わたしはかもめ2012年鴎の便り(9月)

便

9月30日

左目打撲の今江「大丈夫です」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(29)が10月1日の西武戦出場にGOサインを出した。前日9月29日オリックス戦の7回守備時に打球を左目付近に受け、交代。診察を受け、左眼瞼(がんけん)上部の打撲と診断されていたが、一夜明けた同30日のQVCマリンでの練習は元気に参加。フリー打撃も問題なくこなした。「全然大丈夫です。もう少しずれていて目に当たっていたらと思うと、来年以降にも関わるので、良かった」と、まだ傷痕の残る左目の目尻を下げて笑っていた。

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決定WBC監督!迷走の末、山本浩二氏[ニッカン]

9月13日、東京ドームを訪れ巨人原監督(右)と言葉を交わす山本浩二氏  ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に、元広島監督の山本浩二氏(65)の就任が内定したことが9月30日、分かった。ソフトバンク秋山幸二監督(50)の説得を断念し再考を迫られた日本野球機構(NPB)は、再び球界OBまで枠を広げ、当初の有力候補だった山本氏に水面下で就任を要請。山本氏もこれを受諾したとみられる。加藤良三コミッショナー(71)が今日1日の12球団実行委員会で報告し、近日中に正式発表される見込みだ。

混迷を極めた代表監督問題が、急展開を見せた。秋山監督の説得が難しいと判断したNPBは、現役監督だけでなく球界OBの監督経験者も視野に入れて急遽検討を始めた。そこで加藤コミッショナーが「現役は難しい」と考えていた9月中旬までは、最有力候補だった山本氏が再び浮上。正式に就任を要請する方針を固め、本人に打診した。すでに内諾を得たものとみられる。

急な方向転換となったように、NPBとしては早急に監督を決める必要があった。11月には今回の侍ジャパンの初陣となるキューバとの強化試合が控えている。1ヶ月余りの間にその告知やチケット販売、代表ユニホーム発表も行わなければならない。何よりも、肝心なチーム編成が間に合わなくなる。様々な状況から逆算して、最終期限に設定された「9月中の監督決定」が必須だった。

山本氏は広島で計10年間監督を務め、金本、前田ら多くの強打者を育てた。91年にはリーグ優勝するなど、経験は豊富で実績もある。また、北京五輪ではコーチとして国際大会も経験しているなどの理由から、球界OBから人選していた時期に筆頭候補に挙がっていた。だが、監督退任から7年経過している点を不安視する声もあり、また代表監督は世代交代していくべきという意見も出た。そのため現役監督を候補とする案へシフトしていった経緯がある。

しかし秋山監督が断固として固辞したように、現役監督は代表との兼任に強い拒絶反応を示している。第1回大会の王監督、第2回大会の原監督は大きな負担を受け入れたが、今回は適任者を見いだせなかった。また、こうした混乱が表面化し、日本代表に対するマイナスイメージは計り知れない。山本氏のようなベテランにまとめてもらうことが最適と判断したようだ。

山本氏のネックとなるブランクは、コーチ人事で補っていくことになりそうだ。秋山監督が受諾した場合、巨人原辰徳監督(54)にアドバイザー的な役職への就任を要請する案があった。現役監督ではあるものの、今回も原監督に協力を要請する可能性はある。また過去のWBCなど国際試合の経験を持つ若手コーチを呼び、3連覇を狙える体制作りをすることになりそうだ。

NPBは1日の実行委員会で、正式に山本氏への就任要請を行う方針を報告。12球団の了承を得てから、近日中に正式に発表する見込みだ。

山本浩二(やまもと・こうじ)
1946年(昭21)10月25日生まれ、広島県出身。廿日市高から法大を経て、68年ドラフト1位で広島入り。75年首位打者。78、80、81、83年本塁打王。79〜81年打点王。75、80年MVP。外野手でベストナイン10度。通算成績は2284試合2339安打、536本塁打、1475打点。打率2割9分。広島監督を2期10年務め、91年リーグ優勝。08年北京五輪守備走塁コーチ。08年野球殿堂入り。右投げ右打ち。

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実行委、白紙に戻ったWBC監督選考は…[サンスポ]

プロ野球の実行委員会が1日、都内で開催される。来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督選考が暗礁に乗り上げ、議論の行方が注目される。

7月の実行委員会で、12球団は加藤良三コミッショナー(71)にWBC日本代表監督選考を一任した。だが、最有力候補だったソフトバンク・秋山監督が就任を固辞したことで選考は振り出しに戻った。今後は再び現役、OBを問わず人選を進めていくことになる。

WBCに関してのコミッショナー特別顧問を務めるソフトバンク・王貞治球団会長(72)は30日に、江戸川区で自らが理事長を務める日本プロ野球名球会の少年野球教室に参加した。終了後に監督について問われると「もうオレの方から何かを発信することはない。そういう立場じゃない」と話すにとどまった。

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山本浩二氏、WBC監督へ、近く正式に就任要請[スポニチ]

来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの監督として、元広島監督の山本浩二氏(65=野球解説者)が最有力候補となったことが30日、分かった。

ソフトバンクの秋山幸二監督(50)が最終的に就任要請を固辞したことを受けて、監督選考を一任されている加藤良三コミッショナー(71)は人選を再考することになり、山本氏が浮上。近日中に、正式に就任要請が行われる。

秋山監督の就任固辞で混迷を極めていたWBCの監督問題が、新たな局面を迎えた。この日までに、元広島監督の山本氏が浮上。急転、最有力候補となった。

背景となったのは、秋山監督が「現場は無理」と固辞した最大の理由でもある現役の球団の監督が代表監督を兼務することの難しさだった。チームの現場の最高責任者が、チームづくりの根幹となる春季キャンプ、さらに開幕に向けた戦力を最終的に見極めるオープン戦期間の2、3月に、チームを離れるリスクは計り知れない。

加藤コミッショナーはそれを承知の上で、「(前回大会の)09年に比べても現役(監督)の重要性が認識されている局面と感じている」とし、秋山監督、巨人・原監督らを有力候補の腹案としてきた。大会3連覇が求められる今大会だけに、王貞治コミッショナー特別顧問(ソフトバンク球団会長)も「10年も現場を離れたら、(実戦)感覚が難しい」としてきた。

しかし、最終的に候補として一本化した秋山監督が固辞したことで、球界OBも含めて幅広く再考し、球界で高い支持を受け続ける山本氏に白羽の矢を立てたものとみられる。

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山本浩二氏、監督就任要請には「まだ、まだ」、王さんも「ノーコメント」[スポニチ]

山本氏はこの日、都内で行われたプロ野球名球会主催の野球教室に参加。王貞治(72)、柴田勲(68)、平松政次(65)の3氏とともに精力的にグラウンドを動き回って小学生を指導した。

WBCに出場する侍ジャパンの監督就任要請には「まだ、まだ」と話し、さらに受諾の可能性を問われると「ノーコメント」とだけ言い残し、帰路に就いた。

また、王氏も野球教室では「今日教えたことの1つでも今後に生かして欲しい」と笑顔で子供たちにエールを送っていたが、監督問題については「この件に関してはノーコメント」と話すにとどめた。

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WBC監督、1日がリミット、10日正式発表、並行して侍ジャパンメンバー選考[スポニチ]

来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの監督として、元広島監督の山本浩二氏(65=野球解説者)が最有力候補となったことが30日、分かった。

1日には実行委員会が行われ、12球団に侍ジャパンの監督の了承を得るための最終リミットともいえる。

実行委で加藤コミッショナーからの報告、12球団の了承を得れば、山本氏と交渉に入る。10日に都内のホテルで監督決定の正式発表を予定しており、それまでに並行して侍ジャパンのメンバー選考を急ぐ。

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王会長、WBC監督選考「ノーコメント」[報知]

来年3月の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督選考が難航している問題で、日本野球機構(NPB)のコミッショナー特別顧問を務めるソフトバンク・王貞治会長(72)は30日も「ノーコメント」を貫いた。この日は東京・江戸川区で行われた名球会の野球教室に出席。自らが大きな影響力を持つ監督問題には「申し訳ないがノーコメント。ここ何日間か言っているが、そういうふうに決めて、皆さんにお話しさせてもらっている」と話すにとどめた。

候補の1人であるソフトバンク・秋山幸二監督(50)とは29日にヤフーDで会談したが、就任固辞の姿勢が変わらず、説得を断念。NPBは目標としていた9月中の監督決定を果たせず、現役監督重視からOBも含めた再考を余儀なくされている模様だ。1日の実行委員会でも議題に上がるとみられる。

選択肢が広がれば、当初最有力候補だった元広島監督の山本浩二氏(野球評論家)が再浮上する可能性がある。王会長らと野球教室に出席した山本氏は、NPBからの打診について問われ「まだまだ。ないよ。話があれば受ける?それはノーコメント」と慎重な姿勢を崩さなかった。

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