わたしはかもめ2012年鴎の便り(6月)

便

6月20日

東京ヤクルト0−6千葉ロッテ(神宮)

ロッテの渡辺俊が7回を3安打無失点と好投し、5月9日以来の3勝目を挙げた。1回に角中の中前打で先制した打線は、5回に根元がソロを放つなど着実に加点し、2分けを挟んでの連敗を3で止めた。ヤクルトは完敗だった。

123456789R
千葉ロッテ1000121016
東京ヤクルト0000000000

ページトップ

ロッテ角中交流戦首位打者[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(25)が交流戦で初の“首位打者”に輝いた。最終のヤクルト戦で4打数3安打2打点と爆発。試合前までの打率4位から、日本ハム田中らを抜いて、打率3割4分9厘でトップに躍り出た。試合後、チームメートから聞いたという角中は「短期間のものなので、まだまだです」と、満足した様子はなかった。

4月14日に1軍昇格してから、不動の5番に定着した。通算打率も規定打席に6足りないものの、3割4分2厘で、パ・リーグでも“首位”に立った。この快進撃を支える打席での心構えが2つあった。

(1)
走者が三塁にいるケース。無死または1死で回ってきた場合、外野フライで確実に得点を狙うことが多いが、バットの芯に当てて強い打球を心掛ける。
(2)
走者二塁のケース。低めに手を出さず、狙い球を高めに設定して外野に運ぶよう自分のスイングを徹底する。

1回の先制適時打、7回のダメ押し適時打は、いずれも走者が二塁の場面で、ヘッドを立てた、たたきつけるようなスイングで外野へ運んだ。西村監督は「5番の仕事をきっちりこなしている」と、チームの連敗を3で止める働きを評価した。チーム一無口な男だが、その存在感は日に日に増している。

ロッテ角中が3試合連続猛打賞をマーク。パ・リーグで4試合以上の連続猛打賞は03年井口(ダイエー)の5試合、97年ローズ(近鉄)00年小笠原(日本ハム)03年柴原(ダイエー)の各4試合があり、次戦も3安打以上なら球団初の4試合。

ページトップ

12球団指揮官が総括、パ3年連続で勝ち越しの交流戦[スポニチ]

今季の交流戦は20日の2試合で全日程を終了した。

通算成績ではパ・リーグが67勝66敗11分けとし3年連続、05年の導入から8年目で7度目の勝ち越しとなった。セ、パのリーグ戦は、22日に再開する。

◇指揮官が交流戦総括

中日・高木監督
「結果的に貯金ができたのは非常に大きい。今はとにかく打てないから、この休みの間に何とかしていかないといかん。」
ヤクルト・小川監督
「10連敗を喫するなど色々なことがあった。継投ミスなどはリーグ戦でしっかりと立て直さなければならない。」
巨人・原監督
「投打のバランスが良かった。貯金0からスタートし、少し貯金もできた。いい交流戦になった。」
阪神・和田監督
「打線は個々の状態が上がってくるのをずっと待っていた。最後になって若手が頑張ってチームとして上向いてきた。」
広島・野村監督
「負け越しは残念だが、数字上のこと。岩本、天谷ら状態の上がっている選手が出てきたし、打線が上向きなのは明るい材料。」
DeNA・中畑監督
「いい形で試合ができるようにはなりつつある。先発投手はやりくりが続く中で、加賀美、国吉らが戻ってこないと厳しい。」
ソフトバンク・秋山監督
「投打がうまくかみ合わなかった。特に打線の得点力が落ちていた。」
日本ハム・栗山監督
「目標だった貯金はできたが、もっと勝ちきれる試合があった。ピッチャーが打席に入る戦いは難しかった。」
西武・渡辺監督
「ウイークポイントは救援。その立て直しが上がっていくために必要不可欠。」
オリックス・岡田監督
「折り返してから安打が出ていない。投手の責任ではない。」
楽天・星野監督
「去年は遊ばれとったけど、今年は相手に対して『油断したらやられるぞ』という印象は残せたと思う。」
ロッテ・西村監督
「投手陣に疲れが出てきて、勝ちゲームを落とす展開が多かった。優勝は逃したが、そこを目標にしていた訳ではない。」

ページトップ

角中、交流戦首位打者!3戦連続猛打賞締めで差し切り[スポニチ]

快挙の瞬間を、本人は気付いていなかった。7回2死二塁。ロッテ・角中がこの日3安打目の左前打を放った。この一打で、交流戦の打率を.349に引き上げて首位打者に。試合後、6年目の新鋭は戸惑っていた。

「知らなかった。終わってから教えてもらいました。首位打者は生涯初だと思います」。怒とうの猛チャージだった。初回2死一、二塁で先制の中前打。6回先頭では左前打だ。これで3戦連続猛打賞。打率.284から3試合で6分5厘も上げ、.344でトップだった日本ハム・田中を差し切った。

交流戦の折り返し時点で仲間に宣言した。「首位打者を狙う」。寡黙な男が有言実行で栄冠を手にした。勝負強い打撃で打線を牽引。西村監督は「首位打者は素晴らしい。5番として仕事をしてくれた」。この1勝でパ・リーグの交流戦3年連続勝ち越しも決定した。

角中は規定打席到達にも残り6。現在の打率.342はパ・リーグでも「隠れ首位打者」だ。「まだシーズンは半分ぐらい。終わった時に3割打てれば」。ダブル首位打者も夢物語ではない。

渡辺俊
「集中して投げられた。(適時打は)チャンスなので振っていった。たまたまです。」(7回無失点で3勝目。6回の打席では適時打でプロ初打点)

◇ベニー以来5年ぶり2人目

角中(ロ)が初回先制の中安打を含む3安打2打点。15日現在で、交流戦23位の打率.284だったが、16日阪神戦から3試合連続猛打賞。打率を.349に上げ、前日まで1位の田中(日=.344)を抜き大逆転で首位打者を手にした。ロッテの交流戦首位打者は07年ベニー(.375)以来5年ぶり2人目だ。また、パで4試合以上の連続猛打賞は03年井口(ダ)の5試合を筆頭に4人。この中にロッテの打者はおらず、22日の楽天戦でチーム初の記録に挑戦する。

ページトップ

ロッテ・渡辺俊、7回0封&初打点![サンスポ]

ロッテ先発・渡辺俊が投打の活躍で、チームの連敗を3で止めた。7回を3安打無失点で3勝目を飾り「スライダーの切れがよかった。シンカーも、曲がりの大きいのと小さいのに投げ分けられた」と納得顔。6回にはプロ初打点となる中前適時打も放ち「とっくにやっていたと思った」と苦笑い。西村監督は「スライド登板でよく投げてくれた」と評価した。

ページトップ

ロッテ・角中が交流戦首位打者「冗談で狙うと」[サンスポ]

ロッテの角中が3試合連続の3安打をマークし、交流戦の打率を3割4分9厘として12球団トップで終えた。本人は「知りませんでした。交流戦の半分くらいの段階で、冗談で首位打者を狙うと言っていたが…」と照れ笑いした。

この日は1回に先制の中前打、6回に左前へ、7回は左前へ適時打と、勝利に大きく貢献。「しっかりと、タイミング良く振れている」と大きくうなずいた。

根元
「ホームランは意識していないが、芯でうまく捉えられている。」(2試合連続本塁打)

ページトップ

交流戦終了、パが3年連続で勝ち越す[ニッカン]

プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は20日の2試合でロッテとDeNAが勝ち、全日程を終了した。通算成績ではパ・リーグが67勝66敗11分けとし3年連続、2005年の導入から8年目で7度目の勝ち越しとなった。

既に巨人が17勝7敗でセの球団としては初めての優勝を決定。2位の日本ハム、3位ロッテ、4位中日、5位西武までが勝ち越した。

セ、パのリーグ戦は22日に再開する。

年度別対戦成績
2005104勝7分105勝
2006107勝1分108勝
200766勝4分74勝
200871勝0分73勝
200970勝7分67勝
201059勝4分81勝
201157勝9分78勝

ページトップ

渡辺俊、プロ初打点&3勝[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(35)が、5月9日以来の3勝目を挙げた。4回まで安打を許さず、7回3安打無失点の快投。打っては6回2死二、三塁で館山のスライダーをとらえて中前適時打を放ち、プロ初打点もマークした。2分けを挟んだチームの連敗を3で止め「打ったのはまぐれです。嫌な流れが続いていたので、ここからチームが上昇気流に乗っていければいいと思います」と喜んだ。

ページトップ

ルーキー鈴木「8番二塁」初先発[ニッカン]

ロッテのドラフト3位ルーキー、鈴木大地内野手(22)が「8番・二塁」でプロ初先発した。井口が微熱を出したため、先発出場のチャンスが回ってきた。

東洋大時代に三塁、遊撃を守った思い出の神宮球場は「本拠のQVCより打球が速く、弾む。前に出て捕球するか待って捕るか、一瞬の判断になる」と試合前に話していた。5回2死二、三塁では、ミレッジの二遊間へ飛んだ安打性のゴロを捕球すると素早く一塁に送球して刺し、失点を防いだ。

ページトップ

角中「沈む系のボール」先制打[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(25)が、初回に先制適時打をマークした。2死一、二塁から、ヤクルト館山の変化球を中前へはじき返した。「打ったのは沈む系のボールでした。2死から作ったチャンスだったので、何とか先制点につなげたかった。いい結果が出て良かったです」と話した。

ページトップ

渡辺俊のリズム西本コーチ絶賛[ニッカン]

ロッテ西本聖投手コーチ(55)が、5回まで無失点の先発渡辺俊についてコメントした。「調子は非常に良い。自分のリズムで投げているね。これからはランナーを出してからも、自分のテンポで投げて欲しい」。

ページトップ

井口、体調不良で先発外れる[ニッカン]

ロッテの井口資仁内野手(37)が、体調不良のためスタメンから外れた。風邪のような症状を訴えたため、都内の病院で検査と治療を行い、練習には参加しなかった。西村監督は「本人は“1打席は行ける”と言っているが、使う状況があればそうしたい」と話した。井口に代わりルーキー鈴木大地(22)が二塁でプロ初先発した。

ページトップ

育成の木本が野手転向[ニッカン]

ロッテは20日、育成枠の木本幸広投手(21)の登録を、外野手へ変更すると発表した。木本は「投手としての支配下登録を目指していましたが、ケガのため、思うような投球が出来ませんでした。これからは野手として心機一転、頑張っていきたいと思います」と話した。

ページトップ

愛人問題で恐喝、巨人・原監督1億円払った[サンスポ]

若大将に衝撃のスキャンダル発覚だ!巨人・原辰徳監督(53)が女性問題に関連して元暴力団員に1億円を払っていたと21日発売の週刊文春が報じることが20日、分かった。原監督は「ファンの皆様へ」とメッセージを発表。現役時代の不倫と1億円の支払いを認める前代未聞の事態となった。巨人側は相手は暴力団員ではないと反論。名誉毀損だとして訴訟を起こす方針を示したが、ファンへの信頼失墜は免れず、最悪の場合、原監督の進退問題にまで波及する可能性も出てきた。

「若大将」の愛称でファンに愛されてきた爽やかなイメージが崩れた。球界の盟主を自認する巨人の原監督に、大スキャンダルが発覚した。

午前11時過ぎ、巨人が球団本部で緊急会見を開き、その席上、桃井恒和球団社長(65)は、原監督の『ファンの皆様へ』というメッセージを読み上げた。巨人ファンだけでなく、野球ファンの抱く「原辰徳」像を根底から覆す衝撃的な内容だった。

「1988年頃、私はある女性と関係を持ちました」で始まる告白は、「それから約18年後、監督に復帰して1年目の2006年8月、プロ野球と関係ある人物から電話があり、『あなたの女性問題に関する日記がある。公になれば球界は大変なことになる。表に出ないよう私に任せて欲しい』と言われました」「要求された現金を渡しました」と続いた。現役時代に遠征先の女性と不倫をしていたうえに、それをネタに脅迫されて1億円を支払った事実を認めたのだ。

甲子園でアイドルとなり、巨人の4番として活躍、さらには巨人監督として2度の日本一、2009年WBCでは日本代表監督を務めて世界一も達成した原監督による、衝撃の告白だ。交流戦で初優勝したムードも吹き飛ぶ、きわめて異例の事態。ファンの大きな失望を招くことを自覚しているからこそ、異例の“謝罪文”となった。

原監督は06年に1億円を支払った際には球団にも警察にも相談していなかったが、2009年に別の男が巨人の球団事務所に同じ不倫の件をもとに恐喝の電話をかけてきたため、ついに球団幹部に経緯を説明した。

週刊文春の記事によると、1億円を支払った相手は、暴力団員と、小指の欠損した元暴力団員の2人組だったという。プロ野球関係者が暴力団員に金銭を供与したとなれば、野球協約違反となり、失格処分になる。事は重大だ。

しかし、巨人は警視庁に相談した結果などをもとに、1億円を支払った相手は暴力団員ではないとし、記事は事実と異なり、原監督と巨人軍の名誉毀損に当たるとして、損害賠償請求訴訟を起こす方針を示した。

とはいえ、現役監督が自らの不倫を端緒にしたスキャンダルで世間を騒がせることは前代未聞の醜態。“プロ野球の父”正力松太郎氏の遺訓「常に紳士たれ」を常々口にし、選手の言動や服装に厳しかった原監督だけに、イメージダウンは計り知れない。

原監督は今季から新たに2年契約を結んだばかり。夜に都内のホテルで渡辺恒雄球団会長(86)と会食をした白石興二郎オーナー(65)は「彼の監督としての職責が問われるというふうには、今のところ考えておりません。こういう形で露見したことを踏まえて、巨人軍監督として精進してくれることを期待しています」と、現時点では不問に付す考えを示したが…。

不倫だけでなく、暴力団との関わりの問題もはらみ、予断は許さない。22日からはリーグ戦が再開するが、いずれ原監督の進退問題にまで発展する可能性も出てきた。

◇巨人・原監督の一問一答「モヤモヤ取れた」

≫古い話が出てきたが。
原監督
「まずはファンの皆様に心よりお詫び申し上げたい。同時に深く反省しております。この件に関していちばん迷惑をかけたのは妻であります。妻とはですね、未来に向けて、2人の夢に向かって、一歩ずつ前進しております。どこかに心のつかえがこのところありました。こういう状況になって、なにかそのモヤモヤが取れたような、逆にこういう事柄に関して感謝をしたいなという風に思います。私の中では、あすまた練習をし、明後日からペナントレースにしっかりと目標を持って、しっかりチームを前進させていくと。そのことに集中していきたいと思っております。」
≫2006年に熊本で会った2人の男性は監督の中では暴力団という認識が当時なかった。
原監督
「そのことに関して、全部球団にきちっと説明しています。ですからその部分は、球団の方に聞いていただくと。そういうことです。」
≫夫人の明子さんと監督の間では解決済みか。
原監督
「まあそうです。きちんと将来の2人の夢という部分の中で、一歩ずつ着実に進んでいるという現状です。」
≫清武氏が情報を流したという前提の上で声明を出した。
原監督
「あの声明は声明としてですね、さっきも言ったように、こういう状況になったというのは、なにかこう、自分の中でもさっき言ったことがね、非常に。逆にまあ、さっき言った通りですね。」
≫チームに対して説明は。
原監督
「いやいや、それは特にないんですが、1つ言えるならば、正しく報道していただきたい。私も特に隠そうなんていう気持ちもないですし。」

◇G原監督、情報提供「清武さんのほかに誰」

21日発売の週刊文春が「原監督が元暴力団員に1億円を払っていた」と報じることについて、巨人・桃井恒和球団社長(65)は20日、元球団代表の清武英利氏(61)が関与していることは明らかであるとの見方を示した。原辰徳監督(53)も声明文で「清武さんのほかに、いったいだれがいるのか」と名指しで批判した。一方、清武氏は書面で反論し、「私は関知していません」と関与を否定した。

白日の下にさらされた原監督の前代未聞のスキャンダル。女性との不倫や、1億円の支払いなど、隠してあった過去の事実が次々と明らかになった。いったい誰が情報を提供したのか。巨人や原監督の胸中は、そんな思いでいっぱいだったはずだ。行き着いた答えは、やはり“前代表”だった。

「清武氏がこの報道にかんでいることは間違いないと判断した」。桃井球団社長は会見で断言した。その根拠に

(1)
今回の件は2009年当時の球団の機密事項で、知っていたのは桃井球団社長、当時球団代表の清武氏、当時副代表の原沢代表、当時の法務担当者の4人だけ
(2)
昨年11月11日に渡辺会長を批判してから解任されるまでの1週間に、清武氏が球団職員らに「オレは原の弱みを握っている」「原と刺し違える。俺の性格を知っているだろう。徹底的に仕返しする」などとスキャンダルの暴露をほのめかしていた
(3)
5月の民事執行で、清武氏が多数の内部資料を持ち出していたことが確実になった

を挙げた。

白石オーナーも「清武氏以外にこうした事情を知り、かつ外部にもらすというか、伝える人物はいないだろうと、判断のもとに色んな訴訟を含めて対策を講じている。そういう判断を原監督も共有している」と断定した。

女性問題を暴露された原監督も、『清武さんへ』と名指しした異例のメッセージを発した。「たくさんの暴露が行われ、巨人軍関係者を混乱させ、選手、OBを苦しませています。こんなことがなぜ続くのか。清武さんのほかに、いったい誰がいるのか。巨人軍の一員だったことを誇りとして、これからを歩んでください。まだ間に合います」。

昨年11月から続く“場外戦”は過熱の一途、騒動はしばらく収まりそうにない。

◇反論、清武氏「私は関知していません」

21日発売の週刊文春が「原監督が元暴力団員に1億円を払っていた」と報じることについて、巨人・桃井恒和球団社長(65)は20日、元球団代表の清武英利氏(61)が関与していることは明らかであるとの見方を示した。原辰徳監督(53)も声明文で「清武さんのほかに、いったいだれがいるのか」と名指しで批判した。一方、清武氏は書面で反論し、「私は関知していません」と関与を否定した。

清武氏は夕方になって書面を発表し、反撃を開始した。「明日週刊文春が掲載するという記事についても、私は関知していません」と今回の週刊文春の報道への関与を否定。巨人側を批判して、原監督の出したメッセージへの“返信”も記した。

「『巨人軍の選手、OB、関係者を傷つける報道が相次いで』いることの原因があたかも私にあるかのように『清武さんのほかに、いったい誰がいるのか』とコメントされたことについては、非常に残念でなりません」。

指揮官と球団代表という立場でともに勝利を追い求めてきたはずの原監督への失望をあらわにした。巨人球団や読売新聞社に対しては「渡邉会長や読売巨人軍は、私が読売巨人軍の内部文書を流出させたとする言動を行うなど、読売新聞グループの総力を挙げた大キャンペーンを展開していますが、全くの事実無根であり、いいがかり以外の何ものでもありません」と憤りを表した。

読売新聞は5月27日付紙面で「『清武氏が流出』裏付け」などの見出しで、朝日新聞が巨人の一部選手の契約金問題を報道した件について朝日側に機密情報を流出させたのは清武氏である可能性が高いと報じていた。

清武氏の代理人を務める吉峯啓晴弁護士(62)は都内で取材に応じ、「もしそういう不祥事があったのだったら、読売は潔くそれを認めてそれについて陳謝する方が先だろ」と反論した。

原監督のメッセージについても同弁護士は「そんなのは巨人がやらせているだけの話。(以前に声明を出した)長嶋さんや原さんが自分達の意思で動けているとは思えない。読売の誰かが作文しているだけの話」と持論を展開。原監督ではなく読売新聞側が文書を作成したとの見方を示した。全面対決の姿勢は変わらない。

ページトップ