2月10日2月10日伊東監督がこの日行われたシート打撃を見て「選手が静かすぎる」と注文をつけた。連休2日目とあって大勢の観客が詰めかけたが、活気のないプレーが気になった様子。特に捕手陣に声を出すように指示したが「そこまで頭が回らないんだろう」と肩を落とした。「明日以降ダラッとしたプレーをしていたら活を入れてやらせる」と宣言していた。
6年目の服部が、シート打撃で打者11人に対して6連続三振を奪った。1ボール1ストライクからの対戦だったが井口、福浦、サブローなど主軸を相手に圧倒する投球だった。服部は「名前を見ると萎縮してしまうメンバーが並んでいたので、右か左バッターの違いくらいに思って投げました」と好調の要因を分析。今キャンプで昨年習得したシュートを磨いていくとし、さらなるアピールを誓った。
突発性気胸で出遅れていた益田が今キャンプ初のブルペン入り。捕手を立たせて25球、力のある直球を気持ちよさそうに投げた。「投げる習慣がついていたので、（投げられずに）体がもぞもぞした」と久々の投球に笑顔を見せた。ルーキーで先輩の松永、薮田との守護神争いが注目されるが「松永さんより1年先にプロに入ったので試合の戦い方が分かる。そこは勝っている。薮田さんとは真っ向勝負をして（抑えを）勝ち取りたい」と巻き返しを誓った。
ロッテの昨季の新人王・益田が初のブルペン入り。突発性気胸の影響で5日にチームに合流したばかりとあって、捕手を立たせたまま25球。
約4ヶ月ぶりのブルペン投球となったが、ブランクを感じさせない力のある直球を披露した。「ちょっと緊張したけど、気持ちよく投げられた」。今季は守護神候補に指名されており「休んだことで疲れもなくなったので、ここから遅れを取り戻します」と意気込んだ。
ロッテ・角中はシート打撃で3打数無安打に終わったが、納得の自己採点。
右飛、遊ゴロ併殺、二ゴロという結果にも「もう少し疲れが抜けてくれば、安打も出ていた。初めての実戦の割には、良すぎるぐらいタイミングが合っていた」と納得の表情。宮崎での代表合宿に向けて、「自分としてはいい時の状態に近い」と力強かった。
今キャンプ初のシート打撃で、ロッテ・伊東監督が不満を口にした。
捕手の江村に「何をたらたらやっとるんや、アホ！」と一喝。初の実戦練習でチームの覇気を感じなかったのが原因だ。「静かすぎる。技術がない分、声を出してアピールしないとダメ。俺も若い頃は、どれだけ疲れていても声がかれるまで出していた」。11日のシート打撃では声が出ているかを厳しくチェックし「だらけているなら、練習を止めてカツを入れる」とカミナリを予告した。
ロッテのジョシュ・ホワイトセル内野手（30）が10日、沖縄・石垣島で行われているキャンプで“今季1号”を放った。実戦を想定したシート打撃の第2打席で、服部が投げた内角の直球を右翼へ放り込んだ。
「いいスイングをしようと心がけた。タイミングを意識して振ったらいい当たりになった」と満足げな表情で振り返った。福浦、サブロー、大松、青松と一塁争いが過熱しているが「監督がベストなラインアップを選ぶ。その中に入れるようにしたい」と気を引き締めていた。
ロッテに麦わらの一味が襲来？10日、キャンプが行われている沖縄・石垣島の野球場に麦わら帽子をかぶった集団が現れた。
その正体は球場の隣にある石垣第2中学吹奏楽・マーチングバンド部の部員たち。昨年12月に行われたマーチングバンドの全国大会で金賞を受賞した実力者だ。麦わら帽子は「（石垣島は）暑いから」という理由で部員32人全員がかぶっている。神健太部長（2年）は「ロッテに負けないように、来年自分たちも全国大会で優勝できるように頑張る。ロッテちばりよ〜！」と人気漫画の海賊のように“金賞”という財宝を獲得する意欲にあふれていた。
益田が今キャンプで初めてブルペンに入った。本格的な投球は昨季の最終戦以来で約4カ月ぶり。捕手を立たせて直球だけを25球投げた。「ずいぶん久しぶり。楽しかった」と白い歯を見せた。
昨季はプロ野球新人記録の72試合に登板し、新人王に輝いた右腕。しかし、突発性気胸のためにキャンプは初日から参加できず、4日から練習を再開した。「（練習できず）体がもぞもぞしてストレスがたまった。気持ち良く投げられた」と満足げだった。
ロッテの鈴木大地内野手（23）が10日、沖縄・石垣島キャンプ2度目の早出特打を敢行。トス打撃やフリー打撃などをこなし、約40分間汗を流した。「自分は人一倍やらないといけない立場。順調に練習をこなせて充実している」。1年目の昨季は62試合に出場したが「今年は2番手（控え）ではなく、内野のレギュラー争いに割って入っていきたい」と誓った。