ロッテが55年ぶりの開幕3連勝。新人の藤岡は8回途中4安打2失点で初登板勝利。打線は1回にホワイトセルが先制打し、3回は井口の適時打などで2点を追加。6回は清田が適時打を放った。楽天は3連敗。下柳は制球が甘かった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
ルーキー左腕がロッテの歴史を55年ぶりに動かした。ドラフト1位、藤岡貴裕投手(22)がプロ初先発となった楽天戦で初勝利。2試合連続2ケタ安打中の相手打線を最速150キロの直球と鋭いスライダーで封じ込めた。128球の熱投で7回2/3を4安打6奪三振で2失点に抑え、12球団ルーキー最速となる初勝利を挙げた。チームにとっても1957年以来となる開幕3連勝。大学3年までプロを夢見ることができなかった男が、晴れ舞台で輝いた。
戦いの場であるマウンドで、藤岡は自然と何度も笑った。「自分が今まで見てきた選手が打席に立っていて、楽しいなと思った」。小さい頃からプロ野球選手になれると思わなかった。それを思えば、楽しくない訳がなかった。
喜びは力に変わった。開幕前の実戦では最速146キロ。だが1回から147キロを計測。5回に1点を失い、なお2死三塁でも「1点で抑えれば何とかなる。楽しい感じだった」と心が踊る。聖沢に投じた4球目は自己最速まであと3キロの150キロ。危険な匂いを感じるほど、腕が振れた。最後は左打者は最も打ちにくい、外角低めのスライダーで投ゴロに打ち取った。
野球を楽しむ左腕は“持っていた”。疲労の濃かった8回、内村の体付近をえぐった直球がよけたバットに当たって投ゴロ。「巨人の星」の大リーグボール1号のようだった。「大リーグボールは知らないけど、当たっちゃったという感じ」。オープン戦登板を雨で2度も流し「持ってないです」と自嘲気味の時もあったが、勝負運は太かった。
前夜は2戦目のヒーロー、ドラフト2位の中後に「明日は全部、投げろよ」と言われ「お前は(救援で)必要ないから」と軽口を返しながら午後10時に就寝した。いつもは熟睡できる体質。だが「午前2時に起きたり、3、4回は目が覚めた。(初登板まで)もう少しだなと思った」と体が敏感に反応した。
プロのまばゆい舞台を初めて見たのは小3。部屋にポスターを張るほど大好きだったイチローを東京ドームで観戦した。スーパースターの姿を見て下敷きも買った。だがプロ選手になろうとは一切思わなかった。甲子園出場時の雑誌にも将来の夢は「幸せな家庭を築くこと」と載せた。「自分の力ではプロになれないと思っていた。大学3年の時に現実になれると自信がつくまで、変わらなかった」。ウエート禁止の大学方針の中、徹底した走り込みで球速が10キロアップし、注目を浴び始めた2年前にやっと大志を抱けた。
2年後のこの日、藤岡はチームを55年ぶりの開幕3連勝に導いた。「新聞で知って、ぜひ達成したかった」。プロは不可能と思っていた男がつかんだもの。「まだ始まったばかり。でも今日の試合で少し自信がついた」。この世界で生き抜ける確信が芽吹いた。
里崎が藤岡の東急に驚嘆の声を漏らした。「直球が140キロ後半の球を初めて受けたんで必死でした。150キロなんて石井一久さんか石井弘寿ぐらいしかいないでしょ」。受けながら鳥肌が立ったという。この日はフォークも1球しか要求せず、ほとんど直球とスライダーで打ち取った。「他の球を使う必要がなかった。オープン戦から今まで受けた中で、直球は今日が1番良かった」と、初戦に合わせたルーキーを絶賛した。
ドラフト4位の益田が、藤岡の招いたピンチを封じた。2点リードの8回2死二塁で、3番牧田と対戦。第1戦で右前打を許した相手だったが、しっかり三ゴロに仕留めた。「藤岡の後だったので、藤岡に自責点がつかないようにと思って投げました」と、頼もしい。リーキーではただ1人の開幕3連投も、首脳陣の期待の表れだ。
清田が今季初安打を含む2安打で勝利に貢献した。第1打席の二塁打は先制点につながり、6回の右前打は、貴重な追加点を奪う適時打となった。東洋大の後輩藤岡から「清田先輩が打ってくれると思います」とプレッシャーをかけられていたが、いい形で援護ができた。「今度、マリンで一緒にお立ち台に上がりたい」と、さらなる援護を約束した。
22歳が55年ぶりの快挙へ導いた。ロッテは1日、楽天3回戦に4−2で勝利。1957年以来55年ぶりの開幕3連勝を飾った。ドラフト1位の藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が、8回途中2失点でプロ初先発初勝利。スーパールーキーが歴史的快挙を引き寄せた。一方の楽天は、球団初の本拠地開幕カードに全敗。さすがの星野仙一監督(65)も「こんなの初めて」と嘆き節だった。
藤岡がド派手デビューを飾った。初先発初勝利でチームにとって55年ぶりの開幕3連勝に貢献。右翼席を真っ黒に染めたロッテファンが「フ、ジ、オカ!」の大合唱でヒーローを迎えた。「ウイニングボールは母親にあげます!記録(開幕3連勝)をぜひ達成したいと思ってマウンドに上がりました」。
7回2/3を128球、4安打2失点。最速150キロの直球とスライダーを軸に捕手の里崎も「(球が)うなっていて捕るのに必死だった」と目を見張る球威で、4回まで毎回の6三振を奪った。
前夜は午後10時過ぎに消灯したが、自身の初登板と球団記録の重圧から午前2時、4時と目が覚めた。緊張から救ってくれたのは同じ大卒ルーキーの2人。この日の朝、D2位・中後(近大)とD4位・益田(関西国際大)から「全部投げてこいよ」と冷やかされ、藤岡は「お前らなんか必要ないぜ」と突っぱねた。「野球人生で、先発前夜に眠れなかったことはなかった。いいジョークを言い合えて気持ちが和みました」。
小学時代は野手。だが父・茂さん(61)は投手にしようと、自宅の庭にマウンドを作った。投本間約17メートルながら、父親の愛情が詰まった“夢のブルペン”だ。ここで左腕を振り続けた孝行息子は、プロの世界でも父親の夢をかなえた。
新人白星1番乗りに「同期の中で早く勝てたのは嬉しい」と藤岡。開幕3連勝は「毎日オリオンズ」時代の1957年までさかのぼる。今季開幕前に逝去した榎本喜八さんらで構成する「ミサイル打線」が看板だった。偉大なOBの背中を追って、22歳の新鋭が“藤岡伝説”を作る。
ロッテD4位・益田(関西国際大)が、開幕カードで3連投だ。8回2死二塁で藤岡からバトンを受けて「藤岡が出した走者だから自責点にならないように気をつけた」と気合。3番・牧田を三ゴロに仕留め、これで3試合連続無失点。西村監督は「藤岡もよく投げたが、益田も素晴らしい」と絶賛した。
ロッテの西村監督から熱い右手を差し出された藤岡は、22歳らしい爽やかな笑みを浮かべた。ウイニングボールを手に指揮官とガッチリ握手。7回2/3を4安打2失点、初登板で12球団の新人一番乗りの白星だ。チーム55年ぶりの開幕3連勝の立役者は、思い切り声を弾ませた。「凄く嬉しい。初回に点を取ってくれて楽に投げられた。(開幕3連勝は)55年ぶりと分かっていた。記録を達成したいとマウンドに上がった」。
濃い雲に覆われてのデーゲーム。カクテル光線を一身に浴びて躍動した。プロ第1球は145キロの直球。聖沢を遊ゴロに打ち取りリズムに乗った。鋭いスライダー、緩いカーブを見せ、低めに直球を決めた。最速150キロ。捕手の里崎が「(球が)うなっていて捕るのに必死だった」と舌を巻く球威だった。7回を終え被安打2で111球。西本投手コーチに交代の意思を問われると「もう1回行きます」と続投を志願した。背番号18を背負う、将来のエース候補。強気に押す、力感あふれるマウンドだった。
強さと柔らかさが融合した最高傑作だ。しなやかなフォームは、右足を踏み込んだ半身の体勢から、左手に握ったボールを打者になかなか見せない。左肩を最後まで体の奥に隠し、ギリギリで肩の左右を切り替える。そこから鋭い腕の振りで投げ込む。大腿部の周囲はチーム投手陣トップで競輪選手並みの65センチ。下半身に力を蓄えてリリースで一気に解放するため、大学時代、右足のスパイクの前歯は毎試合折れ曲がった。プロでは歯の枚数を増やすなど改良。この日も、思い切り踏み出した右足付近で赤土が勢いよくはじけた。
55年ぶりの開幕3連勝。当時の毎日オリオンズは、開幕前に逝去した榎本喜八さんらの「ミサイル打線」が看板だった。西村監督は「あそこまでよく投げてくれた。開幕3連勝は私が生まれる前だね」と満面の笑みで話した。同じ新人の中後、益田も救援でフル回転した。昨季最下位に沈んだチームにとって希望の光。勝利の瞬間、上空は晴れ渡っていた。
ロッテ新人の藤岡がプロ初登板初先発を勝利で飾った。チームの新人初登板初勝利は、08年4月26日ソフトバンク戦で唐川が同じく先発で達成して以来だ。
開幕カードの初登板先発勝利は、毎日として球団創設された50年開幕戦の榎原好以来、62年ぶり2人目。両リーグでも07年の小嶋(神)以来、66年のドラフト制以降5人目の快挙となった。
ロッテの清田が東洋大の後輩・藤岡を援護した。初回に右中間二塁打を放ち、その後に先制の生還。6回は貴重な追加点となる適時打を放った。
開幕から1番で先発出場も、過去2試合は9打席無安打だった26歳は「先輩として(藤岡を)助けてあげることができてよかった」と笑顔。藤岡の次回登板、8日の日本ハム戦(QVCマリン)へ向け「マリンでは2人でお立ち台に上がりたい」と誓った。
ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が、ルーキー最速でプロ初勝利を挙げた。楽天戦で初先発し、7回2/3を4安打2失点に抑え、チームを55年ぶりの開幕3連勝に導いた。少年時代、夢見ることすらできなかったプロのマウンドから、大物ルーキーの新たな夢物語が始まった。
杜の都の曇り空から差し込む西日が、喜びに満ちた藤岡の表情をライトのように照らし出した。「すごくうれしいです。初回に打者が1点を取ってラクに投げられました。打者に感謝しています」。ヒーローインタビューに立った背番号18は新人らしく、緊張しながら少し控えめに喜びを語った。
しかし、マウンドでは、新人らしさは少しもなかった。4回まで毎回となる6三振を、全て空振りで奪った。里崎が「取るので精一杯」とうなったプロ最速となる150キロ直球を武器に、楽天打線を手玉に取った。
「今まで見てきた打者と対戦できるのが嬉しかった」。時折、笑みにも見える表情を浮かべながら全128球を楽しんだ。しかし、プロの舞台は少年時代、夢見ることすらない場所だった。
将来の夢を書く時、答えは2つあった。1番は「幸せな家庭を築くこと」。もう1つは「書くことがなかった時」の「プロ野球選手」。巨人ファンの父の影響で、テレビには巨人戦が流れていたが、好きなチームがあった訳でもない。とりあえず埋めただけの空っぽな夢に、現実感なんてなかった。
諦めかけた時もある。東洋大2年の秋、食事をしながら両親に打ち明けた。「野球やめようかな」。冗談めかして笑ったが、初めて吐いた弱音だった。当時、東都大学リーグで4季で4勝だけ。高橋監督の「2年までに芽が出ないなら、上でも通用しない」。厳しいゲキに心が折れかけた。
「監督を見返してやりたい」。支えたのは負けん気だった。走り込みを2倍に増やし、生命線となる尻回り105センチの屈強な下半身を築いた。以来、エースとして大学選手権2連覇を達成し「アマチュアNO.1投手」の称号を得た。ドラフト最多3球団の1位指名は、努力の結晶だった。
いつかの弱気な姿はなかった。なぜなら、今は確固たる目標があるからだ。「新人王」、そして「もっともっと勝っていけるように」−。大投手へと続く夢はまだ、序章にしか過ぎない。
ロッテは1日、楽天3回戦に4−2で勝利。1957年以来55年ぶりの開幕3連勝を飾った。ドラフト1位の藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が、8回途中2失点でプロ初先発初勝利。スーパールーキーが歴史的快挙を引き寄せた。
一塁側寄りのバックネット後方から、父・茂さん(61)=団体職員=と母・京子さん(54)が息子のデビュー戦を見守った。群馬・渋川市から電車を乗り継いで午前11時に球場入り。茂さんは「急遽インターネットで1枚4700円の席を2枚購入しました。息子の体は少し大きくなって、大人っぽく、プロっぽくなっていた」と感激。京子さんもマウンドで躍動する姿に感無量の様子だった。
ドラフト1位ルーキー、ロッテ・藤岡が初登板にも臆することなく、マウンド上で躍動した。新人で白星一番乗り。「すごく嬉しい。1回に1点とってもらったので緊張せずに入れました」。チームを1957年以来55年ぶりの開幕3連勝に導き、お立ち台で満面の笑みを浮かべた。
最速150キロの速球と鋭いスライダーで楽天打線を手玉に取る。8回2死から連打を浴びて途中降板したが、1回から1度も先頭打者を出さない安定感。女房役の里崎は「(球が)うなっていた。自分は受けるのに必死だった」と興奮気味に振り返った。
テンポ良く投げた球数は128。中盤に与えた2つの四球を反省点に挙げたが、西本投手コーチは「四球で崩れる心配がない。日に日に良くなっている」と安定感を称賛する。
抑えの薮田からウイニングボールを受け取った際、安堵感からか少し目を潤ませた。「これは母親に渡したい」と優しさものぞかせた。大物感漂う22歳左腕は「まず1勝を挙げて少し自信がついた。もっともっと勝てるようにしていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
ロッテの藤岡貴裕投手(22)の母校、東洋大の高橋監督は1日、教え子のデビュー戦勝利について「ロッテの開幕3連勝は50数年ぶりだと聞いたが、そのプレッシャーは大変だっただろう。その中でよく勝ったと褒めてやりたい」とねぎらった。
ロッテ先発のルーキー藤岡貴裕投手(22)が、デビュー戦を初勝利で飾った。7回2/3を4安打に抑え、6三振を奪った。5回は1失点し、なお2死三塁とピンチだったが冷静。聖沢には最速150キロをマークし、最後はスライダーで投ゴロに打ち取った。疲れの見えた8回2死から連打を許し、2失点目で降板。それでも128球の熱投で、チームを55年ぶりの開幕3連勝に導いた。同期の中後悠平投手(22)、益田直也投手(22)も開幕シリーズで好投を続けて「負けないように投げた。(12球団のルーキーの)同期の中で最初に勝てたのは良かった」と喜んだ。
ロッテ・藤岡が1日楽天戦(Kスタ宮城)で先発し、7回2/3を投げ、4安打2失点、6三振2四球で初勝利。「嬉しいです」と笑顔で振り返った。
「初回に1点取ってくれたので、楽な気持ちでマウンドに入れた」という藤岡は、直球を中心とした配球で、1回は3者凡退二三振と上々の立ち上がり。8回2死二塁の場面で銀次に外角高めの直球が適時二塁打で4−2となり降板したが「8回まで投げられたことに感謝しています」と充実した表情を浮かべた。
前日31日はドラフト2位の中後が好投。「中後に負けないようにと思って頑張りました」と、刺激を受けた。
「(今日勝てば)開幕55年ぶりの3連勝を飾ることを知っていたので、記録を達成したと思った」と語った藤岡の度胸は満点。連日のルーキー達の切磋琢磨した活躍に、西村監督も頼もしく感じている。
ドラフト1位・藤岡が8回途中まで2失点、6奪三振好投で、プロ初登板初先発で初勝利。ロッテが55年ぶりの開幕3連勝を飾った。
藤岡は初回、先頭の聖沢を遊ゴロに打ち取ると、銀次、牧田を連続三振と最高の立ち上がり。5回に内村の遊ゴロの間に1点を失い、8回に2死から聖沢の中前打、銀次の二塁打で2点目を失ったところで降板したが、わずか4安打、四球は2つだけと、新人離れした投球をみせた。
打線は楽天先発の下柳から、初回に先頭の清田が右中間を真っ二つに破る二塁打で出塁し、犠打とホワイトセルの左前適時打で先制。3回には井口の三塁線を破る左前適時打と、ホワイトセルの二ゴロ併殺崩れの間に2点を追加し、藤岡を援護した。ロッテは毎日オリオンズ時代の1957年以来となる開幕3連勝とした。
藤岡は「すごい嬉しいです。初回に打者が1点取ってくれたので、楽な気持ちでマウンドに入ることができました。打者が点を取ってくれたので、8回まで投げることができたので、感謝してます。(ウィニングボールは)母親にあげたいと思います。(開幕3連勝に)新聞で見て55年ぶりというのは分かっていたので、ぜひ達成したいとマウンドに上がりました」と初々しく語った。
ロッテの伊志嶺が9番で初先発し、3安打2得点をマークした。3回に下柳から中前打、6回は橋本から右中間を破る二塁打で出塁し、ともに本塁を踏んだ。8回にも青山から中前打を放ち、期待に応えた。
オープン戦で打率8分2厘と不振を極め開幕から先発を外れていたが、高橋ヘッドコーチは「上半身の使い方が良くなってきた」とみていた。本人も「吹っ切れた。試合に出られる喜びを感じた」とほっとした表情だった。
55年ぶりとなるロッテの開幕3連勝に、1957年にロッテの前身となる毎日のユニホームに袖を通していた元選手達が、喜びの声を上げた。
開幕投手を務めた植村義信さんは「あれから55年ですか。当時は西鉄が強かった。私も藤岡君と同じ18番で、何かの縁を感じます」とコメント。通算121勝の若生智男さんは「あの頃はミサイル打線といわれた打力が魅力だった。OBとして、今年は期待しています」と話した。
ロッテ井口資仁内野手(37)が、先発のルーキー藤岡貴裕投手(22)を援護射撃した。3回1死一、三塁から初球攻撃に出て、三塁手の横を痛烈に抜く適時打を放ち、2得点目を生んだ。「甘いボールが来たら初球から狙っていた。前の打者(根元)がいい感じでつないでくれたから、何とか得点につなげたかった。藤岡もいいリズムで投げてくれているから援護できてよかったよ」とコメントした。
ロッテ4番のジョシュ・ホワイトセル内野手(29)が、先発のルーキー藤岡貴裕(22)を後押しする先制適時打を放った。1回2死三塁から、外角低めの球を逆らわずにレフト前へ。「今日は藤岡のデビュー戦だったから、何とか先制点を取ってあげたかった。昨日、一昨日と初回に先制点を取って、いい流れでゲームメイク出来たから、今日もいけるね」とコメントした。