4月2日4月2日ロッテのドラフト1位、藤岡貴裕投手（22＝東洋大）が省エネ投球を理想に掲げた。前日1日の楽天戦で12球団ルーキー1番乗りの初勝利から一夜明けた2日、QVCマリンで調整。128球を投じたこともあり「オープン戦より体の張りがある」と実感した。完投能力はあるが球数を要するタイプ。「大学時代も少ない試合で115球ぐらい。昨日は四球も2個あったし、減らせるボールもある」とまだ向上の余地はある。
藤岡と同じ背番号18だった球団OBが最高のお手本だ。今季同様、開幕3連勝を飾った57年。開幕戦先発の植村義信氏は史上最少投球数の71球で完投勝利を挙げた。「71球はすごいですね。自分はできれば100球ぐらいを目指したい」。藤岡本人になりすました偽ツイッターも判明。色んな意味で注目度が高まってきた左腕が、次戦は本拠地開幕シリーズとなる8日の日本ハム戦に挑む。
ロッテのドラフト1位、藤岡貴裕投手（22）がプロ初勝利の反響の大きさに驚いた。1日の楽天戦（Kスタ宮城）でのプロ初勝利から一夜明けた2日、QVCマリンでウエートトレやマッサージなどを行った。試合の日は、ホテル出発時に充電100％だった携帯が、試合が終わって一息ついたころには20％まで減るほどメール、電話が殺到したという。「メールは全部、返しきれなかったです。80から90件ぐらい来た。（同じく1日にデビューしたルーキーの）広島の野村ともメールしました」と穏やかな表情で話した。
ロッテのセス・グライシンガー投手（36）が、3日の西武戦でチームを60年ぶりの開幕4連勝に導く。2日、QVCマリンで今季初先発に向けて最終調整。ランニングや、4日に先発予定のヘイデン・ペン投手（27）を相手に投球フォームなどをチェックした。「連勝を続けたいし、勝利を挙げた後のクラブハウスの雰囲気は最高だからね。それを味わうためにも全力を尽くしたい」と誓った。
ロッテの黄金ルーキー・藤岡が中畑監督にリベンジだ。1日楽天戦（Kスタ宮城）でプロ初登板初勝利。この日、QVCマリンで自身の活躍を報じるスポーツ紙に目を通した。
新人1番乗りの白星だったが、スポニチの1面はDeNA初勝利。「中畑さんには勝てないです」と苦笑いし、さらに「（同い年の）唐川の初勝利のときは1面の新聞（本紙）もありましたよね？」と悔しがった。
次の目標はプロ初完投だ。デビュー戦は7回2/3を128球で降板。「球数が多いですよね。（ペース配分を）考えながら投げたんですけど」と振り返り「完投はできればしたい。100球ぐらいでできるならいいかなと思う」と省エネ投法を思い描く。次回登板は8日の日本ハム戦（QVCマリン）。本拠地での快投で今度こそ1面を奪う。
ロッテ新外国人のグライシンガーが3日の西武戦（西武ドーム）でチーム60年ぶり開幕4連勝を狙う。
成瀬、唐川、藤岡と平均年齢23.3歳の先発陣で3連勝。36歳の助っ人右腕は「若い彼らに続きたい。チームが勝てるように力を発揮したい」と意気込んだ。この日はQVCマリンでキャッチボールなどで調整し「自分にとってロッテでの最初の試合。興奮している」と闘志をみなぎらせた。
プロ野球の実行委員会及びセ・パ両リーグの理事会が2日、都内で開かれ、来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の監督選考を始め、チーム編成の方向性などについて議論した。監督選考について、加藤良三コミッショナーは「06、09年の経験を踏まえて対処するのが当然」としたが、結論は出ず継続審議となった。
また、「侍ジャパン」に関連するビジネス展開を目指し、新たに委員会を設けて検討する方針。3月28日に日本野球機構（NPB）の一般社団法人への移行申請を内閣府に行ったこと、公式戦のデータ処理の委託について新たに電通と3年契約を結んだことが承認された。セの理事会では、開幕3連戦の予告先発の影響を検証した。
昨年のドラフトで1位指名した東海大・菅野の交渉権を喪失した日本ハムが、今秋のドラフトでも再指名権があると主張した件について、NPBでは「解釈論なので、まだ確定的なことを言える段階にない」（伊藤法規部長）とした。野球協約では、当該選手が「再び就学した場合」に、次回ドラフトで指名できると明記。日本ハム側は留年も就学にあたるとしている。
プロ野球は2日、東京都内で実行委員会を開き、今年から常設された日本代表のビジネス面についての運営委員会を設置する方針を決めた。日本代表は今秋に試合を実施することが検討されている。
日本代表が3連覇を狙う第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は来年開催される。12球団はオーナー会議で既に参加表明しているが、日本プロ野球選手会は参加を決めていない。