わたしはかもめ2012年鴎の便り(8月)

便

8月30日

千葉ロッテ3−1東北楽天(QVCマリン)

ロッテが1分けを挟んで4連勝とし、3位に浮上。このカード4年ぶりの勝ち越しを決めた。1−1の8回1死一塁で根元が決勝の8号2ランを放った。益田がプロ初勝利。楽天は打線が再三の好機を逃し、3連敗で借金6。

123456789R
東北楽天0000010001
千葉ロッテ01000002x3

ページトップ

ロッテ来た!根元弾で4連勝[ニッカン]

最高の結果になったのは、一瞬あとに分かった。ロッテ根元俊一内野手(29)は8回1死一塁、フルカウントから、真ん中高めのスライダーを捉えた。右中間へいい角度で上がった打球。感触はあったが、見えてはいなかった。ただ、大塚一塁ベースコーチの喜ぶ姿で、決勝アーチだと分かった。

家族の力が、根元を後押ししていた。前夜の試合の7回、マウンドに当たり方向の変わったゴロを捕り損ない、2点適時打にしてしまった。試合には勝ったが、チームメートに迷惑をかけたと、思い悩んでいた。そのモヤモヤを晴らしてくれたのが、今年の3月11日に生まれた第1子の温斗(はると)くんだった。帰宅し、のぞきこんだ寝顔。「悔しい気持ちも顔を見たら癒やされた。頑張ろうという気持ちになれた」。うまく切り替えて試合に臨めていた。

オフには父親学級でお風呂の入れ方、着替えさせ方などを学んだ。準備周到にしておきたい性格は、野球にも生かされている。「打席ごとに投手に対して感じたことを書き留めるようにしている。スコアラーからも全打席のチャートはもらうけど、それとは別に自分で書くことでイメージがわくし、何打席かに1回は書いた通りに配球が来ることもある」。この日もフルカウントの場面、小山伸の全ての球種が頭に入っていた。

4連勝で31日からは、首位西武と2.5ゲーム差に迫っての3連戦だ。「ここからは1戦必勝で優勝を目指します」と根元。伏兵の活躍は2年前、リーグ3位から日本一に輝いたチームを彷彿とさせる。そろそろロッテの季節が来る。

ページトップ

4位まで2.5差!14年ぶりの大混パ[ニッカン]

西武●、ロッテ○の結果、パ・リーグは1位西武から4位ソフトバンクまでが2.5ゲーム差。全チームが100試合以上消化したパ・リーグで、上位4チームが2.5ゲーム差以内は98年9月27日([1]西武[2]日本ハム[3]近鉄[4]ダイエーで西武からダイエーまでが2.5ゲーム差)以来、14年ぶり。98年は9月23日に上位4チームが1ゲーム差の大混戦となったが、今年はどうなるか。

ページトップ

ロッテ、根元で3位「興奮してます」[サンスポ]

一塁手前で、根元が右拳を突き上げた。同点の8回1死一塁。根元が小山伸の球威に負けずファウルで粘り、フルカウントからの8球目、121キロの真ん中高めスライダーを、右翼席中段にたたき込んだ。

「興奮してます。一振りで点が入って、自分にもチームにも最高の結果となった」。汚名返上の一打だった。前日29日は3三振を含む5打数無安打。遊撃の守備でも1点リードの7回2死二、三塁で打球をはじき走者2人を生還させた。記録は安打も、一時は逆転を許したプレーを悔やんでいた。

へこんだ心を癒やしてくれたのは、今年3月11日に生まれた長男の温斗(はると)ちゃんだった。「悔しい顔で帰ったけど、息子の笑顔を見て頑張ろうという気持ちになった」。この日の朝も一緒に遊んで笑顔で送り出してもらった。

「いいホームランでした。いい形で勝つことができた」と西村監督。5月11〜13日のソフトバンク戦以来の同一カード3連勝で、4連勝も6月6日以来。首位から滑り落ちたロッテがようやくどん底を抜けて3位浮上、首位西武にも2.5ゲーム差に迫った。8月下旬まで3位にいながら、昨年は9月に大失速。同じ失敗は繰り返さない。

◇「取り上げてもらってありがたい」

しっかり読んでいた。29日付のサンケイスポーツ評論「ノムラの考え」で、サンケイスポーツ評論家の野村克也氏(77)が根元に言及。28日の楽天戦で変化球に狙いを絞って甘い直球を見逃し、最後は三振に終わった打席に「直球に2割でも意識を残していれば甘い直球を打てた」と指摘した。熟読したという根元は「取り上げてもらってありがたいです。どうでもいい選手なら相手にされない。実際に読んで、こういう考え方もあるんだな、と勉強になりました」と感謝した。

ページトップ

ロッテD4位・益田、プロ初勝利「ボールは母に」[サンスポ]

D4位・益田(関西国際大)が57試合目の登板でプロ初勝利を挙げた。8回、3安打で一死満塁にされたが「ピンチの方が燃える」と、後続を断った。裏の攻撃で根元の決勝弾が出て勝利投手となり、チームでは前日の中郷に続くプロ初勝利だ。「(ウイニング)ボールは母にあげたい」。母子家庭に育った右腕は、新人記録の34ホールドも挙げ、今や中継ぎのエースとなった。

ページトップ

益田、登板57戦目で初勝利「今年はもう付かないかと」[スポニチ]

ピンチでこそ真骨頂を発揮する。8回からマウンドに上がったロッテのルーキーの益田は3安打で1死満塁と攻め立てられたが、「ピンチの方が燃える。内角直球なら大丈夫だ」とここから粘る。

島内を147キロの直球で空振り三振に取り、牧田を146キロで二ゴロに仕留めた。すでにソフトバンクの摂津が09年にマークした新人最多の34ホールドを挙げている右腕は「ホールドは毎日でも付くが、今年はもう勝ち星は付かないかなと思っていた」と、登板57試合目での勝利投手の感激に浸った。

打者に背中を向ける投法だが、西本投手コーチの指導で右足に体重を乗せてから、ためをつくるフォームに修正したことが好調の要因だ。これで打者からは球の出どころが見えにくくなった。

チームは6月上旬以来の4連勝で3位に再浮上。ドラフト4位入団ながら今や中継ぎエースとなり、新人王も狙えるところに来た益田。「(ウイニング)ボールは母にあげたい」と母子家庭で育ててくれた母への感謝を口にした。

ページトップ

根元、決勝2ラン!ロッテは5月以来の3連戦3連勝[スポニチ]

ロッテ・根元が8回に決勝2ランを放った。1死一塁からファウルで粘り、8球目を捉えて右中間席中段まで運んだ。「最低限でも走者を得点圏に進めようと思っていたが、最高の結果になった。興奮した」とガッツポーズも出た。 チームは5月11〜13日のソフトバンク戦以来となる同一カード3連戦3連勝。3月11日に生まれた長男の温斗(はると)くんが心の支えとなっているという根元も表情を崩しっ放しだった。

ページトップ

ロッテ・里崎2戦連続先制打「思い通りの打撃」[サンスポ]

ロッテの里崎が2試合連続となる先制打を放った。2回2死一、三塁で、140キロ台の速球を続けてきた釜田の7球目をはじき返し、投手強襲の適時打とした。 前日29日にも、美馬から左中間を破る先制二塁打を打っている。2試合続けての先制打に「センター返しの気持ちで打った。投手に当たってしまったが、思い通りの打撃」と話した。

薮田
「ここまで来られるとは思っていなかった。(本拠の)マリンで達成したかった。」(通算1000投球回を達成)

ページトップ

根元「おまけ」の決勝2ラン[ニッカン]

ロッテ根元俊一内野手(29)が8回、決勝2ランを放った。一塁走者を何とか得点圏に進めようとした結果が本塁打に。「僕にとって本塁打はおまけ。1本の本塁打より3本の安打を打ちたい」と話した。

ページトップ

柔道銀平岡“まさかり”始球式[ニッカン]

ロンドン五輪の柔道男子60キロ級で銀メダルを獲得した平岡拓晃(27=了徳寺学園職)が試合前に始球式を務めた。広島・近大福山高の先輩にあたる元ロッテの村田兆治氏(当時は福山電波工高)をまねたフォームで投げたそうで「五輪の決勝より緊張した」と話した。

ページトップ

里崎「いい試合しないとね」[ニッカン]

ロッテ里崎智也捕手(36)が2回2死一、三塁で先制打を放った。追い込まれながらもフルカウントまで粘ると、直球をピッチャー返し。打球は相手投手(楽天釜田)の足に当たり、三本間に転がる適時内野安打となった。里崎は「今日は夏休み最後のマリンでの試合なので、子供達のいい思い出となるような、いい試合をしないとね」と、やる気をみなぎらせていた。

ページトップ

WBC参加問題、9・4結論…新井貴会長出席で事務折衝開催へ[報知]

来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)参加問題を巡り、日本野球機構(NPB)と労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)が、次回の事務折衝を9月4日に行う方向で調整していることが30日、分かった。

WBCの主催者側は米国時間同5日に大会概要を正式に発表する予定。日本側の最終結論が4日に出される可能性が高くなった。

いよいよ大詰めを迎えたWBC参加問題。次回の折衝には、新井会長も参加する見通しだ。4日は甲子園で阪神―巨人戦が行われる関係で、場所は甲子園内かその近辺となる。29日の事務折衝後は「進展はない」(新井会長)としたが、NPB側は最後の最後まで説得の道筋を模索する。

主催者側は、8月中に不参加を表明した選手会が翻意しない場合は、日本抜きで大会を開催する方針を固めている。東京で行うはずだった2次ラウンドの舞台を、アナハイムに移す方向で準備も進めている。9月に入った時点で事実上リミットは超えるため、5日の会見で「日本抜き」が発表されれば、出場へ道は閉ざされてしまう。

折衝が行われるのはぎりぎりのタイミングで、残り時間はほんのわずか。交渉の行方に注目が集まる。

ページトップ