千葉県鴨川市のロッテ秋季キャンプで入団テストを受けている元阪神の小林宏の「追試」が決まった。テストはこの日まで2日間の予定だったが、首脳陣が18日の紅白戦登板を打診。ブルペンで43球を投げた右腕は「体に張りはあるけど、全部の力を出すしかない」と10年以来の古巣復帰を誓った。
伊東監督は「(2日間で)伝わってくるものがなかった。何とか食らいついてやろうという気持ちとかね。紅白戦ではその辺に期待したい」と注文をつけた。
ロッテ伊東勤監督(50)が17日、角中の代表デビュー戦の活躍を喜んだ。
前日16日のキューバ戦で3打数1安打。7回、先頭打者で放った右中間への打球は外野手の間を破らず、右翼手が追い付いたが、好走塁で二塁打にした。指揮官は「練習のたまものでしょう。よかった」とたたえた。
阪神を戦力外となった小林宏投手(34)が17日、前日に続きロッテの秋季キャンプ(千葉・鴨川市)で入団テストを受けた。テストは当初2日間の予定だったが、18日の紅白戦に登板し、“追試”を受けることになった。
この日はブルペンで直球のみ43球を投げた。紅白戦では2番手で登板し、2イニング投げる予定。小林宏は「全部持っている力を出すしかない」と古巣復帰に不退転の決意で臨む。
伊東監督は「昨日よりは今日の方がよかった感じ。(ブルペンだけでは)判断が難しい」と話し、18日の“実戦追試”に「ボールの切れを見たい。何とか残ってもらいたい」と期待した。
合否は、すでに入団テストを受けた元西武のG・G・佐藤外野手(34)、元中日の佐伯貴弘内野手(42)を含め週明けにも発表される見通し。
ロッテ・伊東監督が17日、角中に拍手を送った。16日に行われた侍ジャパンのキューバ戦(ヤフードーム)。7回先頭で右前打すると、一気に二塁を陥れた。四国の独立リーグ出身という苦労人だけに指揮官も「よかった。練習のたまものでしょう」と喜んでいた。