わたしはかもめ2012年鴎の便り(3月)

便

3月30日

東北楽天3−5千葉ロッテ(Kスタ宮城)

ロッテは8年ぶりの開幕戦勝利。1回に井口、ホワイトセルの連打で先制し、5回も両者の連続二塁打で加点。6回は根元の2点適時打などで突き放した。成瀬は7回途中1失点。楽天は守備が乱れ、田中も5失点と踏ん張れなかった。

123456789R
千葉ロッテ1000130005
東北楽天0000001023
成瀬
「調子があまり良くない中、要所要所で粘ることができた。最後は自分の投げミス。ああいう失投の確率をこれから減らしていかないといけない。ランナーを出しながら粘れる投球ができたのは次につながる。」(6回2/3被安打7失点1)
根元
「前の打席はアウトになったが、いい感じで打つことができていたので、このチャンスでは何とかヒットを打ちたかった。みんなが繋いでくれたチャンスを潰さず、大きな追加点を取ることができて良かったです。自分自身も開幕できました。」(6回2点適時二塁打)
ホワイトセル
「打ったのはフォークだね。イグチがいい流れで繋いでくれたから最高のヒットが打てた。マリーンズでの最初の打席だったから、自分自身もエキサイトしていたよ。チーム、そして自分にとってもいいスタートが切れたね。」(初回先制適時打)
「自分の打てるボールだけ待っていた。ナルセがいいピッチングをしているから何とかしたい気持ち。猛打賞?いつ打ったか覚えてないなぁ。何よりランナーを返すことができたのが嬉しいよ。」(5回適時二塁打、3安打猛打賞は7月5日対巨人戦以来)

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ロッテ成瀬、開幕連敗6で止めた[ニッカン]

ロッテの成瀬善久投手(26)がマー君に投げ勝ち、3度目の正直で開幕戦勝利をつかんだ。4回から3イニング連続で得点圏に走者を許したが、キレのある直球で危機を切り抜けた。楽天田中が6回5失点で崩れたのを尻目に、6回2/3まで7安打7奪三振で1失点の好投。チームの開幕連敗を6で止め、8年ぶりの開幕戦勝利をエースが手繰り寄せた。

1つ1つの所作に成瀬のエースたる風格が漂った。6回、失策と安打で無死一、二塁。だが表情は一切、変わらない。集中力を研ぎ澄ます。二飛、空振り三振で、あと1死までこぎつける。最後はテレーロを内角高めの直球で、この試合7個目の奪三振。うち4個は得点圏に走者を置いた場面だった。この試合最大の危機を乗り切り、グラブをポーンとたたいた。

100球を超えた7回途中に1失点し、降板した。だがチームが昨季5敗を喫した天敵田中から5得点を奪い、マウンドから引きずり降ろすまでは1点も奪われなかった。「去年もマー君にやられていたので、今年のロッテは違うというのを見せたかった」と意地の思いを口にした。

3年連続の大役。チームで3年連続で任されたのは99〜01年の黒木以来だ。だが過去1度も勝てなかった。重圧は想像以上だった。「1年目は友達からのメールも返信できず、テレビも何を見ていたか覚えていない。それほど緊張していた」。今年は始動時から「開幕投手をやるつもりでいる」と呪文のように唱え続けた。前日29日は「いい緊張感で過ごせました」と心身ともに準備を整えた。

吉報を恩師に届けたかった。前日29日に母校横浜高の渡辺監督が甲子園春夏通算50勝を達成。「改めてすごいことだなと思う。僕が明日の試合で勝って後祝いできれば」。渡辺監督からの教えは、今年は文字に表した。帽子のツバの裏に書いた「信念」の2文字。高校時代に渡辺監督から言われ続けた言葉だ。

「自分を信じてやり抜くということ。それを今年は大事にしたい」。成瀬の投球には強い信念が表れていた。自身3度目の挑戦での開幕戦勝利、そしてチーム8年ぶりの開幕戦勝利を自らの左腕でつかむこと−。「純粋に嬉しいです」。大仕事を果たし、喜びをかみしめた。

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成瀬、3度目大役挑戦で初白星!ブログ不正アクセスにも負けず[スポニチ]

重圧から解放され、笑みが広がった。ロッテ・成瀬が3度目の開幕投手で、初白星をつかんだ。6回2/3を1失点。田中との投げ合いを制した左腕は「純粋に嬉しい。去年チームがマー君にやられているので勝ちたかった」。7安打を浴びたが崩れなかった。低めへの制球がさえ、1度も連打を許さなかった。

今季は帽子のつばに「信念」と書き込んだ。座右の銘は「継続は力なり」だったが、「継続はできるようになってきた。信念を持てばもっと結果がついてくる」とさらなる高みを目指す。新年には自身のブログが不正アクセスを受け、引退を示唆する書き込みがアップされた。心配をかけたファンに最高の結果で応えた。チームは04年以来8年ぶりの開幕戦勝利。就任3年目の西村監督の期待に応え、エースの仕事を成し遂げた。

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ホワイトセルが天敵退治、西村監督「打点2つが大きい」[スポニチ]

ロッテ・4番のホワイトセルが田中から3安打2打点と大暴れ。初回2死二塁から先制の中前適時打を放つと、3回に左前打、5回には中押しの右翼線適時二塁打と広角に打球を飛ばした。

「ロッテで最初の打席で最高の安打が打てた。成瀬が頑張っていたから何とかしたかった」と胸を張った。昨季5敗を喫した天敵を攻略し、西村監督は「ホワイトセルの打点2つが大きかった」とうなずいた。

益田
「野球人生で1番緊張した。走者がいたので、成瀬さんに自責(点)をつけないようにと思って投げた。」(新人ながら開幕戦に2番手登板)

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成瀬、3度目の正直で開幕白星…ロッテ[報知]

3度目の正直を狙った成瀬の力投で、鬼門の開幕戦を突破した。3年連続開幕投手を務めたエースが7回途中1失点。過去2年、ともに逆転負けの屈辱を喫したが、昨季の沢村賞・田中との投げ合いを制した。「純粋に嬉しい。最後に打たれたのは反省点だけど、要所では粘れた」と満足げだ。

プロ9年目の今季。期するものがある。帽子のツバに入れた言葉。「信念」。29日のセンバツで甲子園通算50勝を達成した母校横浜の渡辺監督にたたき込まれたエースの精神だ。自身の座右の銘は「継続」だが、こちらの方は「3年連続2ケタ勝利」と結果に結びつけた。5季ぶりのタイトル奪取を目論む今季、自分に何が必要か。「信念を持ってやらないといけない」。決意の2文字が答えだった。

04年に勝って以来、引き分けを挟んで6連敗だったチームに8年ぶりの開幕白星をもたらした。「今年のロッテは違うんだぞ、ということを見せたかった。1発目で勝ちをつけられて良かった」。10年の日本一の再現へ。“下克上アゲイン”を目指すチームの導火線に火をつけた。

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ロッテ・井口、マー君撃ち猛打賞![サンスポ]

井口が、ロッテ8年ぶりの開幕戦勝利に大きく貢献した。1回に左翼フェンス直撃の二塁打。5回にも右中間二塁打。いずれも続くホワイトセルの先制&中押し適時打を呼び込んだ。

「開幕戦から打ててよかったです。低めの見極めと、積極的にいくことを徹底した」。昨季の井口は、田中に対戦打率.182(22打数4安打)と苦しんだ。年が変われば相性も変わる。田中の決め球でもある低めへのスライダー、スプリットを見極め、好球必打に徹した。

「井口が2死から出塁したのが大きかった。ホワイトセルも何とかしようという気持ちになる」と西村監督。1回も5回も2死走者なしからの出塁を得点に結びつけた攻撃を評価。一昨年、リーグ3位から日本一に登りつめたものの、昨年は淡泊な野球で最下位。粘り強い3、4番がロッテ再生へ大きな1勝をもたらした。

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ロッテ8年ぶり開幕白星「去年と同じなら最下位」[サンスポ]

ロッテは過去10年の開幕戦では1勝8敗1分けと相性が悪かったが、打線の奮起などで2004年以来となる白星を挙げた。

昨季は完全に抑え込まれた沢村賞投手の田中を、連打や相手の失策に乗じた攻めで攻略。西村監督は「何とかしようというみんなの気持ちの表れだ。去年と同じなら最下位だから、違うところを見せないと」と上機嫌だった。

益田
「野球人生で1番緊張した。サインが分からなくなった。」(新人で開幕戦に登板)
根元
「これで自分自身も開幕できた。」(6回に2点適時打)

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ロッテ・ホワイトセル、マー君から快打連発[サンスポ]

ロッテのホワイトセルが昨年の沢村賞投手、田中から快打を連発した。1回2死二塁でフォークボールを中前にはじき返す先制打。「最高の安打が打てた。チームにも自分にもいいスタートが切れた」と機嫌を良くし、5回2死二塁でも一塁手のミットをかすめる適時二塁打を放った。

オープン戦では打率2割だったが、この日は第2打席も左前打。左右に打ち分け、4番の役割を果たした。

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04年以来の開幕白星に上機嫌[ニッカン]

ロッテは過去10年の開幕戦では1勝8敗1分けと相性が悪かったが、打線の奮起などで2004年以来となる白星を挙げた。

昨季は完全に抑え込まれた沢村賞投手の楽天田中将大投手(23)を、連打や相手の失策に乗じた攻めで攻略。西村徳文監督(52)は「何とかしようというみんなの気持ちの表れだ。去年と同じなら最下位だから、違うところを見せないと」と上機嫌だった。

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成瀬勝利「粘りの投球できた」[ニッカン]

ロッテの成瀬善久投手(26)は3度目の開幕投手で初勝利を収めた。7回途中まで7安打を浴びたが、低めの制球力を生かして最少失点でしのぎ「粘りの投球ができた。やっと開幕戦で勝って、今年はいいスタートが切れた」と笑顔で話した。

4回は無死二塁、6回は無死一、二塁と、中盤はピンチの連続。だが連打は1度も許さず、捕手の里崎は「めちゃくちゃ丁寧に投げていた」と、エースをたたえた。

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マーから1年で2点が1日5点[ニッカン]

ロッテの2番遊撃手、根元俊一(28)がマー君をマウンドから引きずり降ろす2点適時打を放った。6回1死二、三塁でスライダーを引っ張り、一塁手の右を破って走者2人を生還させた。昨季チームは6度の対戦で2得点しか奪えなかった楽天田中から、この日5得点目。この回で田中は降板した。「みんながつないでくれたチャンスをつぶさず、大きな追加点を取ることが出来てよかったです。自分自身も開幕できました」と振り返った。

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ホワイトセル大暴れ!猛打賞[ニッカン]

ロッテの4番ジョシュ・ホワイトセル(29)が、マー君相手に猛打を爆発させた。初回に中前へ先制適時打。2打席目は左前打、3打席目の4回2死二塁では一塁手の頭上を越す適時二塁打を放ち、猛打賞と大暴れした。ヤクルト時代の昨年7月5日、巨人戦以来の猛打賞で「成瀬がいい投球をしているから何とかしたい気持ち。(猛打賞は)いつ打ったか覚えていないなぁ。何よりランナーを返すことが出来たのが嬉しいよ」と話した。

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西本コーチが成瀬好投を高評価[ニッカン]

ロッテの開幕投手、エース成瀬善久(26)の序盤の好投に西本聖投手コーチ(55)も高評価した。4回に無死二塁のピンチを背負ったが、連続三振。四球を与えたが、最後は高須を一邪飛に打ち取って切り抜けて無失点。「非常にいい立ち上がりのピッチングをしてくれている。バランスもいいし、腕もよく振れている。開幕の緊張もあると思っていたけど、落ち着いて投げてくれている。ずっと調子もよかったから、このまま行って欲しい」と期待を寄せた。

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ホワイトセルがマー君から先制[ニッカン]

ロッテのジョシュ・ホワイトセル内野手(29)がマー君に先制パンチを浴びせた。初回2死から井口がレフトフェンス直撃の二塁打。得点圏のチャンスでカウント2−1から外角甘めのフォークを、センター前へはじき返した。田中には昨季0勝5敗、防御率0.35と手も足も出なかった。

「打ったのはフォーク。イグチがいい流れでつないでくれたから、最高のヒットが打てたね。マリーンズでの最初の打席だったから、エキサイトしていた。タナカには(ヤクルト時代は)三振ばかりだったけど、ニューイヤーだから過去は関係ない」。2打席目も左前打を放った。

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