8月22日8月22日楽天が連敗を4で止めた。2回に島内のプロ初安打となる右前打で先制するなど4点を挙げた。5−3と追い上げられたが8回に島内が2点二塁打して突き放した。美馬は7回3失点で7勝目。ロッテは先発の阿部が序盤に崩れた。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 東北楽天 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | x | 7 |
ロッテ・阿部が今季最短の2回5安打4失点でKOされた。今季4試合目の先発でプロ初勝利を目指したが、2回2死一、三塁で島内から3連打を浴びた。
5年目の23歳右腕は「四球が嫌で簡単にストライクを取りに行った。甘い球は打たれる」と暗い表情。3位・ソフトバンクに1.5ゲーム差に離された西村監督は「（阿部は）球威も切れもなかった。まだ若い投手。今後について少し考えないといけない」と2軍で再調整させることを示唆した。
ロッテの阿部は今季4試合目の先発で最短の2回で降板した。2回に安打と四球で走者をため、2死一、三塁から島内に右前打、松井に右中間二塁打、銀次に中前打と3連打で4点を失った。「四球が嫌で、簡単にストライクを取りに行った。甘い球は打たれる」と暗い表情だった。
期待の5年目右腕だが、プロ初勝利が遠い。西村監督は「ちょっと球威、球の切れがないかな。今後の起用はどうするか考えないと」と、先発から外す可能性を示唆した。
ロッテ西村徳文監督（52）は2戦連続KOされた阿部に厳しい評価だった。15日のソフトバンク戦は5回途中4失点で降板し、この日も2回5安打4失点と序盤で崩れた。指揮官は「球威、キレ自体がない。そういうところをやっていかないと厳しいのかな。伝わってくるものがなかった。若いんだから、投げるたびにいいものを見せて欲しい」と話した。
ロッテ田中雅彦捕手（30）が反撃の適時二塁打を放った。5点を追う5回2死一塁で、楽天美馬の高めのスライダーを強振し、センターへの二塁打で1点を返した。「高めに来たので思い切って打ちにいきました。打った瞬間は捕られるかなと思ったけど、ヒットになってくれて良かったです。1点でも返せて良かったですが、それよりも守備ですね。しっかり守っていかないといけない」と話した。
ロッテ阿部和成投手（23）が2戦連続でKOされた。2回2死一、三塁から島内、松井、銀次に3連続適時打で一挙に4点を失った。2回5安打4失点で降板となった。「チームが連勝で来ている試合でこういう形でマウンドを降りてしまい、申し訳ないです。自分のボールが投げられず、甘いボールが多かった。走者を出してから、しっかり自分のピッチングができるようにしないといけない。これからの自分の課題です」と話した。
ロッテのジョシュ・ホワイトセル内野手（30）が2点適時打を放った。4点を追う6回1死二、三塁から右翼線へ二塁打を放ち、2点を加えた。「打ったのはカットして来たボール。とにかく、自分のスイングをして、チームに貢献することだけだよ。しっかり、強くたたくことができた」と話した。
来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」（WBC）に労働組合・日本プロ野球選手会（会長＝阪神・新井貴浩内野手）が不参加を表明した問題で、大会主催者側が日本抜きで大会準備に着手していることが22日、分かった。
WBCの出場問題について、産経新聞では主催者側の大リーグ機構（MLB）でアジア副社長を務めるジム・スモール氏に取材を申し込み、MLBジャパン（東京都港区）を通じてコメントが寄せられた。
スモール氏は「我々は日本野球機構（NPB）に対し、とても公平なパッケージを提示した。実際、日本の選手が獲得できる報酬は、既に他国の選手が獲得できる報酬よりも圧倒的に高いのが現状」と説明。選手会が大会収益の配分などで改善がみられないのを理由に不参加表明したことには「NPBと日本プロ野球選手会の問題」との見解にとどめた。
スモール氏はまた、WBCの予選ラウンドが9月中旬から始まることから「単純にもうこれ以上（日本を）待ち続けることはできない」と時間の猶予がないと指摘。15日に米コロラド州で行われたMLBのオーナー会議では、日本抜きで次回大会の準備を進める「Bプラン」が確認されたという。
スモール氏は「我々は現在、すでに用意されているBプランで準備を進めていますが、このプランでは日本は参加しないものと想定されている」としている。