西武は内野の定位置獲得を目指す浅村が2安打3打点とアピールした。秋山は長打2本をマーク。オーティズが1回にチームのオープン戦初本塁打を放った。ロッテは先発したゴンザレスが5回途中まで12安打8失点と精彩を欠いた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 3 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 4 | 0 | 0 | 12 |
千葉ロッテ | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 |
ホーム初戦で、伊東ロッテが大敗を喫した。3時間49分に及ぶ打撃戦の結末は大敗。かつて日本一にまで導いた古巣、西武相手の撃沈に、伊東勤新監督(50)は「今までとは違うと期待していたファンの皆さんの前で、最低の試合をした。申し訳ない。すみません」と謝罪を繰り返した。
守り勝つ野球を掲げたはずが、正反対になった。11安打と健闘した打線に対し、それを上回る16安打を浴びた投手陣に「試合をぶち壊された」と怒り心頭。特に、右腕の先発不足から初先発を任せた新戦力のディッキー・ゴンザレス投手(34)が、風速10メートルを超えるQVCマリンの強風に大苦戦。無死満塁からの押し出しを含む4回0/3、12安打8失点と炎上した。「風で球が曲がりすぎた」と弁解するゴンザレスに「論外。あれ以上お客さんに見苦しい試合は見せられない」とばっさり切り捨てた。
どうにも相性が悪い。2月の練習試合から、西武戦は1勝3敗。敗れた3戦で合計22点を失った。「昔のことは忘れたよ」とマリーンズ愛に心血を注ぐが、お粗末さには「一気にテンション下がった」とがっくり。勝敗にこだわり始めた時期だけに、落胆も大きかった。古巣との“前哨戦”はこれにて終了。大きすぎる借りは、開幕後にまとめて返す。
ホーム初戦だったロッテが伊東勤新監督(50)の古巣、西武に大敗を喫した。昨季巨人でプレーした新戦力、ディッキー・ゴンザレス投手(34)が初先発したが、マリン特有の強風の影響もあって12安打8失点。4回3分の0でKOされるなど、5投手で16安打を浴びた。
だが守備が崩れる一方で、打線は11安打と奮起した。得点には絡まなかったが、1番根元俊一内野手(29)は両チーム最多の3安打を放った。「粘って粘ってヒットが出ている。10点取られても10点取ればいい。簡単に大差で終わるんじゃなく、どこかで逆転しなきゃいけない気持ちを持ってやっている」と話し、副主将らしい頼もしさを見せた。
ロッテの井口が本職の二塁ではなく一塁で先発出場した。この日は3回途中で交代したが無難にこなした。「なかなかいい経験だった。(一塁で)出るのは初めてかな」と振り返った。
伊東監督はベテランの井口に疲労がたまった際を想定して一塁で起用した。井口は「守れれば(チームの)バリエーションが増える」と意義を感じ取っていた。
伊東新監督率いるロッテが本拠地初戦を迎えたが、12失点で完敗した。古巣の西武相手に16安打と打ち込まれた指揮官は「申し訳ない。今年一発目で寒い中、応援してもらったのに。最低の試合」と残念がった。
唐川、グライシンガーの調整遅れのために、これまで救援で起用していた新加入のゴンザレスを試した。しかし、結果は5回途中8失点。伊東監督は「論外だね。とてもじゃないけど、こんな投球では…」と落胆の表情を浮かべた。
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イタリア | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
ドミニカ共和国 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | x | 5 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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プエルトリコ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
米国 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | x | 7 |