わたしはかもめ2012年鴎の便り(5月)

便

5月16日

中日1−3千葉ロッテ(ナゴヤドーム)

ロッテが5連勝。グライシンガーはカーブを有効に使い、8回無失点で4勝目、薮田が12セーブ目。1回に角中の中前打で先制、9回に2点を加えた。中日は5回まで無安打。7回1/3を1失点の中田賢を援護できず、反撃も遅かった。

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千葉ロッテ1000000023
中日0000000011

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グライのエコ投!ナゴヤD連敗10で止めた[ニッカン]

ロッテのセス・グライシンガー投手(36)の投球はエコだった。4回1死。長打警戒の4番和田に2ナッシングから3球勝負を仕掛けた。安全かつ、打ち気を駆り立てる外角低めのカットボールで空振り三振。5回、先頭打者の井端も3球三振。無駄球を抑えて、103球で8回無失点を完成させた。

球数を少なく、長く投げる。10年に右肘手術を受けてから、思いは強くなった。「今はシーズン序盤だし、100〜110球に収めたい。体がおかしくならないように」。今季、1イニングに要した球数は平均13.9球。セ・リーグで2年連続最多勝を獲得した時ですら、07年は15.7球、08年は15.4球だった。解決策は西本投手コーチから封印を解くことを勧められたカーブ。「チェンジアップのイメージが強かったが、幅が広がった」。打者は追い込まれれば球種を絞りにくい。制球のいい右腕に対して早打ちの傾向が強まった。

現在パ・リーグの奪三振率1位。だが「自分は三振を取る投手ではない。理想は27球での完全試合」。原点となる教えがある。ルーキーのタイガース時代。メジャー通算254勝を挙げたジャック・モリス投手コーチから言われた。「君にはノーラン・ライアンの記録は破れない。打たせて取る投球を覚えなさい」。教えは今も守っている。

考え自体がエコだ。愛車はハイブリッド車のプリウス。「ガソリンを入れるのも月1、2回で済む」。都内の移動は地下鉄だ。「だって都内の駐車場代は高いだろう?」と笑う。

9回も1点差だったら続投だったが、点差が広がり自ら降板を希望した。「後の投手を信頼している」。仲間に優しいエコな助っ人右腕だ。

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ロッテ・グラ変わった!竜を8回0封!4勝[サンスポ]

ロッテは16日、中日1回戦でのセ、パ首位対決を制した。セス・グライシンガー投手(36)が8回3安打無失点で4勝目を挙げ、チームのナゴヤドームでの交流戦連敗を10でストップした。

交流戦に強いパに来ると、苦手な竜もヘビに見える?セのヤクルト、巨人で通算7勝8敗だった中日相手に、6回4死まで無安打投球。7回無死一塁でもブランコを注文通りの二ゴロ併殺打に仕留めた。「今まで在籍したチームで交流戦の優勝を経験していないので、ぜひ優勝を味わいたい」と、パ球団に在籍するからこそ?の希望も口にした。

ロッテも、対中日交流戦連敗を6で止め、06年以来6年ぶりに敵地で勝った。西村監督も「9回に点が入ったので代えた。よく投げてくれた」と絶賛。強いパの実力を見せつけて、交流戦6年ぶりVへ好スタートを切った。

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グライ宝刀カーブで竜斬り、ナゴヤDの連敗10で止める[スポニチ]

大きく鋭い軌道で、中日打線を幻惑した。ロッテのグライシンガーが2回、主砲の和田、ブランコを連続空振り三振に仕留めたのはいずれもカーブ。ブレーキの利いた遅球がこの日の快投を支えた。8回3安打無失点。チームを5連勝と交流戦白星スタートに導いた。

「今日は低めを意識した投球ができた。中日は勝つのが難しいチーム。交流戦を最高の形でスタートできた」。前回登板の8日の日本ハム戦(QVCマリン)では直球を狙い打たれ、1イニング7失点。その反省から宝刀のチェンジアップに加え、カーブを多投した。抜群の緩急。5回まで無安打の安定感を見せた。

好調のチームを引っ張る先発陣。その象徴が助っ人右腕だ。打線の援護がなくても常に粘り強く投げる。前回こそ崩れたが、6戦で5度のクオリティースタート(QS)。12球団トップのチームQS率79.4%に貢献している。かつてはヤクルト、巨人で2年連続最多勝。右肘を手術しここ2年で計1勝止まりだった。巨人を戦力外となり「チャンスをくれたロッテには感謝している。もう1度自分の力を発揮したい」と恩義を感じ、右腕を振っている。

リーグ首位同士の対決を制し06年から続いていたナゴヤドームでの交流戦連敗は10でストップ。グライシンガーは「交流戦で優勝してみんなで喜びを分かち合いたい」。頼もしい助っ人が高らかに宣言した。

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5番にすっかり定着、角中初回に先制適時打[スポニチ]

ロッテの角中が5試合連続打点をマークした。初回2死一、三塁から先制中前適時打。127キロスライダーを打ち返すと、中田賢のグラブをかすめるように中前へ打球を運んだ。「打った瞬間は投手に捕られるかと思ったけど、抜けてくれてラッキー」と喜んだ。

打撃好調の24歳は、これで5番での連続出場が10試合目。西村監督は「5番打者の役割を果たしてくれている」と評した。

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ロッテ・岡田が補殺「ナゴヤドームは打球が」[サンスポ]

ロッテは岡田が好守でグライシンガーをもり立てた。6回1死二塁で、二遊間を抜けた荒木の打球を猛ダッシュで捕るや本塁にノーバウンドで返球。俊足の二塁走者、大島を刺した。

1−0の緊迫した場面での好プレー。昨季、ゴールデングラブ賞に輝いた岡田は「ナゴヤドームは打球が死なないので、あの当たりは安打になると思って前に出て捕ったのがよかった」と説明した。

西村監督
「1点差のままなら最後まで投げてもらおうと思ったが、9回に点が入ったので代えた。」(グライシンガーに)
塀内
「詰まったが、いいところに落ちてくれた。やっと1本出ました。」(9回に今季初安打で初打点)

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ロッテ・角中、5試合連続打点「ラッキー」[サンスポ]

ロッテの角中が1回に先制打を放ち、5試合連続の打点をマークした。2死一、三塁で、速球で追い込まれたが、決め球のスライダーを打ち返すと打球は投手のグラブをかすめるようにして中前に転がった。

5番での連続出場が10試合目となった角中は「投手に捕られるかと思ったが、抜けてくれてラッキー。交流戦でも普段通りの打撃を心掛けている」と話した。

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グライ4勝目、5回まで無安打[ニッカン]

ロッテのセス・グライシンガー投手(36)が8回無失点の好投で今季4勝目を挙げた。立ち上がりから速球が走り、カーブのキレも抜群。5回まで無安打投球と完璧な内容だった。6回に球が高くなり、2安打を許したが、センター岡田の好返球にも助けられて乗り切った。「今日はブルペンでバラバラだったので、里崎に低く構えてもらって修正した」と明かした。

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西本コーチ、グライ滑り出し◎[ニッカン]

ロッテ西本聖投手コーチ(55)が5回までノーヒットに抑えている先発グライシンガーについてコメントした。「ブルペンでは今シーズン1番と言っていいほど調子が悪く心配していたが、いつも通りのいい立ち上がりだったね。今日もいいね。セス(グライシンガー)はセ・リーグにいたから、打席などセ・リーグの野球に関しては心配していないよ。このまま、リードを守り切って欲しいね」とコメントした。

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角中が初回に先制打[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(24)が先制打を放った。初回2死一、三塁から中日先発中田賢の頭上を越える中前打で三塁走者の根元を本塁に迎え入れた。この試合前まで2試合連続決勝打を放ち、得点圏打率4割2分9厘と絶好調の5番が仕事を果たした。「自分の中で打った瞬間はピッチャーに捕られるかと思いましたが、抜けてくれてラッキーですね。交流戦ではたぶん初ヒットですかね?交流戦だからとかではなく、普段通りのバッティングを心掛けています。とにかく、先制点が取れたことが良かったです」とコメントした。

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今江が腰痛でスタメン落ち[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(28)が腰痛で今季初めてスタメン落ちした。前日練習を回避。この日の試合前は打撃練習を行い、守備練習にも挑んだが、途中で別メニューになった。西村監督は「出ようと思えば出られるけど、大事を取った。代打は準備する」と説明。今江の代わりに細谷が三塁で先発出場した。

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