ロッテ角中勝也外野手と伊東勤監督に“世界一の女性”からチョコレートが贈られた。プレゼントの主はミス・インターナショナル2012世界大会優勝者の吉松育美さん。「TAKE THE CROWN!(王冠を勝ち取れ)」と書かれたガーナ3キロ分の巨大チョコで激励した。伊東監督は「現役の時はたくさんもらえたのに、ここ数年、身内からしかもらえなかったので嬉しい」と満面の笑みだった。
ロッテ角晃多内野手が父の前で1軍定着へアピールだ。この日行われたシート打撃で2打数1安打。昨年7月に育成選手から支配下登録され、初の1軍春季キャンプで結果を出し「練習しているものが実戦でできた。これ(チャンス)を絶対に逃さない」と意気込む。観戦に訪れていた父盈男氏も「もっといやらしい打撃をする選手になって、1軍定着への突破口を開いて欲しい」と息子の活躍に目を細めた。168センチと小柄だが粘り強い打撃を伊東監督も絶賛。「ここ1番という場面で使いたい。代打でも結果を出すんじゃないかな」と、代打の切り札としての起用も示唆した。
1メートル68の小兵の存在感が、ロッテで日に日に大きくなっていく。巨人などで救援左腕として活躍した角盈男(みつお)氏(56)の次男・晃多がシート打撃で連日の安打を放った。
「フリー打撃やノックの1球1球も全力でやっている。(父からは)打席でボールを見送るときは、最後まで目を切らない方が投手は嫌がる、と言われています」。
シート打撃の第1打席。南が外角に投じた初球の直球を左前に運ぶと、守備でも一塁線のファウルボールに果敢にダイビング。惜しくもグラブからこぼれたが、攻守でのガッツあふれるプレーにスタンドから喝采が起きた。シート打撃は2日間で4打数2安打。現役時代に盈男氏との対戦経験(9打数7安打)もある伊東監督も「他の選手にはないファイトが伝わってくる。代打で使っても結果を出してくれるはず。紅白戦やオープン戦でもどんどんチャンスを与えるつもり」と褒めちぎった。
小兵でも、打撃センスとパンチ力はピカイチだ。東海大相模3年の夏には4番を打ち、3番が巨人にドラフト1位で入団した大田だった。高校通算36本塁打。昨年7月に念願の支配下登録された。昨秋キャンプで「角さんの息子とは知らなかった。体は小さいが、打撃がいいし面白い」と伊東監督の目に留まり、5年目で初の1軍キャンプ帯同を勝ち取った。
チームにはいいお手本もいる。育成出身の岡田が中堅手に定着。「自分もそうなれれば」と、同じ境遇の先輩の背中を追い掛けている。二塁、遊撃とこなせる。二塁を守る井口は今季が39歳シーズン。遊撃の根元は守備に難がある。レギュラー争いに割って入る余地もあるだけに「井口さんは凄い選手だけど、ポジションを奪うぐらいの気持ちでやる」と言い切る。
2世というだけでは生き残れない世界であることは承知している。16、17日は紅白戦。「このチャンスを絶対に逃さない。気迫を出してチームにいい雰囲気をつくれる選手になりたい」。体は小さくても夢は大きい。
ロッテ・角の父の盈男氏も息子の活躍に目を細めた。妻・昌恵さんとともに10日に石垣島入りし、2日連続でスタンドから声援を送った。
角氏は「いいアピールができているんじゃない。思ったよりも落ち着いているし、チームになじんでいるみたいだね」。伊東監督には「今回は親として来ているんで、よろしくお願いします」と挨拶。1軍キャンプ帯同が決まった際には「必ず来るチャンスを逃しちゃダメだぞ」と声を掛けたという。「ようやくスタートラインに立てたと思うので、井口選手をターゲットにして目いっぱいアピールして欲しい。体は小さいけど、若松勉さん(元ヤクルト監督)のような選手を目指して欲しい」とエールを送った。
ロッテのキャンプ地に「世界一の美女」がチョコレートを持って激励に訪れた。12年ミスインターナショナル世界大会で日本人初のグランプリに輝いた吉松育美(25)が手作りチョコを伊東監督と角中にプレゼント。
チョコには「TAKE THE CROWN」の文字が書かれており「ぜひ世界一の王冠を手にして欲しい」と吉松。侍ジャパン代表候補の角中は「自分も世界一になれれば」と、縁起の良いプレゼントに相好を崩した。
新生ロッテの「秘密兵器」に、かつて巨人などで投手として活躍した角盈男氏(56)の次男・角晃多内野手(22)が指名された。沖縄・石垣島キャンプ第3クール3日目の11日、カウント1ボール1ストライクから始まるシート打撃で、2打数1安打。前日のシート打撃でも1安打を放つなど2日連続のアピールに、伊東監督は「闘志を感じるし、食らいつく姿勢は他の選手にはないものがある。ここ一番で代打で出しても結果を出してくれるはず」と評価。オープン戦から勝負どころで“代打の切り札”として起用する方針を明言した。
角は第1打席の初球、右腕・南の外角直球をはじき返し左前打を放った。「外の真っすぐを、いかに強い打球で打てるかが課題だった。練習しているものが実戦で出せた」。キャンプ中には早出特打を行い、磨いた打法で結果を残した。
この日は、父親の盈男氏もスタンドから息子の姿を観戦。通算38勝99セーブを挙げたプロ野球の“先輩”として「伊東監督も何か面白いと思ってくれているから(1軍に)上げてくれているはず。勝負の年になると思うし、結果を残して欲しい」と、息子に期待を寄せた。
育成選手として入団し、昨年7月に支配下登録を勝ち取った努力人。5年目の今年は初の1軍キャンプ帯同となるため、かける思いは誰よりも強い。「せっかく呼んでもらったからには、少しでもいいところを出してアピールしていく。目標は開幕1軍、そしていずれはレギュラーを取りたい」。若い力がどんどんと、チームを活性化させていく。
ロッテ角中勝也外野手(25)と伊東勤監督(50)に11日、“世界一”のチョコレートが贈られた。
キャンプが行われている沖縄・石垣島にミス・インターナショナル2012世界大会優勝者の吉松育美さん(25)が訪問。「TAKE THE CROWN!(王冠を勝ち取れ)」と書かれたガーナ3キロ分の巨大チョコが贈呈された。
日本人で初めて“ミス世界一”となった吉松さんからのプレゼントに角中は「自分も世界一になれたらいいなと思います」と侍ジャパンでの活躍を誓った。
ロッテ益田直也投手(23)が11日、沖縄・石垣島キャンプで2日連続のブルペン入りをした。
この日は伊東監督が背後に立って状態を確認。前日より多い41球を、確かめるように投げ込んでいた。益田は「監督から『もう大丈夫か?飛ばしすぎないように』と言われました。今日より明日と徐々に(調子を)上げていきたい」と指揮官の視線に発奮していた。
ロッテの益田直也投手(23)が11日、連日のブルペン入り。捕手を立たせたまま、41球を投げた。「今日の方がよかった。体は少し張っているけど大丈夫」と納得の表情。キャンプイン直前、突発性気胸にかかり出遅れていたが「明日(12日)の状態がよかったら、捕手を座らせて投げる予定です」と、順調な回復をアピールした。