オリックスが快勝した。1回に宮崎の先頭打者本塁打で先制し、4回に川端のソロで加点。6回にも宮崎の2点適時打などで3点を加えた。マエストリは6回途中無失点で4勝目。ロッテは3連敗。2度の満塁機を逃すなど拙攻だった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテ・ドラフト1位の藤岡が4回5安打2失点で今季7敗目。宮崎に先頭打者アーチを浴びるなど2被弾と球に切れがなく、「今日は勘弁してください。言葉が出てきません。本当にすみません」とショックを隠せなかった。
前回22日のオリックス戦(QVCマリン)では8回3失点と好投しただけに期待を裏切る投球。3連敗となった西村監督は「この前は良くなる兆しが見えたけど、今日は全然良くなかった」と渋い表情だった。
ロッテが、ツインズを自由契約になった西岡剛内野手(28)の獲得を目指す。ツインズは28日(日本時間29日)、出場機会を求める西岡側からの申し入れによる処置で自由契約が決定。日本復帰が確実となったことを受け、林信平球団運営本部長は「前向きに考えたい。今の状態を確認してからだが、基本的にウチから出た選手。中心選手で主将だったしね。ぜひともという気持ちもある」と獲得に前向きな姿勢を示した。
西岡は03年にロッテに入団し、主将に就任した10年には日本人内野手では初の200安打をマークして首位打者を獲得。05、10年と2度の日本一に貢献した。同年オフにポスティング・システム(入札制度)でツインズに移籍。しかし、2年目の今季は3Aで開幕を迎え、8月20日にはメジャー昇格の前提となる40人枠から外れていた。
ロッテは今季、一時は貯金15で首位を快走していたが、夏場に失速し、現在5位。西岡を獲得できれば、遊撃の根元を二塁に回し、二塁の井口を一塁にコンバートするプランも浮上する。西岡には阪神も獲得に乗り出しており、争奪戦の様相を呈してきた。
ロッテがツインズを自由契約になった西岡剛内野手(28)の獲得に乗り出すことが29日、分かった。林信平球団運営本部長(51)が前向きに検討することを明言した。現在の状態や本人の意向を調査した上で、正式にオファーを出す見込みだ。
林本部長は「前向きに考えたい。ウチから出た選手だし、いい選手だと思っている。ぜひともという気持ちがある。まだ若いですしね」とラブコール。メジャー移籍後の2年間は故障もあり不本意な成績に終わっているが、すぐに調査に入る考えを示した。
ロッテにとっては特別な選手だ。05、10年と2度の日本一に貢献。特に10年はキャプテンとしてチームを引っ張り、シーズン3位からの“下克上”を完結させた。根元らが台頭してきたとはいえ、内野の選手層が厚いとはいえないチームにとって、獲得に成功すれば大きな戦力アップになる。
ロッテの藤岡は球威を欠き、四回で降板した。プレーボール直後の初球を宮崎に左翼席に運ばれ、四回にも新人王候補の川端に一発を浴びた。失点はこの2点だけだが、毎回安打を打たれる内容に「今日は勘弁してください。今は言葉が出てきません」と、ショックを隠せなかった。
リーグの新人最多に並ぶ7勝目はお預けに。西村監督も「今日は全然良くなかった」と首をかしげていた。
西岡の古巣、ロッテも林運営本部長が29日、「前向きに考えたい。ぜひともという気持ち。今の状態を確認したい」と表明。ロッテ時代の8年間で打率.293、55本塁打、300打点。05、10年と2度の日本一に貢献した西岡の復帰を希望したが、球団は昨オフに補強費削減へ運営方針を変更したばかり。条件面では太刀打ちできそうにない。
米大リーグ、ツインズから自由契約となった西岡剛内野手について、古巣のプロ野球ロッテが29日、獲得に向け調査に乗り出す方針を明らかにした。林信平運営本部長が「前向きに考えたい。ぜひともという気持ち。今の西岡の状態を確認しないと」と話した。
西岡は2003年にロッテに入団し、日本での8年間で打率2割9分3厘、55本塁打、300打点。05、10年と2度の日本一に貢献した。ツインズではけがもあり、2シーズンで通算71試合の出場にとどまった。
ロッテ西村徳文監督(52)が3連敗に肩を落とした。7勝目を狙ったルーキー藤岡が4回2被弾で降板し7敗目。攻撃面でも、8安打で再三チャンスを作りながらも12残塁で無得点に終わった。試合後は「藤岡はこの前は良くなる兆しがあったが、今日は全然ダメだった。打線が早い回に点を取って、投手が踏ん張る展開になっていかないと」と話した。
ロッテ藤岡貴裕投手(23)が4回5安打2失点で降板した。初回、先頭打者・宮崎に初球スライダーを左翼席へ運ばれ先制を許した。2回以降は立ち直りの兆しを見せていたが、4回1死走者なしから、川端にスライダーを左翼席へ運ばれた。この回で降板後、「今日は勘弁して下さい。今は言葉が出てきません。本当にすいません…」と話した。
阪神の中村勝広ゼネラルマネジャーは29日、西岡の獲得について「早速、検討に入る」と述べた。
西岡の古巣ロッテもこの日、林信平運営本部長が「前向きに考えたい。ぜひともという気持ち」と獲得に向けて調査する方針を示した。
西岡は2003年から8年間、ロッテでプレーし、俊足巧打で球界屈指の内野手として活躍した。ツインズでの2シーズンは故障に苦しみ、通算71試合の出場に終わったが、阪神、ロッテとも内野の強化が懸案で争奪戦の様相を呈してきた。
混迷する来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの監督問題で、ソフトバンク・秋山幸二監督(50)の就任が29日、完全消滅した。この日、王貞治コミッショナー特別顧問(72=ソフトバンク球団会長)が楽天戦前にヤフードームの監督室で、秋山監督と会談を行ったが、約5分で終了。
踏み込んだ話し合いは行われなかった模様で、就任を固辞している秋山監督は試合後「俺に聞くな。これまでと変わらない。もういいだろ」と語った。
監督選考を一任する加藤コミッショナーは秋山監督の内諾を取り、10月1日の実行委員会で12球団の承認を経て、正式要請する予定だった。今後は当初の有力候補で、09年の前回大会で日本を2連覇に導いた巨人・原監督のほか、「現役監督」にこだわらず新たな候補を探る可能性もある。
再び白紙に戻った侍ジャパンの監督選び。すでに代表選手選考、スポンサー契約、広報活動などスケジュールは大幅に遅れている。混迷が続けば、加藤コミッショナーへの批判も避けられない。
来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの監督問題で、ソフトバンク・秋山幸二監督(50)の就任が29日、完全消滅した。
この日、王貞治コミッショナー特別顧問(72=ソフトバンク球団会長)が楽天戦前に秋山監督と会談を行ったが、約5分で終了。就任を固辞している秋山監督は試合後「俺に聞くな。これまでと変わらない。もういいだろ」と語った。
加藤良三コミッショナーの意向を受けていた王特別顧問も秋山監督の翻意は難しいと判断し、説得を断念。「このことで誤解されたり、迷惑をかけていることが多い。コメントしないことに決めました」とWBCに関する質問には一切答えず。新候補の選考など、今後については「コミッショナーからどういう話があるか」とだけ話した。
第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督候補に一本化されていたソフトバンク・秋山幸二監督(50)が就任を固辞、監督選考が振り出しに戻ったことが29日、分かった。選考を一任されていた同球団の王貞治会長(72)も、加藤良三コミッショナー(71)への“差し戻し”を表明した。ソフトバンクはこの日の楽天22回戦(ヤフードーム)に4−8で敗れ、リーグ3連覇が消滅。激動の1日となった。
異常事態だ。秋山ジャパンが幻に終わった。WBC監督の最有力候補だった秋山監督が、就任を固辞。日本野球機構(NPB)は今月中の決定を目指していたが、監督選考は振り出しに戻った。
「もういいだろ。俺に聞くなよ」秋山監督はこの問題の終結を口にした。試合が行われたヤフードームで王会長と対面。関係者によると、秋山監督は改めて就任要請を辞退する意向を伝えた模様だ。
NPB側は秋山監督を候補として一本化、直属の上司で恩師の王会長に説得を一任した。しかし、秋山監督は優勝争いの最中で起きた騒動に激怒。「野球を分かっていない人がやっているから、そういう意見になるんだ」と態度を硬化させていた。
王会長もこの日、「僕がしゃべることで色んな人に誤解されたり、迷惑をかける。そのことに72歳になって気が付いた。これからはノーコメントで通します。後はコミッショナーがどう話すかです」と、NPBと加藤コミッショナーへの“差し戻し”を表明した。
秋山監督が受諾すれば、NPBは10月上旬までに侍ジャパンのメンバーも含めて正式発表する予定だった。しかし、今回の経緯から現役監督がWBC監督を兼任するのはさらに難しい状況となった。選考の長期化は避けられない情勢だ。
すでに各地域で予選が始まり、侍ジャパンも11月にキューバと強化試合を行うことが決まっている中での混迷。加藤コミッショナーの手腕が問われることになる。
混迷しているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の監督問題は、新たな局面を迎えた。29日、コミッショナー顧問も務めるソフトバンク王貞治会長(72)が楽天22回戦が行われた福岡ヤフードームを訪れた。代表監督への就任を要請していたソフトバンク秋山幸二監督(50)との会談が注目されたが、同会長はノーコメントを貫いた。だが、就任を断固拒否する姿勢を取り続けてきた秋山監督は、会談の有無を問われ「オレに聞くな。もういいだろう」と話すなど、最終確認が済んだことを示唆した。
加藤良三コミッショナーをはじめとした日本野球機構(NPB)も、秋山監督の説得を断念し、あらためて代表監督の人選を急ぐ構えだ。すでに水面下で現役監督、OBの両面を視野に入れて検討を始めている。当初は「現役監督は負担が大きすぎる」としてOB中心に人選するも、適任者を見いだせなかった。次の段階では加藤コミッショナーが「現役の人の重要性が再認識されている」と発言し、秋山監督に要請した。混迷を極め、また時間的な余裕もない今回は、両面から人選し、速やかに要請、交渉を進める。
10月1日には実行委員会が行われる。この場で何ら報告ができなかった場合、人選を一任されてきた加藤コミッショナーに対する批判の声も上がってきそうだ。