来季去就が未定となっているロッテのグライシンガーとホワイトセルの残留交渉を本格的にスタートさせた。すでに両助っ人は米国に帰国しているが、林信平球団運営本部長は「すでに代理人と接触している。こちら側の考えは伝わっていると思う」と説明した。
グライシンガーは今季12勝をマークし、ホワイトセルは打率.309、43打点、9本塁打で8月の月間MVPを獲得。今季5位から来季巻き返しを狙うためにも、投打の軸は必要不可欠な存在だ。
今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得したロッテ・今江敏晃内野手(29)が28日、QVCで秋季練習に参加し、権利行使について早期決着させる考えを示した。
26日に林球団運営本部長とシーズン終了後、初めて話し合いを行い、残留要請とともに来季の条件提示も受けた。条件の詳細は明かさなかったが、「残ってくれと言っていただけることは嬉しい」と好印象は持った様子。残留が基本線とみられるものの、「まだ何とも言える状況じゃない。早く結論を出したい」と話すにとどめた。11月1日から始まる千葉・鴨川での秋季キャンプ開始後に再交渉し、結論を出す見通しだ。
今季は打率2割5分3厘、6本塁打と苦しんだ。「誰しも他球団からの評価は気になる」。11年目で初めての主将も務めただけに、結論は来季のチーム編成にも大きく影響が出そうだ。