9月13日9月13日点の取り合いは決着せず、引き分けた。ロッテは6、7回に3点ずつ奪って6−5としたが、8回に4番手の益田がホフパワーに2打席連続本塁打となる同点ソロを許した。日本ハムは4点を先行しながら投手陣が踏ん張れなかった。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 6 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 6 |
ロッテは４点差を追いついて今季14度目の引き分け。だが、9回1死満塁で代打・田中が三塁ゴロ、里崎は空振り三振に倒れてサヨナラ機を逃した。
「よく0−4からこういう形に持ち込んだが、自分たちが置かれている現状を考えたら引き分けでは駄目。勝たないと駄目」と西村監督。9連敗を止めた直後だけに連勝で勢いをつけたかったのが本音だ。CS圏内の3位・ソフトバンクとは4.5差とわずかに詰まったが、土俵際まで追い込まれていることに変わりない。
野球の独立リーグ、BCリーグ群馬の藤田宗一選手兼投手コーチ補佐（39）が13日、今季限りで現役を引退することを表明し、同日の福井戦を最後に退団した。
藤田は島原中央から西濃運輸を経て、97年ドラフト3位でロッテに入団。05年には小林雅、薮田と「YFK」と呼ばれる勝利の方程式を担い、31年ぶりのリーグ優勝に貢献。06年には第1回WBCに出場した。その後、巨人、ソフトバンクと渡り歩き、デビューからの600連続試合リリーフ登板はプロ野球記録となっている。通算成績は600試合で19勝21敗8セーブ、防御率3.89。今季群馬に所属し、15年間の現役生活を終えた藤田は「ロッテの優勝とWBCが1番の思い出。今年、コーチ経験もさせてもらったし、チャンスがあれば（NPBで）指導者をやりたい」と語った。
ロッテは6−6の9回に1死満塁のサヨナラ機をつかんだが、代打田中が三ゴロに倒れ、続く里崎も三振に終わった。
4点を先行される劣勢を7回に1度は6−5とひっくり返したが、勝てなかった。残り20試合となり、クライマックスシリーズ出場権のある3位までは4.5ゲーム差と苦しい状況。西村監督は「チームの置かれた現状は、引き分けでは駄目。勝たないと」と落胆した表情だった。
ロッテ小野晋吾投手（3７）が4回1/3を5安打2失点で降板した。4回まで無失点に抑えたが、5回につかまった。1死から内野安打と四球、さらに西川、糸井に連続適時打を浴びて中郷と交代となった。「調子自体は悪くなったが、風をうまく使い切れなかった。変化球が曲がり過ぎて、カウントを悪くしてしまい、ピッチングが苦しくなってしまった。昨日、いい勝ち方だったので、今日はとにかく先に点を与えないようにしたかったのですが…。連戦中で出来るだけリリーフ陣も休めたかったのですが…。こういう形になってしまい悔しいです」と、ホームアドバンテージを生かし切れなかったことを反省した。
ロッテのジョシュ・ホワイトセル内野手（30）が3試合連続打点となる反撃の適時打を放った。4点を追う6回無死一、二塁からレフト前へはじき返した。「打ったのはシュートだよ。いい流れで打席に立つことができた。とにかく自分のスイングをすることだけを心がけた」と話した。
ロッテ・サブロー外野手（36）が2点適時二塁打を放った。6回2死二、三塁から日本ハム・モルケンの148キロ内角高め直球を引っ張り、レフトフェンス直撃の二塁打で1点差に追い詰めた。「打ったのはストレート。カウントが3−1だったから、甘いボールだけ狙っていた。序盤なかなかチャンスを生かすことができなかったから、ここは何とかしたかった。いい感じで振り切ることができた。昨日、いい勝ち方ができたが、今日の試合を勝たないと意味がない。今日勝つとチームに勢いがつく。絶対に負けられないよ」と意気込んだ。
ロッテ西本聖投手コーチ（56）が4回まで2安打無失点に抑えている先発小野についてコメント。「今回は中7日でうまく調整もしていい状態でマウンドに上がれた。回の先頭打者を出さないように特に意識して欲しい。先取点を取るまでは相手に点をやらないよう投げてほしい」と話した。