わたしはかもめ2012年鴎の便り(7月)

便

7月5日

千葉ロッテ2−1東北楽天(QVCマリン)

ロッテが唐川の好投で競り勝った。唐川は直球と変化球を巧みに投げ分け7回無失点でリーグトップタイの8勝目を挙げた。2回の大松の今季4号での2点を守りきった。楽天は8回無死一、二塁から1点しか取れず、2連敗を喫した。

123456789R
東北楽天0000000101
千葉ロッテ02000000x2
西村監督
「本当は唐川(7回80球で降板)に最後まで投げて欲しかったけれど、変えなければならない理由があった。その理由は言えないけれど、次回の登板に影響がないようにということです。(レフトにホームランの)大松はこのところよくなってきている。」

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唐川祝誕生日、8勝イチパンダ〜[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手が、23歳の誕生日をハーラートップタイの8勝目で飾った。左打者を8人並べた楽天打線を相手に直球とスライダーで緩急をつけ、7回をわずか80球で無失点に抑え勝利へと導いた。昨年の誕生日は5回途中6失点KOされたが、この日は見違えるような内容でチームの3連勝に貢献した。

「今日は僕のために集まってくれてありがとう!次はもっといい投球ができるように頑張ります」。唐川が、お立ち台でちゃめっ気たっぷりに笑った。嫌みなく、サラリと言ってのけるあたりに、マウンドさばき同様の風格さえ漂う。23歳の誕生日をハーラートップタイの8勝目で飾った。

左打者が8人並ぶ楽天打線を全く苦にしなかった。球持ちの良いフォームから内角をえぐる直球と、外角へキレのあるスライダーで緩急をつける。「同じような配球になってはいけないので」と、二回り目からはカーブも織り交ぜて打ち気をそらし、7回を4安打無失点に抑えた。

雨の影響でスライド登板となり、誕生日登板が実現した。「誕生日にあんまりいい思い出がないので投げたくなかったんですよ」と本音をポロリ。昨年の誕生日は日本ハム戦に登板したが、スライダーが決まらず5回途中6失点KO。それでも打線が8−7と逆転したため、バースデー黒星は免れた。

悪夢から1年。この日は里崎も成長を感じるほどの内容だった。「受けている感覚は、益田より、内より速く感じた」と証言した。この日の最速は、唐川134キロ、益田145キロ、内149キロだったが、打席でのキレは唐川がNO.1だった。

7回80球。西村監督は「本来なら唐川が最後まで投げないといけないんだけどね。次回の登板を考えての降板です」と説明した。10日からの9連戦に備え、唐川を中5日で登板させる予定。オールスター前までに2度登板させるため、余力を残させた。唐川も「完封したかったけど、今日の目標はチームが勝つことだったので良かったです」と笑顔で話した。成瀬に続き唐川も8勝を挙げて、投手王国ロッテの首位独走が止まらない。

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ロッテ・唐川8勝!自ら祝バースデー[サンスポ]

バースデー勝利だ!ロッテは5日、楽天10回戦(QVCマリン)に2−1で勝ち、3連勝。23歳の誕生日を迎えた唐川侑己投手が、7回を無失点に抑え、ハーラーダービートップに並ぶ8勝目(2敗)を挙げた。投球フォームをマイナーチェンジして成功。お立ち台では独壇場で、場内を沸かせた。

幕張をジャックした。唐川だ。23歳の誕生日に8勝目。ヒーローインタビューでは、童顔の右腕が大胆発言を連発。お立ち台に並んだ、4号2ランの大松も思わず、ずっこけた。「ボクのために集まってくれてどうもありがとう。去年誕生日に投げてよくなかったので、投げたくなかったです」。

当初は前日4日に先発予定も、雨天中止で誕生日登板にズレ込んだ。23歳を祝う「おめでとう」ボードを掲げたファンであふれ、場内は“唐川色”に染まった。

最速136キロも「この日投げた(最速145キロの)益田と(同149キロの)内よりもキレがあり、体感速度は速かった」と捕手の里崎は証言。その質のいい直球と変化球を低めに集めて4安打無失点。7回80球と完投ペースも、今後予想される球宴までの2度の先発は、いずれも中5日での登板とあってお役ご免となった。

右肩痛で6月初旬に2軍落ち。制球と球威も落ちて辛酸をなめた。それからはフォームのブレをなくすため踏み込む左足と腰、肩が直線に並ぶように修正。力を逃さず下半身にタメができ、左肩の開きも抑えられ、この日の結果につなげた。

「キレがあり、テンポもよく今までと違う投球だった」と西本投手コーチは目を細めた。2軍の行事で観戦した同級生のD1位・藤岡(東洋大)、同2位・中後(近大)の前で先輩の意地もみせた。8勝の成瀬に肩を並べてチームは首位をがっちりキープ。頼れる23歳が完全復活した。

◇裏話

独身の唐川は、ファンからケーキや手紙などをプレゼントされモテモテ。誕生日の夜は「これから都内(自宅)に戻って友人と2人だけで食事です。彼女?本当に男です」と前置きして、「当初は中学時代の友人と誕生会の予定でしたが、後日祝ってくれることになりました」と明かした。観戦したD1位・藤岡らについて「いたことには気がつかなかった」と最後まで周囲を笑わせた。

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唐川、祝23歳!7回0封でトップ8勝…ロッテ[報知]

涼しげな笑顔で、唐川は祝福の声に応えた。約1万人の笑顔に囲まれたお立ち台。「今日は皆さん僕のために集まってくれて、ありがとうございました」とちゃめっ気たっぷりに笑わせた。スライドで回ってきた23歳のバースデー登板。7回を4安打無失点の好投で、ハーラートップの成瀬に並ぶ8勝目を挙げた。

完全復活を証明する快投だった。右肩痛から復帰2戦目。直球が本来の切れを取り戻した。7回は岩村を直球で三飛に仕留めると、枡田、河田をともに直球で連続三振。里崎が「益田や内より速く感じた」と話したように、130キロ中盤の直球は150キロ近い速球派の直球を上回っていた。

嫌な思い出にもリベンジを果たした。誕生日の登板を聞かれると「去年、誕生日によくなくて本当は投げたくなかった」と苦笑した。昨年は日本ハム戦(QVC)に先発し、5回途中6失点KO。結果的にチームは勝ったが複雑な思いが残った。22歳の失敗を、1年分の成長でいい思い出に上書きして見せた。

完封ペースの中、わずか80球での降板。西村監督は「代えないといけない理由があった。いろいろ考えてのこと」と多くを語らなかったが、10日からの9連戦で2度先発するため、中5日が続くことを考慮した温存策だ。唐川も「完封したい気持ちはあるけど、目標は勝つこと」と降板を受け入れた。接戦を制しての3連勝。チームとして前半戦最後の山場を乗り越えれば、独走態勢も見えてくる。

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23歳誕生日の唐川、大人の8勝、最速136キロでも凡打の山[スポニチ]

ロッテ・唐川侑己投手が5日、23歳の誕生日にチームメートの成瀬善久投手(26)に並ぶハーラートップの8勝目を挙げた。右肩痛から復帰2戦目となった楽天戦で7回を4安打、無四球無失点の好投。わずか2時間14分のスピード試合で、チームを3連勝に導いた。頭がぶれないフォームで、勝ち頭の座は譲らない。

7回1死から空振り三振の枡田、見逃し三振に倒れた河田が首をひねりながらベンチに引き揚げる。唐川の最速はこの日も136キロ。それでも捉えられない。

「球速表示は遅くても、今日受けた中では唐川が1番速かった」。そう話したのは捕手の里崎だ。8回に益田が145キロ、9回には内が149キロを計測したが、それは数字のマジックに過ぎないという。唐川自身も「直球の切れはありましたね。腕も振れていた」と振り返る。

130キロ台前半の直球がなぜ打たれないのか。その秘密の1つが美しいフォームだ。踏み込んでから投げ終わるまで重心が左足の真上にあるので体がぶれない。頭も全く左右にぶれていない。同時に球持ちが良い分、ボールにしっかりとスピン(回転)が加わるため、打者にとっては体感スピードが速く感じるのだ。この日、奪った21アウト中、フライアウト10がそれを証明していた。楽天の田淵打撃コーチも「唐川は技を覚えた感じだな」と舌を巻いた。

打てそうに見えるから打者も早打ちになる。左打者を8人並べた楽天打線に対し、唐川は初回を7球で切り抜けると、2回以降も「目指すは楽な投球」という自身の理想を体現するかのように凡打の山を築いた。7回を終えてわずか80球。今季初完封ペースだった。ただ、チームは10日から9連戦。同期間中に中5日で2度の登板が予定されるだけに、7回終了時に西本投手コーチに「判断は委ねます」と話し、最終的にこの回でマウンドを降りた。

前日の同カードで成瀬が一足早く8勝目を挙げた。「成瀬さんが勝つとこっちもやる気が出る」。先輩に1日遅れでしっかりと肩を並べた。

試合後のお立ち台は祝福ムード一色に包まれた。スタンドのファンが「誕生日おめでとう」のボードを揺らして好投を称えると、23歳になったばかりの右腕は「今日は皆さん、僕のために集まってくれてありがとうございます」と深々と一礼した。

「今日の重きは完封より勝つことだった。勝ってよかった」。試合後、右腕は納得の表情を浮かべた。完封など、今の唐川ならいつでもできる。

唐川の父・義明さん(56)
「今日は立ち上がりから低めに制球していたので安心して(千葉県成田市の自宅のテレビで)見ていました。チームのために9勝、10勝と積み重ねて欲しいです。」

◇同一球団から最多勝2人なるか

唐川(ロ)が同僚の成瀬に並ぶパ最多の8勝目。ロッテの複数投手が7月以降に勝利部門でトップに並ぶのは、最近20年間で初めてだ。また、このまま、同じ球団の2人が前半戦をそろって最多勝で折り返すと、05年中日の岡本、川上(各9勝)以来。パでは99年西武の松坂、石井貴(各9勝)以来になる。なお、過去に同一球団の投手が最多勝を分け合ったのは4回あるが2人はどうか。

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大松、本人もびっくりの決勝2ラン「まさか入るとは…」[スポニチ]

ロッテの大松が決勝弾を放った。0−0の2回、左腕・川井のスライダーを逆方向の左翼席へ運ぶ4号2ラン。

「まさか入るとは思わなかった。うまく左手で押し込めた」と自画自賛だ。6月30日オリックス戦(京セラドーム)で右膝を痛めて以来の先発出場だった。6月27日西武戦(QVCマリン)でも右肩違和感から復帰した唐川を援護する3号2ランを放っており「先制点を取ればアイツ(唐川)も乗っていけると思った。球場全体が誕生日の雰囲気だったんでね」と笑顔だった。

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ロッテ・唐川、球宴までに2桁勝利なるか[サンスポ]

ロッテは唐川が余力を残して退いた。西本投手コーチは「オールスター戦までのことを考えて」と、球宴まで残り12試合に中5日で起用するプランを話した。

中5日で計算すると、リーグ最多の8勝を挙げている成瀬と唐川がそろってオールスター戦まであと2試合投げられる計算だ。首位を快走するチームに前半戦終了までに10勝投手が2人誕生するか。

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ロッテ・大松、復帰後初打席で先制2ラン![サンスポ]

ロッテの大松が2回、先制の4号2ランを放った。1死二塁で左腕川井の高めのスライダーを今季初めて左翼席に運び「反対方向へしっかり押し込めたけど、入ると思わなかった。よく伸びてくれた」と話した。

6月30日のオリックス戦の守備で右膝をひねり、ここ2試合は福浦に一塁の座を譲っていた。復帰した最初の打席で本塁打を打ち「休んでしまったが、状態はいいのかもしれない」とコメントした。

西村監督
「最後は相手のミスに助けられた。」(1ヶ月ぶりの3連勝に)

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唐川、球宴前10勝へ中5日も[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(23)が、余力を残して退いた。西本投手コーチは「オールスター戦までのことを考えて」と、球宴まで残り12試合に中5日で起用するプランを話した。中5日で計算すると、リーグ最多の8勝を挙げている成瀬と唐川がそろってオールスター戦まであと2試合投げられる計算だ。首位を快走するチームに前半戦終了までに10勝投手が2人誕生するか。

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西本C唐川に「初球入り注意」[ニッカン]

ロッテ西本聖投手コーチ(56)が、5回無失点と好投している唐川の投球についてコメントした。「低めにていねいに投げている。相手は初球から積極的に打ってきているから、初球の入り方に注意して欲しい。長打もあるから簡単にいかないようにしないとね。今後も低めに投げて欲しい」。

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大松4号先制弾「入るとは…」[ニッカン]

ロッテの大松尚逸内野手(30)が4号先制2ランをマークした。2回1死二塁から左翼席ギリギリにアーチをかけた。4月27日の西武戦(QVC)以来の1発。川井のスライダーを軽いスイングでとらえ、スタンドまで運んだ。「先制点が欲しかったし、チャンスだったので、ものにできて良かった。反対方向へしっかり押し込めたけど、入るとは思わなかった。よく伸びてくれました」と話した。

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