ヤクルトが13得点で大勝し、5月25日以来の貯金をつくった。0−2の2回にバレンティンがソロ。3回はバレンティンの2点適時打で逆転し、さらに宮本が3ラン。その後も加点した。ロッテは藤岡が崩れ、連勝が4で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
東京ヤクルト | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 | 1 | 5 | 0 | x | 13 |
ロッテ藤岡貴裕投手(22)が神宮凱旋登板で炎上した。2回に自らのプロ初安打初打点などで2点を先制したが、3回に井口の失策も重なり、バレンティンに2点適時打、宮本に3ランを浴びた。3回6失点はプロワースト。「(失策は)しょうがない。その後を抑えないと」と反省。救援も崩れ、今季初の2ケタ失点となる13失点。西村監督は「藤岡はもっと闘志をむき出しにしないと。今日に限っては(救援ではなく)藤岡」と厳しかった。
連勝が4でストップした。D1位・藤岡(東洋大)は東都大学リーグで親しんだ神宮での凱旋登板で3回6失点(自責5)とプロ最短KOされ、2敗目。「早い回でマウンドを降りてしまい、チームに迷惑をかけて申し訳ないです」と頭を下げた。西村監督も「あの一発(バレンティン)で相手に勢いをつけさせた。1球1球、もっと闘志をむき出しにして投げて欲しい」と初めて叱責した。
D3位・鈴木(東洋大)がプロ初打席に立った。9回先頭で代打で登場し、右飛だった。2日の中日戦(QVCマリン)で代走デビューを果たしていたが「やっぱり別ものでした。緊張して覚えていません。去年までプレー(東都大学リーグ)していた場所で初打席、思い出に残ります」と静かに振り返った。
東洋大時代に27勝を挙げた神宮のマウンドで、ロッテの藤岡がプロ最短の3回、自己ワースト6失点で2ヶ月ぶりの黒星を喫した。
1点リードの3回1死一、二塁から畠山の二ゴロを井口が失策。1死満塁となり、バレンティンに逆転2点右前適時打を許すと、続く宮本に左越え3ランを浴びた。2回にプロ初安打初打点となる中前打を放ったが「早い回にマウンドを降りて、迷惑をかけて申し訳ない」。チームの連勝も4で止まり、西村監督は「今日に限っては藤岡。失策が出たら投手がカバーしないと。覇気がないというか、一球一球相手と勝負なんだから闘志をむき出しにして欲しい」と苦言を呈した。
ロッテの新人藤岡がプロ最短の3回、最多の6失点で2敗目を喫した。1点リードの3回、1死一、二塁から井口の失策でピンチが広がると、バレンティンに逆転打を浴び、さらに宮本に3ランを許した。
東洋大時代に慣れ親しんだ神宮球場でのプロ初登板。2回には初安打、初打点もマークしたものの、2ヶ月ぶりの黒星を喫した。「失策はしょうがないし、その後を抑えないと」と苦い表情で振り返った。
ロッテ西村徳文監督(52)が3回6失点でKOされた藤岡に苦言を呈した。「1球1球、相手と勝負している訳だから、闘志をむき出しにして欲しい。チームとしてエラーすることもある。そこを投手がどう踏ん張るか。いつもゼロで抑えられないかもしれないが、相手に勢いをつけさせないようにして欲しい」。期待のルーキー左腕なだけに、厳しい言葉を口にした。
ロッテ清田育宏外野手(26)が代打起用に応える適時打を放った。4点を追う4回2死一、二塁で藤岡の代打として登場。低めに沈む球に食らいつき、センター前に抜ける打球で1点を返した。「簡単に追い込まれてしまったので、ボールを引き付けて、簡単にアウトにならないようにしました。チャンスでの代打だったので、何とか結果が出せて良かったです」と話した。
ロッテ藤岡貴裕投手(22)がプロ入り最短KOを喫した。2回に自らのプロ入り初安打初適時打などで2点のリードを得たが、その裏にバレンティンにソロ本塁打を被弾。3回にもバレンティンの2点適時打、宮本の今季第1号となる3ランで5失点し、結局4回の攻撃で代打を送られた。3回6失点はプロ10戦目でワースト。「チームが連勝でいい流れだったのに、こんなに早い回にマウンドを降りてしまい、チームに迷惑をかけて申し訳ないです…」と話した。
ロッテ今江敏晃内野手(28)が先制打を放った。2回1死一塁からヤクルト先発赤川の甘く入った球を左中間へ。ミレッジが打球の処理にもたついたこともあり、適時三塁打となった。「左中間が広く開いていたんでね。狙ってはいないけど、思いっきり打ちにいって左中間にいってくれた。とにかく、先制点が欲しかったので、早い回に先制出来て良かったです」と話した。