オリックスが少ない好機を生かして競り勝った。3回に坂口の適時打で先制し、5回にバルディリスが適時二塁打。9回はT−岡田の今季チーム初本塁打で加点し、継投で逃げ切った。マクレーンが2勝目。ロッテは2安打に終わった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ロッテは2安打1得点で本拠地初の連勝はならず。ドラフト4位右腕・益田は6試合目でプロ初失点を喫した。イニングまたぎの9回にT−岡田に被弾。「疲れはない。1番打たれてはいけないところでシンカーが真ん中に入った」と悔やんだ。
最近6試合で9得点と打線が上向かず、接戦続きで益田への依存度が高くなり、早くも登板過多の状況。西村監督は「任せられる中継ぎがなかなかいない。益田はよく投げている」とかばった。
ロッテは今季最少の散発2安打、犠飛による1得点のみに抑えられた。ここ5試合で7得点の貧打に、西村監督は「奮起するのを辛抱するしかない」と苦い顔だ。3番手のD4位・益田(関西国際大)は9回にT−岡田に1号ソロを浴び、登板6試合目で初被弾&初失点。「チームを負けさせたけど、いい経験といい勉強になりました」と前を向いた。
ロッテは左の軟投派マクレーンを打ちあぐね、2安打に終わった。唯一の長打を放ったサブローは「遅い球を打つには早めに始動してゆっくり引きつけること。今日は点を取れない野手の責任」と振り返った。
開幕から中軸は打順を変えずに戦っている。西村監督は「調子のいい打者が何人いますか」と打線の組み替えに消極的で「投手に辛抱してもらうしかない」と話した。
ロッテが、わずか2安打で1得点と貧打に泣いた。西村徳文監督(52)は「投手陣はよくやっている。打線が何とか奮起して先に点を取らないとね」と首をひねった。この6試合で1試合平均1.5得点とかみ合わない。好調の根元が風邪で欠場したことも響いた。「打順を入れ替えるといっても調子がいい打者は何人いるの?まだバタバタする時期じゃない。勝ち越しているんだから」と冷静に話した。
ロッテの先発ヘイデン・ペン投手(27)が、6回3安打2失点で先発の役割を果たした。雨天中止で2度、先発予定が流れての今季初登板だった。難しい調整の中でもボールを低めに集め、2失点で食い止めた。「自分らしい投球はできたかな。失投が2球くらいあり、点につながってしまったのは次への課題。1点リードされての降板となってしまったので、後は打線に奮起してもらってチームの勝利だけ願っているよ」と話した。
ロッテの根元俊一内野手(28)が12日のロッテ−オリックス2回戦を体調不良のため欠場した。11日に38度5分の発熱があり習志野市内の病院で検査した結果、風邪と診断された。この日は自宅で静養し、13日のソフトバンク戦には1軍帯同する予定だ。