わたしはかもめ2012年鴎の便り(5月)

便

5月5日

埼玉西武2−4千葉ロッテ(西武ドーム)

ロッテは2−2の5回に岡田の左犠飛、サブローの適時二塁打で2点を勝ち越した。先発の唐川は8安打を浴びながら要所で低めを突いて6回2失点で5勝目。薮田が9セーブ目を挙げた。西武は3併殺打で好機を生かせなかった。

123456789R
千葉ロッテ0200200004
埼玉西武1100000002

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5勝唐川不調時のチェックポイントは5つ[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(22)が修正能力の高さを発揮し、リーグトップタイの5勝目を挙げた。今季初の中5日で、立ち上がりは制球が定まらなかった。初回にいきなり1死二塁のピンチを招き、中島に初球、高め直球を左前打されて1点を先制された。しかし、2回以降は失策による1失点のみ。ここに唐川の成長があった。

「初回は慎重に行きすぎた。2回以降は投げている中で色々試しながらやった」。調子が悪い時、唐川には大まかなチェックポイントが5項目ある。

(1)
右足にしっかり体重を乗せて立つ
(2)
下半身から始動
(3)
下半身の体重移動
(4)
腕の先からではなく、肩、肘、手首の順番に腕を振る
(5)
それでも修正できない場合は、腕の位置を変えるなど全く違う投げ方を試す

この日はチェックポイント(1)を適用して立ち直った。「立った時に後ろ体重になっていたから、右足の親指の付け根に体重を乗せるように修正した」。武器である球持ちのいいボールを投げるには、右足にしっかり体重を乗せないと体の開きが早くなってしまう。体重を前に乗せるよう微調整したことで、肩が開かなくなり、腕が振れた。

西本投手コーチは「3回くらいから良くなった。ワンポイントアドバイスすると、すぐに修正できる勘のいい選手」と言う。この日は初回が終わって「ちょっと(始動が)早いな」と指摘したことで、6回2失点にまとめ上げた。

高校時代は調子が悪い時、登板前のブルペンで球数を投げることで修正していた。だが、週に1回登板するプロで同じ方法をとれば体への負担が大きすぎる。「昨年くらいから徐々に修正方法の引き出しが増えていった。最近は立ち上がりが悪くてもあたふたしなくなりました」。

これで西武戦は10年8月以来無傷の7連勝。唐川の抜群の安定感でチームは首位に返り咲いた。

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ロッテ・唐川5勝目!制球苦しむも修正[サンスポ]

ロッテ・唐川侑己投手(22)が5日、西武6回戦(西武ドーム)で6回8安打2失点で5勝目。唐川は10年8月26日以来、対西武7連勝となり、チームも4月24日以来の首位に浮上した。また、ソフトバンク・摂津正投手(29)も、楽天7回戦(ヤフードーム)で5勝目を挙げ、両者がハーラートップを並走している。

童顔にエースの風格を漂わせた。右翼席からの大声援に、唐川がお立ち台から笑顔で応えた。「途中からストライクが取れて有利なカウントを作ることができました。でも、長く投げなきゃいけないですよね」。

立ち上がりは制球に苦しみ2回までに2失点。「慎重にいきすぎました。(軸の右足が)かかと体重だったのでもう少し前にというイメージで投げて修正できました」。3回以降、球を低めに集められるようになった。7回にリリーフを仰いだが6回8安打2失点。ハーラートップタイの5勝目をゲットだ。

「こどもの日に何かしたとか、覚えてないんです。練習ばっかりだったから」。千葉・成田市で育った少年時代。小学生当時はまず「礼儀を身につけて欲しい」と空手を習った。さらに小3から野球を始めてからはもちろん、この連休は野球のためにあった。

22歳の奮投でチームは4月24日以来の首位返り咲き。5勝目も、対西武3年越しの7連勝も「野手の人に早く点をとってもらって、後の投手に助けられてますから」。5勝目にも浮かれるそぶりはない。新エースは謙虚にチームを引っ張る。

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唐川、序盤「グダグダ」もトップタイ5勝!…ロッテ[報知]

ロッテの唐川が、5月5日のこどもの日にハーラートップタイの5勝目を挙げた。本調子とはほど遠く「グダグダなピッチング」という中で、試合中に修正。西武戦で6回を投げ8安打2失点(自責1)と粘投。チームは3連勝で首位に返り咲いた。またソフトバンクの摂津も楽天相手に8回途中3失点(自責1)、5勝目を挙げた。

勝利の瞬間を見届けた唐川に笑顔はなかった。「今日は全然(ダメ)でした。立ち上がりは慎重にいきすぎて、ボール先行になってしまった」。真っ先に反省の弁が口をついた。6回を投げ8安打2失点。自身4連勝でハーラートップタイの5勝。チームを3連勝の首位に導いても、納得がいかなかった。

ボールに力が伝わらない。初回、先頭の栗山にいきなり右前打を浴びた。盗塁を決められるなど1死三塁とされると、中島に左前適時打を許し1失点。2回にも1安打にボーク、味方の失策も絡み、1点を失った。捕手の里崎が「今までで1番悪かった。真ん中にミットを構えても、ボールが四方に散らばってしまう」というほどの出来だった。

投げながら修正した。「体の後ろに重心がかかりすぎていたので、親指の付け根に(重心が)乗るように」意識することで、フォームのバランスが安定。ボールの威力も戻った。調子が悪いなりにも踏ん張って、成長のあとを見せた。

西武戦は10年8月26日(千葉マリン)から7連勝と相性がいい。「(西武は)長打を打つバッターが多いので、丁寧に投げているのが結果につながっている」と冷静に分析した。「小さい子達に、いいところを見せたい」と誓っていた右腕は、こどもの日に詰めかけたちびっ子ファンの声援を受け、最後にようやく顔をほころばせた。

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今年1番悪かった唐川、“左足裏”意識しフォーム修正[スポニチ]

ロッテ・唐川の修正能力が光った。初回に2安打された直後の2回。マウンドで投げながらフォームを修正した。

「後ろ体重になって力が伝わってなかった。だからもう少し前に、体重が母指球に乗るようにしました」。母指球とは足の親指の付け根付近で、体重の加重を受ける足裏の前の部分。唐川はステップする左足に体重が乗っていくように、この部分を意識した。中5日の影響か、女房役の里崎をして「今年1番悪かった」という状況から微調整して立ち直った。

3回以降はストライク先行でカウントをつくり、8安打ながら6回2失点。要所を締める投球で西武ドーム7連勝にハーラートップタイの5勝目、チームを首位に押し上げた。「投げる試合は全部勝つつもりでいきたい」。進化する22歳の右腕なら、その全勝宣言も実現させてしまうかもしれない。

清田
「チャンスを逃すと流れが相手にいくのでタイムリーになって良かった。」(2回2死満塁で2点三塁前打)

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サブロー、少年時代は「こどもの日も練習だった」[スポニチ]

ロッテのサブローがチビっ子へ贈る会心の一打を放った。

3−2の5回2死一、三塁から西武・野上のスライダーを左翼線二塁打。貴重な4点目を叩き出した。前回4月21日の対戦では野上のスライダーを本塁打しており「(前回の対戦を)意識してくれたのかシュートを使ってきたけど、甘くなったスライダーを打てた」。自身の少年時代は「こどもの日も練習だった。たくさん来てくれた子供達にいい打撃を見せられたのが嬉しい」と笑顔だった。

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サブロー「野球しかしてへんよ」[ニッカン]

ロッテのサブロー外野手(35)が5回に適時二塁打をマークした、3−2で迎えたこの回、2死一、二塁から左前打で貴重な追加点を挙げた。「打ったのはスライダー。甘いボールをしっかりとらえることができた。前回の対戦ではホームランを打っていたので、いいイメージで打つことができた。『こどもの日』の思い出ねえ?野球しかしてへんよ」と話した。

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唐川「何とか修正」6回2失点[ニッカン]

ロッテの先発・唐川侑己投手(22)が6回を8安打2失点と粘投し、先発の役割を果たした。「立ち上がりにバタバタしてしまったのですが、そこから何とか修正できた。野手の人が勝ち越してくれたので、本当ならばもう少し長く投げないといけないですね。とにかくチームの勝利です」と話した。

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こどもの日はよく打つ清田[ニッカン]

ロッテの清田育宏外野手(26)が2回に逆転適時2点打を放った。1点を追うこの回、2死満塁から左前へ強いゴロをたたきつけた。昨年の「こどもの日」も西武ドームで3打数3安打2打点と活躍。「打ったのはスライダー。無死満塁のチャンスが2アウトになったので、このままじゃ終われない気持ちでした。相手にもらったチャンスをつぶしたら、相手に流れがいってしまうので、際どい当たりだったが、タイムリーになって良かったです。たくさんの子供達が観戦に来ているのでいいプレーを見せたいですね」と話した。

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