中日は先発の一角を担う大野が4回3安打無失点と上々の仕上がりを見せた。平田は2安打1打点の活躍。ロッテは先発グライシンガーが1回で降板。5番手で登板した新人の松永は1回無失点。今江は長打2本を含む3安打を放った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | x | 4 |
D1位・松永(大阪ガス)が1回を無得点に抑えた。これで5試合連続無失点と開幕1軍入りが確実な松永は「自分のボールをちゃんと投げられれば(1軍でも)いける」と自信を漂わせた。伊東監督は「貴重な左。中(継ぎ)をやらせる」と嬉しそうだ。信頼を得た松永は「下(半身)を使えていない。まだまだ修正するところがある」と貪欲だ。
ロッテのセス・グライシンガー投手(37)が23日、中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)に今季初登板したが、初回を投げ終えた直後に右肩痛を訴え、わずか13球で緊急降板。開幕ローテーション入りは絶望的となった。
2月の石垣島キャンプで右肩痛を発症。同20日から2軍で調整を続け、3月19日に1軍に合流したばかりだった。伊東監督は「開幕は赤信号。2軍に行ってもらうしかない。どうにかならんかね」と嘆いた。代役は昨年11月に支配下選手登録されたばかりの西野が有力だが昨季チーム最多タイの12勝を挙げた助っ人右腕の離脱は、チームに大きな影響を与えそうだ。
キャッチボールをしていたグライシンガーが、表情を曇らせベンチに戻った。味方の攻撃が終わっても、姿を見せない。2回、伊東監督が投手交代を告げた。「黄色というか赤信号。開幕1発目はないと思います」。昨季チーム最多12勝の右腕が開幕絶望となった。
グライシンガーが斉藤コーチに告げたのは「右肩の違和感」。春季キャンプ中に張りを訴え、マイペース調整してきたが、最初で最後のオープン戦登板で暗転。指揮官は2軍再調整を指示した。
助っ人右腕の代役は昨年11月に育成から支配下登録された5年目右腕の西野が最有力だ。開幕ローテは成瀬、藤岡、ゴンザレス、渡辺が有力。野手では、右肩痛の里崎が開幕絶望的で、開幕スタメンマスクは高卒3年目の江村が濃厚。若手の台頭で主力の離脱を乗り切る。
ロッテのドラフト1位・松永昂大投手(24)=大阪ガス=が1回を投げて無得点に抑えた。これで5試合連続無失点と開幕1軍入りが確実「自分のボールをちゃんと投げられれば(1軍でも)いける」と自信を漂わせた。
7回、大島、荒木の1、2番にも臆せず、ともに2球ずつで難なく内野ゴロに打ち取った。ルナには右前に運ばれたが、森野を投ゴロに仕留めて12球で終わらせた。伊東監督は「貴重な左。中(継ぎ)をやらせる」と嬉しそうに話した。
ロッテの今江が3安打と気を吐いた。2失策の拙守もあったが、打撃では右へ、中堅へ、左へと広角に打ち分けた。「しっかり振れるようにと考えていた。うまくいったと思う」と収穫を口にした。
オープン戦では主に3番で起用されている。打率3割ちょうどと上り調子の今江は「ずっと打ちたかった打順だった。最高の打順なので」と充実感を浮かべた。
ロッテの今江が3安打と気を吐いた。2失策の拙守もあったが、打撃では右へ、中堅へ、左へと広角に打ち分けた。「しっかり振れるようにと考えていた。うまくいったと思う」と収穫を口にした。
オープン戦では主に3番で起用されている。打率3割ちょうどと上り調子の今江は「ずっと打ちたかった打順だった。最高の打順なので」と充実感を浮かべた。
オープン戦初登板だったロッテのグライシンガーは右肩痛を訴えて1回で降板した。キャンプ中に痛めた箇所に近いそうで、伊東監督は「黄信号というか赤信号。おそらく開幕1発目の登板はない」との見通しを語った。
今後は2軍調整となる予定。昨季チーム最多タイの12勝を挙げた右腕が離脱することになり、伊東監督は「本人は大丈夫と言っていたが、今の感じだと(故障の具合は)分からない」と表情を曇らせた。
ロッテのセス・グライシンガー投手(37)が開幕ローテーションから漏れることになった。
オープン戦に初登板初先発し、1回の投球を終えると、右肩に違和感を訴えて交代した。移籍1年目の昨季は成瀬と並びチームトップの12勝をマーク。今季も開幕ローテーション入りが期待されたが、伊東監督は「開幕2つ目の登板はないと思います。本人が大丈夫と言っても、投げさせられない。キャンプで痛みを覚えた箇所に近いところ。チェンジアップを投げると引っかかると言っていた。オープン戦に1度も投げていないので、心配していた。オレの中では想定内でもあり、驚きはない。西野や大谷にチャンス、逆に生かして欲しい」と話した。
グライシンガーは24日から2軍に行く。
ロッテのドラフト1位ルーキー・松永昂大投手(24=大阪ガス)が5番手で7回に登板し、1イニングを無失点に抑えた。
1番大島から始まる難局だったが、最速148キロの直球とスライダーのコンビネーションで抑え込んだ。3番ルナの打球は不運なポテンヒットとなったが、きっちり後続を断った。ここ5試合6イニング無失点と、安定した結果を残している。
松永は「昨日、監督に『スカウトから152キロが出るって聞いてるけど、見たことがないぞ』と言われたので、初球力んでみました。でも届かなかった」と初球の148キロに苦笑い。「3試合目くらいからストライクゾーンにも慣れてきた。自分の投球ができれば、抑えられると思う」と、開幕1軍生き残りに手応え十分だった。