ソフトバンクが快勝した。2回に柳田の2号2ランなどで3点を先行し、5回は細川のソロとペーニャの適時打で2点。6、8回にも加点した。攝津は6回無失点でリーグトップに並ぶ11勝目。ロッテは打線が沈黙し、3位に転落した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
福岡ソフトバンク | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | x | 7 |
今季7度目の零封負けで、5月3日以来の3位転落。先発した5年目の阿部は2回に柳田に左越え2ラン、5回にも細川に左越えソロを被弾するなど5回途中5失点KO。「(大牟田高出身で)地元福岡での先発で力んだ訳ではないが、球を低めに集められず腕も振れなかった」と猛省。主将の今江は3位転落に「一生懸命やるしかない。勝つしかない」と巻き返しを誓った。
ロッテの新外国人、ウィル・レデズマ投手(31)=前ドジャース傘下3A=が15日、成田空港に到着した。16日に1軍の福岡遠征に合流する。
ロッテ・小林敦投手(26)が15日、神奈川県内の病院で、右肩関節の腱板修復手術を受けた。手術は成功し1ヶ月間、入院する予定。
快勝に沸くヤフーDの中で、ロッテの三塁ベンチは重いムードに包まれていた。序盤から失点を重ね、打線も散発の3安打で今季7度目の0封負け。勝った西武にかわされ、5月3日以来104日ぶりに3位へ転落した。
ミスが敗色を決定づけた。2回、柳田の2ランで先制された直後に今宮の三ゴロを今江が失策。犠打の直後にノーマークで三盗を決められた。続く本多の二ゴロで1点を追加。6回にも根元のエラーから6点目を失った。西村監督は「大事な試合が続く中で、(ミスを)なくしていかないといけない」と語気を強めた。
後半戦は6勝11敗2分け。6カード連続で勝ち越しがない。後半戦のチーム防御率は4.13。阿部や新外国人のマシスを加えて先発ローテを再編も、結果につながらない。6月10日には貯金を15まで積み上げ、7月9日には2位に5ゲーム差で首位だったチームが、貯金4の3位まで順位を下げた。
この日で100試合を消化。主将の今江は「もう一戦一戦やっていくしかない。順位どうのこうの言ってられない。勝っていかないと」とチームの思いを代弁した。残り44試合。まだ慌てるには早すぎる。
地元・福岡でプロ初勝利を狙った5年目のロッテ・阿部が4回1/3を4安打5失点。2発を浴びて今季初黒星を喫すると、打線も今季7度目の零敗で、チームは5月3日以来の3位転落だ。
2回、柳田の先制2ランで気落ちした阿部がその後の無死二塁で今宮に三盗を許した。「完全にノーマークだった。今後、大事な試合が多くなる中で絶対にやってはいけないミス」と西村監督。バッテリーだけでなく、チーム全体に反省を求めた。
ロッテは完敗で5月3日以来となる3位に転落した。
出身地の福岡で先発した阿部は2回に許した先制2ランを含めて2本塁打を浴び、5回途中5失点。西村監督は「もう少し低めを意識してやっていかないと」と注文を付けた。
守備も乱れ、2失策はいずれも失点につながった。指揮官は「これから大事な試合が続くからなくしていかないと」と最後まで渋い表情だった。
ロッテが今季7度目の0封負けで、5月3日以来の3位に転落した。先発阿部が4回1/3を4安打5失点KO。西村徳文監督(52)は「阿部は、もっと低めを意識しないといけない。2回にホームランを打たれた後の失点、5回もそう。大事な試合が続く中で、失点を減らさないといけない」と厳しく指摘した。
ロッテ阿部和成投手(23)が4回1/3を4安打5失点KOされた。大牟田高出身で、プロ入り後初の凱旋登板だった。スタンドには家族や友人ら約100人が駆け付けていたが、いいところを見せられなかった。「地元福岡での先発で力んだ訳ではないが、初回に四球2個と立ち上がりに苦しんでしまった。2回はボールを真ん中に集めてしまった。悔しいです」と肩を落とした。
ロッテ西本聖投手コーチ(56)が、4回までに3点を失った先発阿部についてコメントした。「立ち上がりはちょっと力んでいたな。地元ってこともあるしな。でも3回はうまく修正して落ち着いてきたと思う。自信を持って投げて欲しい」。
日本プロ野球選手会(阪神・新井貴会長)が不参加を表明している来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場問題で、米大リーグ機構などで構成される主催者側と交渉するため渡米していた、日本野球機構(NPB)の国際関係委員長を務める日本ハム・島田利正球団代表らが15日、成田着の航空機で帰国した。NPB側は、選手会が求める日本代表のスポンサー権の帰属など、参加条件の見直しを求めたが、主催者側は拒否。交渉は不調に終わった。島田代表は「厳しい状況は変わらない。週明けにも12球団に報告したい」と、20日に代表者会議を開き対応を協議する方針だ。
来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場問題が11月に予定している「侍ジャパン」の親善試合・キューバ戦に影響を及ぼすことになった。
ニューヨークで大リーグ機構(MLB)などで構成される大会主催者と交渉した日本野球機構(NPB)の島田利正国際関係委員長らが帰国。不参加を表明している日本プロ野球選手会が求めている日本代表のスポンサー権などの帰属を含めた参加条件の見直しは受け入れられず、同委員長は「(11月の試合は)WBC出場が前提。スポンサーなどにも問題が出る。相手国にも失礼」と親善試合の開催準備の難航を懸念した。今回の交渉を踏まえ、20日に12球団で協議し、選手会に報告する。