わたしはかもめ2012年鴎の便り(5月)

便

5月3日

オリックス1−6千葉ロッテ(京セラドーム)

ロッテは渡辺俊が8回1失点で今季初勝利。7安打を浴びながらも打たせて取る投球で抑えた。打線は4回に里崎の二塁打で1点を先制し、6回にもサブローの2点適時打などで計4得点。オリックスは連勝が3で止まった。

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千葉ロッテ0001400016
オリックス0000000101

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渡辺俊、稲葉に花、1500イニングで花[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(35)が通算1500投球回達成を“花”の今季初勝利で飾った。今季3度目の先発となったオリックス戦で8回7安打1失点の好投。大台までの5回2/3をクリアして、球団では99年に園川が達成して以来、通算12人目の節目に到達した。祝福の花束を受け取ったサブマリンが、今カード3連敗の危機を阻止した。

渡辺俊が花を摘むように1つ1つ、優しくアウトを摘んだ。直球は120キロながらスライダー、シンカー、カーブと花束のような彩り鮮やかな変化球を駆使して、1500イニングへと近づいていく。節目の記録は最大のピンチで訪れた。6回1死一、二塁で李大浩。キレのあるシンカーを内角に多投して追い込む。最後は真ん中に甘く入ったが、気迫が上回り、詰まらせて中飛に打ち取った。このアウトで歴史に名を刻んだ。

後続も断ち、この回の終了時にチアガールから花束を贈呈された。「ピンと来ないけど、それだけ投げてきたということかな」。実は5回終了時に花束を渡されかけた。相手側の勘違いで「もう6回だっけ?」とスコアボードを確認した。1000回達成時の花束にホロ苦い思い出がある。8回終了時に受け取ったが、9回に同点弾を浴び、勝利を逃していた。「今日は気持ちよく花をもらいたかった」と祝福を実感できた。

花をもらうばかりではない。4日前には因縁の相手に祝いの花を贈った。通算2000安打を達成した日本ハム稲葉に1万5000円のスタンド花を用意。札幌ドームの関係者入り口は関係者からの花で埋め尽くされたが、現役投手からは渡辺俊だけ。「現役で1番ヒットを打たれた投手と書いてあったからね」。09年のWBC日本代表でチームメートだったが、食事を共にするような間柄ではない。4月26日の対戦で通算30安打目となる本塁打を喫した相手。グラウンドを離れれば、粋な心遣いを見せる。

先発6枠目で、初登板まで開幕から3週間を要したが、焦りはない。「もう3勝、4勝している投手もいるけど、慌てずに追いかけたい」。稲葉に贈ったスタンド花は7種類の花で形成されている。メーンの花であるアルスロトメリアの花言葉は「機敏・援助・持続」。シーズンを通してサブマリンがチームに大きな花を咲かせ続ける。

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ロッテ・俊介、おまたせ1勝!8回1失点[サンスポ]

渡辺俊が8回1失点で今季初勝利。通算1500投球回にも到達し、「1000回のときは花束をもらってから打たれた。今日は気持ちよく投げられた」と周囲を笑わせた。開幕ローテ入りしたが、日程や中止の影響を受け初登板が4月19日まで待たされた。開幕から1ヶ月以上たっての勝利に「もう3〜4勝している投手もいるが、慌てずに追いかけたい」と冷静に話した。

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渡辺俊が今季初勝利!通算1500投球回白星で飾る[スポニチ]

ロッテの渡辺俊が節目の記録を今季初勝利で飾った。緩急をつけた投球で8回7安打1失点。5回2/3を投げたところで通算1500投球回に達し「それだけ投げてこられたんだなと。素直に喜べる試合になって良かった」とプロ12年目での到達を喜んだ。

雨天中止の影響で先発機会に恵まれなかったが、3度目の登板で待望の白星。オフに一緒に自主トレを行う元同僚の阪神・久保や巨人・宮国が活躍する姿を発奮材料にしたそうで「3勝、4勝している人もいる。慌てず追いかけます」と引き締めた。

渡辺俊(ロッテ)通算1500投球回
3日のオリックス5回戦(京セラ)で達成。プロ野球166人目。初登板は01年4月25日のオリックス戦。

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単打5本で計4点、サブロー「つないでつないでいい攻撃」[スポニチ]

ロッテは持ち味のつなぎの打線が機能し、渡辺俊を援護した。

1−0の5回に単打5本で計4点。1死二塁から清田の中前打に敵失が絡んで1点。井口の右前打で満塁とし、サブローが右前へ2点適時打。続く角中は中前適時打を放った。中堅から逆方向を徹底した打撃にサブローは「意識は右方向。つないでつないでいい攻撃ができた」とうなずいていた。

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ロッテ・渡辺俊、1500投球回を白星で飾る[サンスポ]

ロッテの渡辺俊が110キロ台の直球や90キロ台のカーブなど遅い球を駆使し、8回1失点の好投で今季初勝利を挙げた。通算1500投球回の記録も達成し「それだけ投げてこられた」とプロ12年の歩みを話した。

今季も開幕ローテーション入りしたが、日程や中止の影響を受け初登板が4月19日まで待たされた。開幕から1ヶ月以上たっての勝利に「もう3〜4勝している投手もいるが、慌てずに追いかけたい」と冷静に話した。

西本投手コーチ
「下から浮き上がる球に緩急をつけ、低め低めに投げていた。彼らしい投球だね。」(初勝利の渡辺俊に)
益田
「母親や親戚が来ていて、みっともないところは見せられない。」(出身地の関西で1回無失点)

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渡辺俊グラ投法で今季初勝利[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(35)がグライシンガー投法で今季初勝利を挙げた。「今日はセス(グライシンガー)をイメージして、相手に点を与えないように投げた」。味方打線の援護がなくても防御率0.31と12球団トップの数字で3勝を積み上げている助っ人右腕の力投ぶりを思い描きながら試合に入った。立ち上がりから丁寧な投球で危なげなくゼロを積み重ねた。味方打線も5回に一挙4得点の猛攻で「4点が大きかった」と流れに乗った。結局8回に1失点こそしたが、救援陣の負担も軽減させる力投。通算1500投球回もクリアした。「今は1試合1試合投げられるのが嬉しい」とベテランは味をかみしめた。

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西村監督快勝にトークも軽妙[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(52)が快勝に満足した。この日は1番岡田を外して清田を代わりに置いた。その清田が2安打1四球で3度出塁し、2得点。「どうやったら1番機能するか考えてやるしかない。それがうまくいった」と笑顔。二塁手の井口を3シーズンぶりに指名打者に置いた。「本当はゆっくり休ませたいけど、3番だからね。指名打者なら守りより負担が軽減される」と気遣いを見せた。節目の1500投球回を達成した渡辺俊には「勝ったゲームの中で達成できてよかった。僕は何も達成していないけどね(笑)」と快勝に盗塁王4回の指揮官のトークも軽妙だった。

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角中が大量得点締め打[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(24)が大量得点の締めとなる適時打を放った。5回に3点を入れ、なお1死一、三塁で内角高めの球に詰まりながら、二塁手の頭を越える安打で三塁走者を迎え入れた。初回1死満塁のチャンスでニゴロ併殺打に終わっていただけに、きっちり借りを返した。「みんながつながっていたので、自分で止めたくなかった。しっかり、振り切ることが出来たので、内野の頭を超えてくれました。初回のチャンスをつぶしてしまったので、打ち返す事が出来て良かったです」とコメントした。

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サブロー「今日負けられへん」[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(35)がビッグイニングの一翼を担った。5回1死満塁から、右中間へ2点適時打をはじき返した。後続の角中も適時打で続き、この回は4月15日のソフトバンク戦以来の1イニング4得点。「打ったのはシュート。今日は負けられへんよ。毎日これだけの関西のマリーンズファンが来てくれている。3つ負けて帰ったら怒られる。今日はみんながつないでつないでいい攻撃が出来ている。俊介(渡辺)もいいリズムで投げてくれているから、勝たせてあげたいわ。チームもこれ以上連敗でけへんよ」とPL学園高で青春時代を過ごした男らしく、関西弁でコメントした。

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里崎4回に先制打[ニッカン]

ロッテ里崎智也捕手(35)が先制打を放った。4回2死二塁からセンター左へ二塁打を放ち、1点目を導き入れた。「前回マリンでマクレーンにやられているから、今日は何とかしないとね。そして、3連敗はできない。(先発の)俊ちゃん(渡辺俊)も頑張ってくれているから、何とか今季初勝利をつけて上げたい。今日は本当に負けられない試合」とコメントした。

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