わたしはかもめ2012年鴎の便り(7月)

便

7月4日

千葉ロッテ3−2東北楽天(QVCマリン)

ロッテの成瀬が相手の拙攻にも助けられ7回8安打2失点でリーグ単独トップの8勝目を挙げた。1点を追う3回に里崎のソロで同点。6回に井口の中前打などで2点を勝ち越した。楽天は6回1死満塁の逸機が痛く、4連勝を逃した。

123456789R
東北楽天0100001002
千葉ロッテ00100200x3
里崎
「打ったのはストレートです。マリンでは毎回、花束の用意をしてくれていたので打つことができて良かった。生え抜き捕手での100号ホームランは球団初だと聞いているので嬉しいです。後はチームの勝利ですね。」(3回4号同点ソロ)
井口
「打ったのはスライダー。成瀬がランナーを出しながら踏ん張っていたので、何とか援護したかった。エースが投げる試合は負けられない。まだまだ厳しい試合になると思うが、最後までリードのままいきたいね。」(6回勝ち越し適時打)

ページトップ

里崎がロッテ捕手初100号[ニッカン]

ロッテ里崎智也捕手(36)が通算100号のメモリアルアーチをロッテファンで埋まった右翼席へ放り込んだ。1点を追う3回、楽天美馬の外角143キロ直球を捉えた。「右方向へのホームランで記念を飾ることが出来て嬉しい。いつも指導して下さる打撃コーチのおかげです」と、殊勝なコメントを口にした。

捕手での通算100本塁打は球団初の快挙となった。6月2日の中日戦で3号を放ち、王手をかけた。そこから約1ヶ月間アーチが出なかったが、「引退するまでには打てるでしょう」と素っ気なかった。だが、球団が毎試合花束を用意していたこともあり「ロッテの歴史に名を刻めて光栄です」と、素直に喜んだ。

プロ14年目の今年、ケガ防止のために1回3万円のボディーメンテナンスに2週間に1回は通っている。体のバランスを調整し姿勢を矯正。体重は3〜4キロ減り、スイングの切れも戻った。昨季は5本塁打だったが、今季はすでに4本と順調だ。西村監督は「自分で打って勝ったんだから最高でしょう。良かったね」とたたえた。

通算100本塁打=里崎が4日の楽天9回戦の3回、美馬から今季4号を放って達成。プロ野球265人目。初本塁打は02年4月3日のダイエー3回戦(福岡ドーム)で山田から。

ページトップ

成瀬7回1Kも単独トップ8勝!球宴までに10勝だ…ロッテ[報知]

たとえ状態が悪かろうと、打たれる訳にはいかない。それが、エースというものだ。一発を浴びて1点差に迫られた7回2死。成瀬が投じた外角スライダーに、松井のバットが空を切った。「調子は自分自身、よくなかった。最後に1つ三振を奪えたので安心できた」。ハーラー単独トップの8勝目も、7回にして初めてついた「K」。苦しみ抜いた白星の象徴だった。

「コントロールができず自分の中でイライラしたし、ふがいなさ過ぎた」。中堅からホーム方向への5メートルの強風がバックネットではね返って向かい風と変わり、抜群の制球を狂わせた。しかし、2回に先制点を許しながら、要所を130キロ中盤の直球で締めた。6回1死満塁も切り抜けて、7回8安打2失点で投げ切った。

勝つためのピッチングをする。勝つことに、とことんこだわる。今季はその思いが一段と強くなった。ダルビッシュや和田、杉内らパ・リーグを代表する投手が流出。「寂しい気持ちもある。でも、自分が結果を残して、パを盛り上げたい」。球界を背負う覚悟と自覚が、今シーズン好調の原動力にもなっている。

エースの系譜を継ぐ後輩左腕へのメッセージにもなった。2日にルーキーの藤岡が2軍落ち。「先発はダメでもゲームをつくっていくもの。試練の場所だと思って腐らず、焦らず、自信を取り戻して欲しい」とゲキを飛ばし、ファームへ送り出した。勝つための投球術を学んで欲しいというエースの思いは、この日の100球に凝縮されていた。

混戦状態の最多勝争いを抜け出した。「正直、信じられない」。そんな感想とは裏腹に、お立ち台で言い切った。「オールスターまでにあと2つ勝って2ケタにしたい」。ロッテのエースからパのエースへ。大投手への道のりを成瀬は今、突き進んでいる。

ページトップ

ロッテ・成瀬8勝目!ダービー頭1つ抜けた[サンスポ]

ロッテは4日、楽天9回戦(QVCマリン)で3−2の勝利。先発の成瀬善久投手(26)が7回2失点に抑え、ハーラーダービー単独トップとなる8勝目(3敗)を挙げた。ロッテでは1998年の黒木知宏氏(38)以来の最多勝へ「球宴までにあと2つ勝ちたい」と誓った。エースの粘投でロッテは2位日本ハムに4.5ゲーム差。首位の座をがっちりキープだ。

1点リードで迎えた9回2死一塁。一発が出れば逆転の場面で、新守護神・内が松井を空振り三振に斬ると、ベンチから成瀬が元気よく飛び出してきた。

「今日はとにかく勝ててよかった。全体的にボールがばらついていたし、ランナーも背負って、ホームランも打たれたけど、粘って投げることができました」。7回2失点。積極的に打ちにくる楽天打線に苦しめられ、今季ワーストの8安打を浴びながらも、耐え抜いた。

直球はほとんどが130キロ台前半。制球もばらついた。それでも6回1死満塁のピンチでは、2回に左犠飛を浴びた枡田を130キロの内角直球で一ゴロ。さらに牧田を133キロの外角直球で右飛。球速よりもキレを重視し、腕を振り抜いた。

これでリーグ単独トップの8勝目。ロッテからは1998年の黒木以来となる最多勝も狙える位置にきた。本人が重視する200投球回もこの日の7イニングで、折り返し前に106回1/3まで伸びた。

「僕は週1回しか仕事をしていない立場。少しでも長く投げて、中継ぎ陣を休ませたい」。デビュー当時から完投が少なく、薮田、藤田、小林雅の“YFK”におんぶにだっこだった左腕は、たくましく成長した。

「オールスターまであと2つ投げると思うので、2つ勝って、2ケタ(勝利)で臨みたいと思います」とお立ち台でも力強く宣言。首位を快走するロッテの頼もしいエースが、7年ぶりのリーグVへチームを引っ張る。

ページトップ

ロッテ・里崎が100号!生え抜き捕手で初[サンスポ]

里崎が通算100本目の本塁打を放った。1点を追う3回、外角直球を逆らわない打撃で右翼席に運んだ。「ロッテファンのいる右翼席へ放り込むことができてよかった」と笑顔で生還した。土井垣、醍醐、野村ら打力のある捕手がかつて在籍したことはあるが、生え抜きの捕手としては初めての大台到達。節目の一発に「何とかそこ(100本塁打)はいきたいと思っていた」と話した。

ページトップ

成瀬、練習でもわざと力んで単独トップの8勝目![スポニチ]

ロッテの成瀬がエースの仕事をしっかりと果たした。ハーラー単独トップの8勝目。お立ち台で、右翼席を陣取るファンの声援に照れ笑いを浮かべ応えた。「全体的にコントロールがばらついていたけど、要所で投げ切れた。それが勝った要因」。

調子は決して良くなかった。中堅から本塁へ吹く5メートルの風で変化球の制球がままならず、マウンドを何度もスパイクで掘り返すなど「自分の中でイライラがあった」と振り返ったほど。しかし直球だけは悪くなかった。同点の6回1死満塁のピンチでは枡田に4球連続で直球を続け一ゴロ。牧田も133キロで右飛に仕留めるなど、7回で8安打を浴びながらも2失点。「ヒットは打たれたけど、ランナーが出てから丁寧に投げられた」と振り返った。

今季からブルペンで故意に力を入れながら投球する練習法を取り入れた。「ピンチではどうしても力んでしまうもの。そういう練習がゲームにもつながっている」。ちょっとした練習での工夫が、勝負どころの繊細な制球に効果を発揮している。初の最多勝へ「意識は全然ない」と話すも「球宴まであと2試合。2つとも勝って2桁(勝利)で球宴を迎えたい」と意気込んだ。

エースの粘投で2位・日本ハムとの差を4.5ゲーム差に広げた。成瀬は「チームの勝利に貢献できたらいい」と05年以来のリーグ優勝へ向け、フル回転する心構えだ。

ページトップ

里崎、ロッテ生え抜き捕手初の100号本塁打[スポニチ]

ロッテの里崎が球団の生え抜き捕手としては初となる通算100号本塁打を放った。

1点を追う3回、右翼席へ運ぶ4号同点ソロに「ロッテの歴史に名前を刻めて光栄に思う。やってきたことは間違いじゃなかったという自信になる」と笑顔。守っても成瀬を好リードし「100号を打ったので負けたくなかった。何とか必死に抑えてくれるよう頑張りました」と笑いを誘っていた。

井口
「成瀬がランナーを出しながら踏ん張っていたので、何とか援護したかった。」(同点の6回1死一、二塁で中前へ決勝打)
里崎(ロッテ)通算100本塁打
4日の楽天9回戦の3回に美馬から今季4号ソロを放って達成。プロ野球265人目。初本塁打は02年4月3日のダイエー(現ソフトバンク)戦で山田から。

ページトップ

ロッテ号外を1万人に配布、スポニチで交流戦振り返る[スポニチ]

ロッテの今季交流戦を振り返ったスポニチのタブロイド判が先着1万人に配布された。

球団ホームページで告知されたこともあって、ファンの反応も上々。成瀬、井口ら主力の記事に加え、全24試合の寸評など内容も盛りだくさん。千葉市から観戦に訪れたロッテファンの男性(33)は「全ページがカラーで読みやすかった。今後もまたやって欲しい」と話していた。

ページトップ

井口、サブローで勝ち越し!成瀬は単独トップ8勝目…ロッテ[報知]

ロッテの成瀬が7回8安打2失点でリーグ単独トップの8勝目を挙げた。1点を追う3回に里崎のソロで同点。6回に井口の中前打などで2点を勝ち越した。楽天は6回1死満塁も得点できず4連勝を逃した。

ロッテは1−1の6回、1死一、二塁から井口、サブローの3、4番で2得点。2安打で2点を勝ち越し、3連勝で上り調子だった楽天をたたいた。

リーグ戦再開後に3勝4敗2分けと勢いを失っていたチームは、4カード目で初めて初戦を取った。西村監督は「ベテランがよく頑張ってくれた」と上機嫌だった。

ページトップ

ロッテ・成瀬が単独トップ「10勝して球宴」[サンスポ]

ロッテの成瀬がパ・リーグ単独トップの8勝目をマークした。5回以外は安打を浴び、6回は1死満塁とするなどピンチの連続だったが「安打を打たれても走者をかえさなければいい。走者を出してからの制球が良かった」と振り返った。

7月下旬の球宴まで、あと2試合登板する予定。左腕エースは「2つとも勝って、10勝してオールスターに行きたい」と意気込んだ。

西本投手コーチ
「調子のいいときは誰でも勝てる。悪いときにも抑えるのがエースだ。」(成瀬について)

ページトップ

ロッテ・里崎が通算100号「何とかそこは」[サンスポ]

ロッテの里崎が通算100本目の本塁打を放った。1点を追う3回、外角直球を逆らわない打撃で右翼席に運んだ。「ロッテファンのいる右翼席へ放り込むことができてよかった」と笑顔で生還した。

土井垣、醍醐、野村ら打力のある捕手がかつて在籍したことはあるが、生え抜きの捕手としては初めての大台到達。節目の一発に「何とかそこ(100本塁打)はいきたいと思っていた」と話した。

ページトップ

成瀬2失点単独トップ8勝目[ニッカン]

ロッテのエース成瀬善久投手(26)が7回8安打2失点の粘投で、ハーラー単独トップの8勝目を挙げた。珍しく変化球の制球に苦しんだが、直球主体の配球で3回の併殺打、6回1死満塁のピンチを無失点でしのいだ。「ランナーを出してから粘れたのが良かった」と振り返った。里崎も「調子が悪い中で試合を作るのはさすがエース。十分過ぎるピッチングをしてくれた」とたたえた。

ページトップ

井口が成瀬援護の勝ち越し打[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(37)が6回に勝ち越し適時打を放った。同点で迎えたこの回1死一、二塁から中前適時打をマーク。「打ったのはスライダー。追い込まれていたので何とか食らいついてバットに当てた感じ。成瀬が踏ん張っていたので、何とか援護したかった」と話した。

ページトップ

里崎同点弾で球団初捕手100号[ニッカン]

ロッテ里崎智也捕手(36)が3回に4号同点ソロを放った。1点を追うこの回、先頭で美馬の直球を右翼席へ運んだ。「うまく右に打つことが出来た。マリーンズファンがいるライトスタンドへ放り込むことが出来て嬉しい」と話した。捕手では球団初の100号に到達した。「何とかそこには行きたかった」と満足げに話した。

ページトップ

西本C、先発成瀬に「我慢」[ニッカン]

ロッテ西本聖投手コーチ(56)が4回まで1失点に抑えている先発成瀬についてコメントした。「2回のピンチは粘って1点でしのぎ、3回はゼロで抑えた。この投球を生かして欲しい。打ち取った当たりがヒットになったり、フラストレーションがたまる試合になると思うけど、我慢のピッチングで踏ん張って欲しい」。

ページトップ