西武が引き分けに持ち込んだ。1−2の9回2死二塁からカーターの左中間二塁打で追い付いた。延長戦では互いに決め手を欠いた。ロッテはホワイトセルの2打席連続本塁打で先行し、先発の阿部も好投したが、益田が打たれた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | |
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埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
またもプロ初勝利が手元からすり抜けた。5年目右腕・阿部は持ち前の制球がさえ、失点は7回に浴びたヘルマンのソロのみ。8回途中1失点の好投も、1点リードの9回2死から益田が同点打を浴びた。白星まであとストライク2球だった。それでも「益田は今まで抑えてくれた。それより、自分の本塁打の失投が反省」と同い年のクローザーを責めず、自らを戒めた。
今季初登板の1日の日本ハム戦(QVC)でも、5回無失点で勝ち投手の権利を得ながら、救援陣が逆転された。それだけに西村監督も「今日は勝たせてあげたかった」と悔しがった。ただ、次回は15日のソフトバンク戦(ヤフーD)で地元・福岡に凱旋予定。1日は両親も駆けつけていた。「次は来てくれると思う」と阿部。3度目の正直で、初勝利が故郷の両親の前で−。これ以上ない舞台が整ったと思えばいい。
5年目のロッテ・阿部が7回2/3を5安打1失点と好投しながら、またもプロ初勝利はお預けとなった。
「意識して低めに投げられた。持ち味は出せたし、自信にしていきたい」との言葉通り、27人の打者から15個の内野ゴロを奪った。8回2死満塁で救援陣にマウンドを譲ったが、チームは9回に追い付かれて引き分け。阿部は前回1日の日本ハム戦(QVCマリン)も5回無失点で勝利投手の権利を得ながらチームが逆転負け。西村監督は今季12度目の引き分けに「今年はこういうゲームが多すぎる」と苦言を呈した。
敗れれば0.5差で3位の西武に、2位の座を奪われる危機で、先発の5年目・阿部(大牟田高出)が7回2/3を1失点と好投。救援陣が9回に同点とされ、プロ初勝利は逃したが「自分の狙ったところに投げられた」と納得の表情だった。今季初登板の1日も5回無失点。2度続けての好投に「自信にしていきたい」と話した。
ロッテの阿部は7回2/3を1失点と好投した。2−1の9回に益田が同点とされ、プロ初勝利は惜しくも逃したが「自分の狙ったところに投げられた。内野ゴロを多く取れたのが良かった」と納得の表情だった。
反省点も残した。7回2死からヘルマンに甘く入った球を左翼席に運ばれ「失投を本塁打にされた。次回に向けて修正したい」と表情を引き締めた。今季初登板だった1日も5回無失点。2度続けての好投に「自信にしていきたい」と話した。
ロッテ阿部和成投手(23)が、プロ初勝利まであと1死まで迫った。低めを丁寧に突く投球で8回2死まで1失点。そこからピンチを招き降板したものの勝ち投手の権利を持ったまま、試合は9回に入った。9回のマウンドには守護神の益田が立ったが2死からカーターに中越え適時二塁打を打たれ、阿部の白星も消えた。阿部は「益田は申し訳ないと言ってくれたけど、これまでもずっと抑えてる投手なんで、気にしていない」と同僚を気遣った。
ロッテのジョシュ・ホワイトセル内野手(30)が2打席連続の本塁打を放った。まずは4回、右翼ポール際への打球。感触は十分だったようで、着弾を確かめてから走りだした。「これでチームがいい方向に向かってくれればいいね」と話していたが、続く6回の第3打席、今度は右中間に特大の一発。いい方向に向かったのは、誰よりもホワイトセルだった。
日本代表「侍ジャパン」の監督選考について、加藤良三コミッショナーは8日、「難しいこと。メドがどうこうという状況ではない」と、当初の予定であった今月下旬の発表は困難である見通しを明かした。
来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも指揮を執ることを前提とした監督選考になるため、選手会の不参加表明で一時凍結せざるを得ないのが現状だ。また日本のスポンサー権をめぐる日本野球機構(NPB)と大会運営会社・WBCIとの交渉については「相手があることですから」とだけ話した。