選手 | 年俸 | 前年比 |
---|---|---|
大谷 | 3700 | △1200 |
中後 | 1650 | △150 |
荻野貴 | 2150 | ▼100 |
[注]金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン。
ロッテ角中勝也外野手(25)が得意の外国人打ちでWBCメンバー生き残りをかける。1日、日本代表の山本監督から代表候補選出の電話を受けたことを明かした。「頑張れという言葉?だいたい、そんな感じです」と内容は多くを口にしなかったが「(本大会メンバーに)残りたいというのはある」と意欲ものぞかせた。
国際試合経験は少ないが対外国人投手には自信がある。「基本、外国人は好きです。何かタイミングが合う」。プロ入り後、対外国人は打率3割3分7厘で今季は3割5分1厘をマークした。ただWBC仕様で変えることは何もない。オフの自主トレも「1人でやりたい時に体に聞いて内容を決める」と自由奔放。昨オフに知人4人に「首位打者を取ったらロンドン旅行に連れて行く」と約束。見事に実現し、行き先はマレーシアに変更になったが、推定100万円を自腹で払い、5日間のリフレッシュを図る。懐の深さを、浩二ジャパンでもアピールする。
今季パ・リーグの新人王に輝いたロッテ・益田直也投手(23)が1日、千葉・市川市の千葉商科大で初めて特別講義を行った。3年連続参加の里崎智也捕手(36)とともに学生ら約210人を前にトークを繰り広げ、来季の守護神奪取を宣言した。
注目発言は後半、会場からの質問タイムで飛び出した。男子学生から「チーム内でライバルとか憧れ、意識している人は」と尋ねられ、「薮田さん。すごく尊敬しています」と即答。さらに「そのうち抑えをやりたいか」と続けて質問を受けると、「来年はまずは開幕1軍が目標ですが、薮田さんと競って勝てるよう、『抑え』を奪うぐらいのことをやりたいと思います」と力強く答えた。
今季はセットアッパーとして新人記録をいくつも塗り替えた益田の“決意”に場内からは拍手がわき起こった。来季、QVCマリンで守護神争いが勃発する。
ロッテ・角中が今月中旬に友人4人をマレーシア旅行に自腹で招待することを計画している。今季開幕前に首位打者を獲得した場合、旅行に連れて行くと約束したそうで、自分へのご褒美も兼ねて“公約”を実行に移す。
大盤振る舞いだ。「オフに海外に行くのは初めて。まさか首位打者を獲るとは思わずに約束したけど、本当に連れて行くことになるとは…」。想定外とはいえ約束は約束。オフに入ってから急遽旅行の計画を練った。
当初の目的地が英国だった。「ゴルフの聖地・セントアンドリュースでゴルフをやろうと考えたけど、季節的に無理だった。ハワイも考えたけど他球団のV旅行と重なるので、マレーシアにした」。ボルネオ島、ペナン島に5日間のプランだと1人あたりの旅費は15〜20万円。首位打者の賞金は約100万円だけに、自分を含め5人分の旅費になる計算だ。
2年連続の首位打者獲得、チームの日本一、さらにはWBC3連覇に貢献−、目標が多い来季のために南国でまずは英気を養う。そして、早くも1年後のプランは「来年は欧州サッカーを生観戦してみたい」。来オフもバラ色となることを角中は夢見ていた。
ロッテは1日、ジョシュ・ホワイトセル内野手(30)と55万ドル増の85万ドル(約7000万円)で来季契約を結んだと発表した。今季は序盤に不振で2軍落ちするも7月に再昇格。8月には27試合で5本塁打、24打点で月間MVPも獲得するなど、来季も4番候補として期待されている。また、カルロス・ロサ投手(28)とは35万ドル(約2900万円)プラス出来高、ウィル・レデズマ投手(31)とは80万ドル(約6500万円)プラス出来高で契約したことも発表した。
ロッテは1日、ホワイトセル、ロサ、レデズマの外国人選手3人と来季の契約を結んだと発表した。昨季までヤクルトでプレーしたホワイトセルは出場63試合で打率3割9厘、9本塁打を記録し、年俸が30万ドルから85万ドル(約7000万円)にアップした。
ロサは登板16試合で防御率6.00に終わり、40万ドル減の35万ドル(約2900万円)プラス出来高払いで契約。今季途中に加入して1試合に登板したレデズマは80万ドル(約6500万円)プラス出来高払いで合意した。(金額は推定)
ロッテの大谷が1日、1200万円アップの年俸3700万円で契約を更改した。3年目の今季は主に中継ぎとして4勝6敗。「(金額に)あまり満足していない。来年は先発ローテーション入りして最低でも10勝はしたい」と話した。
打率2割2分4厘、13盗塁に終わった荻野貴は100万円減の年俸2150万円でサイン。ルーキーの中後は前半戦の活躍を評価され、150万円アップの年俸1650万円で更改した。(金額は推定)
ロッテ大谷智久投手(27)が1日、1200万円アップの年俸3700万円で契約を更改した(金額は推定)。3年目の今季は主に中継ぎとして4勝6敗。「(金額に)あまり満足していない。来年は先発ローテーション入りして最低でも10勝はしたい」と話した。
ロッテ中後悠平投手(23)は前半戦の活躍を評価され、150万円アップの年俸1650万円で更改した(金額は推定)。
社会人野球の名門・大阪ガスの投手コーチに、今季までロッテ2軍投手コーチを務めた成本年秀氏(44)が就任することが1日、分かった。近日中に発表となる。
成本氏は大阪ガスから92年ドラフト2位でロッテに入団し、その後は阪神、ヤクルトに移籍し、通算26勝20敗83セーブ、防御率3.33。05年に台湾・統一でプレーし、同年限りで現役引退。ヤクルト、ロッテでは1軍投手コーチなどを歴任。賭博行為が発覚して日本選手権出場辞退、活動自粛などを余儀なくされた古巣の再建に手腕を振る。
WBCで日本が戦う1次ラウンドA組(ヤフードーム)の日程が1日、正式に発表された。4チームによる総当たりのリーグ戦で実施され、日本は3月2日に初戦を行い、3日に中国、6日にキューバと対戦する。
試合開始時間はいずれも午後7時。2日の対戦相手は明らかになっていないが、予選を勝ち上がったブラジルと対戦することが決まっている。
日本球界から大リーグへの移籍手段の1つであるポスティング・システム(入札制度)に関し、日米が見直しを協議していることが1日、分かった。大リーグ機構(MLB)が日本野球機構(NPB)に現行制度のルール変更を求め、早ければ来オフにも新制度を導入する可能性が出てきた。大リーグ球団が移籍希望選手の独占交渉権を非公開の入札で獲得する現行制度は入札金の高騰などが問題視されており、NPBはMLBに改正案として入札を公開するシステムを提案している。
NPBがMLBに入札制度の見直しを求められたのは今年9月。大リーグ球団が移籍希望選手の独占交渉権を非公開の入札で獲得する現行からのルール変更で、球界関係者は「入札額1位(落札球団)と2位の(金額の)開き。入札球団には高い金額を払い過ぎたという意識があったようだ」と説明。その際MLBからは最低入札額を公開する提案をされたという。
これを受け、NPBと12球団は協議したが、現行制度のままという結論に達しMLBに回答。しかし11月に再度見直しを求められ、議論の末にMLBに入札を公開する案を提案した。オークション形式(競り売り)で入札希望球団は他球団の入札額を知ることで、入札額の抑制につながる。また、公開されることで露骨な妨害入札を防ぐことにもつながる。別の球界関係者は「これならオープンだし適正価格になると思う。妨害入札もないし、選手との契約金が出せなくなる、ということもない」と説明した。
現行制度の問題は第一に入札額が高騰する点。咋オフ、レンジャーズがダルビッシュを落札した金額は史上最高の約5170万ドル(約40億3300万円=レートは当時)。大リーグ球団は「入札額+契約資金(年俸など)」を選手への投資額とみており、予算にも限りがある。落札額は全て所属球団に支払われるため、選手側にもメリットはなかった。選手には自由に球団を選択する権利はなく、どちらかに折り合う意思がなければ破談となる。10年オフに岩隈(当時楽天)の交渉権をアスレチックスが落札したが、1回目の契約交渉が決裂すると、ア軍は一方的に交渉打ち切りを通告。日本国内では「ア軍の入札は他球団への移籍の妨害行為」とする見方もあった。
NPBが提案する「公開入札オークション」はこれらの問題を解決できる可能性を秘める。現在までMLB側から回答はないが、来オフからの導入に向けて、今後も日米双方で協議を重ねていくことになる。
日本のプロ野球から米大リーグへの移籍手段の1つであるポスティングシステム(入札制度)に関し、日米が見直しを協議していることが1日、分かった。大リーグ機構(MLB)が日本野球機構(NPB)に提案し、早ければ来オフにも新制度に変更される可能性があるという。
2006年オフに松坂大輔投手がレッドソックス、昨オフにダルビッシュ有投手がレンジャーズに移籍したが、松坂は約5111万ドル(約60億円=当時)、ダルビッシュが約5170万ドル(約40億円=同)と異常に高い落札額が問題視された。
また、選手には自由に球団を選択する権利はなく、どちらかに折り合う意思がなければ破談となる。10年オフに岩隈久志投手は契約条件が合わずにアスレチックスと、昨オフには中島裕之内野手が内野の控えと位置付けられてヤンキースとそれぞれ交渉が決裂した。
一部の米メディアは、MLBがNPBに対し、入札を公開するシステムにするよう働き掛けていると報じている。