わたしはかもめ2012年鴎の便り(5月)

便

5月30日

阪神9−9千葉ロッテ(甲子園)

阪神が乱打戦の末に追い付き、引き分け。1−7の4回に大和の3点適時打などで1点差に。7−9の8回には鳥谷の犠飛と敵失で同点とした。ロッテは井口の満塁本塁打などで優位に進めたが、拙守を連発し、6点差を守れなかった。

123456789R
千葉ロッテ0025110009
阪神1005010209

ページトップ

井口「落球→満弾→失策」大量得失点[ニッカン]

良くも悪くもロッテ井口資仁内野手(37)が甲子園の舞台を占拠した。歴代9位タイとなる通算11本目の満塁弾を含む6打点。だが守備では4回に二飛の落球で大量失点を招き、8回2死一、三塁ではマートンのニゴロをはじき同点に追いつかれた。「前の打席もイレギュラーしていたから、大事に行きすぎた。満塁弾を打ったんだから勝たないと」。最大6点差のリードを守れず、痛恨のドローとなった。

ロッテ井口が通算11本目の満塁本塁打。11本は通算満塁本塁打の9位タイとなり、歴代10傑入りした。井口は大リーグのホワイトソックス時代に2本放っており、日米通算で13本目。

ページトップ

ロッテ・井口、満弾6打点も痛恨失策ドロー[サンスポ]

井口が猛打と拙守で“主役”になってしまった。4回に自身11本目の満塁本塁打となる7号など3安打6打点の大暴れ。だが守備では4回無死一塁で飛球を落球し、この回5失点を招き、8回にも二ゴロを同点タイムリーエラーなど2失策。独り相撲となった試合に「満塁弾を打ったら勝たないと。8回の二ゴロは慎重にいきすぎた。明日勝てばいい」と気持ちを切り替えていた。

ページトップ

井口、満塁弾など6打点も…痛恨2失策でドロー[スポニチ]

ロッテは井口の独り相撲で引き分けた。3戦連発となる満塁弾を放つなど3安打6打点。だが、2失策が全て失点につながった。

4回無死一塁でブラゼルの飛球を落球し、大量5失点の原因をつくった。1点差の8回2死一、三塁ではマートンの打球をはじいて同点に。「前の打席で打球がイレギュラーしたので。大事にいきすぎた」と唇をかんだ。投手陣は9失点も自責点は3。西村監督は「しっかり守っておけば楽なゲームになった」と最大6点差を追い付かれての引き分けに、必死に怒りを押し殺した。

ページトップ

井口満弾もドロー、自らの2失策から“6失点”…ロッテ[報知]

徒労感が残る引き分けに、打った喜びは完全に消え去っていた。ヒーローになるはずだった井口は「また、明日頑張りますよ」。自らの2失策から“6失点”。3戦連発で、日本球界復帰以降4シーズン連続、通算11本目のグランドスラムを含む3安打6打点の活躍は、帳消しになった。

打っては最高の働きだった。3回無死二、三塁から中前に同点打。4回は中越え7号満塁弾で、リードを6点に広げた。しかし4回無死一塁からブラゼルの飛球を落球。大量5失点につながった。6回には中前適時打で再び突き放したが、8回2死一、三塁からマートンのゴロを痛恨の失策で同点にされた。「大事に行きすぎた。普通に行けばよかった」と唇をかんだ。

西村監督も「ミスが全て失点につながった。4回の5点が余計ですね。ミスをなくしていかないと。今日はもう、あまりしゃべりたくない」。負けなかったことを、前向きにとらえるしかない。

ページトップ

井口、満弾含む6打点も…2失策で帳消しに[デイリー]

虎党の悲鳴が、大歓声に変わった。8回、1点差に迫られて、なお2死一、三塁。マートンが放った正面のゴロ。片ひざをついて捕球にいったロッテ・井口が、まさかのエラー。同点の走者をかえす結末となった。

「その前(6回)のマートンの打球がイレギュラーしていたので、大事にいきすぎた」。勝負どころのミスを、名手は悔やんだ。

井口のバットが試合を勝ちパターンへと導いたはずだった。3回には同点打。4回には3年ぶり3試合連続アーチとなる、昨年5月以来の満塁弾も放つなど、6打点。だが、7‐1で迎えた4回、ブラゼルの飛球をグラブに当てながら落球。5点を失うきっかけも作った。ミスですべてを帳消しにした。

西村監督は「ミスが全て失点に絡んだ。しっかり守りきれば楽な試合だった。今日はあんまり喋りたくない」と珍しく語気を荒らげた。4回2死満塁から、左翼・サブローと遊撃・根元が大和の平凡な飛球をお見合いして、シングルヒットで走者を一掃されるシーンもあった。

井口は「満塁弾を打ったのに、勝たなきゃいけない」と悔しい笑みをこぼした。そして「明日、勝てばいい」。受けた雪辱を晴らすには、倍にして返すしかない。

ページトップ

ロッテ・サブロー「歓声で聞こえなかった」[サンスポ]

ロッテは大量リードを守り切れなかった。井口の2失策のほかにも、4回2死満塁で遊撃の根元と左翼サブローの間への飛球を捕れず、走者一掃の適時打を許した。記録に表れないミスに、サブローは「根元の声が歓声で聞こえなかった」と困惑気味に話した。

中後、益田と勝ちパターンの両新人も甲子園独特の空気にのまれるように失点した。西村監督は「今日はあまり話したくない」と早々に会見を打ち切った。

今江
「少し詰まったが、打った瞬間に入ると思った。」(2号ソロ)
薮田
「気持ちだけで投げた。逃げたら負ける。クローザーは常にしびれる。」(9回2死満塁を切り抜け)

ページトップ

益田奮闘も追いつかれた…[ニッカン]

ロッテ益田直也投手(22)がイニングをまたいで奮闘したが、8回につかまった。中後が6回にピンチをつくり、7回に投入予定だった内を繰り上げて登板させたため、益田が7回を任された。その回は無失点に抑えたが、8回に適時失策などもあり2失点で同点に追いつかれた。「(8回に)先頭打者を出したのが全て。あの回の失点は自分のせいです。スキのない投手にならないと」と反省した。

ページトップ

西村監督「喋りたくない」[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(52)が勝てるゲームをドローに持ち込まれ、怒りを押し殺しながら試合を振り返った。4回に守備のミスで5失点、8回も井口の適時失策などで、最大6点差あったリードを追いつかれた。「ミスがすべて失点につながった。4回の5点が余計です。あそこでしっかり守りきっていれば楽なゲームになっていた。ミスをなくさないといけない。今日はあまり喋りたくない」と、今季初めて自ら会見を打ち切った。

ページトップ

7−1からグライ5失点降板[ニッカン]

ロッテのセス・グライシンガー投手(36)がハーラートップの6勝目をかけて先発したが、3回2/3を被安打7の6失点で降板した。初回に先制点を許したが、味方打線が4回までに7得点。快勝ムードが漂ったが、4回裏の1死一塁から井口の二飛の落球で流れが一変した。藤井の適時打、さらに打ち取った飛球を左翼手のサブロー、遊撃手の根元が譲り合い、大量失点につながってしまった。まだ1点のリードがあったが、交代を告げられた。「投球フォーム、コントロールが思うようにいかず、厳しいピッチングになってしまった。自分のリズムを見つけられる前にマウンドを降りてしまい残念」とコメントに悔しさをにじませた。

ページトップ

今江流れ変える2号本塁打[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(28)が、試合の主導権を再び取り返す1発を放った。7−1の楽勝ムードから4回裏に一挙5失点。嫌な流れだったが、5回にレフトスタンドへ4月18日楽天戦以来となる2号本塁打を運んだ。「1点差に追いつかれてしまったので、流れを変えるいいホームランが打てました。少しつまり気味だったけど打った瞬間に入ると思いました。絶対に負けられないですからね」と主将らしい頼もしいコメントだった。

ページトップ

井口ポロリのち満弾!3戦連発[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(37)が3戦連発となる満塁弾を放った。4回2死満塁から、阪神久保の直球をバックスクリーン左へ運んだ。会心の一撃だったが、直後の守備で二飛を落球し、大量失点のきっかけをつくってしまった。それだけに「完璧に打つことができたけどね…。その後の守りがね…。セス(グライシンガー)に申し訳ない」と反省の弁。それでも気持ちを切り替え、6回にはこの日6打点目となる適時打を放った。

ページトップ

里崎「申し訳ない」タイムリー[ニッカン]

ロッテ里崎智也捕手(36)が、追加点となる適時打を放った。4回無死一、三塁から外角の球を逆らわずにライト前へ運んだ。「こういうゲーム展開になってしまったので、しっかり戦うだけ。セス(グライシンガー)に申し訳ない」と大量リードの展開から一転、守備の乱れから大量失点し、降板した助っ人右腕を気遣った。

ページトップ