わたしはかもめ2012年鴎の便り(7月)

便

7月1日

オリックス1−4千葉ロッテ(京セラドーム)

ロッテは4回、サブローのソロで先制。同点の6回は角中の適時打で勝ち越し、8回には福浦の適時打などで2点と効果的に得点した。吉見は5回1失点で今季初勝利。内は3年ぶりのセーブ。オリックスは継投策がことごとく裏目。

123456789R
千葉ロッテ0001010204
オリックス0001000001
サブロー
「打ったのはスライダーかな。もう負けられへんよ。前回の京セラドームでも、1勝2敗で負け越した。大阪のマリーンズファンへいい試合を見せられていない。」(5号先制ソロ)

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控えおろう〜、ロッテの角さん首位打者[ニッカン]

ロッテの“角さん”が首位打者浮上で、苦境のチームを“助”けた。同点の6回1死満塁。投手は左キラー吉野。角中勝也外野手(25)は2日前の対戦を思い起こした。「やられた球を待つ」。前回は2球で追い込まれ、三ゴロ。さらに前進守備を見て打席の方針を固める。「あれだけ前にいれば、内野ゴロでも抜ける確率は高い。外野フライは頭になかった」。そして初球の外角低めの130キロ直球に反応。痛烈な打球が一、二塁間を抜け、勝ち越し点を入れた。

8回にはダメ押し点を呼ぶ二塁打で今季16度目のマルチ安打。6月27日の西武戦で規定打席に到達したばかりだが、打率を3割3分とし、3割2分7厘の日本ハム田中を抜いて首位打者に立った。「気にする時期じゃない。1日1本は打ちたいと思うけど」と感情の変化を見せなかった。

元々、欲が表に出ない。日本航空二高時代、授業で小型機に乗って大空を飛んだ時も「そこまで感動はなかった。別にパイロットになりたいとも思わなかった」とクール。今年の活躍で背番号61から主力級の番号に変わる可能性もあるが「あまり空いてないし、そこまで変えたいというのもない。巨人の坂本も(前は)61番だったし、出世番号かな」と、あまり興味を示さない。そんな男だからこそ、打率という数字に惑わされることは少ない。

この日は地元石川から両親を含め約50人の大応援団が観戦。規定打席到達の記念にブランド牛1キロを実家に送り「届いたよ。ありがとう」とメールで感謝されたが、試合での活躍は何よりのプレゼントだ。角さんは両親にも、そして主のロッテにもバットで奉公を続ける。

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ロッテ・角中、V打!ついに来た首位打者[サンスポ]

角さん、大ブレーク!ロッテ・角中勝也外野手(25)が1日、オリックス8回戦で、決勝打となる右前適時打を含む4打数2安打1打点。打率.330として、先月27日に規定打席に達した男が、ついにリーグトップに躍り出た。4−1の快勝に貢献し、チームも首位を堅守した。

冷静さが決勝打を呼んだ。同点の6回1死満塁。角中は交代直後の左腕・吉野の初球、130キロの外角直球をたたいた。打球は前進守備の間を抜けて右前に転がった。「あれだけ(内野が)前に来てくれると抜ける確率が高い。外野フライは頭になかった」。

男の意地を見せた。先月29日の同カード初戦では、8回2死満塁で吉野と対戦し、三ゴロに倒れた。「やられた直球系を待った」と、初球から積極的に振ってリベンジ。“狙い球”、“ゴロ打ち”と、思い描いた通りの最高の結果を出した。

8回には右越え二塁打を放ち、4打数2安打。打率.330として、初めてリーグトップに浮上した。春先は状態が上がらず、開幕2軍で、4月14日に1軍に昇格。先月27日に規定打席に達し、その勢いのまま電光石火で奪取してみせた。「この時期とはいえ素晴らしい。左投手を苦にしないところが1番だ」。西村監督も、打線の核になりつつある若き5番打者をたたえた。

このほど両親に感謝の気持ちを込めて、高級ブランド牛1キロをプレゼントした角中。この日は、三塁側内野席に父・稔さん(54)、母・久美さん(49)をはじめ、地元・石川県から約50人が応援に駆けつけていた。その前で首位打者に立つなど、スター性も十分だ。

「いい日になりました。1日1本は打ちたいですね」と角中。プロ6年目で大ブレーク。“角さん”は、首位を走るチームの中心にいる。

◇大好物はロッテの『雪見だいふく』

角中は、月に3度ほど自宅近くのスーパー銭湯に通ってリフレッシュ。「周囲の人は全然気がつきませんね。本当に快適です」と疲れを癒しながら汗を流している。もう1つ幸せな時間は、1日1個のアイスクリームを食べること。「好きなアイスは『雪見だいふく』(ロッテ)などです。必ず毎日食べています」。気分転換も、巧打を支えている。

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ロッテ・藤岡、2軍降格…6月4戦4敗[サンスポ]

ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が、2日に出場選手登録を抹消される。開幕から4勝5敗の黄金ルーキーは、6月は4戦4敗に終わり、西村監督が、「下(2軍)での経験は、この先に絶対に生きる」と決断した。試合後、西村監督から直接2軍落ちを通達された藤岡は「いまの状態では結果は同じ。考えるいい機会だし、気持ちを切り替える」と前向きに話した。

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角中、V打に打率トップも「まだ気にする時期ではない」[スポニチ]

初めて打率トップに躍り出たことを聞いても、ニコリともしない。決勝打を含む2安打で打率を.330に上げたロッテ・角中。試合後、いつもと変わらない実直な25歳がいた。「1日1本は打ちたいと思っている。(ランキングを)新聞で見るには見ると思うけど、気にする時期ではないので」。

読みが的中した。同点の6回1死満塁。2番手で登板した左腕・吉野には2日前に対戦し、8回2死満塁で三ゴロに抑えられていた。「同じ球でくるだろうから初球から狙っていった」。初球、外角130キロ直球を捉えると前進守備の一、二塁間をゴロで破る決勝打となった。さらに8回の右中間二塁打で前日まで打率トップの日本ハム・田中を逆転した。

昨季は左投手には打率.167だったが、今季は.317と弱点を克服。左足に重心を残して、ギリギリまで球を見極めるフォームが固まったことで、体勢を崩されることはなくなった。今季、左打者を打率.189と抑えている吉野からの一打に「自分の形でタイミングを取れれば苦にならない」と胸を張った。

シュアな打撃の原点は少年時代にある。父・稔さん(54)が自宅横の織物工場を打撃練習場に改築。小3の時から学校から帰ると約2時間打ち込むのが日課だった。「練習量は今より多かったかも。ティーで300、マシンで200打った。今の土台になっている気がする」と振り返る。

首位打者の経験がある西村監督は「打率首位は素晴らしい。僕より全然上だよ」と称えた。今季は開幕2軍から5番打者の座を不動のものにした。独立リーグ出身選手として初の首位打者も夢ではない。

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6月4連敗の藤岡2軍落ち「精度上げて戻ってきたい」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・藤岡の2軍落ちが決まった。

開幕ローテーション入りして奮闘を続けてきた左腕だが、6月に入って4連敗。本来の力を発揮できない状態が続き、13試合で4勝5敗、防御率3.73だった。この日の試合後、首脳陣から降格を通達され「この状態で投げても結果は同じ。1つ1つ精度を上げて戻ってきたい」。西村監督は「ここまでチームに貢献してくれた。下(2軍)での経験も絶対に生きる」と話した。

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角中、首位打者!V打含むマルチで3割3分…ロッテ[報知]

誰よりも冷静だったのは、他ならぬ角中自身だった。決勝打を含む2安打1打点。パ・リーグの首位打者に躍り出た25歳は、テレビカメラを向けられても普段と変わらず淡々と語った。「いつも言われますけど、ホントに全く意識してないので。まだ気にするような時期でもないですから」。ここはただの通過点−。そんな自信も見え隠れした。

“らしさ”を存分に披露した。同点の6回1死満塁でオリックスは2番手・吉野にスイッチ。3連戦の初戦(6月29日)では1点リードの8回2死満塁で三ゴロに仕留められた。その左腕の初球だった。「打ち取られたのと同じ球を狙っていた」。130キロの直球を振り抜き、右前適時打。四国・独立リーグからはい上がった反骨精神でリベンジを果たし、1球でマウンドから引きずり降ろした。

8回1死一塁からは右中間二塁打を放ち、マルチ安打をマーク。打率を前日(同30日)の打率3割2分6厘から4厘アップさせ3割3分とした。一方、日本ハムの田中は4打数無安打で3割2分7厘に降下。打率1位に角中の名前が初めて刻まれた。

中学時代は身長がクラスで前の方だった。それが20歳まで伸び続けて180センチに成長した“大器晩成”。「目標はシーズン終わって3割。1日1本ずつ打てればいい」。花開いた6年目の進化は、まだ止まらない。

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角中が決勝打!吉見、5回1失点で今季初勝利…ロッテ[報知]

ロッテは4回、サブローのソロで先制すると、同点の6回は角中の適時打で勝ち越した。さらに8回には福浦の適時打などで2点を入れて逃げ切った。吉見は5回1失点で今季初勝利。内は3年ぶりのセーブ。

同点の6回1死満塁だ。角中が一、二塁間を破る勝ち越し打を放った。「内容はどうあれ積極的にいった」と振り返る一打。この日は2安打で、打率3割3分でリーグトップに立った。敵地での一戦には、故郷の石川から両親が観戦に訪れていた。独立リーグ出身で開幕2軍から5番をつかんだ25歳は、成長した姿を披露でき「いい日になった」と喜んでいた。

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ロッテ・吉見、久々の白星「丁寧にと心掛けた」[サンスポ]

ロッテの吉見が昨年5月以来の白星を挙げた。スローカーブが有効で5回まで1失点と先発の役目を果たし「制球と球の走りは良くなかったが、丁寧に丁寧にと心掛けたのが良かった」と納得顔だった。

ベテランが疲れの見える投手陣の救世主になれるか。西本投手コーチは「緩急の使い方がうまい。持ち味をしっかり出してくれた」と頼もしそうだった。

「絶対に抑えようと思った。最近、球の走りがいい。」(3年ぶりのセーブに)
サブロー
「ファーストストライクからいこうと思った。フェンスに届くかどうか不安だった。」(先制の5号ソロ)

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ロッテ・藤岡が2軍降格「直球が荒れてきたので」[サンスポ]

ロッテのドラフト1位新人、藤岡貴裕投手の2軍落ちが1日、決まった。本人がこの日のオリックス戦(京セラ)後に2軍降格を通告されたと明らかにした。

藤岡は開幕から先発陣の一角として4勝5敗、防御率は3.73。6月に4連敗と失速した左腕は「直球が荒れてきたので下で直したい。今の状態で(1軍に)いても結果は同じなので、いい考える機会だと思う」と話した。

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吉見、昨年5月以来の白星[ニッカン]

ロッテの吉見祐治投手(34)が昨年5月以来の白星を挙げた。スローカーブが有効で5回まで1失点と先発の役目を果たし「制球と球の走りは良くなかったが、丁寧に丁寧にと心掛けたのが良かった」と納得顔だった。

ベテランが疲れの見える投手陣の救世主になれるか。西本聖投手コーチ(56)は「緩急の使い方がうまい。持ち味をしっかり出してくれた」と頼もしそうだった。

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角中4の2で首位打者[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(25)が4打数2安打で打率を3割3分として、日本ハム田中を抜いて首位打者に浮上した。6回1死満塁から左腕吉野の初球をとらえ、ライト前に勝ち越しタイムリー。8回にはライトオーバーの二塁打を放ち、ダメ押し点を呼び込んだ。「負けられない試合なので、勝ててよかった。(首位打者は)いつも言われるけど、全く意識していない」と話した。

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西村監督「そういうことも…」[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(52)が、投打がかみ合い3試合ぶりの勝利を挙げた一戦に満足した。「吉見は1点は取られたけど、5回までよく投げた。その後は1回ずつ継投でね。(新しい勝利の方程式が)決まったのは初めてだからね。ここのところ、後で点を取られることが多かった。リリーフ陣が頑張ってくれた」とたたえた。

また、90年に首位打者を獲得した指揮官は、打率トップに立った角中について「かつての首位打者から見て?そういうこともあったね(笑い)。色んな経験を積んで大きくなってくれればいい」と期待を寄せた。

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サブロー今季5号ソロで先制[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(36)が、今季第5号となる先制ソロ本塁打を放った。4回2死から小松の外角スライダーをレフトスタンドへ運んだ。「もう負けられへんよ。前回の京セラドームでも、1勝2敗で負け越した。大阪のマリーンズファンへ、いい試合を見せられていない。連敗しないチームが強いチーム。俺らはそれを目指して戦っている。だから今日は絶対に負けられへんよ。勝って千葉に帰る。それだけだよ」と意気込んだ。

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