パ・リーグ首位打者のロッテ角中勝也外野手(25)が、「浩二ジャパン」の初陣となる11月のキューバ戦で日本代表に選出されることが濃厚になっていることが10日、分かった。すでにNPBと球団で調整に入っている。
本来、シーズン終了直後は主力は秋季キャンプに向けてのオフ期間だが、ロッテはこの日、角中が14日から宮崎県内で開催中の秋季教育リーグ「フェニックスリーグ」に参加すると発表。球団側は「まだ若いので場数を踏ませたい」と説明し、角中も「今年いい感触をつかんだし、それを持続させたい」とコメント。だが、約1ヶ月後に控える代表戦への実戦感覚の維持も目的とみられる。
11月のキューバ戦は若手主体のメンバー構成になるとはいえ、WBCの代表選出へ大きなアピールの場。独立リーグ出身者では初の首位打者が、国際試合に挑む。
ロッテは10日、今季のパ・リーグ首位打者に輝いた角中勝也外野手(25)が宮崎県内で開催中の秋季教育リーグに参加すると発表した。初タイトルを獲得した角中を派遣する理由について、球団は「まだ若いので場数を踏ませたい」と説明した。
初の首位打者に輝いたロッテ・角中が、14日からフェニックス・リーグ(宮崎)に参加することが10日、決まった。広報は「球団としては、まだ若い選手なので実戦で場数を踏んで欲しい」と説明。角中は「球場で練習をするよりも、試合に出て今年手に入れた感触を試したい。宮崎で頑張ってきます」と“異例”の派遣に意欲を燃やした。
今季開幕前に「日本シリーズに出場できなかったら、ここにいない」と公言してきた中村球団社長が10日、辞任しないことを認めた。同社長は「皆さんに謝罪しなければいけません。マニフェストは変わることもある」と説明。新体制について「新監督の意見を聞いてコーチ陣を決めるが、(現状の)コーチを全て替える訳ではない」と話した。
6年目で首位打者を獲得したロッテの角中がフェニックス・リーグに14日から志願出場する。
1軍は9日に全日程を終了し、19日まで完全休養。20日からQVCマリンで合同自主トレが予定されているが「まだ、自分は1年活躍しただけ。球場で練習するよりも、今季取り組んできた課題を試合で試したい」。タイトルホルダーとしては異例の参加だが、球団関係者は「まだ若い選手だし、実戦を積ませたい」と派遣を決定した。
2年連続でBクラスでシーズンを終えたロッテの中村家国球団社長(67)が10日、辞任しない考えを明かした。「日本シリーズに出ることができなかったら、来年の今頃、私はここにいない」と話していたが、シーズン終了から一夜明け「けじめはつけないといけない。謝罪もしないと、と思っている」と責任を認めながらも「マニフェストは変わることもある」と辞意を否定した。
来年3月に行われる第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に10日、元広島監督の山本浩二氏(65)=野球評論家=の就任が正式決定した。東京都内での記者会見で「大変名誉であり、光栄。徐々に重圧が自分の中に入ってきている。受けた以上、3連覇を目指して戦っていく」と力強く決意を語った。
山本監督は11月に2試合行われるキューバ戦が初陣となる。大きな注目を集める来年の大会に向けて「一流の選手達が日頃のプレーをできるように、チームを1つにして盛り上げていくことが1番大事」と一致団結の姿勢を示した。
コーチ陣も発表され、投手総合コーチに元西武監督の東尾修氏(62)、野手総合コーチに前日本ハム監督の梨田昌孝氏(59)、投手コーチには与田剛氏(46)、打撃コーチに立浪和義氏(43)、内野守備走塁コーチに高代延博氏(58)、外野守備走塁コーチに緒方耕一氏(44)が就任する。また、特別顧問として第1回大会監督の王貞治氏、シニアアドバイザーに第2回大会監督の原辰徳氏が就くことも決まった。
今後は代表選手の選考が焦点となり、山本監督は米大リーグ、ヤンキースのイチローやレンジャーズのダルビッシュらメジャーでプレーする選手について「ぜひ来て欲しい。大きな戦力になるし、チームにもいい刺激になる」と参加を熱望した。
山本監督は広島一筋での現役時代に本塁打王4度、打点王を3度獲得するなど活躍。広島の監督を計10年務め、1991年にリーグ優勝した。08年北京五輪では日本の守備走塁コーチだった。
山本監督の就任決定に伴い、東尾修氏(62=スポニチ本紙評論家)の投手総合コーチ就任など6人のコーチ陣も併せて発表された。
WBC1次ラウンドで日本と同じA組のキューバは9月20日に代表候補選手56人を発表し、国内合宿中の今月5日(日本時間6日)、41人まで絞り込んだ。地元紙などによると今月15〜24日、首都ハバナのラテンアメリカ球場で選考試合を行い、アジア遠征(台湾、日本)メンバー28人を選ぶ。
日本の社会人シダックスにも所属したビクトル・メサ監督ら首脳陣は、来春のWBCメンバーはあらためて選考する姿勢を示しているが、前回09年も主軸のグリエル弟、A・デスパイネも健在。前回最終選考で漏れた25歳のアブレウは国内リーグで2季連続首位打者、昨季本塁打王で、今回は主軸として期待される。
2次ラウンドで同組となる好敵手、韓国は今月初め、50人のリストを選出した。新星として注目されるのは右の大砲・朴(パク)炳鎬(ビョンホ)(ネクセン)。今季初めて本塁打、打点、最高長打率の3冠を獲った。過去、代表経験がなく、昨季中盤にLGから移籍し、プロ8年目で素質が開花した。前回大会主軸の金(キム)泰均(テギュン)(現ハンファ)は今季首位打者で復活。パ・リーグ打点王となった李(イ)大浩(デホ)(オリックス)は日本には脅威だ。
山本浩二氏のWBC日本代表監督就任が10日、ようやく決まった。
監督選考が加速したのは、9月4日に日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)がWBC不参加を撤回してから。一度は現役監督が最適としてソフトバンク・秋山監督に一本化しながら、固辞されたために方針撤回。ブランクのある山本監督に、昨年まで日本ハム監督を務めた梨田氏を野手総合コーチに置くなどの苦肉の策で決着した。
前回大会後の2009年に、加藤コミッショナーは「第3回大会では監督、選手の選考には十分な準備期間が必要」と体制検討会議の設置の必要性を語った。だが結局、体制づくりはされず、今回も王特別顧問に頼る形で選考を進め、1ヶ月以上の時間を費やす混乱が生じてしまった。
山本監督は契約期間について「これから。何もそういう話はしていない」と明言を避けたもののWBC終了までの契約となる見込み。利益拡大を図るため侍ジャパンの常設化を打ち出しながら6ヶ月の短命に終わる可能性もあるが、加藤コミッショナーは「侍ジャパンは常設化している訳ですから(監督の契約は)総合的に考える」と、詳細を明らかにせず。今度こそしっかり体制づくりをしなければ、今後も混乱を繰り返すことになる。
元広島監督の山本浩二氏(65)が10日、来年3月に行われる第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に就任し、都内のホテルで会見を行った。
「浩二ジャパン」が、約4時間のロングミーティングでスタートを切った。会見後、都内のホテルに山本監督と原辰徳シニアアドバイザー、所用で欠席した梨田野手総合コーチを除く5人のコーチが集結、第1回のスタッフミーティングを開いた。メンバー選考や日程調整など、初顔合わせも兼ねて各自が意見を出した。
山本監督は「前回の経験者が良い意見を出してくれた」と満足げ。選手選考については11月に入ってから本格的に始めるという。「今日は具体的なものはない。大枠でみんなから色々な意見が出た。11月になってから50人くらいを選ぶ」。11月中に行う次回のミーティングで本格的なメンバー選考を行い、12月上旬には主催者側に予備登録メンバー40人を提出する。さらに2月の春季キャンプは自ら12球団を視察するという。そこで最終的なメンバーを絞り込むことになる。
3連覇が懸かる来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に元広島監督の山本浩二氏(65)の就任が10日、正式に決まった。過去2大会は現役監督が務めており、OBで臨むのは初。11月に行われる国際親善試合のキューバ戦から指揮を執る。背番号は88に決まった。
コーチ陣も発表され、投手総合コーチに元西武監督の東尾修氏(62)、野手総合コーチに前日本ハム監督の梨田昌孝氏(59)、投手コーチには与田剛氏(46)、打撃コーチに立浪和義氏(43)、内野守備走塁コーチに高代延博氏(58)、外野守備走塁コーチに緒方耕一氏(44)が就任する。また、特別顧問として第1回大会監督の王貞治氏、シニアアドバイザーに第2回大会監督の原辰徳氏が就くことも決まった。
今後は代表選手の選考が焦点となり、山本監督は米大リーグ、ヤンキースのイチローやレンジャーズのダルビッシュらメジャーでプレーする選手について「是非来て欲しい。大きな戦力になるし、チームにもいい刺激になる」と参加を熱望した。
日本は2006年の第1回大会を王貞治監督で、「侍ジャパン」として戦った09年の第2回は原辰徳監督で制覇した。第3回へ向けた監督の人選は遅れたが、ようやく態勢が整った。
山本監督は広島一筋での現役時代に本塁打王4度、打点王を3度獲得するなど活躍。広島の監督を計10年務め、1991年にリーグ優勝した。08年北京五輪では日本の守備走塁コーチだった。
来年3月に開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を狙う日本代表監督に元広島監督の山本浩二氏(65)の就任が10日、東京都内で発表され、記者会見を行った。
加藤良三コミッショナーの話 WBCで勝つことは非常に難しい。3連覇を目指して頑張るという観点から、この人なら最善を尽くしてくれるだろうという人を選んだ。私は大変満足している。
3連覇が懸かる来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に元広島監督の山本浩二氏(65)の就任が10日、正式に決まった。過去2大会は現役監督が務めており、OBで臨むのは初。11月に行われる国際親善試合のキューバ戦から指揮を執る。背番号は88に決まった。
コーチ陣も発表され、投手総合コーチに元西武監督の東尾修氏(62)、野手総合コーチに前日本ハム監督の梨田昌孝氏(59)、投手コーチには与田剛氏(46)、打撃コーチに立浪和義氏(43)、内野守備走塁コーチに高代延博氏(58)、外野守備走塁コーチに緒方耕一氏(44)が就任する。また、特別顧問として第1回大会監督の王貞治氏、シニアアドバイザーには第2回大会で監督を務めた巨人の原辰徳監督が就くことも決まった。
今後は代表選手の選考が焦点となり、山本監督は米大リーグ、ヤンキースのイチローやレンジャーズのダルビッシュらメジャーでプレーする選手について「ぜひ来て欲しい。大きな戦力になるし、チームにもいい刺激になる」と参加を熱望した。