わたしはかもめ2012年鴎の便り(5月)

便

5月6日

埼玉西武4−4千葉ロッテ(西武ドーム)

互いに決定打を欠き、引き分けた。ロッテは2回に清田の3ランなどで4点を奪ったが、4回以降の得点機を全て逃した。西武は1−4の4回、藤岡の乱れに乗じて浅村、片岡の適時打で追い付いたが6、8回の好機で中軸が沈黙した。

123456789R
千葉ロッテ0400000004
埼玉西武1003000004

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読みズバリ!清田“打て”のサインに左翼中段へ3ラン[スポニチ]

サインは「打て」だった。ロッテが1−1と追いついた2回、なおも2死二、三塁で打席には9番・清田。3ボール0ストライクから、ベンチは待たせなかった。

「ベンチを見たら“打て”だったので。低めを捨て、高めに来たら反応しようと。四球は出したくないから、直球が来るだろうと思った」。

その読み通り、西口の4球目は高めのボール気味の140キロ直球。頭を整理し、しっかり準備していたから清田は反応できた。打球は左翼席の中段へ。打線が3回以降は抑えられ、ルーキー藤岡が崩れて引き分けたのだから、価値ある9番打者の3ランだった。

同点の2死二、三塁で打順は9番。四球なら満塁で1番・岡田に回るから、ここは「待て」も選択肢にある。しかし、長嶋打撃コーチは「あそこで長打もある清田に“待て”はない。ストライクを取りにくる球が1番打ちやすい」と言った。西口は、心のどこかで9番打者が3ボールからは打ってこないという意識が作用したのか「抜け気味の直球になった」と悔しさをにじませた。

「ノースリーは球種を張りやすいし、投手はストライクを取りに来ますからね」。清田は、ベンチの意図を理解して最高の結果を出した。

西武・渡辺監督
「3ボールから置きにいった球。あそこはMAXでいかないといけないのに、何となくストライクを取りにいった。ベテランらしくない。」(清田の3ランに)

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藤岡、最短KO…初の中5日は3回0/3で4失点降板[スポニチ]

ロッテのドラフト1位ルーキー藤岡がプロ入り最短の4回途中降板。毎回の8安打、4失点という最悪の内容に「先頭打者にヒットを打たれて考えすぎてしまった。失点はみんな甘い球。直球を狙われて直球を打たれた。反省して結果を出さないと」と話した。

プロ初の中5日。立ち上がりから本来の切れがなく、西村監督は「代えざるを得ない状況だった。原因を見つけてクリアしないと」。前日首位に立ったチームも引き分けで2位に転落した。

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ロッテ・藤岡「申し訳ない」プロ最短KO…[サンスポ]

初めて中5日で先発したロッテD1位・藤岡(東洋大)は四回、2長短打と味方失策などで無死満塁のピンチを招いて交代。8安打4失点でプロ最短降板となった。「全部甘く入った。味方が序盤に得点してくれたのに申し訳ない」と猛省。4月下旬、愛車で都内を走行中、飛んできた小石でフロントガラスが破損したが、本人は無事。この日も黒星だけは免れた。

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ロッテ・藤岡が4回途中KO…首位陥落[サンスポ]

ロッテは引き分け、首位の座を譲った。誤算は先発の藤岡。初めて中5日で登板したルーキー左腕はボールが先行し、甘くなった球を痛打される苦しい内容で4回途中4失点。序盤の味方の援護を生かせず、プロ最短で降板した。

「疲れはなかった。プロとアマでは違うし、もっと色々考えないといけない」と反省する。西村監督も「どこが原因なのか見つけていかないといけない」と厳しい言葉だった。

清田
「高めの甘い球をしっかり捉えることができた。久しぶりのホームランで気持ちよかった。」(1号3ラン)

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西村監督、9連戦5勝に手応え[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(52)が9連戦を5勝3敗1分けで乗り切り、チームに手応えを感じた。この日はルーキー藤岡が4回途中で降板するなど誤算だったが、大谷、中後、益田、薮田が好リレーを見せ、最低限の結果となる引き分けをつかんだ。「藤岡は8安打では代えざるを得ない。初めてのプロの世界で、そんなにうまくはいかない。チームとして負けなかったことはよかった。勝ち越しは十分じゃないかと思う。選手も疲れているが、明日休んで、また千葉に帰って臨みたい」と話した。

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今江猛打賞!GWに復調[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(28)が4月15日のソフトバンク戦以来となる猛打賞で復調へ自信をつかんだ。この日は4回に中越えのエンタイトル二塁打、6回に右翼線への三塁打、8回にセンター前と大当たり。ゴールデンウイークの9連戦前は打率1割台と不振で9番まで落ちたが、今連戦は29打数9安打で打率3割1分と上昇気流に乗った。「ソフトバンク戦の時の3安打とは全然手応えが違う。今までチームに迷惑をかけたので、取り返したい」と話した。

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清田今季1号「最高の結果」[ニッカン]

ロッテ清田育宏外野手(26)が会心の今季第1号3ランを放った。2回2死一、三塁で3ボールから高めの直球を果敢に強振。打った瞬間に分かる当たりで一塁ベンチに向かってガッツポーズした。「ベンチから打てのサインだったので、反応できたら打つ気持ちでした。高めの甘いボールをしっかりとらえられました。最高の結果で本当によかったです。凡打だったら勢いを止めてしまいますからね。(先発で東洋大の)後輩の藤岡を援護できてよかった。久しぶりのホームラン気持ちよかったです」と、昨年9月2日楽天戦以来の1発の感触を味わっていた。

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田中激走「とにかく必死」[ニッカン]

ロッテ田中雅彦捕手(30)が激走で1点をもぎ取った。2回2死一、三塁から西口の外角低めのスライダーに食らいつき、二遊間への内野ゴロ。必死に走って一塁ベースに駆け込む内野安打で同点に追いついた。捕手ながら俊足な田中らしい一打。「チャンスだったので必死でした。打った瞬間、内野ゴロだったので全力で走りました。とにかく必死です」と懸命なワンプレーだったことを強調した。

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藤岡プロ最短4回途中でKO[ニッカン]

ロッテ藤岡貴裕投手(22)がプロ最短でKOされた。初回に中村の適時打で先制を許した。2、3回は安打を食らいながら何とか無失点に抑えたが、4回に集中打を浴びた。7番米野からの3連打で失点し、さらに栗山に死球を与えたところで交代を告げられた。継投した大谷も続く片岡に一塁強襲の2点適時打を浴びて試合は振り出しに戻った。「打たれたのは全部甘く入ったボール。自分のミスです。仲間が序盤に点を取ってくれたのに、守りきることができなくて、申し訳ないです。中5日の影響はなく、いつも通りマウンドに上がることができた。打たれたのは甘いボール。今日の反省を生かして次の登板に臨みたいです」とコメントした。

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