オリックスが完勝し、連敗を4で止めた。4投手が無失点でリレーし、小松は2季ぶりの先発勝利。打線は1回にT−岡田の適時打で先制。中盤には李大浩の適時打などで小刻みに加点した。ロッテは来日初登板の先発マシスが4失点。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテ新外国人のマシスが4失点で6回途中でKOされた。1日に来日したばかりの右腕は「実戦から遠ざかっている間も調整してきた」と話したが、2度のブルペン投球だけで臨んだ初マウンドは本調子ではなかった。
初回2死一、二塁からT―岡田に先制の中前適時打を許すと、4回にも失点。5回は1死一、三塁から李大浩(イ・デホ)に右前適時打を浴び、6回に4点目を失ったところで降板。唐川らがケガで離脱した先発ローテーションの穴を埋めるべく緊急補強された助っ人だが、ほろ苦いデビュー戦となった。
打線も援護できず、今季6度目の零敗。来日初黒星を喫したマシスは「次回までに修正したい」と気持ちを切り替えた。
7月下旬に入団が決まったロッテのマシスが来日初先発。5回2/3を投げて4失点の内容に「感じ良く投げられたが、負けたのが残念」と悔しがった。
球威で押すタイプではなく制球で勝負する。約3週間ぶりの実戦で3四球を与えるなどし「コントロールで苦しんだ」と持ち味を発揮し切れなかった。故障者が多く先発陣が手薄なだけに、西村監督は「次に期待します」とさばさばと話した。
ロッテ西村徳文監督(52)が初先発したマシスについて一定の評価を与えた。約3週間ぶりの実戦登板で5回2/3を4失点で黒星がついた。それでも内容には好評価を示し「登板間隔が空いているし、初めての日本のマウンドということもあった。本当はもっと抑えて欲しいけど、次は期待できるものを出してくれるのでは」と話した。
ロッテの新外国人ダグ・マシス投手(29)がデビュー戦で5回2/3を9安打3四球4失点で降板した。2軍登板をせずに、ぶっつけ本番で登板。初回は2死から3連打で失点。4回はボークも絡んで竹原、5回は李大浩に適時打を浴び、6回も2死二塁からスケールズに中前打で4点目を喫したところで降板となった。結果は出せなかったが、直球は最速146キロ、シンカー、スライダー、カーブと投げ分け、制球もまとまりを見せた。「日本での初登板だったが、感じよく投げる事ができた。しかし、結果的に4失点。次回までにしっかり修正していきたい。(米国でのラスト登板から)3週間ぶりのゲームだったが、今自分が持っている力は出せたと思う。QVCマリンのマウンドも投げやすかったし、ファンの熱狂的は応援にビックリしている。いい雰囲気のスタジアムだね。早くこの球場で勝ちたい気持ちだよ」と前向きだった。