ロッテは開幕投手を務める成瀬が5回3失点で調整の余地を残した。3年目の江村が2安打2打点とアピール。阪神は開幕4番を狙う新井良が2安打1打点。大和は攻撃的な走塁が光った。先発要員の岩田は5回11安打5失点だった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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阪神 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | x | 6 |
成瀬が球団では1994年の小宮山以来、4年連続開幕投手に決まった。オープン戦3度目の登板を5回3失点で終え、残る登板は1度。「照準を合わせてやってきた。ベストパフォーマンスを見せたい」と責任感をにじませた左腕に、既に通告したことを明らかにした伊東監督は「やつしかいない」と期待を口にした。左脚に張りを訴え、5回限りで降板したものの、左腕は「気分良く開幕を迎えたい」と前を向いた。
ロッテのエース成瀬が29日のオリックス戦(QVCマリン)で4年連続の開幕投手を務めることが決定した。
5回3失点。左ふくらはぎの張りを訴えて予定より1イニング早く降板も「チェンジアップもスライダーも変化は良かった」と振り返った。高知遠征中の2日に「監督から“頼むぞ”と言われた」と明かし、伊東監督も「やつしかいない」と期待。次回は22か23日の中日戦(ナゴヤドーム)で「しっかり抑えて気持ち良く開幕を迎えたい」と話した。
ロッテの江村が大阪桐蔭高の先輩、岩田から2安打2打点で開幕1軍へアピールした。「たまたま」と初々しく喜んだ。
一方、2盗塁を許した。リードを含めた守備で課題は多いが、故障の里崎が2軍調整中で、伊東監督は「最悪のケースもある」と開幕時の正捕手不在の可能性に言及。江村も「チャンスはすごくある」と意欲を隠さなかった。
阪神の西岡が米大リーグから復帰後初めて古巣ロッテの本拠地での試合に臨んだ。1回の打席では相手応援団から拍手を送られ「自分が育ててもらった球場。本当に嬉しい限り」と感慨に浸った。
かつての同僚、成瀬らとの対戦では無安打。それでも7回には二盗を決め「まだまだ走れる、動けるなと見せたかった」と胸を張った。
4年連続の開幕投手に指名された成瀬善久投手(27)が、ロッテに4試合ぶりの白星をもたらした。
ロッテOBの1番西岡を三ゴロに仕留めたのを皮切りに、1、2回を3者凡退に抑える完璧な立ち上がり。「腕の位置が下がっていると思って、無理に上から投げたら崩れてしまった」と4回は先頭打者から4連打されたが、3失点で踏みとどまった。5回5安打3奪三振3失点(自責2)で勝利投手となり「(3連敗中の)チームの流れを変えられてよかった。自分にはそれが求められているので」とエースの貫禄を見せた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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プエルトリコ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 |
米国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 |