わたしはかもめ2012年鴎の便り(4月)

便

4月22日

千葉ロッテ6−4埼玉西武(QVCマリン)

ロッテは3−4の8回に井口、サブローの連打で追い付き、さらに2死一、二塁で清田が左中間三塁打して2点を勝ち越した。3番手で登板した新人の中後がプロ初勝利。西武は8回にマイケル、岡本篤が連打を浴び逃げ切れなかった。

123456789R
埼玉西武0001201004
千葉ロッテ00003003x6
藤岡
「良くなかった。真っ直ぐが走らず、慎重になりすぎた。」(7回途中4失点で降板)

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ダーツマン中後が初勝利[ニッカン]

ロッテのユウちゃんも持っていた! ドラフト2位左腕の中後悠平投手(22=近大)が1点を追う8回から登板。西村徳文監督(52)が「あそこは中後しかいない」という信頼感でチーム最多タイ8試合目のマウンドに送り出された。ボールの軌道からストライクになるスライダーで打者を退ける。1安打を許したが、1回無失点。その裏に味方打線が3得点で逆転し、プロ初勝利が転がり込んだ。

中後
「中継ぎで、どこかで勝てるかなと思ったけど、まさかビハインドから逆転して勝つとは。(決勝打の)清田さんと(抑えの)薮田さんに感謝します。」

貴重な変則左腕として藤岡らと入団。当初は先発候補だったが、制球力と体力に欠け、オープン戦序盤は2軍降格の危機にあった。だがキャンプから西本投手コーチと制球力の向上に取り組んで、手薄だった中継ぎ陣に生き残った。

同コーチから徹底的に言われた言葉がある。「ダーツを投げるときには、肘が顔から離れないだろう?顔の近くから肘を出すから的に当てられる。お前はダーツマンになるんだ」。キャッチボールに際しての約束も交わした。「投げた後に地面に突いた右足の爪先を動かすな」。右足がぶれなければ上半身も安定する。プロで戦える一定の制球を短期間で身につけた。

初勝利をささげたい人がいた。入団後の昨年末にガンで亡くなった祖父の塩崎明(めい)さん。5歳のころからキャッチボールの相手をしてくれた。入団時に球団からプレゼントされたユニホームは棺の中に納めて誓った。「じいちゃんがいたからプロ野球選手になれた」。その思いはずっと忘れない。中後悠平という名前を白星とともに積み重ねていく。

中後悠平(なかうしろ・ゆうへい)
1989年(平元)9月17日、大阪府生まれ。小学5年で野球を始めた。和歌山・近大新宮高では2年春からベンチ入りし3年夏県8強。近大では2年の日米大学野球から3年連続で大学日本代表。リーグ戦通算19勝13敗。昨秋ドラフトで2位指名。182センチ、72キロ。左投げ左打ち。

ロッテ中後がプロ初勝利。チームでは藤岡も2勝しているが、ロッテの新人2人が4月までに勝利を挙げたのは50年(荒巻、上野、榎原、佐藤)52年(末吉、和田勇)56年(中西、小野)に次いで56年ぶり。

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ロッテ・中後、16球でプロ初勝利[サンスポ]

ロッテD2位・中後(近大)がプロ初勝利。1点を追う8回に登板し、無失点に抑え、その裏に味方打線が3得点で逆転した。「嬉しい。1回投げただけで、白星がつくなんて」と笑顔だ。左横手からスライダーを操り、D4位・益田(関西国際大)、薮田と並んでチーム最多の8試合に登板するなどフル回転が実を結んだ。「(ウイニングボールは)世話になった、おとんとおかんにあげます」と関西弁で初々しく話した。

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中後プロ1勝、ロッテ新人2人4月勝利は56年ぶり[スポニチ]

ベンチの隣にいた藤岡から手を差し出されると「ほんまにありがとう」と中後は感極まった。藤岡に続くプロ初勝利。新人2人が4月までに勝利を挙げるのは、ロッテでは56年ぶりの快挙だった。「嬉しいの一言。1イニングを抑えただけで初勝利なんて、こんなにうまいこといくとは。ボールはおやじとおかんにあげます」。

出番は1点ビハインドの8回。藤岡が守ってきたマウンドへ3番手で上がった。1死から米野に中前打を許したが、続く原を曲がりの大きいスライダーで一ゴロ。最後は138キロ直球で炭谷を右飛に仕留めた。流れを断ち切ると直後に味方が逆転。幸運なプロ初勝利を手にした。西村監督は「あそこは中後しかいない。期待通りの結果を出してくれた」と手放しで喜んだ。

元阪神セットアッパーのジェフ・ウィリアムスを彷彿させる投球フォーム。希少な変則左腕だが春季キャンプでは制球難を露呈。2月25日の中日とのオープン戦(北谷)では死球を警戒され右打者を9人並べられた。制球難の原因は踏み出した右爪先。10時方向に踏み出した爪先が、力んで時計回りにブレる悪癖があった。西本投手コーチに指摘され、日々のキャッチボールから爪先を12時方向に向けるように修正。徐々に制球に自信が持てるようになってきた。

抑えの薮田、ドラフト4位・益田と並んでチーム最多8試合に登板している。「(相手の)流れを止めるのが中継ぎの魅力。それができて嬉しいです」。度胸満点の新人が好調なチームを支える。

◇ロッテ、56年ぶりの4月“2人目”勝利

ロッテのルーキー中後が22日、西武戦で救援しプロ初勝利をマークした。今季チームの新人勝利は藤岡に次ぎ2人目だ。

チームで同一シーズンに2人以上の新人が勝利を挙げたのは、01年の渡辺俊と加藤(現阪神)以来。4月までに限ると、毎日時代の56年の中西勝己と小野正一以来、56年ぶりチーム4度目となった。

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中後、プロ1勝!藤岡に続いた新人56年ぶり快挙…ロッテ[報知]

いつもと違うハイタッチの味をかみ締めた。祝福の言葉とウイニングボールのプレゼントに、中後の表情が崩れる。「嬉しいです。こんなにうまいこと、3人抑えただけで初勝利をもらえるとは思っていなかったんで」。1点を追う8回に3番手として登板し、1イニングを無失点。チームの逆転劇で、プロ初勝利を手にした。

苦難の連続だった。キャンプでは制球難を露呈。打撃投手で打者との中間に置かれたネットにぶつけたこともあった。オープン戦初戦、2月25日の中日戦(北谷)では2発を浴びて4回4失点。けん制のサインを見落とし、悪送球まで犯した。「全然、周りが見えていなかった」。重圧につぶされかけていた。

転機は中継ぎ転向だった。「先発でチームに迷惑をかけたのに使ってもらえた。中継ぎはイニングが短い分、全力でいける」。開き直ると同時に、踏み出した右足のぶれを抑えるフォームの修正で、制球も安定した。オープン戦終盤は3試合で7者連続三振。迷いなく投げるボールには、プロの打者でもねじ伏せる力があった。

藤岡に続くルーキーの初勝利。ロッテの新人2人が4月末までに白星を挙げるのは、1956年の毎日・中西勝己、小野正一以来、56年ぶりの快挙だ。独特の投球フォームとスライダーの切れ味に、西本投手コーチが「すぐにウィリアムスを思い出した」と評する“和製ジェフ”。勝ちパターンの一角を担う左腕が、好調のチームを支えていく。

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8回一挙逆転!ドラ2・中後がプロ初勝利…ロッテ[報知]

ロッテは3−4の8回に井口、サブローの連打で追い付き、さらに2死一、二塁で清田が左中間三塁打して2点を勝ち越した。3番手で登板した新人の中後がプロ初勝利。西武は8回にマイケル、岡本篤が連打を浴び逃げ切れなかった。

中後が3番手として8回を抑えると、味方打線が直後に逆転。「嬉しいの一言。1回抑えただけで初勝利なんて、こんなうまいこといくとは。おとんとおかんにウイニングボールをあげます」と、プロ初勝利を関西弁で初々しく話した。

左横手から大きなスライダーを操り、薮田と同じく新人の益田と並んでチーム最多の8試合に登板。西村監督も「あそこは中後しかいない。期待通りの結果を出してくれている」と喜んだ。

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サブローがマイケル撃ち同点[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(35)が粘りの象徴だった。1点を追う8回1死二塁から中前打を放ち、同点へと導いた。「その前に2回(1、5回の得点圏)やられていたので、開き直ってですよ。マイケルに対しては久々だったけど、日本ハム時代も相性は悪くなかったし、気楽に打席に立てた」と笑顔で話した。

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清田V打「使ってくれて感謝」[ニッカン]

ロッテ清田育宏外野手(26)が値千金の決勝打を放った。8回2死一、二塁から内角の球に対し、鋭く腰を回転させて前進守備のレフトの頭上を越える三塁打。今季は先発出場も代打を送られることも多かったが「代打を送られるかなという考えもなくはなかった。使ってもらった監督に感謝したい」と信頼に応えた。

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藤岡「リズム悪く」4失点[ニッカン]

ロッテのドラフト1位、藤岡貴裕投手(22)が踏ん張りきれなかった。3勝目をかけた一戦。4回1死一塁からヘルマンに左中間突破の2点適時二塁打を浴びて先制点を献上した。5回は味方の適時失策で2失点と運もなく、同点で迎えた7回も中村に勝ち越しの適時打を浴びた。結局6回2/3を4失点(自責点2)で降板。「今日はあまり調子が良くなかったので、慎重になり過ぎてしまいました。コントロールに苦しみ、リズムも悪くなってしまいました。そんな中、野手の人が追いついてくれたのだから、7回はきっちり抑えて次の投手へつなぎたかったです。野手の人に申し訳ないです」と責任を感じていた。

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根元2点適時打[ニッカン]

ロッテ根元俊一内野手(28)が追撃の2点適時二塁打を放った。3点を追う5回、3連打で1死満塁のチャンスを迎えた。内角138キロの直球をコンパクトに振り抜き、右翼線へはじき返した。「みんなでつないだチャンスだったので、積極的に行きました。早いうちに追いつきたかったし、藤岡も頑張っていたので負けをつける訳にはいかない」とコメントした。

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ロッテスカウトも熱視線、通算40本塁打外野手「粗削りだが将来性感じる」[スポニチ]

◇春季近畿地区高校野球大会予選京都大会1次戦2回戦:西城陽11−0堀川 (塔南グラウンド)

春季近畿地区高校野球大会予選が22日、各地で行われ、京都大会1次戦2回戦では西城陽が堀川を圧倒した。高校通算40本塁打の西城陽・真砂勇介外野手(3年)は「4番・中堅」で先発し、1安打2打点1盗塁。バットと足で貫禄を示した。

背筋力220キロ、スイングスピード147キロ。力強いスイングが生み出す打球は、弾道が違う。6回無死一、二塁、真砂の放ったライナーは中堅手の頭上をあっという間に越える2点二塁打となった。直後に三盗にも成功し、格の違いを見せつけた。それでも「調子は良くない」と首をかしげるから末恐ろしい。

視察したロッテ・松本編成統括も「体のバランスがいいし力もある。粗削りだが、将来性をかなり感じる」とほれ込む逸材。第1志望の「プロ」へ向け、アピールを続ける。

真砂勇介(まさご・ゆうすけ)
1994年(平6)5月4日、京都府京都市出身。向島藤の木小4年から野球を始める。槇島中では「京都木津川シニア」で3年夏に全国大会出場。西城陽では1年夏から背番号13でベンチ入りし同秋からレギュラー。50メートル走6秒1、遠投105メートル。1メートル83、78キロ。右投げ右打ち。

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