わたしはかもめ2012年鴎の便り(7月)

便

7月27日

千葉ロッテ9−2福岡ソフトバンク(QVCマリン)

ロッテが快勝した。2回に2点を先制し、5回はホワイトセルが1号3ラン。8回に4点を奪い、試合を決めた。成瀬は要所を締め、7回7安打2失点でリーグ単独トップの10勝目を挙げた。ソフトバンクは大場が5失点し3連敗。

123456789R
福岡ソフトバンク0000110002
千葉ロッテ02003004x9

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エースの力だ成瀬 パ10勝1番乗り[ニッカン]

エースで負ける訳にはいかない。その責任をロッテ成瀬善久投手(26)は誰よりも背負っていた。

無安打投球を続けていた5回1死に内川にソロ弾を浴びる。だがショックはない。「多村さんか内川さんにヒットを打たれると思っていた。本塁打だったのは申し訳ないけど」。再び打者への集中を高めた。

7回無死一、二塁。中西に投前のバントをさせ、迷わず三塁封殺した。「バントをさせようと思った。二、三塁で(次の代打)小久保さんだと展開が全然違う」。横浜高時代に守備練習は徹底して行った。「プロに入って投内連係とか細かいプレーに戸惑うことは全然なかった」。自信の守備でピンチを切り抜けた。

試合前の段階で2位日本ハムとゲーム差0。負ければ5月10日以来となる首位陥落の可能性があった。その重圧の中で7回2失点で4年連続2ケタ勝利。自己最速で、球団では00年の小野以来の7月到達だった。

16勝1敗と勝ちまくった07年。清水直ら当時の先輩から「ローテの3、4番手で勝つのと1番手で勝つのとでは全然違う」とクギを刺された。「今はその意味がよく分かる」。今季はカード初戦、相手エース級と対戦して積み重ねた10勝。「今日、勝つのと負けるのとでは全然違う。ここからまた首位を守っていく」。チームが苦しい中で、エース成瀬の存在価値が増す。

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パ・単独トップ10勝!ロッテ・成瀬で堅首[サンスポ]

ロッテ・成瀬善久投手(26)は27日、ソフトバンク13回戦(QVCマリン)で7回2失点の好投で、パ・リーグ単独トップの10勝目(4敗)を挙げた。チームでは2000年の小野晋吾投手(37)以来となる10勝一番乗りで、ロッテの首位死守に貢献した。

頼れるエース左腕が、ロッテを首位に踏みとどまらせた。リーグ単独トップの10勝目。自身4年連続2ケタ勝利だ。

4回まで1四球も、納得のいく投球ではなかった。宝刀・スライダーが「曲がりすぎて最後まで修正できなかった」と苦笑い。5回1死から内川にこの日初安打となる左越え4号ソロを被弾すると、以降は計7安打を浴びる苦しい投球も、チェンジアップと直球の緩急で要所を締めた。

「9勝で足踏みするのとは違う。早く2ケタ勝利すれば、15勝、20勝も見えてくる」。16勝を挙げた2007年、当時のチームメート・清水直行(DeNA)から「3年続けて一人前」とハッパをかけられた。帽子のつばに「継続」と書き込んだが、08年は8勝止まり。翌09年から2けた勝利が継続している。今季の帽子のつばには「信念」の文字。「自分と仲間を信じて」勝利を積み重ねてチームを支えるためだ。

「貯金(6)を作っての10勝ですから」と西村監督も成瀬を絶賛。厳しいつばぜり合いが続く混パを、成瀬が引っ張る。

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ロッテ、レデズマ&マシス新助っ投獲得[サンスポ]

ロッテは27日、新外国人選手として米大リーグ、ドジャース傘下3Aアルバカーキのウィル・レデズマ投手(31)=1メートル92、102キロ、左投げ左打ち=と、レッドソックス傘下3Aポータケットのダグ・マシス投手(29)=1メートル88、100キロ、右投げ右打ち=を獲得したと発表した。レデズマは年俸40万ドル(約3100万円)で背番号47、マシスは年俸15万ドル(約1200万円)で背番号36。

中継ぎに期待されるレデズマはメジャー通算192試合で15勝25敗、防御率5.40。先発候補のマシスは同45試合3勝3敗1セーブ、防御率4.84。

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ロッテ・ホワイトセル、お待たせ1号![サンスポ]

約3ヶ月ぶりに4番に座ったホワイトセルが、移籍第1号を放った。1点差に詰め寄られた5回、中押しの右越え3ランに「成瀬がすばらしい投球をしていたのでプレゼントできてよかった」と納得顔。開幕して間もなく2軍落ちし、今月16日に1軍復帰。「いつでも上に呼ばれてもいいように準備はしてきた」と胸を張った。

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成瀬、10勝一番乗り、宝刀スライダー不調も連敗止めた[スポニチ]

伝家の宝刀が切れない。ロッテ・成瀬は苦しんでいた。それでも4年連続の2桁勝利となるリーグトップの10勝目。「どうしても勝ちたかったし、勝ててよかった」。試合後の言葉が偽らざる本音だ。

「スライダーがマチマチで曲がりがおかしかった」と振り返る。5回1死の場面ではカウント2―2から内川へ投じた8球目のスライダーが真ん中に入り、左越えソロを浴びた。「修正できなかった」と苦心しながら粘り強く投げた。

7回無死一、二塁では中西のバントを自ら捕球し、三塁封殺。「一瞬でも走者を見たら間に合わなかった。サト(里崎)さんがサードと言ってくれたから」という好プレーで気持ちを乗せると、1死満塁では徹底して外角低めへ直球を集め、本多を遊直、明石を遊ゴロに打ち取った。

球宴2戦目(松山)に先発した際は、球速100キロ前後のナックルフォークを試投したが「シーズンでは使わない。少ない球種で打ち取るのが快感」と哲学を貫いた。唐川、藤岡、渡辺俊と先発ローテーション投手が次々と離脱。負担は増えるが「空回りしないように」と自らに言い聞かせ、7安打されながらも2失点に抑えた。

チームの連敗を止め、2位・日本ハムに再び1ゲーム差。西村監督は「エースなんだからまだまだ勝ってもらわないと」と期待する。「10勝できたら15勝、20勝も見えてくる」。優勝へ向け、成瀬も当然そのつもりだ。

00年小野以来12年ぶり
成瀬(ロ)がパ・リーグ10勝一番乗り。ロッテのリーグ10勝一番乗りは00年小野以来12年ぶりだ。これで09年から11、13、10、10と4年連続2桁勝利。チームで4年以上の連続2桁勝利は清水(現D)が02〜06年に5年連続で記録して以来。左腕では水谷則が80〜83年に4年連続でマークして以来29年ぶり4人目になった。

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6番・井口、大当たり、9安打9得点の打線引っ張る[スポニチ]

今季初めて6番で起用されたロッテ・井口が、2回1死二塁から中前適時打。「連敗していたから、とにかく先取点が欲しかった」。

8回にも無死一塁から左中間三塁打を放ち、9安打9得点と効率よく加点した打線を引っ張った。「打順は関係ない」というベテランは、守備でも魅せた。3回1死一塁の場面では、中堅へ抜けそうな打球を逆シングルでキャッチして併殺を完成。攻守でエースをもり立てた。

ホワイトセル
「走者を還すことだけ考えた。自分のできることをしっかりやって勝利に貢献したい。」(5回に1号3ラン)

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ロッテ、先発&抑え候補の助っ投コンビを補強[スポニチ]

ロッテは27日、2人の新外国人投手の獲得を発表した。レッドソックス傘下3Aポータケットの右腕ダグ・マシス投手(29)は先発タイプで、メジャー通算45試合で3勝。11年には韓国・サムスンでもプレーした。ドジャース傘下3Aアルバカーキの左腕ウィル・レデズマ投手(31)は最速154キロの抑え候補。メジャー通算192試合で15勝を挙げている。

契約は今季終了までで、マシスが15万ドル(約1170万円)+出来高の背番号36、レデズマは40万ドル(約3120万円)+出来高の背番号47。林信平球団運営本部長は「バランスの取れたいい補強ができた」と話した。ともに来日は8月中旬以降を予定している。

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成瀬、4年連続で2ケタ白星!…ロッテ[報知]

ロッテのエース成瀬が、7回7安打2失点でパ・リーグ10勝一番乗りを果たした。2ケタ勝利は自身4年連続。チームを後半戦初白星に導いて首位を守った。背番号と同じ17勝を目標に掲げる左腕が、初の最多勝へと突き進む。

NO.1は譲らない。エースの気迫が、試合後の成瀬の言葉からあふれ出た。「9勝目で足踏みをするのと、一発でクリアするのは全く違う。これから15勝、20勝も見えてくる」。そして、言葉をつないだ。「1つずつ勝って最終的に勝ち星がリーグの1番上だったら、嬉しい」。自身初の最多勝へ、大きな一歩を前進させた。

決して楽だった訳じゃない。スライダーの曲がり幅が定まらないまま修正できず、5、6回に連続失点。それでも、7回1死一、二塁から中西のバントに猛然とダッシュし、里崎の「サード!」の声に反応。素早い送球で三塁で刺し、この回を無失点で切り抜けた。「ピッチャーも9人目の野手」の信条通りの好守だった。

小さな頃から父・利夫さんから求められていることがある。「何でも1番を目指せ!」。小4の頃、少年野球チームの4キロ走で1番になれないことがあると、何が足りなかったのか自ら考え、正月も走り込んだ。

自ら考え、動く。その姿勢は、練習にも表れた。今季から中6日の登板間隔のときは、両翼ポール間ダッシュ8本の持久走を取り入れ、下半身の強化を図っている。その成果が開幕から17試合連続クオリティースタート(6回以上投げて自責3点以内)という安定ぶりを生み出す要因となった。大迫フィジカルコーチも「やりたいことは自分から言ってくる。取り組む姿勢がまじめ」と評する練習の虫だからこそ、進化に結び付いた。

開幕からただ1人、1度もローテを外さず投げ続け、連敗中の苦境も救う白星。日本一を目指すチームの中心に紛れもなく、背番号17がいる。

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新助っ人2人獲得を正式発表!合流即実戦…ロッテ[報知]

ロッテは27日、米大リーグのドジャース傘下3Aアルバカーキのウィル・レデズマ投手(31)、レッドソックス傘下3Aポータケットのダグ・マシス投手(29)の獲得を発表した。ともに単年契約で契約金はなし。年俸はレデズマが40万ドル(約3120万円)プラス出来高で背番号「47」、マシスが15万ドル(約1170万円)プラス出来高で背番号「36」に決まった。

最速154キロを誇る速球派左腕のレデズマには中継ぎで期待がかかる。マシスは先発ローテの一角を争う。ともに190センチを超える大型助っ人に、林信平球団運営本部長(51)は「レデズマはパワー投手、スライダーで空振りも取れる。マシスは変化球の制球がよくて試合をつくってくれる」。

マシスの方が早く来日する見込みで8月上旬の予定。合流即実戦起用する方針だ。2投手を獲得したが、右肘の検査で帰国したペンについては、林球団運営本部長が「復帰してくれるのを待つ」と構想からは外さない方針を明かした。

ウィル・レデズマ(Wil ledezma)
1981年1月21日、ベネズエラ生まれ。31歳。03年にタイガースでメジャーデビュー。ブレーブス、パドレスなどを経て通算15勝25敗、防御率5.40。今季は3Aで38試合登板、3勝3敗3セーブ、防御率6.99。192センチ、102キロ。左投左打。
ダグ・マシス(Doug Mathis)
1983年6月7日、米国・アリゾナ州生まれ。29歳。05年にレンジャーズ入りし、08年にメジャーデビュー。10年まで3季で45試合に登板、通算3勝3敗1セーブ。11年は韓国・サムスン入りし、5勝2敗。今季は3Aで登板19試合で18試合に先発。7勝6敗、防御率4.07。188センチ、100キロ。右投右打。

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ロッテ・ホワイトセルが貴重な一発[サンスポ]

4番に起用されたロッテのホワイトセルが、2−1の5回に1号3ランを放った。1死一、二塁から大場の変化球を捉えると、強烈な当たりが右翼席へ飛び込んだ。

不振で2軍での調整が続き、オールスター戦の直前にようやく1軍へ戻ってきた。今季初本塁打が勝利を大きく引き寄せる一発となり「プロとして、いつ1軍に呼ばれても自分の打撃ができるようにしようと思っていた。いい状況で、いい本塁打が打てた」と喜んだ。

西村監督
「1点差になったところでの、ホワイトセルの3ランが大きかった。」(後半戦初勝利)
今江
「エース(成瀬)が投げているので負ける訳にいかないと思っていた。」(2回に適時打)

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ロッテ・井口が先制打「流れ作りたかった」[サンスポ]

ロッテは2回に井口、今江の適時打で2点を先行した。井口は1死二塁から初球を中前へ先制打。さらに失策で好機が広がり、2死一、二塁から今江も初球を適時打した。

西武に2連敗し、2位日本ハムにゲーム差なしと迫られて迎えた一戦。貴重な一打を放った井口は「連敗で本拠地へ戻ってきたので、とにかく先制点で流れをつくりたかった」と喜んだ。

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西村監督、ホワイトセル称賛[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(52)が助っ人の1発に目を細めた。この日は3番サブロー、6番井口と今季初めての打順に据え、4番には約3ヶ月ぶりにホワイトセルを置いた。その助っ人が5回に今季第1号3ランを放った。「練習の時から今日は雰囲気が違うなと思った。よく打ってくれた」と、たたえた。

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ホワイトセル、お待たせ1号[ニッカン]

ロッテのジョシュ・ホワイトセル内野手(30)が、今季第1号となる3ランを放った。5回1死一、二塁から右翼スタンド中段に豪快に運んだ。「得点圏にランナーがいたから、相手の強いボールをしっかりたたいてランナーを返すことを考えていた。自分自身は状態は悪くなかったから、自信を持って打席に入っていたよ。やっと今季初ホームランが出たが、チャンスでランナーを返すことができたのが嬉しい」と話した。

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今江適時打「負ける訳には」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(28)が適時打を放った。2回、先制点を奪い、なおも2死一、二塁からセンター前へ運び、2点目を入れた。「エースの成瀬が投げているので、負ける訳にはいかない。連敗していて、このままズルズル行ってはいけないので、最初のチャンスをモノにできてよかった」と振り返った。

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6番降格井口が適時打[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(37)が、2戦連続となる適時打で口火を切った。2回無死二塁からセンター前へはじき返した。この日は通常の3番から6番に降格。だが新打順で結果を出した。「いいヒットが打てたね。連敗して本拠地に戻ってきてから、とにかく先制点で流れをつくりたかった。カク(角中)がいい形を作ってくれたからね。打順は関係ない。常に自分の仕事をするだけ」と話した。

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3Aから2投手を獲得[ニッカン]

ロッテは27日、新外国人選手として米大リーグ、ドジャース傘下のマイナー3Aアルバカーキのウィル・レデズマ投手(31、192センチ、102キロ、左投げ左打ち)と、レッドソックス傘下のマイナー3Aポータケットのダグ・マシス投手(29、188センチ、100キロ、右投げ右打ち)を獲得したと発表した。レデズマは年俸40万ドル(約3100万円)で背番号47、マシスは年俸15万ドル(約1200万円)で背番号36。

レデズマは大リーグで通算192試合に登板し15勝25敗、防御率5.40。マシスは大リーグ通算45試合で、3勝3敗1セーブ、防御率4.84。

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