わたしはかもめ2012年鴎の便り(3月)

便

3月16日

千葉ロッテ6−5阪神(QVCマリン)

阪神は能見が5回1失点、5奪三振で確実視される開幕投手へ順調な仕上がりだ。不調の打線は主力に当たりが出てきたが、新井貴は依然不振。ロッテは先発を争うベテラン2人が明暗を分けた。渡辺俊は3回を完璧で、小野は5失点。

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阪神0001040005
千葉ロッテ00001005x6

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渡辺俊が浮き上がるスライダー「手応え」[ニッカン]

完璧な調整登板だった。ロッテ渡辺俊介投手(35)はパーフェクト投球のまま迎えた3回2死、最後の打者に対してはセットポジションで構えた。4日のソフトバンク戦(ヤフー)で露呈したクセを直し、改良したフォーム。走者はいなかったが、想定しながらクイックで投げた。三ゴロに抑え、悠々とベンチに下がった。「結果にこだわった」と言いながら、しっかり調整するところに、らしさが出た。

新たな武器も有効だった。2回、ブラゼルと新井貴に対しては、打者の手元でフワッと浮き上がる新軌道のスライダーを試投した。「前回は松中さんにも投げた。左打者にも使えるし、手ごたえを感じている」と、使えるメドが立った。

11日に170球投げた後、中4日での満点投球。ベテランの渡辺俊がこの時期に、これだけの内容を見せれば、普通はローテは当確だろう。だが、今年のロッテはそうもいかない。西村監督も「まだ決まってません。先発の数も増えてきてるし、だれを入れるか迷うくらいなのは、チームにとってはいいこと」と、まだまだ競争させる考えを示した。

ロッテの開幕ローテーション事情
2カード目が2連戦のため、最初は5人だが、その次から6人で回す予定でいる。確定的なのは成瀬、唐川、グライシンガー、ペンと新人の藤岡の5人。残る1枠をベテランの小野と渡辺俊で争っている。

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打率、打点の持ってる2冠!根元逆転劇の立役者に[スポニチ]

今、ロッテで1番「持ってる男」だ。4点差を追いついた8回、なお2死一、三塁のチャンス。根元の打球は力ない一塁へのゴロだったが、これを新井がファンブルした。三塁走者が生還して勝ち越しに成功。打率、打点のオープン戦2冠王は照れ笑いを浮かべた。「ラッキーでしたね。チームに点が入るのは良かった。1試合1本と思ってやっているので」。

7回は自身が凡退して終了。しかし、1−5で迎えた8回に打者一巡の猛攻で再び打席が回ってきた。「(前の打者の)塀内さんが打ちそうだなとネクストで予感がしていた。準備はできていた」。押せ押せムードに乗り、逆転劇の立役者となった。

5回2死一、二塁では能見から右前へ同点適時打。10試合連続安打とし、9打点で打点も単独トップに躍り出た。一時、7割を超えていた打率はさすがに落ちてきたが、それでも.541。上位候補の伊志嶺、岡田の状態が上向かない中、根元の存在感は際立っている。西村監督は「(8回の)こういう粘りを見せてくれれば勝ちにつながる」とうなずいた。

プロ6年間で規定打席に到達したことはなく、自己最高打率は110試合に出場した08年の.296。報道陣から打率を告げられた根元は「聞かなかったことにします。(開幕すれば)またゼロに戻るので」。試合後はビデオルームにこもって打撃内容を念入りにチェック。驚異の打率を誇る2番打者が攻撃のリズムを生み出している。

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あごに当たってユニホーム内に…今江、珍プレー内野安打許す[スポニチ]

ボールが消えた!?同点の6回1死一、二塁で、マートンの強い打球を処理しようとしたロッテの三塁手・今江だが、手前でバウンドが変わり、あごに当たってユニホームの中へ。

なかなか取り出すことができずに内野安打となった。あごにアイシングを施した今江は「大丈夫です」と話した。

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藤岡、巨人戦で本拠地デビュー、唐川と22歳競演[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・藤岡が18日の巨人戦(QVCマリン)に中継ぎで本拠地デビューする。

巨人とはオープン戦初登板が予定された2月26日に対戦するはずだったが、雨天中止。開幕への仕上がりを確認する上で絶好の相手を本拠地で迎え撃つ。

既に開幕ローテーション入りは確実で「次の登板に向けてしっかり調整したいです」と話し、この日はブルペンで56球を投げた。先発予定は唐川で同い年の22歳コンビが初競演する。

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ロッテ・渡辺俊、3回パーフェクト[サンスポ]

先発したロッテ・渡辺俊は3回で1人の走者も許さなかった。35歳のサブマリンは「球質が上がった。曲がりを鋭くしたスライダーなどに手応えを感じた」と納得顔。打で際だったのは塀内だ。8回2死満塁で代打同点2点適時打。オープン戦2打席目で結果を出し、「チャンスはいっぱいもらえないから、あっさり終わるのはいやだった」と意地を見せた。

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ロッテ、契約内容再調査せず[サンスポ]

巨人の契約金超過問題について、ロッテ・中村家国球団社長(66)は16日、「事実関係の詳細が分からないので、何も申し上げることはございません」と話すにとどめた。林信平球団運営本部長(50)は、巨人・阿部や内海らと同時期にロッテが獲得した、新人選手との契約内容を再調査するか質問されたが、「NPBが静観しているので、うちとしては何もやりません」と否定していた。

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ロッテ・渡辺俊、スライダー改良で先発へ前進[サンスポ]

ロッテの渡辺俊が3回で1人の走者も許さず、先発枠を引き寄せた。特に曲がりを鋭く、浮き上がる幅を大きくしたスライダーが効果的。「球質が上がった。ブラゼルら左打者に使って手応えを感じている」と納得顔だった。

候補が増えたことしの先発争い。35歳になっても変化球を改良する旺盛な探求心でも、一日の長があると印象付けた。西村監督は「完璧。ローテーションは決めていないが、前進している」と評した。

小野
「悲観する内容ではない。」(5失点にも)
塀内
「チャンスは多くない。三振して終わる訳にはいかない。」(代打で同点打)
益田
「実績ある打者と対戦でき、いい経験になった。」(新人。5試合連続無失点)

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塀内代打で同点打[ニッカン]

ロッテ塀内久雄内野手(30)が8回、同点に追いつく2点適時打を放った。2死満塁のチャンスに代打で登場すると、2球で追い込まれながら、最後は落ちる球をバットに乗せて中前へ運んだ。「ベンチにいる時でも、自分だったらこの球を狙うとか、考えながら見ていた。これがオープン戦2打席目。滅多にないチャンスだったので、打てて良かった」と頬を緩めた。

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渡辺俊3回完全「結果求めた」[ニッカン]

先発ローテーションの座を狙うロッテ渡辺俊介投手(35)が3回をパーフェクトに抑える快投でアピールした。対外試合初登板だった4日のソフトバンク戦(ヤフードーム)とは異なり、この日は「結果を求めました。先発争いが激しいので」と、シーズン中の試合のように打者を抑えることに集中した。

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巨人契約金問題に文科省「NPBが判断」[ニッカン]

巨人と朝日新聞の“全面戦争”に各界からの反応は静かだった。15日の朝日新聞が報じた、巨人の主力6選手が入団時に契約金の「最高標準額」(1億円プラス出来高払い5000万円)を超える契約を結んでいた問題で、プロスポーツ団体を所管している平野博文・文部科学相(62)は「球団や日本野球機構(NPB)のルールの中で議論して欲しい」と語るにとどまった。そのNPBも前日同様、推移を見守る姿勢を強調した。

平野文部科学相は16日の記者会見で、巨人が一部選手と契約金の「最高標準額」を超える契約を結んだことについて、「具体的事案をコメントする立場にはない。球団や日本野球機構のルールの中で、しっかり議論して欲しい」と述べるにとどめた。一方で、一般論として「強い球団だけが強くなれば、プロ野球全体の活力がそがれ、ファン離れが起きると一般的には言われている」とも、述べた。

文科省は、プロスポーツ振興やプロスポーツ団体を所管しているが、現段階で今回の問題の調査に乗り出す構えはみせていない。同省関係者は「球団と個人(選手)の契約の問題であり、第一義的には球団や日本野球機構が判断することではないか」と話し、当面は巨人や機構側の判断を見守る構えだ。

朝日新聞が15日付の1面などで報じた内容
巨人が球界で申し合わせた「最高標準額」の1億円プラス出来高払い5000万円を上回る契約を97〜04年に6選手と結んでいた、と複数の関係者証言と巨人の内部資料をもとに報じた。6選手は、97年1位の高橋由伸(6億5000万円)、00年1位の阿部慎之助(10億円)、98年1位で大リーグに移籍した上原浩治(5億円)、日本ハムに移籍した98年2位の二岡智宏(5億円)、03年自由枠の内海哲也(2億5000万円)、04年自由枠の野間口貴彦(7億円)。計36億円のうち計27億円が最高標準額を超過する内容だった。

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NPB下田事務局長、新報道にも静観継続[サンスポ]

日本野球機構の下田邦夫事務局長は16日、巨人が契約金の最高標準額を超える契約を結んでいたことについて「推移を見守る。(加藤コミッショナーとは)会っていません」と話した。この日は新たに、巨人が近大・本川監督(当時)と、退職後に業務委託料として2000万円を払う覚書を交わしていたことが報じられたが、対応に変化はなかった。

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朝日VS巨人第2R「二岡恩師に2000万円支払い覚書」[スポニチ]

巨人が一部選手と契約金の「最高標準額」を超える契約を結んでいたことを報じた朝日新聞と巨人によるバトルは16日も続いた。

同社は同日付でも内部資料を基に、98年ドラフトの逆指名制度で入団した二岡智宏(現日本ハム)が所属していた近大野球部の当時監督に、退職後に球団が将来の業務委託料として2000万円支払う覚書を交わしていたと報道した。委託の内容はアマチュア野球の情報収集など。当時の監督は01年に退任し、現在は近大工学部に勤務している。ただし、金銭の授受は行われていないとしている。

この報道に対し、巨人広報部は覚書の存在については「古いことなのではっきりしない」としたが、経理上の記録を確認した上で「お金が支払われたことはない」とのコメントを発表した。

巨人は前日に桃井恒和球団社長が、朝日新聞の報道への抗議について説明。実名で報道された選手や球団への謝罪と謝罪文掲載を求めており、5日以内に誠意ある回答がない場合は法的措置を取る構えを見せている。

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文科相は巨人契約金問題静観「コメントする立場にない」[スポニチ]

巨人の契約金超過問題について、平野博文文部科学相は16日の記者会見で「具体的事案にコメントする立場にない。球団や日本野球機構のルールの中でしっかり議論して欲しい」と述べ、関係者の対応を見守る考えを示した。

文科省はスポーツ振興やプロスポーツ団体を所管している。同氏は「強い球団だけが強くなるとプロ野球全体の活力がそがれ、ファン離れが起こると一般的に言われている」とも述べた。

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NPB職員、球団マネジャーが暴力団排除講習[スポニチ]

日本野球機構(NPB)職員や12球団のマネジャーら103人が16日、都内で行われた「不当要求防止責任者講習」を受講した。

プロ野球界が取り組む選手から暴力団を排除する活動の一環として行われたもので、マネジャーらには球界では初めて修了書が交付された。ソフトバンクの山口裕二マネジャーは「マネジャーは選手と1番近いところにいるので、何でも相談を受ける窓口になりたい」と話していた。

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