わたしはかもめ2012年鴎の便り(5月)

便

5月23日

千葉ロッテ5−1東京ヤクルト(QVCマリン)

ロッテは5回に今江の右前打で先制し、6回に角中の2点三塁打などで3点。7回も根元の適時三塁打で加点した。グライシンガーは7回を無四球、4安打無失点と好投し5勝目を挙げた。ヤクルトは今季初の4連敗を喫した。

123456789R
東京ヤクルト0000000101
千葉ロッテ00001310x5

ページトップ

今江先制打でロッテ首位ガッチリ[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(28)が主将として見せ場をつくった。5回1死一、二塁。外角低めに沈むヤクルト赤川のシンカーを粘り腰でライト前へ。チームトップの15打点目となる先制適時打で、打線を目覚めさせた。「打点が多いのは、みんなにおんぶに抱っこをしているから。みんなが得点圏に回してくれる」。得点圏打率2割2分9厘と決して高くはないだけに、仲間に感謝した。

今季から主将に就任。PL学園高時代以来だ。高校3年時は部内で暴力事件が発覚し、甲子園出場の夢が絶たれた。心に傷がある中での大役。当初は「連敗したらミーティングを開いて、何を言おうか」と考えていた。だがチームも好調でその必要もない。「僕も調子が悪くて、言っても説得力がない」と苦笑いする。

ヤクルトにはリーダー、野球人として尊敬する人がいる。高校の先輩宮本。「1軍に出始めた05年に『投手の足元を狙えば2割5分打てる』と助言をもらった」。その後、会う度に2人の会話は「足元を狙っているか?」。この日は攻撃中も宮本の守備姿勢を観察した。自分とは正反対の右足を前に出し、三遊間方向に半身に向くスタイル。「三塁走者になった時に聞こうかと思った。明日聞いてみます」。リーダー論を交わしたことはないが、全てが手本になる存在だ。

「主将らしいことはしていない」と言うが、この日は8回にロサがピンチを迎え、言葉をかけた。「ランナー、ノー!ワンタイム、ワンタイム」。つたない英語で「走者を気にするな。アウト1つずつだ」と伝えた。主将としての自覚がある。今季初のお立ち台で今江のユニホームの胸部分にあるCマークが輝いていた。

ページトップ

年俸1000万円の角中、打点挙げるとチームは11連勝[スポニチ]

角中神話だ。1点リードの6回1死一、二塁で左中間へ2点三塁打。ロッテはこれで4月21日の西武戦(QVCマリン)から角中が打点を挙げるとチームは11連勝となった。

今季初打点を記録した4月19日の楽天戦(同)だけは黒星も、チームの勝率は.917。「そこまで状態がいいと自分では思っていない。完全な失投。ど真ん中だったので…」。謙虚な言葉を並べるが、3日のオリックス戦(京セラドーム)から5番に座り、規定打席不足ながら打率.322をマークしている。「正直、自分の中で打点はどうでもいい。打率と出塁率にこだわっていて、打点はおまけ」。年俸1000万円の6年目の男が、貯金10のチームを支えている。

今江
「今日は何も考えずにいったのがいい方向にいった。」(5回に先制の右前適時打)

ページトップ

グライ、古巣討ち、トップタイ5勝目「特別な意識ない」[スポニチ]

ロッテのグライシンガーが7回4安打無失点でリーグトップタイの5勝目をマークした。

最多勝を獲得した07年に所属した古巣・ヤクルトが相手だったが「(巨人時代に)これまでも対戦していたので特別な意識はなかった」。抜群の制球力で無四球と安定感抜群の投球だった。西村監督も「いつも通り、しっかりと抑えてくれた」と目を細めていた。

ページトップ

ロッテ、つなぎの打撃で赤川を攻略[サンスポ]

ロッテが得意のつなぎの打撃でヤクルトの赤川を攻略した。4回までは1安打に抑えられたが、5回に失策と四球につけ込み1安打で先制。6回は連打などで1死一、二塁とし、角中が左中間へ2点三塁打を放った。追加点をもたらした一打を「前の打席で引っかけて二ゴロだったので三遊間を狙った」と振り返った。

この日は8安打で5得点と効率の良い攻撃だった。先制打を放った主将の今江は「集中打で点を取れるのは、打者や走者だけでなくベンチ全員で一緒に戦っているから」と頼もしげに話した。

ページトップ

ロッテ・グライシンガー、リーグ最多5勝目[サンスポ]

ロッテのグライシンガーがリーグトップに並ぶ5勝目を挙げた。低めに球を集め、四死球ゼロと持ち味を発揮。かつて所属したヤクルトを相手に7回4安打無失点と好投し「この調子で勝ち続け、交流戦で優勝したい」と笑顔で話した。

投げ急いで上体が前に突っ込む悪癖があるが、西本投手コーチの指導で軸足に体重をためてから投球するよう修正。前回登板の中日戦から15イニング連続無失点とし「いつもコーチの助言と捕手の配球、野手の守備に助けられている」と周囲に感謝した。

西村監督
「ここで勝つのはファンのためにいいこと。」(交流戦のホーム初戦に勝利)

ページトップ

ロッテ・今江が先制打「積極的にいこうと」[サンスポ]

ロッテの今江が5回に先制打を放った。1死一、二塁で初球の外寄りの変化球を逆らわない打撃で右前へ運んだ。「打ったのは多分、シンカーだと思う。積極的にいこうと思っていた」と話した。

腰痛を抱え状態は万全ではないが、1試合に欠場しただけで奮戦している。今季から主将を務めており「本拠地で今季初の交流戦。勢いをつけたい」とコメントした。

ページトップ

5勝グライ助けられて7回0封[ニッカン]

ロッテのセス・グライシンガー投手(36)が、7回無失点でハーラートップタイの5勝目を挙げた。「前回と比べたら制球が悪かった。ただ里崎のいいリードや、清田の好守に助けられた」と笑顔だった。

ページトップ

角中2点三塁打「失投逃さず」[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(24)が貴重な追加点を挙げた。6回1死一、三塁からレフトオーバーの三塁打で2点を入れた。「打ったのはストレートです。完全に相手投手の失投だと思いますが、失投を逃さずにしっかり打つ事ができました。今年はチャンスで意識して、力まず、リラックスして打席に立つようにしているのが、いい結果につながっていると思います」と話した。

ページトップ

今江先制打「積極的に行こう」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(28)が先制打を放った。5回1死一、二塁から外角低めに沈むツーシームを逆らわずに右前へ運んだ。「初球から積極的に行こうと思っていました。セス(グライシンガー)も頑張っているし、先制点が取れて良かったです。マリンでは今シーズン初めての交流戦。セスも古巣相手で気持ちが入っている。何とか、この後も追加点を取って勝ちたい。6連戦だから勝って勢いをつけたいね」とコメントした。

ページトップ

グライに「低め意識してる」[ニッカン]

ロッテ西本聖投手コーチ(55)が、5回まで4安打無失点と好投している先発グライシンガーについてコメントした。「調子のいい時と比べるとタメが少ないかな。本人も球が少し高いという自覚があるから、低め低めに意識して投げている。ヤクルトは小技もあるチームだから、セーフティーバントなど注意して欲しいね。そして外国人バッターは一発があるから特に注意して低め低めに投げて欲しいね」。

ページトップ