったけど。“カーブがきたら打とう”と思っていたので打ちました」と振り返った。本拠地・千葉も被害が大きかっただけに、地元出身選手として心を痛めていた。「ああいうことがあったので。1本打てて良かった」と両手に残った感触をかみしめていた。
ロッテは開幕投手候補の成瀬が立ち上がり不安定で、4回4安打2失点。唐川は4回を3安打1失点にまとめた。
先発した成瀬は1回、先頭の本多にいきなり三塁打を許すなど立ち上がりは不安定だったが、3、4回は三者凡退と立て直した。左腕は「開幕にしか照準を合わせていない。球のスピードアップを図り、微妙なコントロールも調整していきたい」と3年連続の大役に意欲的だった。
ソフトバンクの帆足は制球がばらつき、3回2安打1失点。明石が2安打2打点2盗塁でアピールした。
ロッテで開幕投手候補の成瀬と唐川が、ともにオープン戦初登板し、それぞれ4回ずつを投げてアピールした。
先発した成瀬は4安打2失点。1回、先頭の本多にいきなり三塁打を許すなど立ち上がりは不安定だったが、3、4回は三者凡退と立て直した。左腕は「開幕にしか照準を合わせていない。球のスピードアップを図り、微妙なコントロールも調整していきたい」と3年連続の大役に意欲的だった。
2番手で登板の唐川も3安打1失点と好投。5回に失点はしたが、その後はスライダーやチェンジアップがさえた。それでも右腕は「やることは変わらない」と話すにとどめた。
ロッテの開幕投手候補、成瀬善久投手(26)がオープン戦初登板し、4回を投げてアピールした。
先発した成瀬は4安打2失点。1回、先頭の本多にいきなり三塁打を許すなど立ち上がりは不安定だったが、3、4回は3者凡退と立て直した。左腕は「開幕にしか照準を合わせていない。球のスピードアップを図り、微妙なコントロールも調整していきたい」と3年連続の大役に意欲的だった。
ロッテ根元俊一内野手(28)が、第1子誕生の吉報に5試合連続マルチ安打で応えた。この日は今季初めて1番で起用。積極的にファーストストライクを狙い、初回に帆足から、5回に大隣から、いずれも左前打を放った。
前日までは19打数14安打で打率7割3分7厘。この日は2安打を放っても打率6割6分7厘に落ちる珍現象だが「皆さん、感覚がおかしくなってますよ。2安打で十分です」とニッコリ。この日は、午前4時2分に宣子夫人(29)が第1子となる長男を出産とオメデタだった。「これから東京に帰って会えるので楽しみ。いい1年にしたいです。(3月11日の誕生に)それも何かの運命かもしれない」と話した。
ロッテ唐川侑己投手(22)が対外試合初登板し、4回3安打3奪三振で1失点と好投した。キャンプ中盤に背中の張りなどがあり、紅白戦を通じても、ここまで登板機会がなかった。
この日は成瀬の後を受けて5回から登板。5回は直球の制球が甘く、1失点したが、6回からはスライダー、左打者の外角に逃げるチェンジアップが効果的に決まった。「初回はバラバラだったけど、この時点である程度、投げられて順調だと思う」と表情も明るかった。