昨年7月に痛めた右肘の影響で調整が遅れているロッテの唐川侑己投手(23)が、2軍で再調整することが18日、分かった。沖縄・石垣島の1軍キャンプで調整を続けてきたが、20日から鹿児島県薩摩川内市でキャンプを行っている2軍に合流する。
唐川はこの日、今キャンプ初めてフリー打撃に登板。昨年7月5日楽天戦(QVCマリン)以来、228日ぶりに打者を相手に35球を投げたが「投げると多少の張りが出る。開幕から逆算して無理のないペースでやっている」と語り、故障再発の防止を最優先に挙げた。今後は3月7日から1軍に再合流し、同10日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)での復帰登板を目標にしている。唐川は「今は1軍にいても試合では投げられない。2軍でしっかり投げられる状態にしたい」と話した。
ロッテ・井口は、日米通算2000安打までちょうど100本。「早い段階で達成してスッキリしたい。プレッシャーを楽しみながらね」と話した。
今季は本職の二塁だけではなく「チームのためなら、一塁手や遊撃手もやってもいい」という。遊撃手で出場となれば、ダイエー(現ソフトバンク)時代の00年以来。石垣島でのキャンプでは、ファーストミットも持参して特守をこなすなど精力的だ。
ロッテの昨季の新人王・益田も2軍調整が決まった。
1月30日に突発性気胸と診断され、第2クール初日(5日)からチームに合流。その後はコーチ陣の指示で球数を制限しながら投げ込みを行ってきた。
今季は守護神候補に指名されているが「こっちでは直球しか投げていない。直球は1軍の試合で投げられる状態だけど、2軍で変化球を投げ込んでくる」。唐川同様、2軍の練習試合に登板後、3月7日に1軍に再合流する予定だ。
ロッテの益田直也投手(23)が18日、ブルペン入りし、61球を投げた。「真っすぐのコースがずれなくなってきたし、ボールが指にかかってきた」と手応えを口にした。直球のみの投球だったため「次にブルペンに入った時は、変化球を投げたい」と意欲を見せた。キャンプイン直前に突発性気胸にかかり、出遅れていた昨年の新人王は、順調な回復をみせた。
ロッテは18日、渡辺が出身地の栃木県栃木市のふるさと大使を務めると発表した。渡辺は球団を通じて「今後はさらに自分の地元を知ってもらえるよう意識していこうと考えています」とコメントした。同市の鈴木市長は「第一線でご活躍されている渡辺選手の勇姿は市民の誇りです」などの談話を出した。
内野でのボール回しで、この日の全体練習を締めた。選手達は4つのベース付近にそれぞれ分かれ、捕球後すぐに送球して回し続けた。捕って投げるという基本プレーを徹底することが目的。捕手、内野手だけでなく、外野手も加わった。
ミスをした選手には周囲から厳しい声が飛び、大声を出しながらの練習は活気にあふれた。伊東監督は「集中して全員が1個のボールを追い掛けることはなかなかない。面白かったでしょ」と笑みを浮かべながら振り返った。
ロッテ唐川侑己投手(23)が18日、今キャンプで初めて打撃投手を務めた。打者2人に対して35球で、安打性のあたりは9本だった。
自主トレ中からブルペンに入ってきたが、打者に対して投げるのは右肘痛を訴えた昨年7月以来初めて。「今年は1年間ちゃんとやることが1番。当然開幕に合わせなきゃいけないですけど、それにとらわれすぎずに調整したい」とマイペースを貫く。
プロ6年目。11年に12勝を挙げたが、まだケガなく活躍したシーズンがない。伊東勤監督(50)も「ここで無理して故障されたら意味がない。1回くらい、1年フルに働いてくれたら本人にも自信になる。投げたら勝てる投手なんだからもったいないよな」と期待をかけた。
突発性気胸で出遅れていた昨季の新人王、ロッテ益田直也投手(23)が18日、打者を立たせてブルペンに入った。左打席、右打席と交互に立たせ、直球のみ61球。「コースがずれないことだけ意識しました。指にかかっていたしコントロールもよかった」と満足げで、次回から変化球解禁を予定している。
16、17日とチームは紅白戦を実施。関西国際大の先輩であるドラフト1位の松永昂大投手(24=大阪ガス)は3者連続三振の好投を見せた。「見ててすごくうらやましかった」と実戦登板を心待ちにしており、徐々に調整ピッチを上げていく。
ロッテ渡辺俊介投手(36)が、地元である栃木市の「栃木市ふるさと大使」を務めることになった。
市の魅力をPRし、行事などイベントに参加していく。沖縄・石垣島でキャンプ中の渡辺は「まずは栃木市の知名度アップ、イメージアップになれるよう、千葉ロッテマリーンズの日本一に貢献することで盛り上げることができればと思っています」と意気込んでいる。