ロッテは29日のオリックス戦(QVCマリン)に先発する藤岡が、CS進出へのわずかな望みをつなぐ。3位のソフトバンクまで残り8試合で4ゲーム差の5位。厳しい状況に変わりはないが「チームも連敗しているし、勝ちが欲しい」と貪欲な姿勢を見せた。
この日はQVCマリン内の室内練習場で前日調整を行い「今は6勝6敗なので、勝ちを増やして貯金をつくれたら」と話した。
来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督選考について、ソフトバンク・王貞治球団会長(72)は都内で「72歳になって初めて『ノーコメント』」とだけ話した。福岡空港では城島に関するコメントだけを発し、一直線で福岡市内の自宅に戻った。
ヤフードームで全体練習を行ったソフトバンク・秋山幸二監督(50)も「家に帰るだけだよ。家に帰るのは当たり前じゃん」と言葉少な。球団関係者は「(秋山監督と王会長が)会う予定は一切ないです」と断言し、この日2人による会談は行われなかった。29日の楽天戦(ヤフードーム)の際に会談するか注目される。
現在、日本代表監督候補は秋山監督に絞られており、選考を一任されている王会長の就任要請に応じるかどうかが焦点となっている。
王貞治コミッショナー特別顧問(72=ソフトバンク球団会長)が、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパン監督の最有力候補だったソフトバンクの秋山幸二監督(50)の説得を、事実上断念したことが28日、分かった。
29日に最終交渉を行うが、セレモニー的なものになる見込み。監督選考問題が暗礁に乗り上げたことで、1度は候補から外れた巨人の原辰徳監督(54)ら現役組や、OBでは前西武監督の伊東勤氏(50)らの名前が浮上してきた。
王特別顧問のこわばった表情が、難航する監督選考問題を物語っていた。就任を固辞する秋山監督を説得するために福岡入りしたが、最終交渉は29日に持ち越し。だが秋山監督を翻意させることが難しいことは承知しており、事実上、説得を断念する見込みとなった。
王特別顧問はこの日、都内で名球会の理事会に出席。その後、報道陣に対して「72歳ですが、初めてノーコメントです」と厳しい表情で言った。福岡へ移動後に空港で取材を受けたが、ソフトバンク球団からも「WBCに関する質問はお断り」と通達もあり、阪神・城島の引退についてのみコメントを残し、自宅に向かう車に乗り込んだ。
王貞治コミッショナー特別顧問(72=ソフトバンク球団会長)が、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパン監督の最有力候補だったソフトバンクの秋山幸二監督(50)の説得を、事実上断念したことが28日、分かった。
NPB側は秋山監督が受諾すれば、10月上旬までに侍ジャパンのメンバーとともに監督を発表する意向だったが、選考が長期化することは必至の情勢となった。
11月にはキューバとの親善試合が控えるなど、時間的猶予がないことから前回大会で日本を2連覇に導き、加藤コミッショナーが当初の筆頭候補に挙げていた巨人の原監督や、ヤクルトの小川淳司監督、西武の渡辺久信監督ら現役組の名前が浮上。OBでは前西武監督の伊東氏の名前も挙がっている。WBC3連覇へ向け船出したはずの侍ジャパンが、迷走を続けている。
加藤良三コミッショナーはこの日、日本野球機構(NPB)事務局に姿を現さなかった。当初は事務局に来る予定だったが、キャンセルの連絡が入ったという。NPB関係者は「今日はコミッショナーは来ません」と話した。
同コミッショナーは18日に「(前回の)09年に比べても現役(監督)の重要性が認識されている局面と感じている」と、現役監督に就任要請する意向を示していた。
王貞治コミッショナー特別顧問(72=ソフトバンク球団会長)が、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパン監督の最有力候補だったソフトバンクの秋山幸二監督(50)の説得を、事実上断念したことが28日、分かった。
NPB側はここまで秋山監督が固辞することを想定していなかった。
日本プロ野球選手会のWBC不参加決議の撤回を受け、今月初めには加藤良三コミッショナーが監督候補を秋山監督に一本化した。「現役監督は難しい。受けない」と態度を硬化した秋山監督に対し、加藤コミッショナーは相談役である王特別顧問に説得役を要請。球団会長の立場で説得に当たれば口説き落とせると踏んでの依頼だった。
王特別顧問も「(問題を)解消する努力はすべき」と意欲を見せていた。しかし、秋山監督は27日に「もう断っている。会っても変わらない」と断言。9月中旬に王特別顧問から要請を受けた際に固辞したことを明かし、今後も気持ちは変わらないと話した。王特別顧問も直接会談で翻意させることは難しいと判断したようだ。
来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督選考が難航している問題で、日本野球機構(NPB)のコミッショナー特別顧問を務めるソフトバンク・王貞治会長(72)と、候補の1人であるソフトバンク・秋山幸二監督(50)の直接会談が29日にも行われる。28日にも会談の可能性があったものの両者は接触せず、王会長が観戦予定の29日の楽天戦(ヤフーD)の際に何らかの動きがあるとみられる。
就任を固辞している秋山監督を説得する構えの王会長はこの日、都内で名球会の理事会に出席した後、福岡入り。「72歳になって初めてノーコメント」と話し、WBC関連の質問を遮った。また、ヤフーDでの練習を見守った秋山監督は「(王会長とは)会わないって言ってるだろ」とだけコメントし、帰宅した。
一方、監督選任の決定権を持つ加藤良三コミッショナー(71)は、予定されていたNPBでの会議を急遽欠席。秋山監督は会談について「会っても変わらない。もう断ってるから」としており、かたくなな態度を崩していない。“福岡会談”の結果に注目が集まる。
日本野球機構(NPB)は28日、今年のドラフト会議を10月25日午後5時から東京都内のホテルで行うと発表した。東芝が4年連続で特別協賛する。
今年も約1000人のファンを会場に招待する。応募の受付期間は29日から10月8日までで、NPB公式サイト(http://www.npb.or.jp/)の特設ページ内の応募フォームで申し込む。