わたしはかもめ2012年鴎の便り(5月)

便

5月26日

千葉ロッテ5−2巨人(QVCマリン)

ロッテが逃げ切った。3回に井口の適時二塁打とサブローの3号3ランで4点を先制し、7回にも1点を加えた。成瀬が8回2/3を2失点で5勝目を挙げた。巨人は交流戦初黒星を喫し、3分けを挟んでの連勝は10で止まった。

123456789R
巨人0000000022
千葉ロッテ00400010x5
井口
「とにかく先に点を取って向こうの勢いを止めたかったので、いいヒットが打てたね。ツーアウトからネモ(根元)がチャンスを作って、いい形で回してくれたからモノにできて良かった。その後のサブローのホームランが本当に大きいね。」 (3回先制適時二塁打)
サブロー
「完璧は完璧だったけど、上がり過ぎて風もあったからね、どうかなと思ったけど。後は何と言っていいか分からないけど、ジャイアンツベンチに元気な姿を見せることができて良かったです。あと、これだけのマリーンズファンにいい所を見せられたね。」(3回3号3ラン)

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昨年「大村」強烈恩返し、「サブロ〜」弾[ニッカン]

ロッテのサブロー外野手(35)が、昨季所属した巨人の連勝を止める1発を放った。1点を先制した直後の3回2死二、三塁、先発沢村が投じた142キロの直球を左翼中段へ3号3ラン。プロ17年目の昨季途中に放出され、半年間在籍した経験から剛腕の性格を読んで、狙い打った。交流戦の首位を独走する古巣に、パ・リーグ首位チームの4番として存在感を示した。

サブローは沢村の鬼のような形相を見て決断した。「馬力のある投手。絶対にストレートで押してくる」。予感ではなく確信。昨季、巨人で同僚だったからこその根拠だ。「(昨季見て)ルーキーなのに面構えがいい。向かっていく姿勢がある。今日は絶対に気持ちで負けたらいけない」。だから、直球1本に絞った。

3回2死二、三塁。内角高めの威力のある142キロ直球に対して、体をねじるようにしてフルスイングした。打球が高々と上がる。海風の影響をまともに受ける高い放物線だったが、オレンジに染まった左翼席に着弾した。

沢村は好きなタイプだった。投手として、人間として。「ある試合で『1発お願いします』と言われたことがあった。普通、ルーキーはなかなか言えない。この子はすごいなと思った」。昨年7月15日のヤクルト戦。力投していた沢村から本塁打を望まれたが、遊直に終わった。結局、沢村が登板した試合では18打数1安打。ユニホームを変え、認めている後輩から打った1発は、嬉しくもあり、約束を果たせないまま痛烈な“恩返し”をしてしまった複雑な思いもあった。

昨季途中で巨人にトレードで放出され、シーズン後にFAで異例の復帰を果たした。巨人で若手から慕われ「残留も迷った」。だがその思いをも上回ったのはロッテへの愛着。「巨人にいても毎日、ロッテの結果が残った」。ロッテが古巣になっても「うちのチーム」という言葉を使ってしまう。体に、心に、ロッテが染み付いていた。

3年契約で復帰し、巨人で学んだことはロッテの糧にしたいと思う。「アーリーワークに打ち込む姿勢、原監督の視線を意識した緊張感とか、若い子達に還元したい」。唐川とは毎回先発ごとに反省会を行う。高みを目指すため、話し合いを重ねている。

特別な思いを抱いて臨んだ巨人との本拠地での連戦。「(本塁打を)打ちたいと思っていたけど、1本出てよかった」。ロッテの4番の誇りにかけて、巨人の連勝街道を止めた。

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ロッテ・サブローV3ラン!古巣連勝止めた[サンスポ]

真っ白に染まった右翼席に向かってサブローが万歳三唱して、喜びを分かち合った。1点リードで迎えた3回2死二、三塁で左翼席に3号3ラン。貴重な追加点をたたき出し、古巣の連勝を止めた。「ロッテファンにも巨人ファンにも元気な姿を見せられてよかった。巨人戦で打ちたいとは思ったけれど…。僕が1番、嬉しいです」。

マウンド上の沢村と打席で相対し、昨年のワンシーンを思い出した。試合中、先発の沢村から「先輩、一発お願いしますよ」と催促されたのだ。「新人でなかなか言えないよ。面構えなどから向かってくる姿勢を感じる。(この試合も)真っ直ぐでくると思った。気持ちで負けたらアカン」。

狙い球を絞っていた2球目。内角高めへの142キロ直球に負けず中段まで運んだ。「あいつ、挨拶に来なかったんだよね」という沢村に、こちらから強烈な挨拶をかました。

ロッテに復帰した今季は連日、試合前から腹筋強化や走り込みに汗を流す。きっかけは巨人・原監督からもらった「サブロー、老け込むのはまだ早いぞ」という言葉。その金言を胸に刻んだ35歳がロッテの4番を張る。

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成瀬、巨人の連勝ストップも完封逃し「ちょっと悔しい」[スポニチ]

8回2/3を5安打2失点でリーグトップタイの5勝目をマークしたロッテの成瀬は「ちょっと悔しい」と苦笑いだ。

完封を目前にしながら9回1死一塁から長野に2ランを被弾し、さらに2死から坂本に左前打を許すと無念の交代。それでもエースとして巨人の連勝を10で止めるところはさすが。「ブルペンから調子はよくなかった。そんな中で8回まで0点に抑えたことは奇跡的。勝ててよかった」と本音もこぼした。

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サブローが巨人止めた、在籍155日の読み勝ち弾[スポニチ]

ロッテは26日、パ・リーグ首位の意地を見せ、交流戦負け知らずだった巨人の連勝を10で止めた。4番のサブロー外野手(35)が1点リードの3回に価値ある3号3ラン。昨季途中に巨人に移籍し、今季復帰したベテランが、沢村拓一投手(24)の性格を読んで見事に狙い打ちした。これで交流戦でも2位タイに浮上。06年以来6年ぶりとなる3度目の交流戦Vを目指し、背番号3がチームを牽引する。

心は高ぶった。だが頭の中は冷静だった。サブローは、沢村の性格、捕手・阿部の傾向から、内角直球が来ると信じていた。3回だ。井口の左翼線二塁打で1点先制し、なおも2死二、三塁。初球は内角直球。そして2球目も同じコースだった。見逃せばボールかもしれないが、迷いはなかった。

打球は高々と舞い上がると、巨人ファンで埋まった左翼席中段で跳ねた。「感触は完璧やった。ただ、打球が上がり過ぎたし、微妙な風も(右翼から本塁方向に)吹いていたので“どうかな”とも思った。でも、だいぶ飛んでいたね」。

ベースを回ってベンチに戻ると早坂&田中から「1、2の3」のコールを振られると、反射的にアントニオ猪木の「ダァー」のポーズを繰り出して喜びを爆発させた。

お立ち台では「ロッテと巨人のファンに元気な姿を見せられてよかった」と言った。プロ17年目の昨年6月、チームの若返り方針により、巨人へトレードで放出された。しかし、オフにFAですぐに復帰。巨人在籍期間はわずか155日だったが、チームメートの性格をつかむには十分な時間だった。

沢村とはこんなやりとりがあった。新人だった右腕は登板中、無安打のサブローに「サブさん、打ってください」と言ってきたという。「普通のルーキーならば、そんなこと言えない。大物と思った。面構えが良く、向かっていく子」。こんな強気な男が投げたい球種は1つしかない。「馬力がある投手だし、走者も得点圏にいる。余計に直球で押してくる」。前日の試合で阿部が内角高めを何度も要求していたことも頭に入っていた。

これで巨人2連戦は1勝1敗。交流戦首位の巨人に1.5ゲーム差と迫った。「自分達は交流戦優勝を狙っている」。05年は交流戦を制して日本一まで駆け上がった。その再現を、サブローは狙っている。

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サブロー強烈“恩返し”弾!古巣G撃破[デイリー]

強烈な“恩返し”で古巣の連勝を止めた。3回、1点を先制してなお2死二、三塁から、ロッテ・サブローが巨人・沢村の内角直球を左翼席へ運ぶ3号3ラン。「(感触は)めっちゃよかった。直球しか待っていなかった」という狙い通りの一撃だった。

シーズン途中から巨人に在籍した昨季、新人・沢村を見て「いい面構えで、向かっていく姿勢をすごく感じた」と目を見張った。登板した試合中には「一発お願いします!打ってください!」とリクエストされたことも。「なかなか言えないですよ。今日は、気持ちで負けたらアカンと思っていた」と臨んだ勝負だ。

4番の面目躍如で、10連勝中の難敵を撃破。「ウチも交流戦優勝を狙っている。いい勝ちだったと思う」。パ・リーグ首位の意地を見せ、満足そうに笑みを浮かべた。

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サブロー、痛烈な“恩返し”3号3ラン…ロッテ[報知]

その球を待っていた。サブローは内角高めの直球をありったけの力で振り抜き、左翼スタンドへ運んだ。「うちのエースだから、負ける訳にはいかなかった」。1点を先制した3回、先発・成瀬を援護する3号3ランは昨季、半年間在籍した古巣の連勝を止める痛烈な“恩返し弾”にもなった。

読み勝ちだった。相手は2年目の沢村。昨季は登板した試合で援護できずにいると、ベンチで「打って下さい」とお願いされたことがある。「普通は新人で言えない。大物だなと。面構えからも向かってくる気持ちがある」。そんな剛腕の性格を逆手に取った。「直球しか待ってなかった。昨日から(阿部)慎之助も結構、インハイに構えていたしね」。

巨人時代を「野球の厳しさを経験できた」と振り返るサブローは変わった。ビジターの試合では、全体練習より1時間早く球場に現れて黙々とストレッチやランニングを行う。試合後のお立ち台。「巨人ファンに元気な姿を見せられて良かった」。そう笑った背番号3に、敗戦後も残った左翼席のG党から「サブロー!」と何度も声援が飛んだ。

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「ベテラン2人、大きい」[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(52)が井口、サブローのベテラン2人の活躍をたたえた。井口が適時打、サブローが3ランで巨人先発沢村を攻略。「打つ方が5点を取ってくれて成瀬も楽に投げられた。ベテラン2人のヒット、本塁打は大きかった」と話した。

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ロッテ・サブロー、G倒3ラン「ボクが1番嬉しい」[サンスポ]

ロッテ先発の成瀬が、強力巨人打線を9回2死まで2失点に封じる好投で5勝目。打ってはサブローが、沢村から痛烈な3ランを放ち、巨人の連勝を10で止めた。

巨人からFAで移籍したサブローは「ボクが1番嬉しいです。感触はすごいよかった。(打球が)上がりすぎたから不安だったんですけど、結構飛んでましたね。ロッテファンの方々にも、ジャイアンツファンの方々にも、元気な姿を見せられてよかったです」と感慨深げに振り返った。

完封どころか完投勝利もならなかった成瀬は「今日は正直、抑えられるかという不安がありました。自分の中で球がいってなかったんで、その中で(初回に)長野さんと寺内さんから三振取れたことで、回を追うごとによくなった。(9回)最後の本塁打(長野)とヒット(坂本)。今年のボクはこういう投球が多いのでファンの方には申し訳ない。最後サブローさんに『最後まで投げ切れ、一発だけ気をつけろ』という感じだったけど、結果的に一発打たれてしまいました。いまロッテはパ・リーグ首位のなので、首位の意地を見せないといけないと思いましたし、交流戦優勝を目指しているので、上を叩かないといけないので、気合を入れて投げました」と優勝宣言が飛び出した。

角中
「しっかりタイミングを取れた。直球を待っていても変化球を打てた。」(今季初の3安打)
井口
「とにかく先に点を取って、相手の勢いを止めたかった。いい安打を打てた。」(3回に先制二塁打)

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成瀬が巨人止めた!5月4勝[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(26)が巨人打線を翻弄した。緩急をつけた球を低めに集め、8回まで2安打しか許さず無失点。9回に長野に2ランを浴びるなどして降板して今季初完封はならなかったが「投げながら自分でも、こういう感じだと思っていた」と納得の表情だった。

絶好調の巨人に土をつけ、これで5月は4勝目。「パ・リーグ首位の意地を見せられた。交流戦の優勝も狙っている」と力強かった。

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サブロー古巣へ3ランで恩返し[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(35)が古巣へ3ランで恩返しした。3回2死二、三塁から巨人沢村の内角高めの速球を高々とレフトスタンドへ放り込んだ。昨季途中から約半年、在籍した古巣への一撃。「打ったのはストレート。完璧は完璧だったけど、上がり過ぎて風もあったからね、どうかなと思ったけど。後は何と言っていいか分からないけど、ジャイアンツベンチに元気な姿を見せる事が出来て良かったです。あと、これだけのマリーンズファンにいい所を見せられたね」と話した。

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井口先制「いいヒット打てた」[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(37)が、巨人の大型連勝ストップへ口火の先制打を放った。3回2死一、二塁から内角低めの直球を狙い澄ましたかのように、レフトオーバーの適時二塁打を放った。「とにかく、先に点を取って向こうの勢いを止めたかったので、いいヒットが打てたね。ツーアウトからネモ(根元)がチャンスを作って、いい形で回してくれたからモノに出来て良かった。その後のサブローのホームランが本当に大きいね」と話した。

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