わたしはかもめ2012年鴎の便り(9月)

便

9月3日

10勝でセスノートに続く新商品[ニッカン]

ロッテのセス・グライシンガー投手(37)が4日のオリックス戦に先発する。チームは3連敗中だが、自身は3連勝と好調を維持している。球団が発売したグライシンガーグッズも絶好調だ。セスノートは発売初日に完売し、トートバックは残りわずか、Tシャツはジュニアサイズしかないという。グライシンガーは「グッズが売れるのは驚きです。新しい商品を発売してくれれば、子供達のクリスマスプレゼントになる」と球団に新商品開発を熱望した!?オリックス戦に勝てば09年巨人時代以来3年ぶり2ケタ勝利にも到達する。球団関係者は「10勝したら何か考えないといけませんね」と、第4弾を前向きに検討する。

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右肘痛の唐川、今月下旬に1軍復帰へ、CS争い切り札に[スポニチ]

8勝目をマークした7月5日の楽天戦(QVCマリン)を最後に右肘痛で戦列を離れているロッテ・唐川が今月下旬にも1軍復帰できる見通しとなった。8月中旬には右肘炎症が良化しないことで軽めのキャッチボールさえも自粛していたが、同下旬から投球練習を再開。

西本投手コーチは「明日も(ブルペンで)投げるようなので(今後の予定は)その内容次第」と語り、患部に問題がなければ2軍で2試合程度の実戦を経て1軍に復帰させる予定だ。

残り28試合でチームは首位・西武と5.5ゲーム差の4位。リーグ制覇は土俵際まで追い込まれているが、3位・ソフトバンクとは0.5ゲーム差でCS進出はシーズン終盤までもつれ込む可能性は高い。唐川自身も現在8勝で2年連続2桁勝利にも到達する。「シーズン中に1軍に戻る望みは捨てていない」と9月中の復帰を目指す。

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日本、WBC参加濃厚に、侍ジャパンで4年40億円確保へ[スポニチ]

来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への日本の参加が3日、濃厚となった。12球団は同日、都内で実行委員会を行い、日本代表「侍ジャパン」を利用したビジネス展開を目指す事業部局を日本野球機構(NPB)内に設置することを決定。労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)側にも伝えた。4年40億円を超える収益が見込め、WBC不参加を表明した選手会が要求するスポンサー権に替わる財源が確保できる見込み。選手会は、4日にも大会参加を表明する可能性が高い。

リミット寸前で事態は急転した。12球団は「侍ジャパン」をNPBの事業として承認。島田利正国際関係委員長(日本ハム球団代表)は「NPB内に(侍ジャパンの)ビジネス面の組織をしっかり確立することで一致した」と説明した。

「侍ジャパン」は、球宴や日本シリーズの収益に頼ってきたNPBの新たな財源として、4月に常設した。商標登録を取り、4年単位でスポンサーを募る。グッズ販売、さらに春秋の2度国際試合を開催し、そのテレビ放映権などで4年総額40億円を超える収益が見込まれている。

選手会は7月20日に不参加を表明。その理由は日本からのスポンサー料やグッズ収入なども全て大会運営会社のWBCインク(I)に入る構造だった。そのため8月中旬に島田国際関係委員長らが渡米してWBCIと交渉したが、参加条件の見直しはしないことを通告され、進展は見られなかった。ただ侍ジャパン独自のスポンサー権は認められ、WBC開催中もWBCのロゴを使用しなければ宣伝活動ができるという確約も取り付けた。

スポンサー権に替わる財源の確保。12球団側は選手会と折衝を重ね、「侍ジャパン事業」の推進を約束した。松原徹選手会事務局長は不参加表明を撤回する条件として「NPBにお金が集まる仕組みをつくること」と話してきた。これまでも事業計画はあったが、この日の実行委員会で事業部局の立ち上げが承認されたことで選手会の要求が認められた形だ。

前回大会で日本企業がWBCIに支払ったスポンサー料は約9億円。「侍ジャパン」の収益はそれを大幅に上回る。その収益はアマチュアの支援など球界全体に行き渡る仕組みとなっており、日本代表チームを頂点とし、その下に12球団、そして少年野球までのピラミッドが確立することになる。それこそ選手会が望む球界のあり方だった。

さらに選手会内部からも出場を希望する声が上がり、連覇中のWBCに出場しないことによる野球ファンへの影響も危惧されていた。WBCIは米国時間5日(日本時間6日)に正式な大会日程の発表を予定。加藤良三コミッショナーは「最終局面と捉えています」と言った。選手会は4日、大阪市内で選手会ミーティングを開催する。松原事務局長は「実行委員会の報告を受けて対応したい」と話しており、出場表明という最終結論が見えてきた。

鈴木清明・選手関係委員長(広島球団本部長)
「侍ジャパンの組織をつくっていくという話をした。」
楽天・井上智治オーナー代行
「NPBでしっかり事業活動をする。『侍ジャパン』のしっかりとした収益化を求められている。」
ヤクルト・新純生球団常務
「『侍ジャパン』をしっかり立ち上げて、誠心誠意取り組む。」
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)
「野球の普及と国際化」を理念に、国・地域に分かれて野球の世界一を争う大会。大リーグ機構が中心となり、第1回が06年、第2回が09年に開催された。日本代表は第1回は王貞治監督(現ソフトバンク球団会長)、第2回は原辰徳監督(巨人)が指揮。第1回は2次リーグ敗退の危機を乗り越え、決勝でキューバを破り優勝。韓国との決勝となった第2回はイチロー(現ヤンキース)の決勝打で延長戦を制し2連覇を飾った。MVPはいずれも松坂大輔(レッドソックス)が受賞。

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7・20選手会が不参加決議、8・13島田氏渡米…そして[スポニチ]

◇WBC問題の経過

7月9日
プロ野球実行委員会で、難航している日本代表の監督選考期限を8月下旬とする方針を確認。
同19日
WBCを管轄するMLBインターナショナルが日本が1次ラウンドでキューバ、中国と同組になると明かす。
同20日
日本プロ野球選手会が臨時大会で来年の第3回WBCに参加しないことを全会一致で決議。新井会長は会見で「WBCI(大会運営会社)に要望を伝え、あれから1年何の返答もなかった」と説明。
8月13日
NPBの島田利正国際関係委員長らが渡米、大会主催者と交渉。日本代表独自のスポンサー権やグッズ販売権などを確認。
同24日
広島市内でNPB幹部と新井会長らが事務折衝。7月20日の臨時総会を「最終決議」としていた新井会長は選手会として再び議論していく姿勢をみせた。
同26日
巨人の渡辺恒雄球団会長がラジオ番組で「不参加は良くない」とWBCに言及。
同28日
加藤良三コミッショナーが「日本の野球ファンの夢をつなぐ必要がある」と日本のWBC参加をあらためて訴える。

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落合氏、秋山監督らが候補…WBC監督人選、早急に着手へ[スポニチ]

実行委では、侍ジャパンの監督選定およびメンバー編成を早急に行うことも確認された。常設化された侍ジャパンの初陣として、すでに11月にキューバと2試合(16日・ヤフードーム、18日・札幌ドーム)を実施することが決定。これはWBC不参加の場合も行うことになっており、楽天・井上智治オーナー代行は「代表枠に入っていることを9月末までに選手に通達する。その前に監督決定が必要」と説明した。

肝心の監督問題は加藤良三コミッショナーに一任。NPB・下田邦夫事務局長は「速やかに決めたい」と話した。前回09年の第2回大会優勝監督の巨人・原辰徳監督をはじめ、今年3月の台湾代表との復興支援試合で日本代表の指揮を執ったソフトバンク・秋山幸二監督、前中日監督の落合博満氏(評論家)らが有力候補で、監督が決定次第、メンバー編成に着手する。国際関係委の島田利正委員長(日本ハム球団代表)が「10月の初旬には(CS進出を逃した)6球団がシーズンを終了する。早く決めないといけない」と話した通り、11月のキューバ戦へ向けてチーム編成を急ぐ必要がある。シーズンを終える6球団から選ばれた代表選手も、オフに入らず代表戦まで練習を継続してもらうためだ。

実行委では15年にIBAF(国際野球連盟)主催の国際大会「プレミア12」を日本で開催する準備を進めることも確認された。日本が来年WBC参加となれば、13、15年と2年ごとに国際大会が訪れることになる。五輪に野球競技復活の見通しが立たない今、侍ジャパンにとって国際舞台は貴重な場であり、そのチーム編成が注目される。

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3時間半ルール、CSは適用なし、セは予告先発もなし[スポニチ]

セ、パ両リーグは理事会を開き、クライマックスシリーズ(CS)では試合開始から3時間半を過ぎて新しい延長回に入らない、とのレギュラーシーズンでの特別ルールは適用しないことを決めた。

試合時間にかかわらず、同点の場合は延長12回まで行う。また、セ・リーグはCSで予告先発を実施しないことを承認した。

◇実行委その他の審議事項

(1)
13年度の事業計画と予算案の承認
(2)
一般社団法人化について

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NPB「“至誠天に通じる”かどうか」…WBC参加問題、4日結論[報知]

プロ野球の実行委員会が3日、都内で開かれ、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の参加問題について協議した。委員会では、日本代表「侍ジャパン」の長期的な事業計画を承認。WBC不参加を表明したプロ野球選手会にも伝え、出場への理解を求めた。選手会は4日に大阪で対応を話し合い、最終的な態度を表明するとみられる。

会議を終え、日本野球機構(NPB)関係者は「説得は全て終わった。あとは“至誠(しせい)天に通じる”かどうか」と話した。「至誠−」とは、真心を持って事に当たれば好結果がもたらされる、との意味。手は尽くし、あとは選手会の判断に委ねる。

事業計画の柱は4点ある。

(1)
WBC出場にかかわらず、チーム常設
(2)
11月のキューバとの2連戦は予定通り
(3)
15年に国際野球連盟(IBAF)主催の国際大会「プレミア12(仮称)」を日本に招致
(4)
NPBの中に事業本部を設置する

というもので、会議後、NPBの下田事務局長から選手会の松原事務局長に口頭で伝えられた。

球界の5、10年後のあり方を懸念する選手会に対し、長期的な視野で活動プランを立て、答えを提示した形だ。「しっかりした体制を作り、継続的にやるということ」と下田事務局長は説明した。代表のスポンサー権がNPBに帰属することなど、WBCの主催者側との交渉では収穫もあった。選手会は態度を軟化させているという見方もある。NPBの必死の説得工作は実るか。

◇3時間半ルール、CSではなし!!

セ・パ両リーグの理事会が3日、東京・内幸町の日本野球機構(NPB)で行われ、両リーグのクライマックスシリーズ(CS=10月13日開幕)では、昨季に続いて「3時間半を超えて新しい延長回には入らない」とする「3時間半ルール」を適用せず、延長12回制となることが決まった。CSの予告先発については、パが採用し、セは採用しないことが確認された。

◇その他の審議事項

一般社団法人化
10月1日からの移行に向けて、準備を進める。
データ処理
システムについての確認。
被災地援助
東日本大震災の復興支援を継続する。

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NPBに侍ジャパンの事業部門設置へ[サンスポ]

プロ野球の実行委員会が3日、東京都内で開かれ、日本野球機構(NPB)内に日本代表チーム「侍ジャパン」に特化した事業部局を設置することを決めた。

日本代表の事業展開については、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に不参加を表明している日本プロ野球選手会からも要望されている。実行委では11月の日本代表戦を2試合行うことや国際野球連盟(IBAF)が主催し、プロも参加して2015年に行われる予定の大会「プレミア12」の日本開催を目指すことを確認した。

NPBの下田邦夫事務局長は「WBCについては選手会がどう対応するか待っている」と話した。複数の関係者によると、選手会は4日にWBCの参加問題について再協議する。

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