日本ハムは0−1の4回、陽岱鋼の二塁打で追いつき、鶴岡の左前打で勝ち越した。8回には陽岱鋼の適時三塁打に失策が絡み、3点を加えた。武田勝は8回途中1失点で4月29日以来の5勝目。ロッテの成瀬は好投が報われなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | x | 5 |
ロッテ・成瀬は7回2失点で4敗目。先制の1点をもらった直後の4回には4安打で2失点し、すぐに逆転を許した。「味方が点を取ってくれた後だから悔やまれる。コースに投げて打たれたのは配球に問題があった」と反省の弁が続いた。リーグトップの8勝を挙げているエースを2位日本ハムとの直接対決にぶつけたが、痛い1敗。西本投手コーチは「(成瀬は)それなりに頑張ってくれた」と言葉少なだった。
ロッテ・成瀬が7回2失点と力投したが、リーグ単独トップ9勝目はならなかった。
1点リードの4回に2失点。2死一、三塁から陽岱鋼の左越え二塁打で同点に。なお2死二、三塁からホフパワーにストレートの四球を与え、続く鶴岡に決勝左前打を浴びた。エースは「四球がもったいない。一発がある打者だから慎重になりすぎた」と唇をかんだ。終盤には牽制死、悪送球とチームとしてもミスが出て、西村監督は「そういうことがないようにしないと」と語気を強めた。
ロッテの成瀬は7回2失点と好投したが、援護がなく4敗目となった。ただ、先制の1点をもらった直後の4回には4安打で2失点し、すぐに逆転を許した。「味方が点を取ってくれた後だから悔やまれる。コースに投げて打たれたのは配球に問題があった」と反省の弁が続いた。
リーグトップの8勝を挙げているエースを2位日本ハムとの直接対決にぶつけたが、痛い1敗。西本投手コーチは「(成瀬は)それなりに頑張ってくれた」と言葉少なだった。
ロッテは攻守両面で手痛いミスが相次いだ。
1−2の8回、一塁走者の岡田が牽制死。直後の守りでは陽岱鋼に許した右翼線三塁打で、中継に入った遊撃の根元が三塁に悪送球し、打者走者の生還まで許して決定的な3点を奪われた。西村監督は「終盤にミス。チームとして、そういうことのないようにしていかないと」と厳しい表情だった。
ロッテが4回と終盤のミスに泣き、首位攻防戦の初戦を落とした。3回まで無失点と上々の滑り出しだったエース成瀬が4回に崩れ、4安打で2失点。8回には2死一、三塁から陽に右翼線へ運ばれ、遊撃手の根元の三塁送球が暴投となり、陽も生還してしまった。西村徳文監督(52)は「成瀬は4回は点を取った後だけに、丁寧に投げて欲しかった。これから(シーズン残り)半分は大事になる。チームとしてミスをなくさないと」と指摘した。
ロッテ角中勝也外野手(25)が武田勝の前に沈黙した。直球と変わらない腕の振りから投じるチェンジアップに惑わされ、3打数無安打。この日は4打席で凡退し、首位打者も日本ハム田中に明け渡した。「(首位打者は)全く気にしていない。ただ調子は落ちている。色々考えてやっていきたい」と話した。
ロッテ・サブロー外野手(36)が先制打を放った。4回、二塁打で出塁した井口に続き、左中間突破の二塁打で先制点をたたき出した。「打ったのはチェンジアップ。井口さんが(好走で)二塁まで行ってくれたから、楽な気持ちで打つ事が出来ました。チェンジアップを引っかけずにうまいこと打てた。今日から9連戦。まず頭(初戦)を取っていい流れ、勢いをつけたいね。今日はエースが投げているから負けられないよ」と意気込んだ。
不振で2軍調整中の藤岡が、イースタン・リーグDeNA戦で炎上した。降格後初先発。2回0/3で打者18人に対し、9安打2三振2四球で10失点(自責点9)。母校東洋大の高橋監督が見守る中での一戦だったものの、復調の兆しを示せなかった。「何か試すとかではなく、打者を抑えることだけを考えてマウンドに上がったが、変化球でストライクが取れず、直球のキレもなかった。持ち味の腕を振ることを取り戻せるよう、もう1度しっかり鍛え直したい」と話した。