選手 | 年俸 | 前年比 |
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南昌 | 180 | △450 |
香月 | 900 | − |
阿部 | 700 | △150 |
鈴木 | 1630 | △330 |
[注]金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン。
日本代表のロッテ角中勝也外野手(25)が来季からデサント社とアドバイザリー契約を結ぶことが15日、分かった。同社は球界ではソフトバンクの王球団会長、オリックス坂口らと、競泳では北島、入江らと幅広いジャンルを通じて一流アスリートと契約を結んでいる。角中はプロ6年目の今季は首位打者を獲得して一気にブレーク。同社担当者は「独立リーグ時代から共通の知人を通して用具提供をしていたが、首位打者を取ったのを契機にアドバイザリー契約をお願いした」と契約を決めた。
バット、グラブ、ウエアなどの用具提供を引き続き受けるほか、角中モデルのバットがカタログにも掲載され、一般販売されることになる。担当者は「バットも年に数回、マイナーチェンジをして、こだわりの強い選手。WBCに出場するなら、そこに合わせられるように今から新モデルを準備している」と万全のサポート態勢を取ることを約束した。
ロッテの角中が来年1月から大手スポーツメーカー「デサント」とアドバイザー契約を結ぶ。
同社は水泳の北島康介や入江陵介、女子ゴルフの横峯さくららと契約を結んでおり、パ・リーグ首位打者の実績を認められて一流アスリートの仲間入りを果たす。契約期間は1年で、角中モデルのバットやグラブも販売予定だ。侍ジャパンの練習ではフリー打撃で左右に快打を飛ばし「代表にはいい打者がたくさんいるので勉強になる」と話した。
ロッテ・鈴木大地内野手(23)が15日、秋季キャンプ中の千葉・鴨川市内で契約更改交渉に臨み、330万円アップの1630万円でサインした。「初めての契約更改で緊張はしましたが、十分評価していただき、納得のサインです」。
今季は6月に1軍昇格し、一時は不振の今江に代わって三塁で出場機会をつかんだ。62試合出場で打率2割7分4厘、0本塁打、11打点。「球団から来年はレギュラーとしての活躍を期待していると言われた。そこを目標に頑張っていきたい」と井口、今江ら主力の内野陣に割って入る覚悟を示した。
ロッテのルーキー鈴木大地内野手(23)が15日、25%増の1630万円(推定)で契約更改した。62試合で2割7分4厘の成績を残した。「十分評価していただき、納得のサインです。球団から来年はレギュラーとしての活躍を期待していると言われた。そこを目標として頑張っていきたい」と意欲を見せた。
ロッテはドラフト3巡目指名の光星学院・田村龍弘捕手(18)と青森県八戸市内で仮契約を結んだ。背番号は「45」。契約金5000万円、年俸600万円。
田村は「一年目から1軍の舞台に立てるように、これから体力、技術を磨いていきたいです。球団の方からこの背番号は堀幸一さんが現役の時に最初につけていた番号と聞かされました。ポジションは違いますが、堀さんのようにチームの中心選手として長い期間、活躍が出来るような選手になれるように頑張りたいと思います」と球団を通じてコメントした。=金額は推定=
日本ハムが、来季の1軍投手コーチとして元ロッテ投手の黒木知宏氏(38)=野球評論家=を招聘することが15日、分かった。現役時代は「ジョニー」の愛称で親しまれ、絶対エースとして君臨。斎藤佑樹投手(24)も中学時代から憧れる存在で、佑ちゃん再生に期待がかかる。また、外野守備走塁コーチとして元西武外野手の大塚光二氏(45)=野球評論家=の入閣も濃厚となった。
魂の男が北海道にやって来る。「ジョニー」の愛称で知られる黒木氏は現役時代、ロッテのエースとして97年から5年連続2ケタ勝利。98年には最多勝(13勝)に輝くなど通算76勝を挙げた。その実績とマウンドに雄たけびを響かせる熱血漢ぶりが、カリスマ的人気を誇った。
だが、2001年以降は右肩痛に悩まされ、登板数が激減。07年、燃え尽きるように現役を引退した。以降は野球評論家として活躍。栄光と挫折を知り尽くすだけに、今季リーグ2位のチーム防御率2.89を誇った投手陣にとっても良き教材となる。
指導者を務めるのは初めてだが、今季、監督1年目だった栗山英樹監督(51)がリーグ制覇を果たした。球団では当初、元横浜(現DeNA)監督の牛島和彦氏(51)を候補としてリストアップしていたが、来季も若さあふれる未知の手腕に望みを託す声が大きくなり、黒木氏の抜擢に至った。
来季が勝負の3年目となる斎藤にとっても、心強い存在だ。中学時代には、背番号54入りのタオルで汗をぬぐっていたという黒木フリーク。入団1年目の昨年2月2日には、キャンプ初ブルペンを視察に訪れた黒木氏と対面。「自分の憧れなんで、会えて良かった」と胸を躍らせた。黒木氏が佑ちゃん再生の鍵を握ることになる。
また、外野守備走塁部門で大塚氏の加入も決定的となった。90年から01年の現役時代は西武一筋でプレー。98年の横浜との日本シリーズでは、当時シリーズ新記録の6打席連続安打を達成するなど抜群の勝負強さを見せた。引退後は野球評論家として軽妙な語り口も好評で、選手の兄貴分としても、頼れる存在となりそうだ。
来季2年目を迎える栗山監督は、黒木氏、大塚氏と熱血かつフレッシュな顔ぶれを加え、日本一に突き進む。
晴れて『虎の西岡』の誕生だ。前ツインズの西岡剛内野手(28)が、今月20日にも大阪市内で阪神への入団会見を行うことが15日、明らかになった。すでに水面下で合意していたが、この日までに古巣のロッテなどに断りを入れた。V奪回の使者として、いよいよタテジマのユニホームに袖を通す。
11・20。これが虎、反攻イヤーの“元日”となる。V奪回へ向けた、大補強プラン。その筆頭の西岡が、早ければ高知・安芸秋季キャンプ打ち上げ(19日)直後の20日にも、阪神入団の会見を行うことが明らかになった。
関係者によると、西岡はこの日までに、交渉を行った古巣・ロッテへ正式に断りを入れた。すでに関西での新居の段取りにも入った。虎入りの準備を進めており、近しい知人には「阪神に行きます」と連絡を入れていることも分かった。
西岡は阪神にとって、早くから熱視線を送っていた相手。俊足好打で、和田阪神が掲げるスピード野球の“申し子”といえる存在だ。28歳とまだまだ若く、地元・大阪の出身。虎からの熱烈なラブコールによって、すでに水面下では、大筋で合意に達していた。
今月9日には、大阪市内のホテルで初の正式交渉を行い、中村GMから2年総額5億円以上の条件提示を受けた。さらに「打倒・巨人に向けて大きなピースになって欲しい」「甲子園球場という素晴らしいステージが君を待ち焦がれている」などのメッセージも。西岡自身「向こうで自由契約になって1番早くお話をもらった球団。そういうところで熱意というか非常に感謝しています」と熱く返答していた。
ただ、ロッテ、オリックスなどとも交渉を行っており「11月いっぱいは期限をください」と正式決定まで時間を置いてきた。育ててくれたロッテへの仁義、声をかけてくれたオリックスへの筋−。そしておよそ1週間を経て、いよいよ決意表明する時が、来た。
10年オフにポスティングシステムでロッテからメジャー挑戦も、11年はツインズで68試合の出場にとどまり、打率.226。今季は開幕前に左手小指を痛めるなど、3試合で安打ゼロに終わった。うずく野球への本能。プレーへの渇望−。子供の頃から阪神ファンを公言する男を、甲子園が待っている。2013年。新背番号7が聖地で暴れ回る。
WBCは15日、台湾で予選4組の1回戦を行い、フィリピンが8−2でタイに快勝。台湾はニュージーランドに10−0で7回コールド勝ちを収め、2回戦でフィリピンと対戦する。タイとニュージーランドは敗者復活1回戦に回った。
今季、インディアンスでプレーし、通算2769安打のデーモンは母親の母国タイで出場し、3打数1安打だった。予選1組はスペイン、2組はカナダが本大会への出場を決めている。3組はパナマで15日(日本時間16日)に始まり、来年3月のWBC本大会に進出する4チームが出そろうのは19日の予定。