オリックスがサヨナラ勝ち。0−1の7回に大引の6号ソロで同点。10回にバルディリスの適時打で勝負を決めた。木佐貫が9回1失点、平野は7勝目。ロッテはAクラス入りの可能性が消滅。打線が振るわず、最後は薮田が力尽きた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1x | 2x |
ロッテは今季5度目のサヨナラ負けで、CS進出の可能性が消滅した。最大で貯金を15つくり、前半戦は首位を独走しながら失速。西村監督は「選手は負けるつもりはない。一生懸命やってくれている」との言葉にも悔しさをにじませた。
Bクラスは2年連続で、残り4試合。指揮官は「1試合1試合、やるしかない」と来季へチームを鼓舞するしかなかった。
ロッテがサヨナラ負けを喫し、CS進出の可能性が消滅した。エース成瀬が5四死球と制球を乱しながら6回までは無失点に抑えたが、7回に大引に同点弾を浴びた。延長戦にもつれ込み、10回裏に守護神薮田が1死満塁からバルディリスにサヨナラ打を浴びて終戦となった。西村徳文監督は「残り4試合を全力で戦うしかない」と話した。
ロッテ今江敏晃内野手(29)が5試合ぶりの1発となる先制6号ソロを放った。2回2死、木佐貫の甘く入った変化球をとらえ、左翼スタンドに放り込んだ。「打ったのはカーブかスライダーだと思います。久しぶりに自分のいいスイングができたと思います。とにかく、もうウチは負けられないので勝つしかない。先制できて良かったです」と話した。
ロッテの今江が2回、先制の6号ソロを放った。木佐貫の初球の変化球を左翼に運び「久しぶりに自分のいいスイングができた」と自画自賛した。
チームはこの日にもAクラス入りが消滅する可能性がある。「うちはもう負けられないので勝つしかない。先制できてよかった」と力を込めた。
日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナー(71)は3日、優勝ペナント授与のため訪れた札幌ドームで、1週間後の「浩二ジャパン」発表へ向けて水面下で着々と準備を進めていることを明かした。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に決まっている元広島監督の山本浩二氏(65)の就任発表は、レギュラーシーズン終了後の10日に行う予定でいる。セ、パともに優勝チームが決まったこともあり「近い将来、皆さんにはっきり申し上げられると思う」と話した。
NPBは山本氏を支えるコーチ陣の組閣作業も既に始めている。投手部門は、元西武監督の東尾修氏(62)、内野守備走塁部門は高代延博氏(58)、打撃部門は、立浪和義氏(43)の入閣が濃厚となっている。監督選考が難航しただけに準備期間は限られている。今後、3氏と本格的な交渉を行うと同時に、残るコーチ陣の検討も急いでいる。加藤コミッショナーは「それ(組閣)は監督になる人が、既に考えを巡らせておられると思う」と、山本氏の意向を聞きながらスタッフの人選を行っていることも認めた。
来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンのコーチとして、元中日の立浪和義氏(43)が入閣することが3日、決定的となった。現役時代に2年間、打撃コーチを兼任した経験を持つことから、同ポストを担当するとみられる。
通算2480安打を記録した立浪氏は09年に現役を引退。現場を離れて間もないこと、さらに43歳という若さから、監督就任要請を既に内諾している元広島監督の山本浩二氏(65)と選手の間のパイプ役としても期待される。
投手コーチには元西武監督の東尾修氏(62)、内野守備走塁コーチには今季オリックスのヘッドコーチを務めた高代延博氏(58)の就任が内定している。10日に都内で行われる山本氏の就任会見では、デザインが一新された侍ジャパンの新ユニホームがお披露目される予定。また、4日には、山本監督の初陣となる11月の強化試合・キューバ戦(16日・ヤフードーム、18日・札幌ドーム)の概要が発表される。
山本氏はこの日、都内で「今は何も言えない。(正式に)決まるまでは話ができない。分かってほしい」と話すにとどまった。
また、日本ハムへ優勝ペナントを授与するため札幌ドームを訪れた加藤良三コミッショナーは「球界には暗黙のルールがある。大きな行事(日本ハムの優勝セレモニー)のときは水を差さないものなので(話をできないことを)ご理解いただきたい。ただ、作業や調整状況は進捗しています」。その上で「今回は米国が本気になってる。日本に3度も勝たせるな、と。ですから(監督、コーチ就任を)引き受けてもらうことが非常に申し訳ないくらい」と話した。
プロ野球の加藤良三コミッショナー(71)は3日、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督問題について「近い将来に発表できる段階にある」と語り、元広島監督の山本浩二氏(65)=野球解説者=の就任が秒読み段階に入ったことを認めた。前日2日にパ・リーグ優勝が決まった日本ハムにペナントを授与するために訪れた札幌ドームで明らかにした。サンケイスポーツの取材では、山本氏はすでに就任要請を受諾している。
加藤コミッショナーは「日本ハムの表彰式に水を差したくない」としながらも「(日本代表の)コーチ陣については監督になる人がすでに考えを巡らせていると思う。日本の3連覇となれば大変なことで、米国も(阻止へ)本気でくる。とにかく、勝てるチームをということです」と一歩踏み込んだ発言。スタッフを含め、10日に正式発表される方向だ。
来年3月に開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表監督に、元広島監督の山本浩二氏(65)が就任することが3日、分かった。関係者によると、既に就任要請を内諾しており、プロ野球のレギュラーシーズン全日程終了後の10日にも正式発表される。
監督選考を一任され、人選を進めてきた加藤良三コミッショナーは札幌市内で「近い将来、はっきりと申し上げられると思う」と語り、代表チームのコーチ陣については「監督になる人が既に考えを巡らせていると思う。作業は全部を承知している訳ではないが、進んでいると思う」と述べた。
山本氏は現役時代、広島一筋でプレーし、1975年に首位打者でチームの初優勝に貢献。本塁打王に4度、打点王に3度輝き、歴代4位の536本塁打を放った。広島の監督は2期、計10年務め、91年にリーグ優勝を果たした。2008年の北京五輪では、日本代表の守備走塁コーチを務めた。
日本代表は11月に2試合の国際親善試合を予定しており、山本氏はその試合から指揮を執る。
野球の日本代表が3連覇を狙う来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む代表監督に、元広島監督の山本浩二氏(65)が就任することが3日、分かった。山本氏は既にコーチ人事に着手しているとみられ、今後は指揮官によるチーム編成が焦点となる。
日本野球機構(NPB)は既に12球団の監督からアンケートを取っており、代表候補選手の選定作業を進めている。山本氏はそのリストを基に、キューバとの対戦が固まっている11月の国際親善試合2試合に出場する選手を選出することになる。ヤフードームで開催される本大会の1次ラウンドで同組となるチームとの親善試合は、日本でプレーする選手のみで編成される見込みだ。
本大会に向けて、米大リーグでプレーする日本選手も含めた暫定の出場登録選手の提出期限は12月3日。ただ、大リーガーの出場については、指揮官が希望する選手を全て招集できるか、不透明な部分も残されている。