5月22日5月22日ドラフト1位左腕のロッテ・藤岡に甲子園登板の機会が巡ってきた。先発予定だったこの日のヤクルト戦（QVCマリン）が雨天中止。24日の同戦先発に回ることが決まった。
これにより、次回登板は当初の28日の広島戦（マツダ）から31日の阪神戦（甲子園）へ変更。甲子園での登板は、桐生一時代の07年センバツ初戦で完投負けした1度だけ。「自分がマウンドに立ったときは雨でグチャグチャだった。いい思い出がない。高校生の聖地だし、勝てていないので1勝したい」と聖地初勝利に意欲を見せた。
ロッテ藤岡貴裕投手（22）が「雨男」ぶりを見せて、先発登板が変更になった。先発予定だった22日のヤクルト戦は雨天中止となったため、24日の同カードに変更となった。この日はブルペンで約40球を投げ込んだ。「天気が悪いのでしょうがない」。オープン戦でも待望していた巨人戦先発が雨天中止。この日はヤクルト先発の七條も今季3度目の雨天中止で、試合前に1500投球回達成を表彰予定だった渡辺俊も雨天が絡むことが多い。藤岡は「この3人が重なったら雨ですよね」と苦笑いだった。
ロッテの先発予定だった藤岡は、振替日の24日に先発することになった。ドラフト1位のルーキー左腕にとっては交流戦もナイターも初の経験で、5月に入っての初勝利を目指す。前回登板のソフトバンク戦から中10日となる。この日はブルペンで約40球の投球練習を行い「普通の登板の2日前と同じ調整をした」と話した。
日本野球機構は22日、東日本大震災の復興支援試合として3月に開催した日本代表−台湾代表の収益金など総額1億円を福島、宮城、岩手の震災遺児を支援する機関などに寄付したと発表した。また日本代表の選手らが着用したユニホーム（サイン入り）の慈善オークション結果も発表され、落札金額の1位は渡辺直（DeNA）の185万円、2位は田中（楽天）の133万3千円、3位は斎藤（日本ハム）の103万7千円だった。
日本野球機構（NPB）が主催する東日本大震災復興支援を目的とした「NPBベースボールフェスタin福島」の会見が22日、福島県郡山市の開成山球場で行われた。
8月4日に同球場でOBオールスター選抜−福島選抜（小中学生・社会人、午後5時開始）、同5日にNPB12球団選抜―オール福島（大学・社会人選抜、午後4時開始）を行う。入場は無料。会見に臨んだ加藤良三コミッショナー（70）は「野球の力が浸透するよう続けたい」と継続支援を約束した。12球団選抜は東北にゆかりのある若手中心に構成。OB選抜は元広島の山本浩二氏（65）が指揮を執り、福島県出身で元大洋（現DeNA）の遠藤一彦氏（57）、元ロッテの諸積兼司氏（42）らが出場する。
6月で2期目の任期が完了する加藤コミッショナーが、3期目へ意欲を見せた。
復興支援事業の会見後に「野球に関わらせていただいていることに感謝して、今は恩返しをさせていただいている。個人としては恩返しを続けていきたい」と話した。来年3月に予定される第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）参加や、就任時からの目標である公式戦の米国開催など積極的に推進する構え。正式には6月に実施予定の12球団オーナー会議で決定する。