1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
韓国斗山 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 7 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 9 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 遊 | 根元 | 3 | 1 | 1 |
二 | 角 | 1 | 0 | 0 | |
2 | 左 | 荻野貴 | 3 | 1 | 0 |
3 | 一 | 大松 | 4 | 2 | 2 |
4 | 三 | 今江 | 3 | 1 | 0 |
三 | 細谷 | 2 | 0 | 0 | |
5 | 指 | 神戸 | 5 | 1 | 1 |
6 | 右 | 清田 | 4 | 2 | 0 |
7 | 二遊 | 鈴木 | 5 | 3 | 3 |
8 | 捕 | 田中 | 4 | 0 | 0 |
捕 | 小池 | 1 | 0 | 1 | |
9 | 中 | 岡田 | 3 | 2 | 1 |
中 | 伊志嶺 | 1 | 0 | 0 | |
計 | 23 | 9 | 5 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
木村 | 4 | 15 | 4 | 2 |
レデズマ | 1 | 3 | 0 | 0 |
カルロス・ロサ | 1 | 6 | 1 | 0 |
吉見 | 1 | 3 | 0 | 0 |
西野 | 2 | 10 | 3 | 1 |
角中に負けん!ロッテ岡田幸文外野手(28)が27日、韓国・斗山との練習試合に9番中堅で出場。1回2死一塁から右翼線を破る三塁打など、3打数2安打1打点で9−4の快勝に貢献した。「バットが振れてタイミングも取れた。これを維持できれば」という納得の内容だった。
今季主将に就任。立候補がかなっての指名だった。だが、実戦で目立った結果は残せず、初回の三塁打はキャンプ中の紅白戦から数えて19打席目の初打点だった。前夜には、ロッテから唯一WBC日本代表に選ばれた角中が三塁打で見せ場を作った。「チェックしてますよ。励みになります」と、孤軍奮闘する仲間の勇姿を原動力にしている。
角中とともに1番打者の候補。「9番の方が投手の球の軌道が見られて楽ですけど、1番でもどんどん攻めていきたい」。3年連続ゴールデングラブ賞と盗塁王まで視野に入れる元気印が、復調の兆しだ。
プロ5年目のロッテ西野勇士投手(21)が1軍デビューを果たした。27日、宮崎市内で行われた韓国・斗山との練習試合に5番手で登板。6点リードの8回から2回を3安打1失点に抑え、カーブとスライダーで2三振を奪った。
昨年11月に支配下登録されたばかりで「自分の球を見てもらうのがテーマ。しっかり強い球を投げられたらいいと思った。でも四球を出さないのが持ち味と思っていたのに、ストレートで出してしまったのが反省。少し緊張しました」と振り返った。
ロッテが27日、宮崎市内で韓国・斗山と練習試合を行い、9−4で快勝した。1回表に先発左腕の木村優太投手(27)が2点を献上したが、直後に味方打線が奮起。1死満塁から7番鈴木大地内野手(23)が走者一掃の中越え適時打を放つなど、打者12人、3長打含む5安打7得点で1回裏に逆転した。
昨季斗山でヘッドコーチ務めた伊東勤監督(50)は、6点目が入った時点で「あと14てーん」とベンチから声だし。「古巣だからね。今日は20点取れって言っといたし」と選手より?張り切った。結局20点には届かなかったが、期待する大松尚逸内野手(30)に右中間ソロが飛び出すなど収穫は大きかった。
岡田が韓国斗山との練習試合に「9番・中堅」で出場。三塁打を含む2安打1打点2盗塁と活躍した。外野の定位置争いが激化しており、新主将は「与えられた打順で精一杯やるだけ。チームのことを最優先に考えて頑張りたい」。WBC日本代表として、対外試合で2試合連続安打を放った角中に「励みになります」と刺激を受けていた。
来日2年目のロッテ・レデズマが、韓国・斗山との練習試合(清武)の5回に登板し、1イニングを打者3人で抑え2三振を奪った。
直球は最速149キロをマークし「自分の想像している投球に近づいてきた」。斉藤投手コーチも「ボールに力がある。中継ぎで6、7回とかを任せられれば」と期待を寄せた。
左腕は28日に宮崎から羽田空港を経由し、米ロサンゼルスでWBCベネズエラ代表に合流する。
ロッテのウィル・レデズマ投手(32)が27日、ベネズエラ代表として臨むWBCへ向け順調な仕上がりを披露した。韓国・斗山戦(清武)の5回に2番手として登板。2三振を奪うなど、MAX149キロの直球を軸に1イニングを3人で抑えた。懸案の制球面も修正に成功。第1ラウンドが行われるプエルトリコへ、28日に出発する。
「イメージに近づいてきた。(WBC前)最後の登板として上出来。向こうで投げる準備はできた」。斗山の下位打線を三振、投ゴロ、三振で3者凡退。伊東監督も「力はあるから、あとはストライクが入るか入らないか。これを続けてくれれば」と評価した。
修正が実った。23日の中日戦(北谷)では1回無失点も、2安打を浴びる不安定な内容。ゆっくり上げていた足を、クイックにすることでフォームのタイミングが合うようになった。「いつもはウインターリーグでプレーするけど、今年はWBCのために初めて1月から自分の調整をしてきた。活躍できると思う」と不敵に笑った155キロ左腕。確かな手応えを持って、本番に挑む。
2段構えで大改造だ!3月2日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表は27日、1次ラウンドを戦う福岡に移動した。貧打解消を目指す山本浩二監督(66)は、最後の強化試合となる28日の巨人戦(ヤフオクドーム)で、好調の角中勝也外野手(25)=ロッテ=を2番に置くことを決断。さらに打線の不振が続けば、本大会では左右ジグザグのオーダーを解体し、1番に糸井嘉男外野手(31)=オリックス=を起用する考えだ。
ついに決戦の地に降り立った。打線がどん底の状態で福岡に入るなど、想像もしていなかった。新幹線で博多駅に到着した侍ジャパンは、警察官や警備員に守られてバスに乗り込んだ。緊張した表情は、厳戒ムードが理由ではなかった。
「とにかく基本に帰ろうと言いました。コンパクトに行こう、気持ちをコンパクトに、とね」。山本監督の表情が変わった。選手も必死になった。ヤフオクドームでの全体練習は午後4時開始。だがスタッフ会議を開いた首脳陣だけでなく、選手も2時間前には球場入り。ミーティングで自らを見つめ直した。
前日26日の阪神との強化試合(京セラドーム)で、3安打零封負け。先発のメッセンジャーを除く3人が昨季勝ち星なしという継投の前に、屈辱を味わった。この日の打撃練習で、まるで高校野球のようにセンター返しを徹底させた指揮官は、打線大改造を決断した。
2段構えで、貧打を解消する。第1弾が「2番・角中」だ。昨季のパ・リーグ首位打者に、チャンスメークを託す。対外試合3試合で8打数3安打(打率.375)。打撃は好調だ。
「(レギュラーでは)ずっと状態がいいのが内川。その前に調子のいい選手を置きたい。角中が入れば、どちらかが出塁してくれる」。立浪打撃コーチが意図を説明した。昨季は主に5番で、2008年を最後に2番の経験はない。だが代表当落線上の崖っぷちからはい上がってきた男は「まだまだ状態がいい訳ではない。出られるなら、どこでもいい」とハングリー精神むき出し。この日もバント練習を入念に行った。
これで打線がつながらなければ、第2の決断を下す。山本監督は、こだわってきた左右ジグザグ打線について「そんなに意識はない。色んな状況の中で決める」と解消の可能性を示唆した。
状態が上向いてきた糸井が、頭にある。09年から4年連続で打率3割、20盗塁以上の糸井をリードオフマンに据え、角中との安打製造機コンビで得点チャンスを作る。左打者の「1番・糸井、2番・角中」が、侍ジャパンの“最終兵器”だ。
本番まであと2日。山本監督は開幕直前まで、最善のオーダーを模索する。阿部のいう「落ち武者」にならないために−。理想にこだわらず、大改造も辞さない。なりふり構わず3連覇に挑んでいく。
不振の侍打線がラストテストを行う。「2番・角中」。今最も調子のいい打者をクリーンアップの前に入れる。「状態のいい内川(3番)の前にランナーを置く形をつくり、先制点を取れる可能性の高いオーダーにしたい。角中を2番でいくつもりです」。
立浪打撃コーチはそう新オーダーについて言及した。4番・阿部の状態が上がらない中、3番までに得点できる形をつくるのが最大の狙い。立浪コーチは「坂本と内川は最も確率のいい打者。1番ヒットを打っている角中を2番に置いて1、2番どちらかが塁に出て内川につなげたい」と説明を加えた。
打順に試行錯誤する中で、26日は阪神との強化試合で零敗。機能しきれない打線を目覚めさせるカンフル剤が「2番・角中」なのだ。
昨年のパ・リーグ首位打者ながら、公式戦で2番を打ったのは07年に3試合、08年に1試合しかない。それでも今の侍ジャパンは状態の良さを最優先する。ここ2試合で7打数3安打1四球。立浪コーチは「追い込まれても自分の形で打てている」と評価。角中も「今は勝負強い打撃を心がけている。先頭なら塁に出て、チャンスなら走者を進めたい」と話す。
巨人の先発は左腕・高木京。左対左でも関係ない。昨年11月のキューバ戦では左腕マルティネスから右中間二塁打。そのイメージは山本監督の脳裏に刻まれている。角中が「侍のキーマン」となる。
好調の角中が、28日の巨人との強化試合(ヤフオクD)で2番に起用されることになった。立浪打撃コーチが27日に明かしたもので、ポジションは左翼が濃厚だ。角中は宮崎合宿以降の実戦4試合で10打数3安打の打率3割をマーク。阪神に3安打完封負けした26日の試合でも、三塁打を放ち1人気を吐いていた。
立浪コーチは8番から一気に2番に引き上げた理由を、出塁率の高さと説明。「3番の内川が打撃の状態がいいので、その前に走者をためたい。1、2番の出塁が大事になる。坂本も状態を上げてくると思うので、2人並べればどちらかが塁に出る確率は高くなる」と話した。
2番にはここまで鳥谷と松井を併用。24日の豪州戦で2安打4打点と活躍した松井が一歩リードしたものの、腰の張りで阪神戦を欠場し、阪神戦で先発した鳥谷は2三振を含む4タコに終わっていた。「打順?気にはなるけど、意識しないでやります。任されたところで頑張りたい」と角中。深刻な貧打にあえぐ浩二ジャパンを、独立リーグ出身の雑草侍が救う。
日本代表の立浪打撃コーチは角中(ロッテ)を28日の巨人戦で2番に起用する考えを示した。
昨季のパ・リーグ首位打者は最近2試合を8番でフル出場。24日のオーストラリア戦で4打数2安打、26日の阪神戦は三塁打を放つなど好調を維持する。短期決戦は先制点の重要性が高まるため、同コーチは「(3番の)内川の前に走者をためたい。坂本と角中を2人並べれば、どっちかは塁に出てくれる」と説明した。